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手袋が恋しい、季節になったなぁと思った。

上着の袖口に手を寄せて息を吐いたら、白い霧が生まれた。



「寒い?恵理」

「ん、大丈夫…」


答えている側から手を握られて、

「ひゃぁっ」
その冷たさに思わず声を上げる。


「帰る家は同じなんだから、別にいいじゃないか。」
そう言って笑う大樹の頬が若干赤く、それを見た私はつられて笑い出す。



冬の空気は、冷たくて。

夜空を見上げれば星がちらちらと…だけど、はっきり見えていて。



「首、痛めるぞ」

言葉と共に、くいと首を元に戻される。




「…えへへ」