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「え、昨日俺を落としたヤツが見つかったのか?」
「ええ、そのようです。」
学校のお昼の昼食時。
キールとゼロは学食を食べながら少女の事を話していた。
「捕まった?」
「いえ、戦って戻ってきた施設の方がいるので、その人に直接聞こうと思います。」
「そっか・・・・。」
「それと貴方も来て下さい。」
「あー、俺被害者だったか。」
とか昼飯中に喋っていた。


ここは学校の屋上、殆ど人が来ない所だ。
ゼロ達は話を聞かれてはマズイので、とりあえずここに来て話す事にしていた。
「で、今日施設に行ったら直行なの?その人の家に。」
キールはメロンパンのクッキー生地の部分をカリカリ齧りながら、顔を縦に振って答えた。
「急がなければ、次の被害者が出かねません。」
「そうだな、俺みたいに助かればいいけど、助からなかったら大変だもんな。」
キールはメロンパンのクッキー生地を食べ終わると、普通のパンの部分を一気に口に入れた後
「ほうふうことでふ。」
と言った。
因みに約すと「そうゆうことです。」である。
「とりあえず口に物入れて喋るのはやめような。」
キールはコクコクを顔を振った後、喉にパンが引っ掛かったらしく一緒に買った牛乳を音を出しながら飲んでいた。
ゼロは横でそれを呆れながら見ていた。
「それだ、今日は学校が終わったらそのまま一緒に来てくださいね。」
「俺達二人だけでそこまでデートさせる気かこの野朗。」
ゼロは凄く嫌そうな顔でちょっと遠まわしに拒否した。
キールはそれを見て、
「大丈夫です、トマトク・・・・じゃなくてシロタカも来ますよ。」
と付け足した。
ゼロは安心した様子。
「俺がお前と付き合ってるなんて噂されたらたまらないからな。」
「そんなに私が嫌ですか。」
「いや、そうゆうワケじゃない。」
キールは容姿が一般に言う「凄く可愛い」なので、男子生徒達の注目の的なのだ。
そして、一部女子から嫉妬されている。
しかし本人は気付いてないらしく、普通に暮らしている。
そしてその「学校のアイドル(はぁと)」な少女と付き合おうものなら男子学生から集中砲火を食らうのは言うまでも無い。
「さて、そろそろチャイムが鳴りますから行きましょうか。」
とキールが言った直後、丁度予鈴が鳴った。
ゼロはまだ食べてる途中なのでちょっと焦った。
「では、先に行ってます。」
「ちょ、待てよ!」




「あー、来た来た。オーイここだよー。」
片目を縫ってある男が大声で叫んだ。
その叫ぶ方向にはゼロ達が居る。
「・・・・シロタカ、ちょっと聞いていいか?」
「ん、何?」
「どうしてこんなに注目されてるんだ?」
周りには人通りの少ない道なのに、何故かシロタカを見る人ばかり。
しかも全員女。
「僕は知らないよ、勝手に着いてきちゃったんだ。」
「まぁ確かにシロタカは容姿が良いですからね。」
お前もな。
「じゃあ、とりあえず出発ですね。」
「早くしてください、二人とも。」
キールはいつの間にかシロタカより早く車に乗っていた。
二人はちょっとの間、キールを呆れた目で見ていた。
「何してるんですか、早く行きましょう。」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
二人はしばし絶句。


「この辺のハズなんだけどなぁ・・・・。」
シロタカは地図を広げて悩んでいた。
「シロタカ、地図反対。」
ゼロに指摘されてシロタカは慌てて地図の向きを元に戻す。
「本当に大丈夫かな・・・・。」
ゼロはシロタカに聞こえないように呟いた。
キールも口には出さないものの、不安な顔をしている。
「・・・・・・シロタカ、何所にその人は居るんですか?」
「ここらへんのハズなんですけど・・・・。」
「その人が住んでる所は?」
「自営業をやってるみたいです、えっと・・・・バーですね。」
「バーなんて何所に・・・・・。」
呆れて頭を掻き毟り辺りを見回してみると・・・・。
ゼロが見る先には、女性が立っていた。
店のシャッターを開け終り、看板を表に引っ張り出してる。
その看板には、「バー『ますたぁ』」とグニャグニャした文字で書いてあった。
いかにも「バー」な感じの店である。
「・・・・・なぁ、あれじゃないのか?」
ゼロが指をさしてシロタカとキールに聞く。
「あ、あった!」
シロタカはかなり驚いていた。
アンタ確信があってここに来たんじゃないのかよ。
ゼロは口には出さなかったが、そう思っていた。
「二人とも、早く行きますよー。」
二人がそうしている間に、もうキールは店に向かって歩き始めていた。
「・・・・・なぁ。」
「ん?」
「あの人いつもあんな感じなのか?」
「そうだよ」

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