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「あれ?ここに一度来た事あるの?」
「・・・ああ。」
ゼロが助けてもらった少女の小屋の前で、三人は話していた。


「いらっしゃいです、兄さんと、その友人方。」
メルフィーが紅茶を出しながら、親しげに挨拶をする。
「あと、ゼロさんでしたっけ。また会うとは思わなかったです。」
「俺もだよ。」
「いやー、僕の弟ちゃんと知り合いだったなんてねぇー。」
「俺だって驚いたよ、ちゃんと本名聞けばよかった。」
ゼロは紅茶を啜りながら言う。
ヒロ・フォートレに、メルフィー・フォートレ。
確かに、苗字は同じだ。
        • 弟?
「ん?弟?」
「そうだよ。」
「そうなのですよ。」
「へぇ・・・・・。」
いや外見からすると女なのだが。
でも男と言えば男・・・
「まぁ、外見が外見だから仕方無いね。」
「良く間違えられるです。」
メルフィーはにっこりと微笑みながら言う。
やはり、男とは思えない程可愛い。
「で、今度からはココにゼロさんが泊まる予定なのですね?」
「そうだよ。一応協力者だからゼロ君の事宜しくね、メルフィー。」
「もちろんなのです。」
こうして見ると、二人は確かに仲の良い兄弟に見える。
「さて、じゃあゼロ君はメルフィーにしごき上げてもらおっか。」
「?」
「これでもあの子、君より強いよ。」
「ああ、たいしたもんだぞ。」
黒金が言うのだから、相当な物だろう。
「叔父上に鍛え上げられたですからね、小さい頃から。」
「じゃあ、僕達はこれで。」
「まだ色々、やらなきゃいけない事があるのでな。」
ヒロと黒金はそう言うと席を立った。
「詳しい事はメルフィーに聞いてね、僕達ここの事に関してはサッパリだし。」
「分かった。」
ゼロとメルフィーは二人を見送ると、リビングへと戻っていった。
「で、俺は何をすれば良いんだ?」
ゼロは椅子に座りかけたメルフィーに言う。
「積極的ですね。」
「何もやらないのは失礼だしな。」
「そうですね、じゃあ今から・・・」
そう言うとメルフィーは、テーブルにある花瓶を右に素早く動かす。
すると、大きな音を立てて、向こう側の床から壁が現れた。
その壁には、斧や大鎌、鉈や太刀など、美しく彫刻された物騒な武器が数多く飾られている。
「貴方の技能、体力、気力といった戦闘能力を、実戦によって調べさせてもらうのです。」
ニッコリとしながら斧を手に取った。
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