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《結界》

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Sanctuary

四次元的な空間を創り出す魔術
点と点を結ぶことにより空間を閉鎖することできる。
空間製作の魔術に於いて上位とされる技術だ。
四次元的な空間支配、精密なセキュリティプログラムを要し、魔力を織物でも織るように編み上げなければ製作することさえできないことが、その所以。

空間製作は高次元になるほど、魔力制御が求められる。魔力を四次元的に操られるだけの技術を、一分のズレも許さぬ精度で有する者は数少ない。
またセキュリティプログラムにおいても、外側からの干渉を完全に遮断するためにセキュリティレベルを高めることは当然だが、全てを遮断すれば大気の流れさえもが阻害され、結界内は密封状態となってしまう。かといって風の干渉を許可すれば“風”の魔術は阻まれることなく結界内へと干渉できてしまう。

これらの作業を短時間で行うことは並大抵の魔術師には不可能なことであり、下手に無理をして織り上げた結界よりも、魔力をそのまま注ぎ込んで三次元な空間を創り出す《障壁》の方が強固とさえ云われるほどだ。
《障壁》は物理的干渉を無差別に拒絶する壁であり、魔力の密度が高ければ対魔力性さえ持ち得る。《結界》のような細かな作業を必要とすることはない。

《結界》というのは単に四次元的な空間を製作するだけの魔術であり、その中で行うことは多種多様だ。
最もポピュラーなのは物理的干渉の拒絶。要するに防御としての結界だ。
次に多く使われるのが外的因子からの隔離。魔術における実験などにおいて、周囲の環境が結果を左右しないための結界。
その他にも結界内の空間の存在希薄化――一般的に意識結界と呼ばれるモノも存在している。
無害なモノから、要塞と呼ばれるモノまで、その用途は幅広い。
外部との隔絶、内部の隔離――その内外で何を行うか、というのが最大の問題といえる。

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