ギルド犬小屋誕生



2007年12月21日.




「ギルド作成バイト募集 報酬1m.23時頃来れる方はwisよろしくです」

メイプルストーリーに来て2度目の拡声器を,ギルド作成バイトの募集に使った.

すぐに恐ろしい程の内緒が次々と飛んでくる.あっという間にログが内緒で埋まってしまい,危うく最初の方のログをロストするところだった.

「募集を締め切ります.お願いする方には1分以内に通知します」

普段余り使い慣れて居ない内緒を次々と切り替え,返信してゆく.返信を急かす内緒が追って飛んでくる.

「通知を終了しました.返信できなかった方すみません(´・ω・`)」

ギルドの作成には,6人のグループメンバーと150万メルが必要になる.正ギルド員が不足している場合は,「バイト」と呼ばれる一時調達員でチャージし,ギルド作成後に脱退してもらううという形をとる.

ちなみに,バイト作成の相場はおよそ50~60万メル.相場で募集してさっき以上に内緒が飛んできても困るし,釣りかと思われる程度の報酬で募集してみた.案の定そんなにログはフッ飛ばなかった.

僕は3000万メルを握り締めて,オルビス出会いの丘へ向かった.



長い間お世話になった今のギルドの「脱退」ボタンを押す.押す時に今までの事が色々思い出されたけれど,涙を呑んでフリーになった.

ギルド名がないのは久々で,物足りない感じ.

いろいろ回想していると,見知らぬクレリックに声をかけられた.


彼の名はケロロ.後に犬小屋の軍曹となる聖魔法使いだ.


「あの,さっき見たんですけれど,ギルドにいれてもらえませんか?」

物静かな雰囲気.僕と同じ様な様相で性別がよく判らないけれど,多分男性だろう.

「ええ.でもギルド作成バイトさんは募集が終わっちゃったので,作成後に加入していただきますが,いいですか?」

「はい.」

予定の時間が23時15分に後ろ倒しになったので,しばらくこのクレリックと話すことになった.今までのフリーでの苦労や,これからプリーストとしての地獄のロード.僕の今までの話.

「なんか悩み相談になってますね;」

「いやーでも聖魔っていう職は一番悩み多き職だと思いますよ」

そうこうしているうちにバイトさんが集まってきた.

「今回はお世話になりまする」

「まするw なんかツボったw」

まぁそれはともかく.

「報酬1mなの?w」

これもまぁ後で.

次第に出会いの丘が賑やかになり,ラストにまくらむし氏とうんこむしさんが到着.

グループを組んで,ギルド作成のNPCに話しかける.

「ギルドの名前を教えてくれ」

昔の様に20人30人といった大勢の仲間が集まってくれる事を願って,ギルド名をこう入力した.


「犬小屋」


直後に,グループメンバーへギルド加入の可否について質問状がゆく.


しばらくの沈黙の後,NPCが再び口を開き,かくしてギルド「犬小屋」の誕生が告げられた.


今回のギルド作成にかかった諸費用は,ギルド作成費150万,ギルドマーク作成費500万,作成バイトチャージ料150万*4.ギルド加入枠拡大50万.しめて1300万メル.ギルドマークの作成が少し高くついた.ギルド作成よりコストがかかる理由がよく判らん・・.その場でaさんも言っていたけれど,「ビットマップでアップロード」出来たら面白いのになぁと思う.それに対する500万メルなら納得.

バイト報酬が50万上乗せになっているのはご祝儀で.


こうして,メイプルストーリーの世界に犬小屋が乗り込んだ.



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最終更新:2008年02月13日 03:25
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