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孤竜のその後

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rogan064

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麓までの道を知るドラゴンの協力もあって、僕はあの日奇跡的に悪天候の雪山から生還した。
恐らく僕はもう2度と冬の雪山には登らないだろう。何も危険な目に遭ったからだけではない。
僕は今、あの日会ったドラゴンとともに暮らしているからだ。
若者の1人暮らしにドラゴンという新たな住人が加わって早3日目、彼女は既に人間の生活に慣れ始めている。
だが奇妙なことに、僕達はまだ1度もお互いに名前を呼んだこともなければ名を名乗ったこともなかった。

「早く起きないとご飯冷めちゃうよ」
「ううむ・・・もう少し待ってくれぬか・・・人間の寝床がこれほど心地よいとは・・・」
外の寒さも手伝ってか、ドラゴンはいくら呼んでも僕のベッドから出てこようとはしなかった。
寝ぼけているのか目を閉じたまま羽布団を抱き抱え、それにスリスリと頬を擦りつけている。
「もう・・・起きてこないならそのまま外に放り出すよ」
「う・・・わ、わかった・・・」
半分布団に隠れていた小さな青い体がビクッと硬直し、ドラゴンが渋々ベッドから降りてくる。
そして床に置かれた大きな肉の塊にかぶりつくと、ものの数秒でそれを平らげてしまった。
「なあ・・・も、もう1度、あそこで寝てもよいか・・・?」
よほどベッドの上が気持ちよかったのか、ドラゴンが遠慮がちに呟く。
確かにここ数日は大して寒くなかったというのに、今日に限ってはひどい冷え込みようだ。
山の洞窟でもブルブル震えていたほどのドラゴンが、ずっと布団の中に篭っていたい気持ちはよくわかる。
「う~ん・・・寝てもいいけど、その前にお風呂に入らない?」
「風呂というのは、あの熱い湯の中に浸かることか?おお、それなら入るぞ!」
途端に、ドラゴンの眼がキラリと輝く。
でも彼女には悪いけど、僕がご飯を食べ終わるまで待っててもらわなきゃ。
「じゃあ、僕が食べ終わるまで待っててよ」
「う・・・うむ・・・」

すぐに風呂に入れるのかという期待を裏切られたせいか、ドラゴンは力なく頷くとその場に蹲った。
だが2、3分程経ってもう待ち切れなくなったのか、ドラゴンが椅子の横までやってきて僕を上目遣いに見上げながらおずおずと切り出す。
「わ、我だけ先に入っていてはだめか?べ、別に寒いわけではないが・・・ただ・・・その・・・」
見れば、ドラゴンの指先や尻尾の先がフルフルと震えている。
こんなに寒がっている彼女をこれ以上待たせるのも、気の毒というものだろう。
「しょうがないなぁ・・・今日だけだよ」
「ほ、本当か!?では、先に行って待っておるぞ!」
僕の言葉を聞くや否や、ドラゴンは大喜びで風呂場の方へ駆けていった。
続いて浴室の扉が開くガチャンという音が聞こえ・・・ドボーンという大きな水音が辺りに響き渡る。
あんなに寒さに弱いのに、よくあの雪山の中で生きていられたものだ・・・
僕は小さく溜息をつくと、食べ終わった朝食の食器を下げて風呂場へ向かった。

服を脱いで浴室の扉を開けると、ドラゴンがたっぷりお湯を張った浴槽の縁に顎を乗せたまま気持ちよさそうに目を閉じている。
「待っておったぞ。お主も早く入ってくれ」
「ああ、ちょっと待ってよ。今体洗うからさ」
不思議そうな顔で僕の方を見つめるドラゴンの視線をよそに、僕はいつものようにシャンプーを泡立てて頭を洗うとそれをシャワーで洗い流した。
「さ、ほら上がって。君の番だよ」
「わ、我もか?」
そのあどけない顔に一瞬不安の色が浮かんだが、ドラゴンは素直に湯船から上がると僕の前にゴロンと転がった。
ゴツゴツした鱗に覆われていないスベスベの腹が、水に濡れて光っている。
僕はそこに石鹸をゴシゴシ擦りつけると、あっという間に膨れてきた泡をドラゴンの体中に塗りたくった。
「はぅん!」
とその時、ドラゴンの下腹部を擦っていた僕の手の指が隠されていた彼女の秘部に潜り込んだ。
仰向けのままビクンと体を震わせ、ドラゴンが喘ぐ。

「な、何をしておるのだ・・・?」
「ああ、ご、ごめんよ」
ズリュッ
「ふぉっ!?」
慌てて指を引き抜いた際の感触に、ドラゴンが再び悶える。
「うぬぬ・・・1度ならず2度までもうぶぶっ・・・」
ドラゴンの抗議を押さえつけるように、僕は素早くシャワーを取り出すとドラゴンの顔に湯をかけてやった。
そのまま、体中についた泡を洗い流してやる。
だが誤って僕が指を突っ込んだせいで開いた彼女の膣の中に、まだ泡が残っていた。
それをじっと見ていた僕の様子に気付いて、ドラゴンが不安げに声を上げる。
「お、お主・・・まさか・・・」
「いや、だって・・・ここもちゃんと洗わなきゃ」
僕はそう言いながらドラゴンに向かってニヤッと微笑むと、シャワーを当てながらドラゴンの膣をグリグリと指先でほじくり回した。
「ぬおおおっ!な、何をするのだ、や、やめ・・・ふあぁっ・・・」
あまりの快感に、ドラゴンがバタバタと悶え狂った。
細い尻尾が水に濡れたタイルの床をバシバシと叩き、手足が痙攣したようにピクピクと震えている。

「あ・・・ふ・・・」
一通りドラゴンの体を洗い終わると、彼女は恍惚の表情で浴室の床にひっくり返っていた。
「・・・ちょ、ちょっとやりすぎちゃった・・・かな?」
「うう・・・な、なんということをするのだ・・・」
僕は力なく呻く彼女を持ち上げると、湯船の中へ戻してやった。
それに続いて、僕も浴槽の中へと体を沈める。
「ふぅ・・・」
ドラゴンはようやく安心したのか、僕が浴室に入って来た時のように浴槽の縁に顎を乗せてウトウトし始めた。

しばらく彼女の可愛げな寝顔を眺めた後、僕はドラゴンを起こして風呂から上がった。
体をタオルで拭いてやると、彼女が再びどこかへ走っていく。
急いで服を着てドラゴンの後を追うと、彼女は既に僕のベッドの中に潜り込んでウネウネと体を揺すっていた。
「全く・・・とんでもない怠け者だなぁ」
とはいえ、僕も今日はこれといってほかにすることがない。
僕はベッドの上で転がるドラゴンを端へ押しやると、空いたスペースにゴロンと寝転がった。
「何だ、お主も寝るのか?」
「今日は暇だからね・・・お昼くらいまでは寝てても罰は当たらないよ」
それを聞くと、ドラゴンは僕を仰向けに寝かせたまま腹の上へと這い上がってきた。
「・・・何してるの?」
「じ、実に言いにくいことなのだが・・・あ、相手をしてくれぬか?」
僕の腹の上に跨ったまま、ドラゴンが恥ずかしそうに俯きながら呟く。
「相手?相手って何の?」
「それはその・・・わ、わかるであろう!?それを我の口から言わせる気か?」
「わからないよ!一体何の相手さ?」
ドラゴンの顔に、困りきった表情が浮かんだ。
何かとても言いにくそうなことを言おうとしているらしく、素直にそれを言葉にすることができないらしい。
だがやがて意を決したのか、ドラゴンはバッと立ち上がると洞窟でもそうしたように再び両手で股間の割れ目をググッと左右へ押し広げた。
風呂場で大いに刺激されたからなのか、先日見たときとは違って膣の中が瑞々しく潤っている。
「こ、これの相手だ・・・わ、わかったであろう!?」
そうは言ったもののやはり恥ずかしいのか、ドラゴンがまたしても布団の中へ隠れてしまう。
つまり・・・彼女は交尾の相手をして欲しいらしい。
初めはドラゴンなんかと・・・とは思ったものの、よくよく考えれば彼女は僕の妻なのだ。
彼女がそれを要求することは、別に不思議なことでも何でもない。

「う、うん・・・いいよ」
僕は小さく頷くと、布団の中で身につけていた下着を脱ぎ捨てた。
たちまち、ドラゴンが僕の足を左右に広げてその真ん中に身を伏せる。
そして、おもむろに僕のペニスを両手でワシッと鷲掴みにした。
「うっ・・・」
小さいながらもそれなりに力強いドラゴンの指が、ペニスをギュッと握る。
だが突然の責めに身を固くした次の瞬間、ドラゴンは僕のペニスをパクリと口に咥えた。
敏感な肉棒がドラゴンの口の中に捕えられ、ムワッとした湿気とともに舌先でコロコロと転がされる。

「く・・・ぅ・・・」
舌先で弄ばれる快感に萎えていたペニスが一瞬にしてムクムクと膨らみ、彼女の口内でピンと屹立してしまう。
準備が整ったとみるや、ドラゴンは布団の中から顔を出すと不安げに呟いた。
「わ、我はこういうことは初めてなのだが・・・本当によ、よいのだな?」
「う、うん・・・」
少なくとも、今の舌技を味わった限りではとても初めてだとは思えない。
だがドラゴンの方はすこぶる緊張しているらしく、彼女は僕の腰の上に跨ると膣を押し開いたままペニス目がけてそっと慎重に腰を降ろし始めた。
グチュ・・・ギチュ・・・
「うぐ・・・き、きつい・・・」
ドラゴンとしてはまだ幼いその小さな膣のきつさに、僕はグッと歯を食い縛って耐えていた。
溢れ出した愛液で十分に潤っているお陰で、きついながらもペニスが少しずつ肉洞の中へと飲み込まれていく。
ヌチュ・・・ギュ・・・チュッ・・・
「ふ・・・ふぅ・・・」
やがて僕のペニスを何とか根元まで膣の中に収めると、ドラゴンは大きく安堵の息を吐き出した。

「うく・・・く、苦しくないか?」
「すごくきつい・・・けど・・・気持ちいい・・・」
濡れそぼった暖かい肉壁がグニグニとペニスを刺激して、初めて味わう不思議な快楽を擦り込んでくる。
グギュッ
「ううっ・・・!」
ドラゴンが力んだ拍子に、ただでさえきついペニスが更に締め上げられた。
「だ、大丈夫か?上手く加減ができぬのだ・・・苦しければ言ってくれぬか」
「大丈・・・夫・・・で、でも・・・動かすのはもうちょっと待って・・・」
僕のその言葉に、ドラゴンがピタッと石のように固まった。
お陰で、多少は膣のきつさになれてきた気がする。
「ハァ・・・ハァ・・・いいよ、動いても・・・」
「こ、こうか?」
ドラゴンが、ゆっくりと腰を前後に揺らし始めた。
その緩やかな振動でペニスがドラゴンの肉壁と擦り合い、この上もない快感が流し込まれてくる。
「うあっ・・・す、すごくいいよ・・・あふぅ・・・」
「ぬあ・・・こ、これは堪らぬぞ・・・ふあ・・・ぁ・・・」
ドラゴンの方も強烈な快感を感じているのか、ウットリと目を閉じながらも夢中で腰を振っている。

ヌチュ・・・チュプ・・・ニュチャッ・・・
やがてお互いの結合部から、ドラゴンの愛液が溢れ始めた。彼女は既に相当感じているのだろう。
だが僕の方も、徐々に熱い滾りが股間に向けて込み上げてくるのを感じていた。
「わ、我はもう限界なのだが・・・お、お主はどうだ?」
「僕も・・・もうだめ・・・」
ムギュッ
ビュビュッドシュッ・・・
「うぅ・・・うあああ~~~!!」
「ぬぅあああああ~~~~!!」
とどめとばかりに膣壁が蠢いた瞬間、僕と彼女は同時に果てていた。
一瞬にして量を増した愛液が、ペニスから放たれた精が、ドロドロと混ざり合って結合部から滴り落ちていく。
「ふ・・・う・・・お、お主の雄・・・よかったぞ・・・」
「ああ・・・最高だった・・・よ・・・」
体中を焼き尽くした快感と疲労に、僕とドラゴンはお互いに固く抱き合ったまま深い眠りに落ちていった。
全身で愛を確かめ合った僕達は、これからもきっと幸せに過ごしていけるだろう。
太陽が高く昇った外では、まるで春の訪れを思わせるようにようやく厳しかった寒さが和らぎ始めていた。



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