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前提

ユーザが女性
時間:出会って結構経ってる
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いらついていた。
いや、正確に言うと、焦っていた。
…もしかしたら、意味、なかったんじゃないか?
…それとも、俺だけが勝手に良い友達だなんて思っていたんじゃないんだろうか?
色々な考えが頭の中をぐるぐる回って、とりあえずそれを打ち消して。
「…あ」

よく考えたら、彼女―ユーザ―にだって家族や友人達が居る。
もしかしたら他の奴らの所で祝って貰っているのかもしれないし。
「ったく…どうしたんだろうな、俺」
いつもの余裕見せている自分は何処に行った?
たかがあいつの誕生日じゃないか。

もし、今日来なかったとしても、
次に彼女が会いに来たときに、笑って渡せばいいだけなのに。

今何時だ? …もう23時だ。
流石にもう寝てるだろう、と思った。
それでも、こうして一緒に笑ったりバカやったりできる親友の為に…
―――今だけは、たった一人でも、祝おう、と思った。




……カチッ、と、時計の針が12時を回る音がした。
やっぱり親友はこなくて。
そりゃまぁ、寝てるよな…と誰に言うでもなく呟く。

この分だと、もしかしたら明日に来るかもしれない。
彼女のことだ、きっと「昨日誕生日だったんだよー、祝って祝ってー♪」とか言うに決まってるから。

おめでとう、なんて言ってやらないからな。
プレゼントだけ押しつけてやる。
…言おうかな、と考えてた言葉を押し込めて。

―――絶対似合うと思って買ったんだぜ。
女の喜ぶのってよくわからんけど、大切に扱えよ、ペンダント。
 
 
 
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