バベル外伝? 2話
~~TV番組内
ラウリン 「今や、秀吉! クレジットカードを使うんや!」
秀吉 「一つ、これで収めてくれませんか?」
~~リビング
イリヤ「うーん、テレビを見て思うんだけど……アーチャーって、あんまり英雄っぽくないよね」
前アーチャー「あーん? 俺様の何処が英雄っぽくないって?」
イリヤ「モロキュウ食べながら、麦焼酎ラッパ飲みしてる英雄ってあんまり居ないと思うよ」
前アーチャー「うるせーなお嬢ちゃん。その小学生にしては大きめの乳揉ませろやー!」
イリヤ「きゃあ、嫌だよ、アーチャー!」
ライダー「………」
前アーチャー「すんませーん、調子に乗りやした。だから、そのトカレフ仕舞って貰ってくりー」
ライダー「触ってたら、命は無かったわ」(ぼそり)
前アーチャー「くそー、肩身が狭いぜ。このフレッシュ☆プリキュアを何だと思ってる」
ライダー「何か言ったかしら?」
前アーチャー「いや、何でもないない」
~~放課後、ファーストフード店
前アーチャー「俺様が英雄っぽくないというクレームが来たんで、どうすればいいか対策を考えたいと思う」
アヴェンジャー「そりゃ、クレームも出るよ」
前アーチャー「いまいち普通の英雄というものがわからなかったので、外部のリサーチ会社に委託した」
イリヤ「そこまで本格的にやったんだ」(汗)
凛「何々……『英雄は的確な助言をすることが多い』」
前アーチャー「何だ、きちんとクリアしてるじゃねーか」
凛「あんたがどんなアドバイスをしてるっていうのよ……」
前アーチャー「こう四十八手のやり方をだな……」
桜「大いに役立ちました」(むふー)
凛「こいつ、本当にロクでもねえな……」
アヴェンジャー「えーと、次は……『格好いい台詞を決める』」
前アーチャー「ふ、簡単だな。既に俺様という存在そのものが完璧すぎるほどだからな。
懐かしい……厚顔無恥なカスどもを脅した時を思い出すぜ
血涙を流して尻を突きだし「サノバビッチ!」と悶え叫ぶ顔は見物だったなー」
イリヤ「それはちょっと怖いな」(汗)
前アーチャー「では、ごほん!
荒れ果てた大地の果てで、翼折れ膝を付く戦乙女たちよ――」
凛・桜・アヴェンジャー「「「だ、誰!?」」」
前アーチャー「緑なす約束の地へと、その心を誘わん……
(訳:どうしたのー? じゃあちょっとそこの個室サロンにでも行ってみよーかー?)」
イリヤ「真面目にやって、それなんだ」(汗)
凛・桜・アヴェンジャー「「「………… 」」」
前アーチャー「誘わん……」スッ…
「」バシッ!
前アーチャー「…………誘わ」
凛「いや寄るな」ジリジリ…
前アーチャー「……惑わしの蛇に囚われしその果実、悠久の契約に従い、差し出しておくれ
(訳:大丈夫だよー? 変なコトとかしないからー、ホントホントー)」ジリジリジリ…
凛「ちょ、来んなっていやホント止め、マジでちょっ、よ、寄るなっていってんでしょうがぁぁああああ!!!」
――ビリビリドガッシャァァアアアアアアン!!
桜「えっと……次は『格好いいポーズを決める』ですね」
前アーチャー「あーん? 格好いいポーズ?」(くっちゃくっちゃ)
凛「ちょっと、大口開けてポテト噛まないでよ」
前アーチャー「格好いいポーズねー……こんな感じか?」
凛「確かに格好いいポーズだけど、その右手で携帯を突き出してるのって、何のポーズよ」
前アーチャー「こうやって、携帯でパンツを撮影してるのさ」(ちゃらりらりーん)
イリヤ「あ、アーチャー、やめてよ!」
アヴェンジャー「死ねっ!」(ドゴッ)
前アーチャー「ぬぐあっ……おまえ、いつも茨杖を何処から出すんだよ」
凛「……もしかして、私達の分も撮影してたんじゃないでしょうね?」
前アーチャー「撮影してあった。だが……」
凛「だが?」
前アーチャー「イリヤの家に泊まったときに、翌朝確かめたらライダーの写真を残して、全部消えてた……」(ひそひそ)
凛・桜・イリヤ・アヴェンジャー「「「「うわー……」」」」
前アーチャー「おまけに、この前ライダーを撮影したときに……パンツが映ってなかった」
イリヤ「それって……」
~~衛宮邸
ライダー「………」(ニコニコ)
~~
前アーチャー「最近、ライダーのあの女神のように慈愛に満ちた笑顔が俺は怖いんだが……」
前アーチャー「しかし、英雄になるのも、案外容易かったな」
凛「いや、全然なってないから」
前アーチャー「俺様と契約して、マスター(エロ奴隷)になって欲しいなもし」(ちゃらりらりーん)
イリヤ「キャッ!」
アヴェンジャー「だから、写メを撮るのはやめてよ……それにその語尾は可愛くないし」
前アーチャー「………」
イリヤ「どうしたの?」
前アーチャー「やたらと気合の入ったパンティーが写ってるんだが」
イリヤ「もう、アーチャーのエッチ……」(もじもじ)
凛・桜・アヴェンジャー「「「うわー……」」」
前アーチャー「イ、イリヤ……小学生としては、もうちょっと落ち着いた下着をだな……」
イリヤ(//////////////////)
凛・桜・アヴェンジャー(ニヤニヤ)
前アーチャー「おまえら黙ってないで助けろやあああああああ!!」
桜「そもそもの出発点がおかしいんですよ。
英雄らしさを追求するんじゃなくて、そのオジサン臭さを消さないと」
前アーチャー「あーん、誰が還暦だって、こるぁあああああ!!」
アヴェンジャー「誰も、そんなこと言ってないよ」
前アーチャー「さてと、英雄(ヒーロー)としてもっと若々しい振る舞いを勉強しないと……」
凛「アーチャー、あんた最近だんだん追い込まれてない?」
~~イリヤの部屋
前アーチャー「というわけで、若者らしく、イタ飯を食って、サッカー日本代表を応援するぜ」
イリヤ(発想が古いなー)
前アーチャー「どうだ、若々しいだろう」(むしゃむしゃ)
イリヤ「いや、若々しいって言っていいのかなー……」
前アーチャー「あーん? じゃあ、俺はどうすればいいんだよ?」
イリヤ「アーチャーはアーチャーでいいんじゃないかな。英雄(ヒーロー)らしくない英雄(ヒーロー)って感じで」
前アーチャー「何だよ、結局そういう結論かよ。イリヤがいいって言うなら、普通におっさん臭く生きるぜ」
イリヤ「それが一番だよ」
前アーチャー「さて、英雄議論が落ち着いたところで……その若々しいプリッとしたケツ触らせろー!」
イリヤ「きゃああああ!!、やめて、アーチャー!」
ライダー「………」
~~五分後
イリヤ「えっと、アーチャーはどうなったの?」
ライダー「裏庭に宝具ごと埋めておいたわ。五〇メートル近く掘った穴だから、当分は出てこないはずよ」
イリヤ「ちょっとやり過ぎじゃないかな?」(汗)
最終更新:2011年06月04日 16:12