小角「のぅマスター。山登りに行かんか?」
イリヤ「何言ってんのよキャスター。聖杯戦争までもう日はないのよ?」
小角「むぅ……」

前鬼「爺さんまたやってんのかぃ?」
小角「おぉ前鬼、御主からも言ってやってくれ。山はいいぞぉー」
前鬼「ったく…霊体になったって変わらねぇよな、アンタは」

前鬼「だってんだけどさ、どうするべ後鬼よ」
後鬼「マスターのマスターの命令には従えないさね。ほら、花壇整備手伝ってよ」
前鬼「…セラさんって、美人で趣味も可愛らしいのに勿体ないよなーってイテテテごめんなさい!!」

後鬼「うちのマスターが、マスターのマスターにご迷惑をおかけしているようで…」
セラ「全くです、あの子は肉体的には頑丈な子じゃないのに!トレッキングだなんて…ブツブツ」
後鬼「(…マスターがこっそり置いてった山岳パンフはチェック済みなのね)」

セラ「あのサーヴァントにも困ったものです。こんな危ない所に散歩だなんて…おぉ…」
リズ「……でも。イリヤ、本当は行きたがってる」
セラ「…おぉ…フォオール!」←『岳』熟読中

リズ「キャスター、お願い」
小角「お、なんじゃぃリズちゃん。この雲に乗せて欲しいんかの?」
リズ「……コクリ」

イリヤ「リズの嘘つき…誰も雲に乗せてなんて行ってないのに…」
小角「ほっほっほっほぅ!円蔵山とやら、まぁまぁの景観じゃのぅ」
イリヤ「…知らない」

小角「フム、中々じゃった。偶然出くわした士郎とやらも好い男児じゃったし」
イリヤ「なんでアンタそんなに敵意ないのよ…知ってるんでしょ、夢で…?」
小角「…マスターはもうちょい自分に素直になることじゃな。さて、頂き物の茶菓子が楽しみじゃわい」

小角「また登ろうぞマスター。今度は皆で、あの男児も交えて。あの男の墓参りも兼ねたりしてな?」
イリヤ「……気が向いたら…“いつか”ね」
小角「よしっ、楽しみに待っとるからな!儂らはいつだって、マスターが―――」


end