バベル外伝? 10話


~~下校時

クロ「あのさ、ずっと聞きたかったんだけどさ……アーチャーって何者?」

前アーチャー「何だよ、見てわからねーのかよ、淫乱ブラック」

クロ「誰が淫乱よ!」

前アーチャー「俺は猫男だよ、猫男」

イリヤ「ね……猫男?」

前アーチャー「おうよ、見ろよ、このプリティキャットマンの歩き方を」

野良猫「ニャー」

前アーチャー「ぶらああああああああぁ!」

野良猫「みぎゃあああああ!」

ミユ「……猫が失神したわよ」

前アーチャー「ふ……俺様の野獣の本能に恐れを成したか」

クロ「あんた、それ絶対に嘘でしょ」



前アーチャー「ばれたとあっちゃ、仕方ない。
         前にも話したかもしれねーが、俺は妖精の国から来た愛くるしい妖精よ」

ミユ「妖精って感じじゃ無いわね」

前アーチャー「何だと? 疑うのかよ!」

クロ「じゃあ、妖精の国ってどんなとこよ」

前アーチャー「そこは一日中テレビでAVが放送してあってだな、エロ本やAVにモザイクが無いユートピアよ」

ミユ「子供が聞いたら、泣くわよ」

クロ「じゃあ、何でそんなエロいユートピアから出てきたのよ」

前アーチャー「モザイク無しのおんにゃのこのデリケートゾーンのあまりのグロさに、
         俺たちチェリーボーイが耐えられなかったのよ」

イリヤ「えー!?」

ミユ「酷い理由だわ……」



由紀香「みんな、騙されちゃダメだよ」ジャジャーン

イリヤ「由紀香ちゃん?」

由紀香「アーチャーは私たち人類を食い物にしている悪霊なんですよ」

ミユ「そんな馬鹿な……」

前アーチャー「くくく、よくぞ見破ったな、由紀香よ。褒めてやろう」

クロ「妖精でも悪霊でも、何でも良くなってきたわ」

イリヤ「何でまたアーチャーはこの世界にやって来たの?」

前アーチャー「それはもちろん、地球征……」

ミユ「……」(チャキッ)

クロ「それは未然に防がないと」(ヒュン)

前アーチャー「おめーら、何処から剣と槍を出しやがった! まあ、冗談はさておき……」

クロ「いい加減、話を進めてちょーだいよ」



前アーチャー「実を言うとこの世界はしばらくしたら破綻するっていうのがわかってた。
         だから何とか存続できるエネルギーを俺たちは探してたわけよ」

クロ「ふーん、それで?」

前アーチャー「まあ、その過程でエロさをエネルギーに変換するという、画期的な方法を見つけたわけよ」

ミユ「画期的だけど、そんなので存続する世界って……」

前アーチャー「しばらくは故郷で俺達はエネルギーを蓄える作業、自家発電に勤しんでたわけだ」

イリヤ「それで、どうなったの?」

前アーチャー「自家発電のし過ぎでイカ臭くなった
         ……もとい汚染された故郷の世界を俺達は離れざるを得なかった。
         そのことを教訓に、俺達自身でエネルギー充填するのはやめて、
         地上人の淑女的エネルギーを利用しようということになった」

由紀香「それがこの子たち魔法少女の役割というわけなんだ」

前アーチャー「うむ、その通りだ。お前達は言うなれば、家畜というわけよ、くっくっくっ」

イリヤ「うぅ、アーチャー、そんな言い方酷いよ」

ミユ「アーチャー、チョコ食べるかしら?」

前アーチャー「おう、食うぜ食うぜ」

ミユ「それなら、三回回ってワンと言いなさい」

前アーチャー「ワン、ワン、ワン」(くるくる)

クロ「どっちが家畜だよ……」


前アーチャー「まあ、この世界と似たような並列世界は幾つもあるが、
         俺様は端っこのここに派遣されてきたわけよ」(もっちゃもっちゃ)

イリヤ「何でアーチャーが選ばれたの?」

前アーチャー「それは俺様が優秀だからに決まってるだろうが。具体的にはだな」



~~かなり前、悪霊の座

謎の声「アシュヴァッターマンよ、これより貴様の派遣地を決める」

前アーチャー「くくく、ようやくこの時が来たか。巨乳のお姉ちゃんしかいない世界、
         ロリしかいない世界、バニーちゃんだらけの世界……何処に行っても天国に違いないぜ」

謎の声「あ、ダーツが逸れちまった」

謎の声「そこって世界あったっけ?」

謎の声「The Tower, La Maison de Dieuって書いてあんぞ。聞いたことねーな」

前アーチャー「ちくしょうぅぅぅぅ、ダーツで決めるのかよ!まあいい、女が居て、セクハラできるならそれで充分だ」

謎の声「ヤンデレ含有率50%か……こえーな、おい」

謎の声「前任者のほとんどが地雷に引っかかってるな。まあ頑張れよ」

前アーチャー「何てこったあああああああぁ!」



前アーチャー「危険なこの世界で任務を遂行できるのは、俺ぐらいのものだったのよ」

ミユ「そうなんだ、アーチャー凄いわね。見直しちゃった」

前アーチャー「おう、凄いだろ凄いだろ。好きなだけ褒めろ」

由紀香「でも、人間の欲望をエネルギーに変えるなら、何で人間の少女じゃなきゃダメなのかな?」

前アーチャー「そりゃ、お前……」



~~学校、更衣室

イリヤ「あ、あれ? 私のショーツが無いよぉ」

ミユ「ごめんなさい、イリヤ。うっかり私が履いてしまったわ」

イリヤ「ええっ!? ミユが?」

ミユ「代わりに新品のショーツを用意してあるわ。使って頂戴」

イリヤ「ありがとう。これなら大丈夫だね」



前アーチャー「男では犯罪にしかならないことが、おんにゃのこ同士ならば、
         キャッキャウフフと自然に解決するって寸法よ」

ミユ「なるほど。極めて合理的だわ」

クロ「今のやり取りの何処が自然なんだよ!」

イリヤ「でも、それなら大人の女の人はダメなの?」

前アーチャー「そういう案もあったが……」

ミユ「どうしたの?」

前アーチャー「欲望のエネルギーが強すぎて、銀河が爆発する危険性があった。おまえらのクラスの担任とか見てみろ。
         あいつのエネルギーなんか取り出したら、超新星爆発が三回くらい起きる」

クロ「納得したわ」



クロ「しかし悔しいわね。そうなると結局私達はあんたにセクハラされるだけじゃない」

前アーチャー「くくく、ちょっと前までお前達はよちよち歩きでアーアー言っていただけの猿だからな。
         俺達に使われるのに感謝しやがれ」

ミユ「アーチャー、チョコが欲しかったら、土下座して頼みなさい」

前アーチャー「ミユ様、この卑しい奴隷にチョコを授けて下されー!」

クロ「食い物にされてるのはどっちよ」

由紀香「とりあえず、この人は放っておいても安全かも」

イリヤ「あはは、アーチャーだもんね」




~~翌日、下校時

クロ「それで、あんたの本当の正体はなに?」

前アーチャー「よくぞ聞いてくれた。俺様は実は木の葉隠れ頭領の20代目火影でな……」

ミユ「昨日と言っていることが違ってる……」

イリヤ「あはは、もうどうでもいーかな」(汗)