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「・・・30分経過、ですか。」 メルフィーは木の手に持ってもらっている懐中時計を見ながら言う。 その近くで、 「はっ、くぁっ、だありゃあ!」 ゼロは、叫びながら、沢山の木の腕と戦っていた。 「ふーむ、型も完成してきましたです。」 メルフィーは楽しそうに観戦している。 「ですが、まだIMが出せていないです。・・・やっちゃいます、です。」 メルフィーはそう言うと、隣に置いてあった大きな斧をひょいと持ち上げる。 服の中からは木が覗いていた。 「はい、ストーップです。」 メルフィーがそう叫ぶと、木の腕達は忽ち動きを止め、シュルシュルと元に戻っていった。 ゼロも刀を鞘に仕舞う。 「あ、ゼロさんはまだですよ。」 「・・・えっ。」 「次は、ワタシと戦ってもらうです。」 親愛なる友人、シロタカへ。 この前の話について、考えてくれただろうか。 協力してくれるのであれば、先程の女性に返事をして欲しい。 追伸 時間が無い、早めに頼む。                           黒金。      
「・・・30分経過、ですか。」 メルフィーは木の手に持ってもらっている懐中時計を見ながら言う。 その近くで、 「はっ、くぁっ、だありゃあ!」 ゼロは、叫びながら、沢山の木の腕と戦っていた。 「ふーむ、型も完成してきましたです。」 メルフィーは楽しそうに観戦している。 「ですが、まだIMが出せていないです。・・・やっちゃいます、です。」 メルフィーはそう言うと、隣に置いてあった大きな斧をひょいと持ち上げる。 服の中からは木が覗いていた。 「はい、ストーップです。」 メルフィーがそう叫ぶと、木の腕達は忽ち動きを止め、シュルシュルと元に戻っていった。 ゼロも刀を鞘に仕舞う。 「あ、ゼロさんはまだですよ。」 「・・・えっ。」 「次は、ワタシと戦ってもらうです。」 ---- シロタカが貰った手紙。 書く所が無いからここに。 親愛なる友人、シロタカへ。 この前の話について、考えてくれただろうか。 協力してくれるのであれば、先程の女性に返事をして欲しい。 追伸 時間が無い、早めに頼む。                           黒金。      

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