【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】レオナルド・B・ハーウェイ
【真名】ガウェイン
【性別】男性
【身長・体重】180cm 78kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B+ 耐久B+ 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
 対魔力:B
  魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
  大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。

 騎乗:B
  騎乗の才能。
  大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
  幻想種は乗りこなせない。

【固有スキル】
 聖者の数字:EX
  ガウェイン卿の持つ特殊体質。
  午前9時から正午の時間、午後3時から日没の3時間だけ力が3倍になるというのも、
  ケルトの聖なる数である3を示したものである。

 カリスマ:E
 軍団を指揮する天性の才能。
 カリスマは稀有な才能だが、稀に、その持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。
 ガウェイン卿の場合、彼の裏表のない物言いが”天然の騎士”と評される原因となった。


【宝具】
『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』
 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20~40 最大捕捉:300人
 ガウェイン卿の持つ光り輝く剣。
 エクスカリバーの姉妹剣であるとされており、
 本来の持ち主はエクスカリバーと同じく、湖の乙女である。
 伝承ではエクスカリバーの影に隠れ、多くを語られる事のない聖剣だった。
 アーサー王の聖剣は星の光を集め、ガウェイン卿の聖剣は日輪の熱線を顕すという。


【キーワード】
【大陽の騎士】
 アーサー王が夜
 ……アルト、アルテミス系の、月の女神の系譜……
 の守りであるのに対し、ガウェイン卿は太陽の恩恵を受ける騎士である。
 その力は正午において最大限に発揮される。

【エクスカリバー】
 五世紀~六世紀に実在したとされるイギリスの王・アーサー。
 彼を主題にした物語、
「アーサー王と円卓の騎士」に登場する聖剣。
 もともとは「湖の貴婦人」と呼ばれる精霊が持ち主。
 二十世紀において、聖剣の代名詞として扱われた。

【人物背景】
「アーサー王伝説」に登場する円卓の騎士の一人。
 アーサー王の甥でもある。
 アーサー王の片腕と称されたランスロット卿に並ぶ騎士だったが、
 兄弟をランスロットに殺された事をどうしても忘れられず、彼とは相容れなかった。
 高潔な人格、理想の若武者であったが故に、
 肉親への情も人一倍だったのだろう。
 しかし、その怨恨がガウェイン卿の騎士としての格を落とすばかりか、
 最後には王の没落にまで繋がってしまった。

 ガウェイン卿はアーサー王最後の戦いであるカムランの丘で、
 ランスロット卿に受けた古傷を敵に打たれ死亡したとされる。
 その死の淵で、自らの怨恨が王の破滅を招いたのだと悔い、
 ランスロット卿への私怨も、彼の不忠さえも、
 自らの不徳からと受け入れた。

 そも、ガウェイン卿はランスロット卿への憎しみさえなければ完全な騎士である。
 相手を軽んじる事も侮辱する事もなく、
 相手が力量不足であってもその戦意、覚悟をくみ取り、
 礼節をもって相対した。
 王の前では影に徹し、
 ひとたび号令が下れば颯爽と戦場に赴き、
 涼やかな笑顔で勝利する―――まさに理想の騎士と言える。

 その在り方は、こうして英霊になる事で蘇った。
 多くの迷いから解き放たれたガウェイン卿は文字通り“太陽の騎士”として、
 本来の姿を取り戻したのである。


【『円卓の白騎士』】
 円卓の白騎士。
 アーサー王の影武者とも言われた、
 もう一人の聖剣の担い手である。
 しかし、アーサー王を妄信的に崇拝しているが故、
 王の苦悩を知る事はなかった。
 アーサー王の最期を看取ったヴェデヴィエールもガウェイン卿と同じ忠節の騎士だが、
 ヴェデヴィエールは王の人間としての幸福を心の底で願い、
 ガウェイン卿は王の王としての活躍を願ったのだろう。

             ◆

 アーサー王が夜、月の象徴であるのに対し、
 ガウェイン卿は昼、太陽を背負っている。
 その姿も見目麗しい事もあり、王城キャメロットではアーサー王の影武者、
 ないし王が倒れた後の代行候補の一人であった。
 そんな周囲からの評価も意に介さず、
 ガウェイン卿はあくまでアーサー王の右腕であり続けた。
 そんな彼の最大の後悔はランスロット卿との諍いである。

『ランスロット卿に兄弟を殺されたばかりか、

 あの黒騎士は王さえ裏切った。

 王の妻を拐かしたのだ。許せるはずがあろうか』

 だが、最終的にアーサー王はランスロット卿を許す。
 すべては余が悪かったと。
 だがガウェイン卿はランスロット卿の裏切りを許せず、
 最後まで彼と敵対してしまった。
 破門されながらもカムランの丘にはせ参じようとするランスロット卿をガウェイン卿は拒み続け、結果的に、彼は王を戦死させ、自らも戦死してしまう。

 その結末から、英霊としてのガウェインは
“王の補佐に徹する”
 事を絶対の使命として捉えているようだ。
 カムランの丘で自戒するアーサー王のように、
 ガウェイン卿も死の淵で叫んだのだ。
 自身の激情が王を死に誘った。

『――もし次があるのなら。

 まだ挽回する機会が、二度目の生があるのなら、

 今度こそ、自らの全てを王に捧げるよう――』

             ◆

 その誓いを胸にサーヴァント化した彼は、
 生前の悔い、過ちを正すため、
 より完成された「騎士」として主人に仕えた。