バベル外伝? 7話


~~イリヤの部屋

前アーチャー「腹筋200回、ベンチプレス100回、ふんふんふん!」

イリヤ「アーチャー、何やってるの?」

前アーチャー「ふっ、体を鍛えているのよ。見ろよ、この上腕二等筋」

イリヤ「うわっ……怖いよ」

前アーチャー「ふふふ、今までスマートボーイだった俺は、アイツ等に散々酷い目にあわされてきた。
        だが生まれ変わった俺には、彼奴らも一目置いて、泣いて土下座して許しを請うに違いない」

セイバー「………」(ガチャコン)

前アーチャー「ちょっと待て、セイバー!対神砲の薬室に弾丸を装填するのは止めろ!」

セイバー「いえ、僕と腕試しするみたいな口ぶりだったので」

前アーチャー「いきなり銃器に頼るのは止めろ、びっくり人形(フェイスレス)!武器なんか捨てて、かかってこいやー!」

セイバー「………」

前アーチャー「ぐ、ぐあ、アイアンクローとはやるじゃねえか……こんなのすぐに抜け出して、やるぜ」

セイバー「………」

前アーチャー「ぬ、抜け出して……」

セイバー「………」

前アーチャー「………」

イリヤ「エ、エルキドゥさん止めて。アーチャーが泡を吹いて、気絶してるよ!」


~~翌日、冬木市公園

前アーチャー「ああ、昨日は酷い目にあったぜ。星座運が悪かったに違いない」

ミユ「昨日、何かあったの?」

イリヤ「アーチャーが体を鍛えてセイバーさんに挑んだんだけど、逆に負けちゃって」

クロ「ああ、なるほどね」

前アーチャー「そこ、あっさり納得するんじゃない! 昨日は性能差という名の大きなハンデがあった。だが……」

クロ「うわっ!」

イリヤ「きゃっ!」

前アーチャー「見よ、聖杯の力で八頭身に成長した我が体を。パワフル、マッスル、そしてビューティフォー」

クロ「きもっ!」


前アーチャー「さあ、セイバーよ。真の姿を現した、このスーパーアシュヴァッターマン様に勝てるかな?」

セイバー「すぐに片をつけますよ」 (懐かしいな……こういう感じ)

前アーチャー「ぬぐあ、再びアイアンクローとは……馬鹿め、この俺様に同じ技を使うとは」

セイバー「………」

前アーチャー「くくく、英霊に同じ技は二度も通用……」

セイバー「………」

前アーチャー「………」

イリヤ「エルキドゥさん止めて。またアーチャーが泡を吹いちゃったよ!」



~~五分後

前アーチャー「くそぅ、やるなセイバー。流石はバベル三鬼神筆頭」

クロ「三鬼神ってなんなのよ……」

前アーチャー「一番強いおまえに挑んだ俺様が馬鹿だったのよ。まずはステップを踏まねばならぬ」

桜「ステップって言うと?」

前アーチャー「他の雑魚どもを倒してから、それから本格的に勝負を挑むべきだったのだ」

ミユ「じゃあ、カードを用意しなくちゃ……」

クロ「アーチャー、手加減は出来ないよ」(バキバキ)

前アーチャー「待て待て待て、誰もお前たちから戦うとは言っていない」

ミユ「なら、どうするの?」

前アーチャー「マトウサクラ、まずはおまえが相手だ!」

桜「私ですか?」

前アーチャー「そうよ、まずは貴様が相手だ。くはは、その人間を超えたおっぱいを揉ませろーい」



後にそのときの様子を被害者であるアシュさん(仮名)はこう語った。

前アーチャー「間桐桜のおっぱいの秘密を知ってるか?
         あれってあんなにでかいのに形が崩れてたりしないだろう。
         若いのもあるが、あの巨大な脂肪の塊の下には、分厚い大胸筋があって、それが彼女の胸を支えているんだ」

前アーチャー「ハードパンチャーっていうのは、その胸の大胸筋がいかに発達しているかで決まると言っても過言では無い。
         すなわち、胸の大きさ×スピード×体重=破壊力だ。間桐桜にはその全てが揃っている」




マミ「Satz(志は確に)―――Mein Blut widersteht Invasionen(私の影は剣を振るう)…………!」(打撃)

前アーチャー「たわばっ!」

イリヤ「ひっ! アーチャーがトラックに轢かれた蛙みたいに……」



~~二時間後、イリヤの部屋

前アーチャー「ふう、川原で死んだ爺さんが、おいでおいでしていたのを見たぜ」

イリヤ「よく元に戻ったね」(汗)

前アーチャー「俺を誰だと思っている。アルティメットセクシャルダークヒーローよ」

イリヤ「よくわからないけど……そうなんだ」

前アーチャー「しかし、俺の周りの女は何でこう蛮族みたいなのしかいないんだ。もっとお淑やかな大和撫子っていうのは居ないのか」

イリヤ「えっと……わ、私じゃ駄目かな」

前アーチャー「ちんちくりんだな。今じゃ、昼は小学生、夜はイタイ魔法少女だ」

イリヤ「ううっ、アーチャー酷いよ」(ガーン)


前アーチャー「ところで、ライダーは?」

イリヤ「ちょっと用事があるんだって。ダンガンのホジュウがどうのこうのって……私はよくわからないけど」

前アーチャー「ほほう、イリヤとこの俺様の二人きりだな」 防音結界発動!

イリヤ「えっと、そ、それがどうかした?」

前アーチャー「ならば、イリヤ勝負しろ! 貴様に勝って、最弱の名を返上してくれる」

イリヤ「ええっ!? 私、喧嘩とか出来ないよ」

前アーチャー「問答無用! 負けたら、セクハラさせろー!」

イリヤ「や、やめてよ、アーチャー!」

ライダー「ただいま」(ガチャ)

前アーチャー「……せ……セクハラ……」

ライダー「………」

前アーチャー「お、お早いお帰りで……」



~~翌日

イリヤ「細切れの挽肉みたいになってたのに……アーチャー、よく生き返れたね」

前アーチャー「地獄巡りをしちまった……針山地獄がきつかったぜ」

ライダー「イリヤ、これを渡しておくわ」

イリヤ「これ、何?」

ライダー「スタンガンよ」

前アーチャー「ほほう。俺をスタンガン如きで止められると……」

ライダー「『猪鼻嶽大王熊(いのはなたけだいおうぐま)』 も食らったら一発よ。慎重に使って」

前アーチャー「おいおいー! どう見ても過剰防衛じゃねーか!」


ライダー「アーチャーは最強の生物を目指してるのよね」

前アーチャー「いや、最強というか……ライダーさんをほんのちょっとだけでも超えられればいいかと……」

ライダー「それなら、この程度のスタンガンくらい耐えないと」

前アーチャー「そんな無茶言うな! 黒焦げになるわ!」

ライダー「ちなみに、私は耐えられるわ」

前アーチャー「ば、馬鹿な」

ライダー「こんなか弱い女に耐えられるのに、大英雄であるあなたが耐えられないなんて」

前アーチャー「ぬおー! 馬鹿にするなよ、この程度の電気ショックくらい屁のかっ……」(バチッ)




イリヤ「ライダーさん、アーチャーが息してないんだけど……」

ライダー「多分、昼食を食べる頃には起きてくるわ。それよりイリヤ、折角の休日だし、愛を確かめ合いましょう」