「その37」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

その37」(2007/03/24 (土) 17:17:46) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

暗くて、広くて、大きな部屋の中。 「報告に参りました、総長。」 制服を着た女性が、老人に話しかけた。 「うむ、で、黒金の様子はどうなのじゃ?」 老人は大きなテーブルの前で大きな椅子に座っている。 「はい、外見や戦闘能力など、身体的な物は変わってない物と見られます。」 「・・・。」 老人は黙り込んで何かを考え出した。 「・・・総長?」 「ん、いや、ちと考え事をの。」 「あと、ヒロの件ですが・・・。」 「ん、奴がどうかしたのかの?」 老人が女性に聞く。 「ええ、ちょっと厄介な事に。」 「ほう。軍でも作っとるのか?」 「いえ、そこまで大規模では無いのですが、ラーク兄弟、ソロモン、それと実験体等を集めて組織を作っているようです。」 「流石、ヒロは仕事が速い奴じゃの。」 「では、私はこれで。」 そう言うと女性は、足早に部屋を出ようとする。 「その堅苦しい口調、やめれんかの?」 女性がドアノブに手をかけた直後に、老人が話しかけた。 「・・・失礼します。」 女性は質問には答えず、そのまま出て行ってしまった。 「孫を可愛がれないとゆうのは、キツいもんじゃのう。」 老人は、呟いた。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: