マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 五時限目

「このSSスレもついに二スレ目ですか。良い事ですよね!ね女生徒Aさん!」
「わたし思うんだけどね。あのSSスレをあんなに早く使い潰した原因ってほぼ貴方よね?正直KB使い過ぎなのよ」
「お、俺のせいですか!?」
「今のうちに皆様に謝っておきなさいよ」
「えー?むしろ謝るのは先生の方じゃ……」
「なにあんた教授に恥をかかせる気!?非公式エルメロイファンクラブ通称エルメロイⅡに抱かれ隊を召集しろって言いたいの?」
「ハイ申し訳ありませんでした教授の人柱としてお詫び申し上げます。あーところでそのファンクラブの人数って何人位ですか?」
「軽く計算しても100人単位」
「……………先生枯れてしまう……逃げて先生ー!」
(がちゃがちゃ、がちゃ)
「ん?あ噂をすれば先生が来た。はーい今ドアの鍵開けますからちょっと待ってて───」
(がちゃがちゃ!ガチャ!!ガンガンガン!!バコーーーン!!)
「ぐはっ!?ドアが破壊されたっ!」
「あ~ららフラットったら見事にドアの下敷きになってるし」
「では授業を始めます。生徒の皆さんは着席してください」
「ちょ!?誰ですか貴女!?ていうかその前に踏み倒したドアから退いてくれないですかね!?貴女にドアと一緒に踏まれてるんですがっ!」
「あ、これは失礼。手をどうぞ。本日限りの臨時講師を務めますバゼット・フラガ・マクレミッツです宜しくお願いします」
「あの……先生は?」
「彼は日本の冬木に居ます。里帰りの真似事して老夫妻を喜ばせるんだとか。その後は魔術協会秋葉原支部で自分探しの研究をするとかなんとか。そんな支部ありましたっけ?」
「……バイト代いくら貰ったんですか?」
「流石はロードエルメロイ二世と言ったところですね羽振りが良かった。これで今お世話になっている家主に家賃を───おほん!授業を始めます!」
「これじゃマスターV教授のタイトルに偽り有りに……」
「今日の私はバゼットではなくヴァゼット先生なので多分頭文字はVです。何も問題有りません」
「多分て……じゃあマスターの部分は?」
「聖杯戦争における最強のマスターですがなにか問題が?」
「判りました納得します!納得するんでそのヤバい球体を仕舞ってくださいごめんなさい」
「宜しい。では改めまして皆鯖第五次の講義を始めます」


「まず皆鯖五次のサーヴァントの特徴ですが被害規模が大きい、無闇に目立つと言う魔術師からしてみれば致命的な欠点が多いです。特に一部が最悪のレベルです」
「はいヴァゼット先生!それが何か問題があるんですか?」
「これらサーヴァントをぶつけ合った場合に想定出来る事項として、その土地のセカンドオーナと監督役を同時に敵に回す危険性が増えます」
「ああなるほど。不要な敵は出来るだけ作らないに越した事は無いって事ですか」
「そういう事です。英雄としての知名度や格はチンギス・ハンとガウェインに分があるでしょうね。では個別の解説に入ります」

「始めは問題サーヴァントその1バーサーカー清姫から行きます。まず結構執念深い、つまりしぶといタイプだと伝承から予想出来ます。
 一番の問題になるのはこの体の大きさですね。清姫のマスターは確実に破壊される戦場と彼女の巨体に踏み潰されない為の配慮が必要です」
「踏み潰されるってそんな間抜けな事になりますか?」
「あの巨体で狂戦士クラスの時点で十分に有り得ます。恐らく殆どのマスターは清姫をまともに操作出来ないでしょうから。
 おまけに大蛇に相応しく筋力と敏捷が高い。敵味方問わず下手に清姫の足元に居たらかなり危険ですね」
「残念ながら清姫はウ○トラマンとは違うって事ですか……」
「戦闘技術は十中八九皆無の筈です。身体性能に物を言わせて暴れるだけですが、火炎攻撃と持ち前の巨体でかなり広いレンジを持っているでしょうから注意してください」
「最後に宝具『消えぬ情念』ですがストーカーの名に相応しいストーカーフレイムです。追尾するだけでなく纏わり付くとは……。
 被弾時の威力は致命的では無いようですが、これを喰らうと聖杯戦争で圧倒的に不利な状態に陥りますね」
「はーいマスターヴァゼット、そこまで言う程厄介な物には見えないんですけど?」
「いいですか?この炎は清姫との位置によってダメージを受け続ける事になり、おまけにこちらの位置の情報が明るみになります。
 しかし清姫は狂戦士ですからこの宝具を戦略的に使うのは結構難しいです。となると大体のパターンとして敵に真っ直ぐ向かって来る事が予想できます。
 ダメージ+清姫による襲撃。場合によっては別のサーヴァントと戦っている最中に横から清姫…といったケースも有り得る訳です。そういう理由から十分厄介な宝具と言えます」
「篭城策は……相手が大き過ぎるから止めといた方が無難ですね。立て篭もって死んだ山伏さんと同じ運命になりかねない」
「では清姫の解説はこれで終了し次へ行きます」
「おおっ!ちゃんと講義になっている上に今回はサクサク進む!凄いですよ!マスターヴァゼット!」
「お、おほん!戦闘に関してだけは得意分野ですので///」


「次も問題サーヴァントその2のランサーロムロスをやります」
「あ~この人の問題点なら俺でも判りますよ……」
「ええ。想像通りでしょうがまずロムロスの宝具『討ち立てる繁栄の大樹』は使用する場所が酷く限定されます。
 森林地帯や山中で使うのが一番無難でしょうね。間違っても街周辺では使わない事ですトオサカと監督役が確実にキレます。
 最悪、聖杯戦争の進行妨害者として粛清に乗り出しかねませんね」
「……そこまでして来るもんなんですか?」
「魔術は秘匿すべしと聖杯戦争は暗闘を前提に戦うと言う二つの原則を破っています。
 少なくとも土地を管理するセカンドオーナーは絶対に黙っていませんよ。放っておくと管理者が協会に粛清されますから」
「大変なんですねセカンドオーナーって」
「しかし宝具の性能自体はロムロスの戦闘をより有利にするものなので、上手く相手を宝具使用可能な戦場に誘き寄せるなりして積極的に使って行きたいです」
「宝具を使わないで勝つってのは無理ですか?」
「ロムロスの能力値は対魔力を含めて全てセカンドランクを超えているので相手によっては不可能ではないでしょうね。
 また相手との相性次第では雨乞いスキルが効力を存分に発揮したり、言語理解スキルを上手く使って諜報活動をしたりといった事もあるでしょう」
「あの核心部分なんですけどロムロスの評価はどうなんでしょうかねヴァゼットセンセ?」
「宝具の運用方法さえ間違わなければそんなに拙いサーヴァントではありません。清姫よりは全然扱い易いものですよ」
「ちなみにヴァゼットセンセー的には?」
「彼との相性は結構良いですね。ロムロスの宝具の使用中は私の魔力を自分の為に総動員出来るのでその間に敵マスターを潰せます」
「「おお凄い自信だぞこの人!!」」


「次はキャスターのアンティオの聖マルガリータをいきます」
「この人って女の人なのに大きいですねえ」
「………そうですね…(私よりも大きいとは……聖マルガリータナイスですb)…彼女はこれだけでお勧めしても良いかもしれません」
「へ?」
「いえ何でもありません。聖マルガリータの特徴としてはキャスターの割には聖霊の加護と耐久値で妙にタフです。あと伝承の属性として悪魔系とは相性が良い」
「どんな魔術使うか判りますか?」
「彼女の背景から考えればカテゴリ的には魔術ではなく代行者が扱うような秘蹟か聖人が扱う奇跡の類でしょう。残念ながら内容は不明としか。
 ただ宝具の性能や保有スキルを見ると特定条件下で威力を発揮する限定タイプのサーヴァントっぽいですね」
「でその宝具『産まれ出ずるべき光』ですが『鮮血神殿』や『暗黒神殿』の様な宝具や荒耶マンションの様な胎内封入系の宝具には絶大な威力を発揮します。
 特に荒耶マンション系の結界の破壊=本体にダメージが成立する宝具に対しては無敵と言ってもいいかもしれません」
「なんて言ったって悪魔だかドラゴンだかの腹を掻っ捌いた十字架ですもんね」
「あまり強力なサーヴァントでは無いですが、私は好きです。というか私が聖マルガリータと組んだ場合は私が勝たせます」
「あの……マスターヴァゼット?それってサーヴァントを召還する意味が本末転倒になるんじゃ……?」


「次はアーチャーエウロペに入ります」
「……なんか貧弱な感じのステータスですねこれ……そして ま た お ま え か エロ神様」
「伝承からして明らかに非戦闘系の人物ですから。まあ見ての通り完全に宝具ありきのサーヴァントで間違いないでしょう」
「宝具使えないような状況になったら即死でしょうねこの人」
「エウロペの運用時の注意点はそこです。彼女を攻略するなら宝具を使えない状況に追い込めば後は簡単に倒せます。
 エウロペのマスターはそういう状態にならないように敵の情報などを出来るだけ多く手に入れた方が良いでしょう。
 エンキドゥの様なタイプは特に天敵です。もし何の準備も無く出会ったらその時点で負けと言ってもいい」
「ちょっとエウロペさん駄目駄目じゃないですか!」
「ただし英雄本体が貧弱な分宝具がより強力なものを持っています。
 『青銅の守護巨神』は飛び道具持ち18mの巨大ゴーレム。『天星猟犬』は非常に汎用性の高い猟犬。
 特に『天星猟犬』はエウロペと相性の悪いアサシンに攻撃に対しての生命線になります」
「あれ?エウロペってアサシンと相性悪いんですか?」
「まず良くは無いでしょうね。英雄達から見れば彼女自身は戦闘に関するスキルは何も持ってないと言っても良いようなレベルですから。
 彼女単体の力では高い気配遮断スキルを持つアサシンの奇襲は防げない可能性が高い。そこでこの猟犬の感知力が役に立つと言う訳です」
「つまり撃たれる前に発見して撃ち落す理論ですね!?」
「はい。あと『青銅の守護巨神』の特徴から言っても進攻するのは滅法強いですが座して防衛するのは得意とは言い難い」
「ウルトラマン並に大きすぎますもんね……陣地に引き篭って~とかいってる場合じゃないですね。
 仮にウルトラマンタロスを周囲に潜ませておいてもアサシンの攻撃に気付かなければ全く意味が無いですし」
「よってかなり癖のあるアーチャーと言えます。極端に強かったり弱かったりするので上手く戦況を呼んで流れに乗る事が勝敗の分かれ目に繋がるでしょう」


「次はせっかくなのでアサシン、シモ・ヘイヘをやります」
「軍人!軍人!赤軍を蹴散らせー。っていうかこの人死亡時期が聖杯戦争期間ギリギリですね。死んで即召還、アレ俺はなぜ此処にいる?みたいな事になりそう」
「シモ・ヘイヘは先ほど解説したエウロペと天敵関係になるアサシンですね」
「このヘイへさんステータスは最低ランクですけど宝具の能力がかなりえげつないなぁ」
「まずスキルに一切無駄が無い。全保有スキルが彼の宝具『白い死神』の力を補助するのに役に立っています」
「これ正直な話防げるんですか?なんか一見無敵っぽいんですけど」
「危険に対する勘が優れている者や特に防御力に優れている者辺りでないとかなり厳しいと思われます。
 仮にサーヴァントが乗り切れてもマスターは無事では済まないでしょう。
 戦闘能力だけで言えば全然大した事はありませんが暗殺者としては非常に強力なサーヴァントです」
「ふ~むむむ。ところでエウロペとは天敵同士って話でしたけどあれってどういう意味ですか?」
「防衛力の低いエウロペをヘイへが遠距離から撃つってのは当然の話ですが、
 逆にエウロペの『天星猟犬』の気配探知の判定にヘイへが引っかかる可能性もあるからですよ。
 ヘイへの欠点としては戦闘力が低いので影から引きずり出してしまえば脅威度は格段に落ちますので」
「ほ~ぅ。あ!もしかして絡め手の得意なキャスタークラスも相性良くなかったりしません?」
「ええ正解です。キャスターとヘイへがと言うよりはキャスターとヘイへのマスターがですけど」
「ヘイへと別行動中にマスターへ攻撃や、仮にヘイへさんがそばに居てもキャスターの魔術攻撃からは守り通し難い、って事かあ」
「マスターの性能が高くないとヘイへを上手に使い切るのは難しいでしょう。正直主従が一緒に行動する利点が余り無いアサシンなので。
 ただ第四次聖杯戦争を生き残った衛宮切嗣や聖堂教会の代行者、言峰綺礼のような単独で行動しても全く問題ないマスターとは抜群に相性がいいです」
「最後にヘイへの運用に当たっての注意事項ですが護りに回った時点で負けです。常に攻めて攻めての攻勢で行かないと負けます。では次」


「皆鯖五次の本命の一人、ライダーチンギス・ハンです」
「この人が本命なんですか?てっきりセイバーが本命だと思ってましたよ俺」
「セイバーの方も本命ですが、日本での知名度で言えばチンギス・ハンの方が上かもしれませんね。ガウェインとは違い必ずどこかで耳に歴史人物ですから」
「ステータスはその辺の騎兵クラスよりは上。伝承から考えると敵に厳しく味方に優しいダークヒーロータイプと言ったところでしょうか?」
「なんか属性や方針的にも某征服王と対極っぽそうですねぇ。今此処に先生が居たら何て言ったんだろ?」
「主武装とスキルから考えても騎乗物から下ろして戦わせるよりも騎乗した状態で戦わせた方が断然強い。特に早駆けの乗法スキルが味噌です」
「このスキルの元ってモンゴル帝国がやってた一人に馬数頭を与えて一頭が疲れてきたら別の馬にチェンジってやつでしょう?」
「恐らく。あとさらにカリスマと軍略を持っているので、割と『王の葬列』で宝具戦を即選択するライダーマスターも少なくないかもしれませんね」
「あのーそんな簡単に宝具って使って良いもんなんですかマスターヴァゼット?」
「『王の葬列』の使用は別に問題は無いでしょう。まだ『四駿四狗』と『屍喰らいし天』が残っていますから。
 私の見立てでは並大抵の敵ならば『四駿四狗』で戦闘終了になるしょう。それ程に彼のスキルは先のヘイへと同様に宝具と相性が良い」
「幻想種クラスの獣が最大八頭も居ますもんね。幻想種は一匹でもとんでもなく面倒な敵って先生も言ってましたし」
「この対軍宝具の特徴は、宝具を使って段階的にパワーアップさせるという他の宝具には無い特徴があります。
 例えば『王の葬列』で500体の兵を召還したらその500体の兵を使って『四駿四狗』を練り上げ、さらにその八頭を使って『蒼の狼』を呼び出します」
「……ぶっちゃけこれってかなり手間なんじゃ?」
「確かに欠点も有る宝具ですけど利点もちゃんと存在しますよ」
「本当に?」
「これだとより戦略的な宝具運用が出来ますから。指揮官であるチンギス・ハンからしてみればベストの宝具と考えられます。
 一例ですが1000体兵を召還しその全てを使って『四駿四狗』を全頭作る必要はありません。
 500体だけ使って何頭かの『四駿四狗』を作ると言った状況に応じた戦力調節をしてもいいわけです。特に八頭全部の同時運用は魔力負担が非常に大きいですから」
「おおーっ!凄いですよ!ヴァゼットセンセー!!」
「しかしこの宝具にも欠点はあります。『屍喰らいし天』の使用には『四駿四狗』が八頭全てが必要になりますから一頭でも潰されていれば使用出来ません。
 ただその分『屍喰らいし天』が発動した時の報酬は大きい。神獣クラスの幻想種が相手では対城宝具かランクの高い対軍や対人宝具でも無いとまず倒せないでしょうね。それから───」
「この宝具を使用する際には場所に十分注意して(四駿四狗の)用量(死屍蒼狼の)用法を守って正しくお使いください。俺との約束だっ!ですよね!?」
「補足感謝します。ですのでこのポイントがチンギス・ハン攻略の分かれ目になるでしょう。如何にして最終宝具にクラスアップする前に『王の葬列』や『四駿四狗』を削れるか。では最後行きます」


「皆鯖五次の本命その二、セイバーガウェインです」
「俺この人知ってますよ。円卓の騎士の一人で有名な騎士ですね?」
「知名度、能力値、伝承から考えても強力な英霊から選抜されるセイバークラスの中でもかなり強力な部類のセイバーです。おまけに非常に扱いやすい」
「うわぁぁあ!つかマジすげえ強いんですけど!!超カッコいいぃぃぃい!」
「強い硬い速いの三拍子加え、魔術や精神攻撃にも強く、非常にタフネス。
 彼と真っ向から勝負した場合止められそうなのが皆鯖五次だとチンギス・ハン位しか居ないですね……彼が相手だと私では太刀打ち出来ない……」
「当たり前じゃないですか!この大英雄に勝つ気ですか!?何考えてるんですかヴァゼットセンセー!!?」
「シャラップ!授業中は私語を慎みなさい!────フラガラック───ッ!!」
「──────アーッ!!!!?」
「こほん……少々授業妨害がありましたが授業を再開しましょう。何か質問はありますか?」
「………。(おいおいおい!フラットが星になっちゃったぞ……マジ怖えぇぇぇえ!)」
「…………。(強いて質問するならさっきの凄いビームみたいなのは何だったか訊きたい。でも訊かない、だって死んじゃうもの…)」
「無いようですね。さて宝具の『不滅なる誠の緑衣』ですが一度限りでは有りますがどんな武器の攻撃からも守ってくれる防御宝具となります。
 ただランクがCランクなので大きくランクが離れている宝具によるは保障は出来ませんがCランク以下の宝具ならほぼ無敵でしょうね。
 魔術に関しては判定外ですがまあ対魔力が強力なので問題ありません。ガウェインの性能が非常に高いので使い方次第ではこの宝具だけでも敵を討ち取れます」
「では彼の切り札である『燦然たる陽光』に入りますが、持ち主の力を聖剣を通して放つエクスカリバーとは逆に、聖剣の力を持ち主に流すタイプの宝具のようですね」
「このガウェインも聖マルガリータと同じくある種の限定タイプのサーヴァントです。
 日中は街中での戦闘は原則に引っ掛かるため無理ですが、人の居ない郊外などでならば十分に活用出来るでしょう」
「マスターたちの工夫次第で問題無く使える分まだマシってことか。確かに砂漠のど真ん中で海限定使用の宝具とかよりは全然何とかなる」
「そう言えばラメセス二世も日中に無敵とも言える性能を持っていますが、この二人が戦うと凄いことになりそうですね。
 普通じゃまず考えられない回数の真名解放による宝具大合戦になるでしょうからある意味凄く見たい様な見たくない様な戦いですフフ」
「な……なんで、ヴァゼットセンセーがラメセス、二世を知ってるん、ですか?」
「い生きていたのかフラット!しっかりしろ明らかに致命傷だが傷跡は小さいぞぉぉ!」
「それはですねフラット君。私はこの講義に備えて今までの講義の予習してきたからです」
「そ、それは偉い…俺らのベルベット先生にも見習って、ほしいところです、ぐふっ」「さらばフラットォォ!」
「さて肝心なガウェインの攻略法ですがナチュラルに強いのでハッキリ言ってこれと言ったものがありません。
 精々早期にガウェインの真名を看破して間違っても日中に彼と戦うなという程度しか助言出来ませんね。残念ですが実力で勝つかマスターを潰しましょう」


「では授業をコンパクトに纏めてみた皆鯖五次の総評に移ります。
 皆鯖五次で純粋に強いのはセイバーのガウェインですが基本深夜に戦闘と言う聖杯戦争の特性上チンギス・ハンの方が若干有利かもしれないですね」
「ところでそのチンギス・ハンの蒼き狼は大きい過ぎるんですけど大丈夫なんですか?」
「神狼は使用タイミングを自分で選択出来る分まだ避けられるリスクです。常に大きい清姫に比べた可愛いものですよ」
「順当に戦況が進めば決勝まで残ってるのはガウェインとチンギス・ハンで決まりでしょう。
 残念ですがこの二人は英雄としての格が他とは違いますから。時点に神性の高いロムロスと言った感じですか」
「はい質問です。番狂わせは無しですかミス・バゼット?」
「番狂わせが起こるとしたら、アサシンとして非常に強力なヘイへの狙撃と清姫の『消えぬ情念』に注意することですね。
 特にヘイへの奇襲は油断しているとマスターが意図もアッサリと死にます。遠距離から攻撃して来ますからマスターでは撃たれるまで気付きようがない」
「ハイ!ヴァゼット臨時教諭~。全く名前の出ないノッポで可愛くないキャスターは駄目駄目なんですか?」
「長身女性蔑視発言禁止フラガラック!!」
「プァアァアアアアァアーッ!???」
「問題ありません。聖マルガリータは私が勝たせます。では以上で皆鯖第五次の講義を終了します。起立、礼!
 では生徒の皆さんお元気で。(スタスタスタ、ガチャ…あれドアが開かない?ガチャガチャガチャ!…………ドゴーーン!)よし、では皆さん失礼」
「ああ、マスターV早く帰ってこないかなぁ……」


                 ~FIN~