つれづれ > 新しい教え方はないのだろうか? > スキー編


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新しい教え方はないだろうか?と常に考えていますか?


 スキーをやったことのない方にはちょっとわかりづらいたとえ話かもしれませんが...。

 私は高校時代にスキーを習いました。
 プルーク(ボーゲン。両足をハの字に開いてスピードを制御しながらすべるすべり方)を教えてもらい、悪戦苦闘しながら2日ほどで、何とか滑れるようになりました。

 私の息子は半日でパラレル(両足をそろえてすべる)で滑れるようになりました。六甲山の人工スキー場で教えたので、行き帰りの時間を考えると長くても3時間ぐらいだったように思います。
 私は今でもきれいなパラレルでは滑れません。プルークからパラレルに持っていくには非常に大きな努力が要るのです。足を開くことで安定して滑れるという固定概念が入ってしまうため、両足をそろえることに恐怖感が生まれます。そのためになかなかそろえられないのです。

 いろんな人に教えてもらったり、本を読んだりしてわかったことは、
  1. エッジの使い方
  2. テールの滑らせ方
  3. それらに伴う加重変化
が基礎の基礎である、ということです。

 そこで息子にはこれらの基礎を徹底して教えて短時間で覚えられる方法を考えました。
  • 横滑り
    • 斜面での立ち方、エッジの効かせ方と加重変化との関連を学ぶ
  • 斜滑降
    • 斜めに斜面を横切ることと、テールを滑らせることで停まれることを学ぶ
  • ギルランデ
    • 斜滑降をしながら加重変化をすることでテールを滑らせたりエッジを利かせたりしながらジグザグに斜面を横切りターンの基本を学ぶ
  • パラレル!

たったこれだけです。約3時間できれいなパラレルで滑れるようになりました。

 残念ながら、初心者にスキーを教える場合、今でもプルークから教えているようです。

 スキーの基礎技術を徹底的に教え込み、無駄な回り道をせずに次のレベルへいけるようにしたほうがいいのではないでしょうか。

 教える立場の人は(スキーだけでなく)本当に今の教え方でいいのかということを常に考える必要があると思います。もっといい教え方はないのか?と常に自問自答し、新しい教え方を考えてみてください。
 基本は大事です。基本をすっ飛ばすと、あとで痛い目にあいます。それは間違いないことですが、「本当に必要な基本は何か」を真剣に考えてみてください。常識は知ってる方がいいのですが、常識がじゃまになることも多々あります。今まで常識とされているものを疑ってかかることも必要です。本当に必要な基本を身につけてもらい、回り道をせずにより高いレベルへ導いていける方法を常に考えていただきたいと思います。


スキーの教え方について補足


 実は、プルークは非常に難しい技術です。どちらかというと力技で両足を押し出して広げるため、足の力の弱い人は開きにくいのです。両足に均等に乗っていると、谷側に体が向いていきます。それ自体が恐怖なのですが、谷側に向けばどんどんスピードがついていきます。スピードが速くなるとその押し出す力をもっと強くしなければコントロールができなくなり、恐怖心がさらに強くなります。

 左に曲がりたい場合、右の足に体重を乗せます。右側のスキーのテールが滑ることで左に曲がっているのですが、足を開くのに必死なため、その感覚はつかみにくいのです。また、形にとらわれてスキーがなぜ曲がっていくのかを見落としてしまいがちです。

 さらに厄介なことは、プルークでは片足で曲がる動作をしているということです。
左に曲がる場合、左足は補助輪と同じです。右足で滑ることで曲がっているのですが、左足は補助輪として使っているため、体重がそちらにも残っています。つまり、曲がるための右足の滑りも不完全なのです。
 その練習をどんなに続けても、両足をそろえて滑る場合の姿勢や体重の掛け方の練習にはなりません。その不完全な状態で練習を続けていくと、両足をそろえる練習は非常に大きな労力を必要とします。
 パラレルで滑る場合、両足にほぼ均等に乗るほうが安定します。両方のスキーのエッジを効かせた方が、コントロールもしやすくなります。ところがプルークでは片足で操作していますから山側の足の扱いが非常に難しいのです。私の場合、残念ながらまだ両足に均等に乗ることができません。慣れていない山側の足に乗ってしまうことで不安定になったり転倒したりということになります。

 スキーのターンの基本は加重変化によってテールを滑らせることです。
 横滑りの練習のときにまずスキーの重心に乗ることを覚えます。エッジの効かせ方で横滑りのスピードをコントロールすることを覚えます。このときに姿勢とエッジの効き方の関連を同時に覚えます。さらに、伸び上がったり沈み込んだりすることでスキーにかかる加重を変えることができ、エッジの効き方や横滑りの量をコントロールできることを学びます。
 この一連の横滑りの練習の中ですでに、スキーを横に滑らせるという感覚と、その滑る量をコントロールするということを覚えることができるのです。この時点で基本の基本はマスターできています。あとは応用問題としてターンをするだけです。

 プルークを練習する意味は、私の知らないところにあるのかもしれません。
 でも、横滑り→斜滑降→ギルランデ→パラレルという練習方法で十分だと思います。わざわざ回り道をして、悪い癖をつけ、それを修正するために長時間の努力を必要とするプルークは(本当に必要だとしても)、パラレルを滑れるようになるまでは必要ないと思います。
 それ以外の意味合いがあるのであれば、そのあとに練習をすればいいのではないでしょうか。



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