Fate/Another Servant 
         HeavensFeel 2 第三十三話ミニ劇場

~英雄(ひでお)の部屋 セイバー編~


る~るる~るるるる~るる~るるるる~る~る~る~る~♪(BGM徹子の部屋)

剣士「ブラックアウト!」
綾香「うわーテレビがめんの右上にヒデオって書いてあるわー(超棒読み」
剣士「それじゃあヒデオの部屋を始めるぜ!(超満足そうな顔で」
騎兵「なあセイバーよ、悪い事は言わぬ。ファラオの高貴なる助言だ。
   そのネタはとうに賞味期限が切れて中身が納豆化しているからやめておけ」
剣士「えー、じゃあサイコキネシスとかリーディング能力は?」
雨生「あ、それ無理。
   今世間に出回ってる次世代機のPS3は別名サ(P)イコマンティス・ス(S)クリームさん(3)。
   通称サイコマンティス泣かせと呼ばれててコントローラー振動ブルブルもメモカハッキングでギャルゲ趣味暴露も無くなった。
   俺達のマンティスは超能力マンティスから頭のおかしいサイコなマンティスに辱められたんだわ」
剣士「な、なんだとーーぅ!? チクショウーーッ! これじゃマンティスが浮かばれないじゃないかー!
   こうなったらオレは聖杯でマンティスルート作らせるぞぉぉ!」
綾香「せめてスネーク若返らせルートの方がいいんじゃない?」
弓兵「───ハッ!? キタァ、久しぶりに来おったあッ! キムクイ様の電波じゃー!
   ……………(金亀)神は言っている、セガサターンを買う運命だと」
剣士「SFCはもう持ってるし、わかった神とセガタ・サンシロウもセガサターンにしろって言ってるからSSにするぜ!
   ソフトは………このグランディアとタクティクス・オウガとかいうのが面白そうな気がするな」
槍兵「おいおいセイバー、そんなソフトで大丈夫か?」
剣士「大丈夫だ問題な───いや、一番良いのを頼む」
狂戦「んじゃこれがオススメだな、デスクリムゾン」
弓兵「うおっ!?そ、そのソフトはー!?」
剣士「せっかくだからこっちの凶々しい気配がするパッケージを選ぶぜ!
   さっそくプレイすっか。その後の鬱憤は全部バーサーカーのマスターに叩き付けよう」
雨生「八つ当たりのオーノー流れ弾!?」
闘士「いやこれ何の話だ……?」
弓兵「だってどうせ見え見えの人選だしのう。誰が来るのか予想付きすぎてツマラン」
闘士「いやいや、つまるつまらないの話では無いだろう?」
騎兵「俺様はデス様2でもプレイするか。
   こっちもこっちでやはりデスクリムゾンシリーズと言った出来映えだそうだしな」
剣士「ああ待ちやがれおまえらゲームすんな!
   始めたのはオレだけどそれは軽いジャブって言うか別にクソゲ談話がしたいんじゃないぞ」
狂戦「うるせえなぁ勿体振ってねえでとっととパラディンか聖堂王呼べや」
剣士「む、オレはまだ誰を呼んだとか言ってないだろ」
魔術「と言いましてもセイバーの事ですからね。十中八九で予想が付くと言いますか」
遠坂「まあオリヴィエかシャルル王でほぼ決まりだな」
槍兵「決まりでござるな」
ソフ「時間の浪費は好ましくない、早くし給えよセイバー」

剣士「くっそぅどいつもこいつもバカにしやがってぇ……後で吠え面かきやがれー!」
騎兵「はいはいシャルルシャル────あん?」
剣士「ふっふっふ! たんらくしこうのおばかどもめ、オレのゲストはヘクトールだ!!」
ヘク「初にお目にかかります皆様方。
   私はトロイア王プリアモスの嫡男トロイア王国第一王子ヘクトールと申します。
   此度は英霊達が一同に集う大変貴重な宴席にお招き頂きまことに感謝したい所存(ペコリ」
狂戦「あんだよアキレウスに手も足も出ずに無様に負けた奴じゃね───」
剣士「ヘクトール馬鹿にすんなー!(デスクリムゾンドロップキック」
狂戦「───えかいばぁっ!? えほごほっ! な、なにしやがるこのクソガキ!」
剣士「ヘクトル王子馬鹿にすんなよ! ぶっとばすぞ!」
ヘク「ローラン辺境伯、もう構わぬ。私に代わって貴公がその者を蹴り倒してくれたからもうよいのだ」
綾香「あ、なんかすっごい品のある人だ」
アイ「随分と育ちがいいのね」
剣士「ふふん、やったぜヘクトール王子。予想外の来賓にみんな驚きで声も出ねえみたいだぞ」
ヘク「そのようだねローラン辺境伯。しかし私がゲストで良か────」
騎兵「いや待った! 納得がいかんぞ! なぜそやつが貴様の憧れの英雄として呼ばれるか?」
弓兵「そうじゃそうじゃー! 聖堂王はどうしおったんじゃい!? ぶっとんだAS聖堂王は!」
槍兵「お約束が違うぞ! これはお約束でござろう!」
剣士「なっ、おまえらシャルル王やオリヴィエじゃ予想つきまくりでつまらんって言ってただろが!」
魔術「しかし彼らの疑問も尤もではありませんかセイバー?
   普通なら無双の英傑ローラン辺境伯が憧れそうな英霊と言えば貴方の親友か主君でしょうに」
間桐「しかもヘクトール王子って小アジア…地中海近隣の国だからキリスト教でもないよな?」
狂戦「おれぁ読めたぜ。セイバーてめえ九偉人から選びやがったな?」
剣士「シッシッシ! おう正解だぜバーサーカー。
   中世ヨーロッパで騎士道を体現する偉大な人物として信じられていた九人の英雄からヘクトル王子を選んだ」
ヘク「ああ、なるほどなるほど。それで私な訳か」
騎兵「いいや解せぬ。九偉人から選ぶのであれば尚更この男である必要もあるまい?
   キリスト教的に言えば旧約聖書繋がりでユダヤ民族どもの九偉人もいるであろうが。
   例えば俺様がエジプトから蹴り出してやったモーセの後継者ヨシュアとかな。
   他にもアレキサンダーとかもいるぞ!」
V 「いやそれはやめてくれ」
騎兵「ん? 今幻聴が…?」

剣士「そりゃあシャルル王を抜かしたらオレと一番強い接点を持ってるのがヘクトールだからさ。
   なーヘクトル王子?」
ヘク「確かに。貴公とは時代の隔てりなどまるで意味を成さない奇妙な縁を感じてしまう自分を否定出来ないね」
遠坂「どういう意味だセイバー? 一見君らには何の繋がりも無いように思えるのだが?」
剣士「ところがどっこいそうじゃないんだなぁ。
   オレの聖剣デュランダル、別名ドゥリンダナは生前ヘクトール王子が使っていたと云われる聖剣なんだ。
   さらにトランプのダイヤのジャックは一般的にはヘクトルがモデルだと言われてるけど実はオレなんじゃないかって話もある。
   とまあこんな感じでなんだかんだでローランとヘクトールは色々と縁があるんだ」
綾香「あの生前デュランダルを使ってたって話は本当なんですかヘクトル王子?」
ヘク「う~ん…それはかなり難しい問いだねお嬢さん。
   私がかつて使っていた名剣が時を越えて転輪した可能性は否定は出来ないが……。
   ローラン辺境伯、聖剣デュランダルは天使より賜ったのだろう?」
剣士「うん、最初に天使から剣を貰ってそれを陛下に献上してそんでそれをまたもう一回オレが賜った」
ヘク「だそうだ。生憎私の剣だったのかの確証はもう得られそうもないね。
   だが逆に私はローラン辺境伯のおかげで剣の宝具が一つ増えたよ。
   天使の聖剣デュランダルは持ち得ないがヘクトルの剣ドゥリンダナは私の宝具なのだろう?」
剣士「────あ。や、やらないぞ? いくら他国の王子でも!」
ヘク「ははは、いらないよ。
   どの道そのデュランダルは私では扱えない。ヘクトルの剣と伝わったドゥリンダナとは能力も違うのではね」
雨生「ところでさ、ぷりんす。じゃあロジェロらが持ってた他のヘクトルの武具もあんたの?」
ヘク「恐らくは。防具の方は私が生前装備していた品がそのまま転輪したものと思う。
   ちなみに剣、兜、鎧、盾などの全てのヘクトル装備を集めると良い事があるとかなんとか弟が言ってたな」
ソフ「へえそれは興味深い。一体何があるというのかな?」
ヘク「弟曰く私と同じ力になるとかなんとか」
遠坂「大英雄と同等の力になるとはそれはまた……」
騎兵「ほう? 貴様と同じ力になるのか、ハハハそれは何とも中途半端な宝具よな。有り難みも利点も殆ど無いではないか」
ヘク「………良くぞ抜かした。私も魂は王子である前に戦士だ。
   そこまで言われたからには己の名誉を守る為にも刃を抜かねばならんな。
   それからそこの狂戦士、先の礼もせねばならんし貴様もついでに相手をしよう」
狂戦「ハア? おもしれぇ冗談だ、アキレウスにボロ雑巾にされたヒヨッコ王子がよ」
騎兵「そやつだけならいざ知らず、凶人とも闘いながらこの俺様の相手もするだと? ふははははははこれは傑作だ!」
ヘク「我が祖国へこの勇者達の亡骸を捧げん────蒼天貫く護国の彗星─────!!!!」
狂戦「っておいいいいいいい!?」
騎兵「ちょ、待──こっちは武器を構えてすらおらんぞぉぉぉぉおお!!!?」

   ちゅどーーーん!

槍兵「おおーお見事! いやはや容赦なく強いでござるなぁ」
剣士「正義は勝つ!」
ヘク「久しぶりに本気を出してしまった。いい勝負であった、礼を言おう名も知らぬ勇者たちよ」
雨生「ひ、卑怯者ォォ不意打ちかよ! ふぁっきゅー! このふぁっきんぷりんす死ねがっでむ!」
ヘク「私は怨敵アキレウスに学んだ。敵は容赦なく討ち殺せと!」
弓兵「うむその通りじゃ! 正々堂々と戦って敵に勝てるなら幾らでもやったるわい」
闘士「流石はトロイの大英雄ヘクトール。貴殿のその見事な腕前に私からも惜しみない称賛を贈りたい。
   申し遅れたが私の名はベーオウルフ、しがない小国の王だ」
ヘク「おお、そなたが怪物殺しで有名な闘王か!
   神代では魔物どもが跋扈していたがあんな怪物達を何体も一人で倒すとは相当の豪勇っぷりとお見受けする」
闘士「いやいや私などまだまだだ。
   貴殿が偉名を残したトロイアの伝説にはかの大勇者ヘラクレスの名も残っている」
ヘク「あっはっはっは! 彼は駄目だ、我々とは基準が根本から全部違う!」
闘士「はっはっはっは! それは確かに。
   一体どうすればあのような偉業を為し遂げられるのか不思議で仕方がない!」
魔術「なにやら意気投合してしまってますね」

剣士「しかしなんでヘクトル王子はアキレウスに簡単に負けちゃったんだ?」
闘士「確かに興味がないと言えば嘘になってしまうな。
   少なくともヘクトール王太子は幾多ものギリシャ英雄を討ち取っている事からも大英雄に相応しい実力がある筈だが…」
ヘク「よく聞いてくれたローラン辺境伯! 本当に有り得ないんだ、ありえないんだよ!
   弟のパリスにも散々頭を抱えさせられたがそれ以上にアキレウスが有り得ない!
   反則など生温い、あの男はどれだけバケモノなんだと?!」
綾香「そこまでアキレウスって強かったんですか?」
アイ「そんなに興奮する程のこと?」
ヘク「然様、いいかいご婦人。貴女方では分からないかも知れないがこれでも私は自分の力に多少の自負はあった。
   何人もの勇者を薙ぎ倒しアカイア軍からは"煌めく兜"だの"武者殺し"だのの二つ名で畏怖されていた。
   なのにあの怪物はそんな私を嘲笑うかのように! 辱めるように! 爪先から齧り殺すように!
   圧倒的な力の差を見せつけながら私を嬲り殺した挙句、その亡骸に鞭を打つ悪辣な真似までやって来た!」
魔術「しかしそうなった原因はパトロクレエスを殺してしまったからでは?」
ヘク「戦争で敵軍の戦士を討つなと? それは飢えた獣に獲物を狩るなと言うに等しい」
魔術「それは……そうですね、今の発言はボクの浅慮でした、どうぞお許しを」
ヘク「うん、分かってくれればいいんだ。しかしだ、問題はここからだ。
   パトロクレアスと私の戦いはこのヘクトールが勝利こそしたがあくまで対等の戦いであった。
   私が殺される可能性も十分にあった。故に我々の決闘は対等であり正当なものだった」
間桐「おい遠坂、パトロクレエスって誰だ?(ヒソヒソ」
遠坂「アキレスの親友パトロクロスの本名だろう。パトロクロスは確か愛称だ(ヒソヒソ」
ヘク「だが、アキレウスは違う! アイツは不死身だ! こんなもの人の闘いではない!!」
槍兵「ああ…それはなんと申すか…ご愁傷様でござる。
   ところで実際に不死身って存在するものなんでござろうか?(ヒソヒソ」
闘士「上下はあるが実際英霊の中には不死身の者は割といる。(ボソボソ
   特にアキレウスクラスの勇者であれば本当に不死身だったのやも(ヒソヒソ」
騎兵「ふん、何を言い出すのかと思えば。結局は貴様の力不足が原因なだけであろうに。
   攻撃力が足りんのだ攻撃力が、貧弱ボーイめ」
弓兵「その貧弱ボーイの攻撃喰らって鼻血垂らしとる奴が攻撃力が足らんと言うか?」
ヘク「ふ、素人の浅い考えだな。そもそも貴様もアキレウスの反則さを履き違えている」
騎兵「なにィ?」
ヘク「攻撃力だと? ハッ、そもそも当たらないのなら攻撃力など意味のないものではないか」
ソフ「当たらない?」
ヘク「そうだ。速過ぎてこちらの攻撃が掠りもしない。
   何が俊足のアキレウスか笑わせる。あれはもはや俊足などという次元ではない」
弓兵「オイオイオイ、大英雄が愚痴るとかどんだけ速いんじゃい………」
剣士「そんなにか!? そんなに速いのかアキレウス!」
ヘク「私見では全英霊中最速。本気で走られたら速いというかもはや視えない。
   速過ぎて残像だけが残るから体感的にはむしろ遅いとすら感じてしまう領域の速度だ」
闘士「ここにいるランサーと比較してみた感じでは?
   彼も身軽な分スピードは英霊の中でも上の方にいると思うんだが」
ヘク「彼は消える程速いのかい?」
闘士「はてどうだったか? ランサーは俊敏だったが消えるという表現をするのはやや躊躇われる」
剣士「んー……トップスピードになった時は一瞬視えなくなてった気がする。
   ほら、あの滅茶苦茶痛い槍投げん時のやつあったろランサー?」
槍兵「槍投げ? ああ、もしや蜻蛉墜しの時でござるか?
   確かにあの技を出す時は必ず拙者の最高速度が出るが」
ヘク「よくわかった。ならその速度が常時叩き出せる化物が我が怨敵アキレウスだと思ってくれれば良い」
槍兵「いやいやいや! 神代は魔界か!?」
剣士「は、速えぇ……魔法庭園に居たモルガンよりもさらに速いぞ多分……」
ヘク「あんな移動速度で動き回られては当てられる筈もない。
   トロイア戦争は神々が後方からあれこれと戦士達に呪いをかけたり、
   英雄に死の運命を決定したりととてつもなく混沌とした一大戦争だったが、
   それらの事情を抜きにしたとてヤツとまともな勝負になったとは思えない」

闘士「しかしヘクトール太子、戦であれば兵の数で攻めてアキレウスの足を殺ぐ戦法を取れば───あ」
ヘク「気付いたようだね。私が勝てない理由が分かっただろう闘王」
闘士「仮に何とかして攻撃を当てられたところで不死身のアキレウスは死なない……」
狂戦「そういやアキレスは頭がハイな母親のおかげで不死者だったな。そりゃあぶっ殺せねえ訳だ」
ヘク「死後英霊の座に祭り上げられてから知ったショックな事実さ。
   アキレウスはダメージを負わない。初めから我に勝利は無かった……。
   だけど私に言わせればヤツにダメージを与えたアステロパイオスも異常だよ。
   かの勇者は一体何をどうやってあの怪物に一撃を負わせたというのだ?」
剣士「アステロパイオスって凄え強いんだなぁ」
槍兵「いやはや神代は怖い所でござるのぅ、なあキャスター?」
魔術「まったくそうですねぇ。
   ボクが生きていた十三世紀頃は怪物と言えば吸血鬼や人狼などの亜人がメインでしたから」
剣士「いたいた! オレの時代にもいたなぁ吸血鬼。皆で強い吸血鬼を退治したぜ懐かしいなぁ。
   大司教が言うにはシンソとかシトがいて強い方の吸血鬼がシンソとか言ったけど未だに違いがよくわからん」
槍兵「いやいやそんなものも居らなんだから! せいぜい物の怪の類が噂になる位でだな」
弓兵「そういやお前さんが時代的には一番の若僧かい。
   ワシも紀元前生まれじゃから精霊とか魔獣とかその辺にゴロゴロしとったぞ?」
闘士「私が生きていた時代の北欧には巨人からドラゴンまで近年まで語り継がれている幻想種の大半は居たな」
騎兵「悪霊の類もウヨウヨしておったし、まあ神代の時代などそんなものだ。
   俺様に言わせればこの時代は安全過ぎてつまらんぞ」
雨生「うっは、超くーる! なにその素敵世界いいなあ~いいなあお前ら!」
間桐「どこがいいんだ。冗談じゃねえ、なんだその魔界大戦みたいな世界は……」

ヘク「さてと、それではローラン辺境伯。そろそろ私はお暇したいと思う」
剣士「え?! もう帰っちゃうのかヘクトール王子? もっとゆっくりしていけばいいじゃないか」
ヘク「恥ずかしながらこれから弟のパリスとまた温泉へ慰安家族旅行に行くのでね」
剣士「また温泉旅行? しかも弟と?」
ヘク「ああ。前回の温泉旅行は道中で美しい甲冑の戦乙女に訳も分からないまま襲われてしまってね。
   おまけにその際パリスが全治四ヶ月の重傷を負いそのまま入院してしまった。
   ハハハ困った奴だ本当。
   それで、一人では私としても色々と心配だから退院祝いに温泉でも行って疲労や心労を癒そうかとね」
剣士「そうか、じゃあ仕方ないか」
ヘク「それでは皆様方、本日は有意義な時間を過ごさせて頂いた事に感謝します。
   ではな、ローラン辺境伯。縁があったらまたどこかで会おう!」
剣士「じゃーあーなー! またなーヘクトール王子ー!」
綾香「帰っちゃったわね」
弓兵「あやつまだ手を振っとるぞ?」
狂戦「あーー。なんでアホ騎士がアイツを呼んだのかよぉく理解った。
   ヘクトルの野郎、オリヴィエとキャラ被ってやがる。どうりでやたら懐く訳だぜ」
綾香「あ、ホントだ!」
アイ「確かに弟に手を焼かされてるところまでそっくりね」
雨生「そこに気付くとか流石俺のバーサーカー! 超知的派じゃん!」


牧師「おいセイバー。ところで客の対応もあるだろうし敢えて今まで黙ってたのだが……。
   先程からお前の義兄と王から凄まじい勢いで物凄い量の伝書鳩が送られて来てるぞ?
   手紙の濡れ具合といい、所々に血痕が付着している点といい、これは間違いなく泣きながら手紙書いてるな」
剣士「────え?」
騎兵「────生存闘争はより確実に終幕へと向かっていた。
   物語の終わりは近く、勝利と敗北もまた近い。
   さあ死闘を超えてここまで生き残った勇者達よ、ひととき羽を休めるがいい。
   これがおまえたちに与えられた最後の休息。
   その貴重な時をどう使うかは君たち次第だ。
   そう、生きるか死ぬかもおまえたち次第─────。
   FateAS第三十三話。13日目『終幕へ向けて』。決戦前夜の出来事だ、いよいよ最終日が近いぞ」