【元ネタ】英国史、「鉄火娘(ザ・ロアリングガール)」
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】メアリー・フリス
【性別】 女性
【身長・体重】177cm・66kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B 魔力E 幸運A+ 宝具B
【クラススキル】
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合は、
マスターのバックアップが必要。
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
【固有スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
仕切り直し:B
窮地から離脱する能力。
不利な状況から脱出する方法を瞬時に思い付くことができる。
加えて逃走に専念する場合、相手の追跡判定にペナルティを与える。
地形適応:D
特定の地形に対する適応力。
都市・建築物内部での活動に適する。
また暗所であっても通常通りに行動できる。
専科百般:C+
人生で培われた多芸なる技術。
騎乗、話術、歌唱、射撃、剣術、占術等をDランク相当で会得している。
加えて盗賊の専業スキルに関しては、Bランク以上の習熟度を発揮する。
【宝具】
『巾着切りにご用心(モル・カットパース)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
メアリーのスリとしての技量が神秘にまで昇華した宝具。
対象に接触することで、相手の所有物を奪うことが出来る。
例え宝具であろうとも盗むことが可能だが、
盗品である事を隠匿するため自動的に能力が封印されるので、
対外的には神秘の存在しない、ただの物品となってしまう。
また物質化されていない所有物であっても問題にはならないが、
使用中の物、メアリーが持ち運びできない物に関しては必ず失敗する。
『倫敦盗賊に鉄火娘あり(ザ・ロアリングガール)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
メアリーがロンドン盗賊ギルドの顔役だった事を示す宝具。
他者から盗んだ物品を「売却」し、その金銭的神秘的価値に見合った金貨か魔力を入手する。
「売却」された物品は、元の所有者が直接メアリーと交渉しない限り取り返すことはできず、
返却時には「売却」で得たのと同等の「代金」を相手から徴収する契約が結ばれる。
盗品の価格査定はメアリーの観察眼に依存するため、彼女が価値を認めないものは安価になる。
【Weapon】
『無銘・マスケット銃』
中世から19世紀頃まで使用されていた先込め式の歩兵銃。
革命軍総司令官フェアファックス将軍を襲撃し腕を撃ち、馬2頭を殺した。
『無銘・西洋剣』
一般的な西洋の剣。
元兵士のトラップドアを倒し子分にした時などに使われた。
【解説】
通称「巾着切りのモル(モル・カットパース)」。
17世紀初頭のロンドンで活躍した、稀代の女盗賊。
羽飾りのついた山高帽を被り、男物の上着に外套、短いズボンに長い靴下、
帯剣してパイプを吹かす、ショートヘアの美女という姿で知られている。
貧乏な靴屋の娘として生まれ育ち、やがて男装して不良グループに入り浸っていたモルは、
「自分には女として魅力がない。男のかっこうをして、男として尊敬されたかった」という理由から、
性別の関係ない、実力だけがモノをいう犯罪社会へと身を投じるようになる。
やがてスリとして頭角を表したモルは、ロンドンの盗賊ギルドにおける大幹部へとのし上がった。
上流社会とも交流を持ち、スられた物品を頼まれれば(時には高値をつけて)返還してやったり、
男性客には若い娼婦、女性客には美男子を斡旋するなど、暗黒街の顔役として気前よく振舞った。
決して闇に潜むだけではなく、自ら劇場の舞台にあがって歌を披露するなど明るく陽気な性質で、
幾度と無く囚われても颯爽と脱獄して街に現れ、多くのロンドン市民から喝采を浴びた。
1659年、自宅で75年の破天荒な生涯を終える。
彼女の言葉通り「結婚なんかせず、ベッドで大の字になって眠った」のである。
最終更新:2012年08月24日 23:41