Fate/Another Servant 
         HeavensFeel 2 第四話ミニ劇場


~アン・ズオン・ヴォン父ちゃん子育て奮闘記~

アン「突然ではあるが、ワシは子持ちの父親である!」
兵士「あの~王?なにを独り言を言ってる───フベッ!!!」
アン「たったいま愚かな部下が一人討ち死にした。立派な戦死じゃった……」
兵士「ま、まだ…い、生ぎて……がくり」
安妻「貴方ー?媚珠がグズってるのあやして上げてくださいませんか?」
アン「よし!まかせよ。ほぅれほぅれ媚珠~高い高いー!」
媚珠「ぎゃぁぁぁあん!うわぁぁぁああん!!」
安妻「あなたそれ高すぎますっやめて!!」
側近「なんといいますか……高い高いというよりはフライ・ハイ!って感じですねそれ」
アン「あああああああああああああああああ!!媚珠が天井に頭をぶつけおった!!貴様ーーなんてことを!!!」
兵士「え?え?お、俺ですか!!?」
アン「貴様はしばらく投獄じゃああ!連れて行けい!おおうよしよし媚珠~ワシが悪者退治してやったからなあ!」
側近「…………」

 ~一月後~
安妻「あなたー媚珠が泣いてるわ観てあげてください」
側近「オシメの交換ではないですか?」
アン「よしまかせておけ。………ぐわっくっさ!!!我が娘ながら何たる豪臭よ!流石は王女じゃ!ふははははー!!」
安妻「馬鹿なことを言ってないで拭いてあげてくださいな!」
アン「ふぅぅ、よし完了……ぐお!!?手に付きおったな!……くんくん……ぐあっ!なんたる豪臭!!流石我が娘じゃ!」
安妻「あなたっ!!!」
側近「何がしたいんだろうこの人は……」

 ~二年後~
媚珠「キャッキャッ!お父上高い高いー!」
アン「よーしでは今日はスペシャル風車をしてやろう!」
媚珠「わーいわーい」
アン「ぬおおおおおおおおおおお!!!(ブンブンブンブンブン!!!ギュルルルルルルルルルルル!!!)」
安妻「きゃぁぁあああああああ!!!!あなたは何をやってるんですか!!!!」
側近「どうなされました王妃……ちょ!王!安陽王!おーーーーーう!!それは風車ではなくジャイアントスイングです!!!」
アン「なぬっ!!?違うのか───(スポッ)──あ………あ(娘、川にドボーン!)」
安妻「きゃぁあああああ媚珠ーーーーー!!!」
アン「きさまぁああああああああああああああ!!!反逆のつもりかぁぁあ!!!!??」
側近「どう見てもあんたのせいだぁぁぁああああ!!!」

 ~五年後~
アン「媚珠よ風呂に入らんか?」
媚珠「おちちうえと?はい、いいですよ。おっふろ、おっふろ、おちちうえと流しっこ~」
アン「おおおおお……これぞ父としての至福の瞬間よ!」
 (ザバーン!ジャブじゃば)
媚珠「おちちうえってなんでぞうさんがついてるの?」
アン「ん?これはな、漢の凶器、言わば牙なのだ!」
媚珠「きば?パオーンなの?」
アン「そうじゃ。そのうちお前もこの良さが判る時が来る……婿は殺そう(ボソッ)」
媚珠「ふ~ん?えい!(握りっぐりりり!)」
アン「パオーン────ッ!!!!!????(デロデロデロデロデッデロ♪おきのどくですがぼうけんのしょ2はきえました)」


 ~八年後~
媚珠「お父上!人前で鼻をほじらないでくださいっ!あこら!しかも飛ばすな!」
アン「いやいや最近娘が手厳しくなったなぁぬわっはっはっはっ!!」
側近「なんてメンタル的にタフな人なんだろう」
媚珠「もうこれもあれも適当にして!お父上は大雑把過ぎます!」
アン「いや~媚珠に怒られてしまったなあガッハッハッハ!」
媚珠「あとお父上!お父上の履物は汚いんですからわたしの履物と一緒に洗濯しないでください!!」
アン「───!!!?」
兵士「王ー!報告が御座います!大陸の蛮族が攻めてまいりました!」
アン「─────白旗を振れ」
側近「は?!何を言うのですか安陽王!?」
アン「媚珠に……娘に父のパンツは汚いから一緒に洗濯しないでと言われた……もう駄目じゃ鬱だ、この世の終わりだ」
側近「アンタさっきまでその娘に怒られてケロッとしてたじゃん!!」
兵士「ちょ!王!不貞寝しないでくださいよ!他国に侵略されてるんですってば!!しかもing系で!」
側近「おい君。王妃様に娘に嫌われた父親がストライキを起こしてるからなんとかしてくれと言ってきてくれ……」
兵士「え?ハッ!わかりました」
 ~五分後~
安妻「ね?わかった媚珠?お父上にそう言ってきなさい」
媚珠「はーい、仕方ないなぁもう」
アン「るるる~娘に嫌われたワシ~パンツ一緒に洗うなと言われたワシ~お風呂に一緒に入ってくれない娘~るるる~♪」
側近「……もうアウラク国は駄目かもしれんね」
兵士「……うん」
媚珠「お父上っ!!」
アン「おお、惨めな父になんの用じゃ媚珠?」
媚珠「え~と、おほん!わたしっ!お父上の戦うカッコいい姿が観たいです!……って言えばよかったんだっけ?」
アン「お、おおおおお!!聞いたか者共よ!?娘が戦う父の姿を見たいと言うー!!ええいさっさと弩を出さんか!国滅ぼす気か貴様らっ働け!!」
側近「国王てめえこの野郎」
兵士「不貞寝してた一国の主の台詞じゃない」

アン「こうして父の活躍を見たいとせがむ娘の期待に応えてその日ワシは二千の蛮人どもを周囲諸共一人で殲滅してやったのだった!」
アン「なのにその日のうちに娘から『やりすぎ馬鹿父』と言われた…鬱だ……。ついでだからタイトルコール言っていいぞ媚珠?」
媚珠「え?タイトルコールわたしが?本当にいいんですかお父上?では、コホン!
   闘争はようやく二日目に突入した。来たるべき闇に備えて各々がとる行動は?
   ───激震の第二日目が今始まろうとしている。
   FateAS第四話、二日目──『殺戮の魔剣』をどうぞ!」
綾香「……なんかわたしたち出る隙すら無かったわね」
忠勝「そうでござるなぁ……これぞ親馬鹿の力か」
媚珠「タイトルコールやっちゃった、やっちゃった♪お父上ありがとう大好き!」
アン「む?そうかそうか!ふははははははははー!!」