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「まぁ、ちょっと落ち着くです。ちゃんと方法があるです。」
メルフィーは微笑みながら説明し始めた。
「この木は私の能力で作り上げた木で、何らかのIMによる攻撃に反応して動くんです。止める時もIMで。」
「いや、まず俺がIMを使えないんだが。」
「だから、引き出してもらうです。」
そう言うと、メルフィーはゼロをその大量の木の真ん中の、ポッカリと空いた空間の、真ん中に連れて行く。
「ちょっとここで待ってて下さいです。」
と、ゼロを真ん中に取り残してその空間の中から出て行く。
「さて、刀を出しておいた方が良いですよ?」
そう言って、メルフィーは木に片手をつける。
「は?」
その手からは蔓の様な物が伸び、木にめり込んでいく。
ゼロはワケが分からない。
「木が襲ってくるです。」
「・・・は?」
そして、木から次々に枝が伸び始めた。
その枝は集まって幾つもの腕になり、それぞれ自由に動き回る。
「さて。今、私は能力によって、この子達に力を与えたのです。貴方は、この状態で戦ってもらうです。」
「・・・はぁ?!」
「人間って、極限状態になると何でも出来るものです。」
「いや、ちょっと待てよ。」
「武器を出してて下さいです。」
「だから待てって。」
「では、始めましょうか。」
「待てっ・・・ふぎゃあ!」
いきなりの木の腕の攻撃に、ゼロはしゃがんで避ける。
そして、急いで日本刀を形成、引き抜いた。
他にも襲い掛かってくる木はあったが、全て切り刻む。
まだ襲い掛かってくるが、全て切り刻んだ。
あの化物を相手にする様に。
あの化物を切り刻む感覚で。
全て、切り刻んだ。
数分後、腕達は一度攻撃を止めた。
「はぁっ、はっ、・・・何だ?」
腕達はぐにょぐにょと変な動きをした後、また数匹の蛇の様に襲い掛かってくる。
ゼロもすぐに対応をするが、
「っ何だぁ?!」
今度は腕達の動きが違う。
一方的に突っ込んでくるのではなく、攻撃を受け流している。
まるで本物の人間と戦っているような。
そして、ゼロの体制が崩れると、後ろから思いっきり拳を叩き込んだ。
ゼロは前のめりに吹っ飛んだ。
「そうそう、言い忘れてましたけど、この木達は頭が良いです。相手の戦い方なんてすぐに分かっちゃうのです。」
「先に言えよ。」
腕はちゃんとゼロが立つのを待っていた。
「・・・型なんて知らないぞ、俺。」
「だからここで叩き込んでもらうんです。」
「なんて強引な」
「丁度良いじゃないですか。IMも使えるようになって、剣術の型まで覚えれる。一石二鳥とゆうモノです。」
「・・・鬼だ。」
「来ますよ」
ゼロが振り返ると、もう腕が突進を始めていた。
ゼロはそれを思いきり薙ぐ。
「っあーもうなん何だよ!」
その後も次々と向かってくる拳を、ゼロは防御し続けた。
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