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「・・・・・・嘘だろ?」
ゼロはただ、驚くしかなかった。








「どうします?総長。」
キールは慌て気味にケインと廊下をいそいそと歩いていた。
「それを今から会議するんだろう?」
ケインの言動は至って冷静だが、歩き方は少し乱暴だった。
「そうなんですが、何なら私が今から」
「それだけはいけない、あの子に疑われたら大変だ。」
キールが全て言う前に、ケインが言葉で押さえつける。
「・・・・分かりました。」
キールは素直に言う事を聞いた。
丁度、会議室と書かれた、大きな扉の前へと、二人は着いた。
「待っていました、どうぞ。」
扉の前に居た、警備員らしき人物が言う。
二人は、その扉の中にいそいそと入っていった。



「さて、早速状況を報告させてもらおうか。」
前に並ぶ4人に向かって、ヒロは喋りかける。
「はい、・・・・黒金に妨害されてしまいました。」
金髪の髪の毛を肩まで垂れ下げた少女、ソロモンが言った。
「へぇ・・・・、黒金がねぇ。」
「アイツ、あんなに強かったんだね☆」
「ただの傭兵だと思ったのにぃー♪」
双子は相変わらずはしゃいでいる。
「それに、あの今回のターゲット。・・・殺るなら俺が殺りに行くから☆」
包帯を巻かれた肩を押さえながら、双子の片方のビックスが呟く。
「そこまで憎いか」
黒装束の人間が、表情を変えずに言う。
ビックスは少しムッとした顔をして、
「憎いよ?だって傷つけられたんだもん☆」
と、明るく言った。
「その時は、俺もやっちゃうよ♪」
「もう、ウェッジには殺らせないぞ☆」
「ビックスのためさっ♪」
兄弟愛と言うか、何と言うか。
不思議な空間が、双子のまわりを包み込んでいた。
「で、今後の作戦だけど・・・・。」
そんな双子のやりとりはそっちのけで、ヒロは話を続けた。



「嘘ではない。」
黒金はキッパリと言う。
「まぁ、ゼロ君の気持ちは分からないこともないけど。」
「いやイヤIya嫌ちょっと待てよお前等。」
変換間違えてるよ。
「うっさい作者!」
「誰と話してるの?」
「何でもないよ。」
ゼロは慌てて返事をする。
「そうだよ、何でもないよー。」
「そうか。・・・・・・?」
「・・・・・?」
「・・・・・?」
三人は固まり始める。
「何止まってんのさ。」
やっぱり声がする。
ゼロは慌ててポケットの中を探った。
ポケットの中にあるのはラジオだけ。
車でここまでに来る前に持っていた、
「アンタは今更驚く必要ないでしょ。」
「・・・そうだった。」
喋るラジオ。
「・・・ラジオが喋るのか。」
「・・・喋ってるわね。」
二人に驚いた様子は無く、冷静そのものだった。
「普通驚くだろアンタ等。」
「あんまり驚かないな。」
「昔から慣れているのよね。」
呆れるほど冷静な二人だった。

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