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「で、何でラジオが喋ってるんだ?」
「そうよね、電波でも送られてるのかしら?」
「知らないよ、僕だって今さっき意識を持ったんだから。」
喋るラジオと人間二人が、何か真剣に話している。
「・・・・・・・・・。」
ゼロは横で、ポカンと見ているだけだった。
「どうゆう原理なのかしらね、後で昔に例が無いか見てみないと。」
「それよりまず解体だろ、細工がしてあるとしたら面白い。」
「おいおいジョニー、解体だけはよしてくれよ。」
ジョニーって誰ですか、つーか何普通に話しちゃってるんですかアンタ達。
ゼロは突っ込みたかったが、二人と一機の話のテンポについていけず困っていた。



「で、ヤツに邪魔をされた・・・・とゆうワケか。」
長いテーブルの一番向こう側の老人が、ゆっくりとしゃがれた声で言う。
「はい。今回の目的はまだハッキリしていませんが、こちらの目的が分かっているのなら、恐らく戦う気でしょうね。」
テーブルの反対側に居る青年がはっきりと答える。
老人は息を長く吐いた後、
「こちらの密偵に色々調べさせよう、無駄だとは思うが。」
「はい、御願いします。元大総長殿。」
その上の天井では、金髪の少女が聞き耳を立てていた。



「どうだった?」
ヒロは天上から降りてきたソロモンに質問する。
「やはり、あちら側に協力していたワケでは無いようだぞ。」
「そうか。やっぱり黒金は単独か・・・・それか知り合いを集めてるね。」
「どうする?やはり対策を・・・・。」
「いや、いいよ。多分あの子を浚ったのは施設の妨害だろうし。」
「そうか、では私はこれで失礼させてもらうぞ。」
それだけ言い残して、ソロモンは部屋を出て行った。
ヒロはそれを確認すると、反対側のある大きなガラスの向こうの景色へと目をやる。
そして、さっきまで穏やかだった笑顔は、一瞬で深刻な表情へと変わった。
「黒金、君は一体何を考えているんだ?」
月に向かって、静かに呟いた。



「さて、それじゃあゼロ君、君はどうしたいんだい?」
「は?」
いきなりのラジオの質問に、ゼロは少し戸惑った。
「いや、だからさ。さっきこの人達が行って多様に、ただのエネルギーとして施設に入るか、」
そして、何だか場に馴染みかけてる喋るラジオが、最後の部分をゆっくりと言った。
「施設と戦うか。」

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