つれづれ > 空気を読む


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いきなりですが...。

『空気を読めないやつはバカ者だ。
でも、空気に振り回されて自分を出すことのできないやつは大バカ者だ!』


「K.Y」という言葉が氾濫しています。
ある方のブログで、山本七平さんの 『「空気」の研究』 という本を知りました(どなたのブログか記憶していません)。そして読みながら、ある方の講演を聞きながらひらめいたのが上記の文章です。

この本は昭和52年に発刊されたものです。
空気が私たちを支配した事例をいろいろと挙げて、日本人にとって「空気」というものがどれだけ大きな影響力を持っているかを書いておられます。
例えば、自動車の排気ガス問題。日本では排気ガスに含まれるNOxが悪者にされ、NOxをより多く排出するディーゼルエンジンの車が売れなくなりました。ヨーロッパではNOxは問題にされておらず、今でもディーゼルエンジン車の方が人気があります。NOxが人体に影響があるという科学的証拠は少なくともその当時にはなかったのです(詳しいデータを持っていないので、山本さんの書いておられることにこのままのります)。その当時の事実(科学的根拠がない)を知っている人たちはたくさん居たようですが、それを口にすることはできなかった、口にしたとしてもその当時の空気に支配された人たちからまるで罪人、非国民扱いにされたようです。
太平洋戦争に突入したのも空気です。戦艦大和が沖縄へ向かって航行中に沈没してしまったのも、当時の状況判断では沖縄まで安全にたどり着けるという保障が皆無に等しかったにもかかわらず、空気によって出撃が決定されたと書いてあります。

残念ながら、「私たち日本人は空気に支配されている」というのは事実のようです。
赤福の問題にしても、船場吉兆の問題にしても現場の担当者はやってはいけないと思いながらも空気に支配されてやってしまったのかもしれません。恐ろしいのはその先、日付を改ざんしたり、産地を改ざんするのが当たり前の空気になってしまっていたとしたら...。

「空気が支配する」状況のとき、「あの状況では仕方がなかった」ということになりがちです。「その状況では誰でもそうしたよな」ということになり、決定したはずの人の責任が不明確になります。
二度と起こさないようにするためには原因を追究しなければなりません。ところが「空気」だとすると原因の追求のしようがないのです。あえてある種の「空気」を原因だと決めても、何しろ「空気」ですからコントロールはほぼ不可能です。

※論理展開が苦手なので、上記の文章では理解しづらいかと思います。そんな方は、山本七平さんの 『「空気」の研究』 を読んでください。
言葉による論理展開で、私にとっては非常に読みづらい本でした。半分も理解できていないような気もします。

ところで皆さんの周りでも空気に支配されていることってないですか?
「K.Y」と言っている人たちの多くは空気に流されている、あるいは振り回されているような気がします。
例えば...。会議の中で、社長の意向を気にして社長が望んでいるであろうことしか言わない空気。学校で、本当はやってはいけないと思いながら自分も加わらなければ、自分がいじめられるという空気。

そんな空気に皆さん、流されていませんか?

赤福も、船場吉兆も内部告発で発覚したようです。空気に流されるのが嫌だった人たちが、内部でどれだけ言っても直らないので(本当は言えなかったのかもしれません)、内部告発をしたのではないでしょうか。

そう考えると少しは日本人も変わりつつあるのかもしれません。
山本さんがこの本を書かれてから約30年、今現在の日本をご覧になって山本さんはどのように感じておられるのでしょうか。大変気になるのですが残念ながら、1991年に亡くなられています。

「空気を読む」ということは非常に大事なことだと思います。空気が読めなければ、まわりの人への気遣いができません。あるいは、相手に自分の伝えたいことを効果的に伝えることも難しくなります。
でも「空気に流される」ことは絶対に避けなければならないと私は考えています。空気を読んだ上で自分の伝えたいことを伝えるのがその場にいる私の役割だと考えています。そうでなければ私がそこにいる意味がない。

そう考えると、最初に書いた言葉になるのです。

空気を読めないやつはバカ者だ。
でも、空気に振り回されて自分を出すことのできないやつは大バカ者だ!



このページに対する感想・コメントはこちら↓↓↓で
  • 南様をGOさんのHPで知り、とても優しい心の方だなぁ文章の中から拝見し尊敬しています。人間は心と言葉を与えられた動物なのに、今の世の中に一番不足している事が、寂しいと思っています。同様の物事を激怒して伝えるか?優しく伝えるか?で相手の受け取る気持ちは違う筈です。南様のHPを拝見しながら、とても良い気持ちで勉強させて頂いています。今後とも素敵なアドバイスを宜しくお願い申し上げます。

    -- キンキン妻 (2008-02-07 10:27:14)
  • キンキン妻さん
    わざわざこちらまで来ていただきありがとうございます。それにお褒めの言葉までいただき本当にありがとうございます。
    また、遊びに来てください。どんどんご意見もお願いします。 -- minamim (2008-02-07 23:36:49)
  • 空気に振り回されて自分を出すことのできないやつ
    は大バカ者だ!…まさしく、私のこと思います。
    私の意志は、あってないようなものかもしれません。
    心の底ではなく、全体で他者から良く思われたい…。
    のけ者、いじめられる、排他されることに対して、
    心底恐怖を感じてしまいます。自分の意見はあるのに、
    今ここで~をいうと、つまはじきにされるな…。
    皆に、上司に迎合しておこう、黙っておこう…。
    何と情けない…。
    だから、私は様々なペルソナを持っており、
    場面場面で使い分けています。今では、どのペルソナ
    が本当の我なのか、分からなくなっています。
    言いたい事は、たくさんある!しかし、言うのが極度に
    怖い。人間が怖い…。でも、人間社会で生きていかねば
    ならない…。
    もう、疲れました…。最後に行き着く所は…。
    太宰治さんの「人間失格」、生きていく事に失望し、
    「走れメロス」で人間愛を感じる。
    私は、これからどうなるのだろう…。
    やはり、人間は疲れる…。生きていくことは、
    とてもしんどい…。 -- 一番搾り (2008-02-27 22:05:22)
  • 一番搾りさん
    コメントありがとうございます。

    >場面場面で使い分けています。今では、どのペルソナ
    >が本当の我なのか、分からなくなっています。
    多分、全部あなたです。全部あなたの一部だと思います。
    えらそうにいろんなことを書いていますが、私だって場面によって話していることは違っています。人間なんてそんなものじゃないでしょうか。
    こんなに気持ちを素直に表現できるんですから、まだブログを持っておられないんだったらつくって、書いてみてはいかがでしょう。
    最初はきっと誰も相手にしてくれないかもしれません。でもきっと誰かが見てくれています。共感してくれるひともきっといます。

    私は「ひとが生きる意味は自分を表現すること」だと数年前から思うようになりました。ですから、このエントリーに書いたように「自分を出せないやつは大バカ者だ」と書いたのです。でも、この気持ちに到達するまで50年近くかかりました。
    残念ながら、自分が絶対に正しくて相手が言うことを全く受け付けないひとがいることも事実です。こういうひとが上司の場合、迎合するしかありません。でもその中でわずかでも良いから自分のやりたいことを加えればいいと思います。

    ほぼ日手帳を私は使っていますが、今日の一言に
    「制限は『縛り』と考えるのではなく『楽しい課題』と考えて・・・」
    とありました。
    制限は絶対にありますが、縛りと考えると身動きが取れなくなります。制限の及ばないところ、制限内で自分らしさを表現できることを1mmで良いから考えてみませんか?
    宇多田ひかるさんの「Wait and See~Risk」という歌に
    「変えられないものを受け入れる力
    受け入れられないものを変える力を頂戴」
    という歌詞が出てきます。
    それを求めてがんばってみませんか? -- minamim(管理人) (2008-02-28 14:56:01)
  •  お返事ありがとうございます。様々なペルソナを持った私が、ここ管理人さんの所にたどり着いたのも何かの、縁かもしれません。本当に、生きていく事にしんどさを感じ、人間とは何なのか?
    変えられないものを受け入れる力
    受け入れられないものを変える力を頂戴という言葉にも、また管理人さんに生きる力を与えてもらったようなきがします。
    他者から嫌われること、排他されることの恐怖を極度に恐れる私…。
    誰からも、良いように見られたい、思われたい、八方美人には、もう疲れました…。
    1ミリでも…といってくださる管理人さんの、言葉…。胸に響きました。
    自分の足元、原点を見直す良いきっかけを頂いたと思います。
    本当にありがとうございました。こちらが勝手に力をもらっていますが、
    このブログは、大切にしたいと思います。
    -- 一番搾り (2008-02-28 19:58:26)
  • 一番搾りさん
    「すべては必然必要ベスト」だと私が勤めている会社の創業者はいいます。
    昨日書いて頂いたコメントを見て、どうお返事をしていいのか悩んでいたときにほぼ日手帳のエントリーを見てお返事を書きはじめました。これを見なかったらまだ悩んでいたかもしれません。
    何かのご縁でしょうから、良ければ時々訪れてください。ありがとうございます。 -- minamim (2008-02-28 23:08:43)


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