【元ネタ】『白縫譚』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】白縫若菜姫
【性別】女
【身長・体重】154cm・44kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:A
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。
 ただし本人が陣地に籠城するとは限らない。

道具作成:D
 魔術的な道具を作成する技能。

【固有スキル】
妖術:A 
 極めて高度な妖術の使い手である。
 特に『幽世渓谷・奈落群雲』により蜘蛛に関連した術を得意としている。

計略:B
 物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
 戦闘のイニシアティブ判定において常に有利な修正を得る。
 その策謀は蜘蛛の巣のように張り巡らされている。

単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

仕切り直し:C
 戦闘から離脱する能力。
 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。

【宝具】
『幽世渓谷・奈落群雲(かくりよけいこく・ならくむらくも)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 白縫若菜姫が錦ヶ獄の土蜘蛛から継承した心象風景。
 数多の蜘蛛が潜みし深く暗い谷を具現化させる、固有結界と呼ばれる大魔術。
 張り巡らされた蜘蛛の巣は、迷い込んだ者へと絡みついて自由な行動を阻害し、
 全てのステータスを低下させ、徐々に衰弱させるという呪詛を帯びている。
 もとは精霊・土蜘蛛の手による異界常識であるから、抑止力の排斥対象にならない。
 そのため固有結界としては破格の長期展開を可能とする。

【Weapon】
『蜘蛛糸』
 固有結界の副産物である蜘蛛の糸。結界内から瞬時に取り出し使用できる。
 通常の蜘蛛糸同様、捕獲や移動等複数の目的をこなすために使い分けられる。
 元々優れた伸縮性と強度を誇るが、妖術によって強化されている。

『蜘蛛』
 彼女が使役する蜘蛛や大蜘蛛。全て彼女の固有結界から零れ落ちたものであり、
 蜘蛛であるならば、魔獣を始めとする幻想種の領域に達した存在さえ呼び出す事が可能。
 人と謙遜無い思考と蜘蛛ならではの技能を駆使し若菜姫を助ける。
 毒のブレスや妖術による変化等すら可能とする、年月を重ねた巨大な個体も数多存在する。
 ただし現界には若菜姫の魔力を要する。
 なお土蜘蛛との契約により自然の蜘蛛属もまた、若菜姫に協力する。

【解説】
 柳下亭種員らによる全九〇篇の長編伝奇小説『白縫譚』の主人公。
 暴漢に襲われた所を錦ヶ獄の土蜘蛛の精によって救われた少女すずしろ。
 彼女こそは裏切り者に殺された大名・大友宗麟の遺児――白縫若菜姫であった。
 自らの出生を知った若菜姫は、土蜘蛛より授かった希代の妖術を駆使して暗躍。
 九州全体を舞台とした壮絶な戦いの末に仇を討ち、世に平和をもたらした。
 妖術使い・七草四郎、大海賊・阿修羅丸などの好敵手達と繰り広げられる妖術合戦。
 仇を追い詰めるため二重三重に張り巡らされる冷徹極まりない陰謀の数々。
 そして敵に対しては蜘蛛のように残酷なのに、何処か優しく儚げな、美しき若菜姫。
 これらの要素は読者の心を掴み、『白縫譚』は江戸時代の超人気作品の一つとなった。
 今日において『白縫譚』は『南総里見八犬伝』などと比較して知名度は低いものの、
 泉鏡花や江戸川乱歩といった後進の名作家たちに強烈な影響を与えており、
 『伝奇活劇小説』という系統における偉大な源流の一つとして認識されている。