アメリカの片田舎、ある恐怖作家が生涯愛した街。
其処には人類の敵と戦い続ける魔術師組合――
通称『大学』或いは『図書館』と呼ばれる組織が存在していた。
その構成員の一部により、ある極秘計画が進められる。
召集されたのは、四つの異なる魔術師一族。
彼らは条件付での協力に同意し、最適な実験場所を提供する。

南米の密林奥地に存在する古代遺跡。
七人の英霊と七人の勇者の魂を捧げることで、
その地に神霊を召還するという儀式が行われていたのだ。

魔術師達は半ば以上失われていた儀式を復活させ、
「」へと至る聖杯としての役割を担わせていく。

一方の『大学』としては、彼らの仇敵ともいえる超越存在、
惑星の最強種族アルティメットワンに対抗する術が見つかれば良し。
たとえ神霊といえど使役し、奴らを叩き潰すのだ。

神霊の加護が無くなり、自然災害に悩まされていた現地住民にとっては、
この古来の風習の復活という事実に狂喜し、積極的協力を確約。

かくしてそれぞれの思惑に従い、研究は開始された。
一年経ち、二年経ち、十年経ち、二十年が経過した頃、
既に二代に渡ろうかという試みは、遂に成功した。

かくして復活した儀式に参加し、観測するべく、
『大学』と魔術師、諸部族の勇者は、
この凄惨な儀式へと馳せ参じたのであった。