【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ジェミニ
【マスター】
【真名】ディオスクロイ
【性別】男(共通)
【身長・体重】185cm・78kg(共通)
【属性】秩序・中庸
【ステータス(兄)】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具B
【ステータス(弟)】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
精神共鳴:A+
 双子が備えている超自然的な精神感応。言葉を交わさずともお互いの考えを伝えられる。
 A+ランクならば大陸以上の距離が離れていようと、互いの状態を感知する。

連携攻撃:A
 複数での攻撃に長けていることを示す能力。
 他者と連続、または同時に攻撃を行う際、判定に有利な補正を得る。

【固有スキル】
神性:A-
 主神ゼウスの神性を共有し、死後は航海神として信仰されているディオスクロイは、最高の神霊適正を持つ。
 粛清防御と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果もある。
 菩提樹の悟り、信仰の加護、といったスキルを打ち破る。
 神性を二人で共有しているため、二人が別行動をしている場合はランクが半減する。

航海の守護者:EX
 古代から中世にかけて多くの船乗りに信仰された“航海者の守護神”。
 天変耐性と呼ばれる特殊な防御値を任意で一時的に引き上げるほか、
 風除けの加護、雷除けの加護の効果も兼ね備えた特殊スキル。

軍略:C+(兄)
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
 特に二人一組での戦いでは高い効果を発揮する。

騎乗:A+(兄)
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

心眼(真):B(弟)
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

勇猛:B(弟)
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

【宝具】
『託生の双星(ディオスクロイ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:2人
 命の共有。不死を分け合った逸話の具現。
 『神性』スキルと体力を共有している。
 共有された体力は片方のHPが尽きようと、
 もう一方が健在である限り自動的に不死性が流れ込み回復、蘇生される。
 ただし本来一人の物であるため同時に回復は出来ず、
 一方が回復中にはもう一方に治癒が働かない。
 天界と地上を交互に暮らした双子の象徴。交代制の治癒能力であるとも言える。

【weapon】
『無銘・鉄拳』
 鍛冶神が作り上げた一組の義手。
 格闘と剣技が同時に行えるように工夫されており、精密性と頑丈さを両立している。
 他にも同様の神造義肢にはケルト神話のアーガトラーム等が該当する。

【解説】
 ディオスクロイとも呼ばれる双子の英雄。
 ただし正式な双子ではなく、
 ポルックスとその妹ヘレネーはスパルタの王妃レダと主神ゼウス、
 カストールと妹クリュタイムネーストラーはレダとスパルタ王ティンダリオスとの子。
 つまりカストールは純粋な人間であり、ポルックスは半神であり不死の力を備えていた。

 カストールは馬術とレスリングを学び、伝令神ヘルメスより天馬ケレリスを授かる。
 ポルックスは剣術とボクシングを学び、鍛冶神ヘパイトスより拳を鋼鉄製に変えてもらう。
 彼等はアルゴナウタイの一員として、カリュドンの猪狩り、
 ペリアスの競技会、ネメアの競技会などに参加。
 魔女メディアの助言を受けて青銅の巨人タロス退治にも活躍した。
 また船旅の際、オルフェウスが弦を引くと二人の頭上に星が輝き嵐が収まった。
 この逸話から二人は航海の守護神ともされ、放電現象セントエルモの火にも関連付けられる。

 彼等の妹ヘレネーは、その美しさから物語の中で何度も誘拐されており、
 一度目はテセウスに、二度目はパリスに拐われ、トロイア戦争の引き金ともなる。
 その戦いで二人は同じ双子の兄弟イ-ダスとリンケウスと戦い、
 不死のポルックス以外が戦死してしまう。
 兄の死を悲しんだポルックスは、自身を神の座に誘おうとしたゼウスに、
 「自らの不死を消して、兄と同じ場所に行けるようにして欲しい」と頼む。
 しかし、それを惜しんだゼウスがポルックスの不死性をカストールに分け与え、蘇生。

 その代わりに彼等は天界と地上を交互に暮らし、いつしか星座となった。

 ◆

 仲こそ良かったが英雄としてのそれぞれ単独の逸話はなく、その功績は共有のもの。
 尚且つ物語の最後で活躍するのは不死を捧げる半神のポルックスの方であり、
 兄であるカストールの方はあまり目立たない。
 更に星座のポルックスは一等星なのに対し、
 カストールは二等星に分類されており、それを裏付けている。
 ここからカストールが弟に劣等感を抱くのは必然であり、
 事実ポルックスの方が才能にも恵まれていた。
 故に、彼等が召喚されたのは、兄の方に原因があると言えるだろう。
 神に迎えられ、不死となった彼等が聖杯に望む事があるとすれば、それは―――