クリフトとアリーナの想いは @ wiki

クリアリ萌え語り10

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kuriari

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クリフトとアリーナの想いはPart10

129 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/07/30(木) 08:32:04 ID: mA+7PtBw0
世界は平和になった
サントハイムの城にも失われた人々が戻り世の春を謳歌する
そんな折、国王は世界の救世主であり、また年頃を迎えた姫の結婚相手を真剣に考え始める
世界中から名乗りを上げるものが続出しサントハイム姫のご尊顔を拝しようと訪れるが
いずれも道中にて不慮の死を遂げてしまう

その影には嫉妬に狂った一人の神官の姿があった…

的なダーククリフトのSSだれか書いてくれないかな
最後は世界中の男(花婿候補)を葬った(精神的な)強さに姫がほれるとかで

131 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/07/31(金) 01:19:58 ID: uH9c9i8d0
>>130
私もギャグしかうかびません。

というわけでギャグを書いてみました。
>>129の設定にはかなり遠くすみません。

*******************
世界が平和になってしばらくたちました。

サントハイムのアリーナ姫はそろそろお年頃なのに、
周囲の強い勧めに対して「強い人じゃないと嫌!」「まだ結婚したくない」とまったくその気を見せません。
娘の強情さに自棄を起こしたサントハイム王は、二番煎じと思いつつ
「サントハイム武術大会~優勝者にはアリーナ姫との結婚の権利をあげちゃうよ~」を宣言しました。

父親の暴走に初めは反対したアリーナ姫も、
まぁ強い人が集まればよいや、気に入らなければ自分がぶっ飛ばしちゃえ
となかなか乗り気になってきました。

予想以上の参加希望者も集まり、大会が近づきにわかに活気付いてきた城内で、
忙しく準備をすすめるブライを見つけアリーナ姫は声をかけました。

「ブライ、私のためにありがとう。
それにしても何で世界中から神父さん集めてるの?」

「まぁ万が一に備えてですな……(この大迷惑父娘が!こんな大会開いたら奴がどう出るか、結果は見えてるじゃろうが!!)

132 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/07/31(金) 01:21:19 ID: uH9c9i8d0
(つづきです)

さて当日

~1回戦~

両者はじめっ!

「我こそはボンモール一番隊隊ちょ…

ザキ

「ぐふぅ」


~2回戦~

両者はじめっ!!

ザキ

「がはぁ」


~3回戦~

両者はじめっ!!!

「マホカンタっ」

ザシュ(byはぐメタの剣)!

「ぐほ!」



ブライの予想通りの活躍(?)で順当に勝ち上がってくクリフトにアリーナ姫は目を見張りました。

「一撃必殺の技を駆使しつつ、効かない敵に対する対処法も準備しとくのね!加えてあの守備力!!
 ステキな戦いかた……うっとり」

その横でブライはつぶやきました。
「……神父足りるかのう…………………………………」



*******(終わり)




279 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/15(火) 00:59:51 ID: Cg9MaJ7Q0
アリーナも、乙女だったり男勝りだったりいろんなパターンがあるよね。
男勝りだったアリーナがクリフトへの気持ちに気づいて女の子っぽくなるみたいなパターンがいい。
筋肉つきすぎか気にしちゃったりとか!

280 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/15(火) 01:17:14 ID: C+FepnKe0
>>279
いいねいいねー
王道だけどマーニャやミネアにかわいくなる方法を教えてもらったり、
勇者ちゃんあたりと何かずれたクリフト攻略法を練ったりして欲しい。

281 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/15(火) 14:33:35 ID: bOM5KHSDO
マーニャに色々吹き込まれてクリフトにアレヤコレヤをストレートにかましてしまう天然姫様希望

282 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/15(火) 15:05:59 ID: QlsqeJ1i0
マーニャ「女は自分の色気を使って体当たりよ!」
アリーナ「わかったわ♪」
  ↓
アリーナ「クリフト~!!」
走ってきたアリーナに追突されて吹き飛ぶクリフト。

『色気を使って』が見事に抜けている。

283 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/15(火) 18:52:01 ID: fujTvHBlO
かわいい、かわいいよ、姫…

マーニャ「相手のタイプを知って好みの女に近づく努力も大事よ!クリフトの好みを聞いてきなさい」
アリーナ「うん♪」

アリーナ「クリフトのタイプって何?」
クリフト「私のタイプですか?!
…(回復系とザキ系が得意だしな)僧侶系ですね!」
アリーナ「ミネア~ホイミ教えて!」
マーニャ・ミネア「「え?!」」

284 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/15(火) 19:13:21 ID: fujTvHBlO
マーニャ「男の嫉妬心を煽るのも作戦のうちよ!クリフトの前で他の男と仲良くしてみなさい。」
アリーナ「はーい♪」

アリーナ「トルネコお腹ふかふかー」
トルネコ「くまさんみたいでしょう。ポポロによくいわれますよ~」
クリフト「………(ほのぼの)」



いかん。妄想が止まらん!




286 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/15(火) 22:02:53 ID: C+FepnKe0
アリーナ「ねぇ、可愛い会心の一撃の出し方ってどうすればいいかなぁ???」

女勇者「うーん…あんまし大きく腕を振るうのは良くないかもね、コンパクトな感じでどうかしら??」

アリーナ「コンパクトにか…うん、パワーが落ちる分素早さでカバーね!」

女勇者「キックのとき足も上げすぎるのもスカートの中がが見えちゃうかもね」

アリーナ「うーん、とするとローキックかぁ。こっちは重心をかけて重めの一撃にするわ!」

女勇者「よしアリーナ!戦闘の作戦は””ガンガンいくわよ”、クリフト攻略作戦も”ガンガンいくわよ”よ!!」

アリーナ「おー♪♪」




マーニャ「…………」




292 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/16(水) 22:08:26 ID: CR/FumUQO
マーニャ「クリフトの喜ぶプレゼント?
それなら簡単よ、
クリフトの前でちょっと顎を上げて目を閉じて、何を言われても返事をしないで百秒数えなさい。すっごく喜ぶわよ!」

297 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/17(木) 00:00:12 ID: z23usw+r0
>>292
すみません、そのネタください!
292さんからの勝手に続きです。


「クリフト~」
「姫様?なんでしょうか」
クリフトは読んでいた本を机に置き、椅子から立ち上がってアリーナに向き合う。
「クリフトにプレゼントあげる~」
「プレゼント?私に?」
アリーナはクリフトの目の前に両足を揃えて立つと、背筋をぴんと伸ばし
マーニャに言われたとおりに顎を上げて目を閉じた。
「ん」
(これで百秒数えればいいのね)

「………!!!」

(何を言われても返事したらだめなのね)
「………」
(でもこれって、なんだかキスをせがんでるみたい)
「………」
(え…キス…!?)
「………姫様」

がしっ!
クリフトは両腕でアリーナの肩を掴む。びくっと体が跳ね上がる。
(えっえっ!?)

「姫様…その姿勢が何を意味するのか」
クリフトは低く囁く。搾り出すように、しかしはっきりと。
「ご承知の上で…」
(ど、ど、どうしようぅぅぅ!!)
「されているのですか?」
(な、何を言われても返事しないっ!)
ちなみにとっくに百秒は経過している。

「い、今なら間に合います。私を突き飛ばしてお逃げください」
(逃げるなんて、どうして…!)
クリフトの息遣いを間近に感じる。鼓動がどんどん早くなる。顔に血が上っていくのがわかる。

「よ、よろしいのですか…?」
(わ、わたしは…)
「このままでは…私は本当に…」
(クリフト…あ…)
「姫様…」
そして…

298 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/17(木) 00:01:24 ID: ikjoaOea0
半刻後


「マーニャの嘘つき」
口調とは裏腹に、アリーナは妙に嬉しそうだった。頬がなんだか上気しているように見える。
「なに?うまくいかなかったわけ?」
「クリフト、すっごく苦しそうにしてた」
「あらま」
(なにやってんのあのヘタレ神官…)
「あの後、必死に神様にお祈りしてたわ」
(あの後?)
「それに、わたしがプレゼントをあげるどころか…」
ぼんっと湯気を上げて赤くなった顔を両手で押さえて、にた~っと笑みをこぼすアリーナ。
「わたしが貰っちゃった。クリフトから、素敵なプレゼント♪」
「………」


「ちょっとミネア、力の種持ってる?」
「あるけど…使うの?」
「そうよ」
「でもこれって、姉さんが苦いから嫌だってわたしにくれたんじゃない」
「いいの。口直しにね。ああ甘ったるくて仕方ないったら」
「?」





306 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/18(金) 02:28:03 ID: phf0NJb70
最近、アリーナ年上説に萌えてる。
そしたら亀ながら>>159あたりに話題がっ!
未熟ですが短編SS書いてみました。


アリーナ「クリフトぉー!どこーーっ!」
クリフト「ひっ、ひめしゃまああっ!うええっ!まってくだしゃあいっ」
アリーナ「置いていかなから、早くこっちにおいで。鼻水はちゃんと拭いてよねー」

アリーナ「クリフトー!どこーーっ!」
クリフト「ひっ酷いですよお二人とも!もう少し、ゆっくり、歩いて・・。はあはあ」
ブライ「賭けに負けたのはおぬしじゃろう?ワシらの荷物を落とすでないぞ。」
クリフト「私だけ、距離が、長いのは、はあはあ、おかしいですよっ!!」
ブライ「背ばかりヒョロヒョロ伸びおって。鍛えねば姫を守れんぞ?」

アリーナ「クリフトー!どこーーっ!」
マーニャ「夜なのに大きい声ねー。隣の部屋でソロと話しているわよ」
アリーナ「??」
マーニャ「明日の洞窟、苦戦しそうだからって。二人で作戦練ってるんでしょ」
アリーナ「ふーーん・・・」

アリーナ「クリフトー!どこーーっ!」
クリフト「此処に居ります。・・・何処にも行きませんので落ち着いて下さい」
アリーナ「なんか私、変だよね。魔界の戦いでさえ平気だったのに・・」
クリフト「緊張なさっているのでしょう。準備は万全ですので、
いつも通りのアリーナ様をお見せすれば良いんですよ。」
アリーナ「クリフトは堂々としているね?」
クリフト「はい、ずっと夢見てきましたから。・・・?そろそろですね。」
女官「新郎様、新婦様、お時間でございますー。」





337 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/09/22(火) 08:19:35 ID: nfeoa1VHO
「クリフトってイイオトコなの?」
「そうねぇ、勇者程じゃないけど悪くはないんじゃない?よく見ると意外と整った顔してるし。」
「クリフトー、顔が遠いわ、もっと屈んで、こっちに顔近づけて!」


「…よく見たけど、シャッキリしてないし赤くて何だか泣きそうな顔してるし…あんまりカッコいい顔じゃなかったわよ?」




382 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail:  投稿日: 2009/09/30(水) 14:12:07 ID: wPb6u1wP0
アリーナ「クリフトってさぁ」
クリフト「なんです?姫様」
アリーナ「あたしが前衛で紫色の返り血を浴びたりして戦ってるのにさぁ」
クリフト「えぇ、はい」
アリーナ「後衛でいっつもザキとかザラキばっかりでなかなか回復してくれなくて」
クリフト「姫様、それはですね‥」
アリーナ「途中で勇者にマーニャさんと交代させられたりしてさぁ」
クリフト「ですから私の‥」
アリーナ「丈夫そうなメタルな鎧着せてもらってる人が光る布で前線に立ってる私に」
クリフト「あの、能力として‥」
アリーナ「スキとか身分を越えて付き合ってとか言ってくれちゃうわけぇ~!?」
クリフト「それは‥スイマセン‥」
アリーナ「嬉しいケドさ」
クリフト「姫様!」





385 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/01(木) 09:11:28 ID: clUntGAS0
勇者「これが天空の剣か…奇跡の剣はライアン、君に託すよ」
ライアン「承知した、これで某のスタメン復帰は確定ですな」

その夜、クリフトは、教会で祈りを捧げるアリーナを目にした。

クリフト「ここにおいでであらせられましたか、姫様、自分もお供仕ります」
アリーナ「うん、クリフトからもお願いね」
クリフト「‥‥‥‥ ? 姫様、何を祈られていたのですか?」
アリーナ「呪い」
クリフト「は?」
アリーナ「モノに頼るよーな奴は、真の最強とは言えないじゃん」
クリフト「神聖なる場で何たる邪な‥」
アリーナ「じゃあクリフトは何を祈ってたの?」
クリフト「え、は、自分は姫様の健康を‥」
アリーナ「似たようなモンじゃん」
クリフト「かたじけない‥」

クリフトの想いはアリーナに通じていた!




403 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/02(金) 15:54:46 ID: L5mFBPe00
アリーナ「ミネアってスゴいよね」
ミネア「どうして?」
アリーナ「離れてても触れずにべホイミかけてくれるじゃん、それでちゃんと効くし」
マーニャ「ねー、クリフトはベホマラーの時は大丈夫なのにね、まだ未熟ってゆうか」
ライアン「妙ですな、それがしにはクリフト殿は触れずにべホイミをかけてくれるが?」
アリーナ「あんにゃろう…」

404 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/02(金) 16:23:20 ID: L5mFBPe00
アリーナ「ちょっとクリフト」
クリフト「何でしょう、姫様」
アリーナ「あたしはまだしも、マーニャさんとかも回復のフリしてお触りしてたっしょ!」
クリフト「誤解であります、異性とは身体と精神の相互同調が難しいのです」
アリーナ「? ベホマラーの時はそのソーゴドーチョは要らないの?」
クリフト「えぇ、ベホマラーは強制的に活力を送り込みますから、疲れるんです」
アリーナ「んー、分かったからあのエロ姉妹の時は強制にしてくんないかな」
クリフト「はぁ… 姫様の時はよろしいのですか?その…今まで通りで…」
アリーナ「なんかその目ヤダ」
クリフト「イヤ…その…承知しました、姫と同調できる様、精進致します」
アリーナ「クリフトのばーか」
クリフト「姫様!」

クリフトの想いは、アリーナに通じていた!



411 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/03(土) 10:07:14 ID: YRtk0OKj0
馬車の中にて…

トルネコ「いやあ~、今日もマーニャさんは色っぽいですなァ」
マーニャ「えへー、それほどでもあるよう」
トルネコ「ここに座ってると、パンツが見えそうでドキドキしちゃいますよ」
マーニャ「ほーんと、トルネコってオヤジだよねー」
ミネア「不潔…」
トルネコ「イヤイヤ、私は正直なんですよ、マーニャさん恋でもしてるんですか?」
マーニャ「う~ん、今のメンツ、トルネコ以外はみんな無口だしねー」
アリーナ「そぉ?クリフトってツマンナイ事ばっか喋るじゃん、こないだもさ…」
トルネコ「はっはっはっ!」
マーニャ「ソレはさあ、ほら、まあ、クリフトはポイント高いかな」
アリーナ「そうなの?毎日天気の話する男のドコがいいの?」
ミネア「鈍感…」
トルネコ「そうですなァ、みんな無口ですが、勇者とライアンは別世界とゆーか」
マーニャ「最近ごぶさただし、オトしちゃおっかな~クリフト」
アリーナ「や、やめた方がいいと思うよ?」



416 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/03(土) 16:41:09 ID: YRtk0OKj0
クリフト「あ、姫様、おはようございます、今日も…」
アリーナ「今日は曇りだねぇ、ちょっとさむいかな」
クリフト「そ、そうですね、さむいですね」
アリーナ「こういう天気の日は、クリフトはどんな事を考えるの?」
クリフト「えぇ、サントハイムからみえるサランの空はこうだったとか…それと…」
アリーナ「それと?」
クリフト「こういう冷える日は、姫様が以前痛めたヒザの具合はどうかとか…」
アリーナ「あ、だいじょぶだよ、痛くないよ、ふうん、じゃあったかい日は?」
クリフト「そうですね、強い日差しで姫様が日焼けしなければよいなとか…」
アリーナ「へぇ~、そうなんだ、へぇ~‥」
クリフト「‥自分は、サントハイムの穏やかな四季の移ろいが好きなんです」
アリーナ「うん、私もそうかな」
クリフト「もしこの旅が終わったら、サントハイム空を見たいです、その、姫様と‥」
アリーナ「あっは!当たり前じゃん、今日も頑張るよ、クリフト!」
クリフト「了解です、姫様!」



430 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/06(火) 11:37:59 ID: 5fhVRklY0
クリフト「姫様、つかぬ事をお伺いしますが‥」
アリーナ「あーい」
クリフト「姫様はどの様な殿方がお好きであらせられますか?」
アリーナ「モチロン、強い男だよ」
クリフト「そうおっしゃると思っておりました、されど姫様は最強を目指しておられる‥」
アリーナ「? な、なんかモンクあるの?」
クリフト「姫様より強い男と、姫様よりいく分劣る男と、どちらがよろしいのです?」
アリーナ「‥そういやそうだね~、ただ強くてもなんだかなぁだもんねぇ‥」
クリフト「思うに、姫様の求むべきは、力の強さである必要は無いのではないかと」
アリーナ「うん、あたしも脳筋バカはキライだよ?」
クリフト「じ、自分は、チームの一員として強くありたいのです!」
アリーナ「そだね、今日も馬車の中からベホマラー、お願いね」
クリフト「ハイ‥」




433 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/06(火) 21:10:01 ID: ndj++UVxO
エローィw
天然無邪気爆弾姫と悶えながら堪える純情神官が一番好物です。

「クリフトー、ちょっと握手!」
「え…あ、は、はいっ」
「…あ、やっぱりホッとする。触れて暖かくなるとね、カラダの相性がイイんだってマーニャが言ってたの!私とクリフト、カラダの相性がイイのね?」




493 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/13(火) 10:42:59 ID: STTzuQ150
アリーナ「はーっ、強いオトコっていないものね‥」
クリフト「むっ、だいまどうか、ちょこざいな」(ズバッ!)
アリーナ(考えてみたら今のクリフトって常人の力をカルく超えてるわ‥)
クリフト「姫様、どうなさいました?行きますよ?」
アリーナ(やっばーい!クリフトが輝いて見えるwww)

な展開を想像

494 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/13(火) 12:02:07 ID: K84StYz3O
>>493
私はそれ冒険後のイメージだわ
アリーナの特訓に兵士が相手にならず、気が付いてみればクリフトしかいなくね?みたいな感じ。

勇者「冒険終わってからさーシンシアの飯は美味い、剣もふるわないからちょっと太っちゃったよ~
前みたいに身体動かないわ」
マーニャ「私も体型維持はしてるけど前ほどの魔力はないわねー」
トルネコ「私なんて不思議なダンジョンってのに挑戦してますが、こないだももんじゃに倒されましたよ…」
アリーナ「みんなだらしないわね?!クリフト」
クリフト「……はぃ…」
勇者「………アリーナはともかく、クリフト前より強くなってないか?」
クリフト「…毎日誰が姫さまの特訓の相手させられてると思ってるんですか?」
勇者「………毎日か?」
クリフト「………毎日です」
勇者「…………うわぁ……」
みたいな会話をしてそうだ
495 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/13(火) 13:23:09 ID: STTzuQ150
ライアン「然らばひとつ手合わせ願おうか、クリフト殿」
クリフト「‥‥はぃ‥お手柔らかに‥」
ライアン「ぐっはあ!!」
アリーナ(キャー!キャー!うっきゃー♪)

てなのを想像




503 名前: 494  Mail: sage 投稿日: 2009/10/13(火) 18:54:36 ID: NC0Jjh9g0
さすがドラクエ、いろんな設定がありますね!
誰よりも強く!という格ゲーっぽいのもありですな。

私の妄想だと冒険中はともかく冒険後の姫は
戦いにかかわらず出来なかったことを出来るようになるのはエライ!強くなった!!という感じ。
クリフトのいただきストリートのDランクからCランクも褒められた。
ザラキーマ覚えたのも褒められた。
でもって姫さま本人は武芸は趣味だし二度とサントハイムを奪われてなるものか!で精進怠らず、
クリフトがつき合わされてるイメージ。

というわけで特訓風景の妄想はこうなる。。。。

アリーナ「今日の分の勉強終わったわ!ねぇ、クリフト!クリフト!!(・∀・)」
クリフト「…はぃ………ブライ様、よろしくお願いします」
ブライ「…クリフト、今日も頼むぞ……バイキルトッ!ピオリムッ!!」
クリフト「…ありがとうございます………スカラ!、姫様にもスカラっと」
アリーナ「よーーーーし、いくわよっ!!」

 * * * *

アリーナ「ふうっ!クリフトまたちょっと強くなったわね。なかなかやるじゃない!」
クリフト「はい!ありがとうございます!!」
アリーナ「一緒にどんどん強くなろうねっ!!」
クリフト「はいっ!!!」
アリーナ「明日も頑張ろうね!!!」
クリフト「………………はぃ……」

ブライ「…………(ポムッ)」←クリフトの肩をたたく
王様「…………(ポムッ)」←クリフトの逆の肩をたたく

あれ…クリアリだけど>>497の言うとおり恋じゃないかも……



519 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/14(水) 10:21:36 ID: RAj7GqM30
アリーナ達は、ほしふぶきのあった世界にたどり着いていた‥

ブライ「姫様!これからは[とくぎ]の時代ですぞ!」
クリフト「そうです、会心ねらいの通常攻撃では、硬くて手ごわい敵もいるのです」
アリーナ「わかってるわよう、だからこうして賢者のスキルも積んでるでしょ?」
クリフト「これを極めねば、魔王相手にすぐにガス欠してしまいますよ」
ブライ「そうですぞ!MPを上げる魔法使いのスキルも叩き込みますゆえ」
アリーナ「ひwwん」
クリフト(姫様、いざとなれば、私がMPパサーするから大丈夫ですよコソコソ)
アリーナ(あwwん、クリフトだいすきwww)
クリフト(!!!!!!!)
ブライ(yes!)

ブライとクリフトの共謀による、アメとムチ作戦を妄想




528 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/15(木) 17:07:34 ID: B65GF+1I0
クリフトは、意を決してアリーナ姫に話かけた!

クリフト「あのぅ‥ 姫様は男性から強いと思われたいですか?それとも可愛いと?」
アリーナ「そうねぇ‥ 面白い女と思われたいわね」
クリフト「そのための武道なのですか?」
アリーナ「そうよ? こんなに可愛いのにめちゃ強ってギャップが面白いでしょ?」
クリフト「そうですね‥ ひ、姫様はす、スゴく可愛らしいと思います!」
アリーナ「ふふっ‥ どう? 私って強そう?」
クリフト「えっ? 戦っていない時の姫様は気高く可憐な女性に見えます!」
アリーナ「弱そうに見える?」
クリフト「え?は、はい」
アリーナ「いつも一緒にいるのに騙され続けてるわけ? クリフトってイタいのかな?」
クリフト「わ、私は常に曇りなき眼で姫様を見ております!」
アリーナ「じゃあクリフトの目は曇りまくりね? しっかりなさい?」(ポム!)
クリフト「はぁ‥ 精進します‥」




539 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/16(金) 17:09:26 ID: nsG3W+Og0
>>533
ライアン「ホイミンも回復術を習いたいとせがんでおるのだ、どうであろう?」
クリフト「アリーナ姫がバトランド入りするとは思えないですし‥」
マーニャ「クリフトみたいな人がいないと、サイフの紐がユルくてさ~」
クリフト「ミネアさんがしっかりしてるじゃないですか」
ミネア 「この前発案したベホイムの共同開発がやりかけよ?」
クリフト「ミネアさんの実力ならもうじき完成できますよ」
マーニャ「あー、じれったいわね、私はクリフトに来て欲しいのよ!」
クリフト「えーっと‥ でも‥」
アリーナ(むむむ‥ クリフトってずいぶん人気者だったのね‥)
ライアン「アリーナ殿、いかがであろう?クリフト殿に暇を出されては?」
アリーナ「だめよ、クリフトは私の大切な家来よ!」
マーニャ「あたし、クリフトが好きなのよ、譲ってよ!アリーナ」
ミネア 「アリーナ、私からもお願い!こんなに力もかみ合う人は他にいないもの」
アリーナ(なんですってー!!クリフトって実はモテてたのーっ?)
クリフト「あわわ‥ でも私はアリーナ姫のおそばを離れたくはありません!」
アリーナ「よくぞ言ったわクリフト、そうゆう事で、みんな悪いわね」
マーニャ「アリーナはどうなの?アリーナさえ許してくれればクリフトは‥」
アリーナ「ダメったらダメーっ!!」
マーニャ「‥ うふふっ‥、ようやく気持ちのこもった返事が聞けたわ」
ミネア 「そうね、私達ももう無理は言わないわ」
ライアン「さて‥ 無粋をしたな、ふたりとも達者でな」

3人は、それぞれの地へ帰って行った‥

アリーナ「ふーっ、何だったのかしら、今のは」
クリフト「姫様、あの‥ありがとうございます」
アリーナ「えっ?えーっと、クリフトはサントハイムの‥」
クリフト「私は姫様とずっと一緒にいたいのです!」
アリーナ「あ、えー、うん‥ 私もクリフトがどこかへ行ってしまうのはイヤ‥」
クリフト「姫として、女性として、お慕いしております、アリーナ姫!」
アリーナ「

という所まで妄想





541 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/17(土) 07:57:04 ID: bzWU5oVaO
ありがちなネタ。
「パデキアの味ですか?そうですね…」勇者に答えながら思い出す、苦みを感じる一瞬前、唇に感じた暖かさを。

「あぁ、あれ?口が曲がるかと思ったわよ、ミネアの調合した薬草茶よりまずいものがあるなんてねー」
「ちょっとぉ!私のケーキ、いくらなんでもあそこまで苦く無いわよ!?」
「いやいや、渋味、酸味、えぐみの点では姫様のケーキの圧勝ですじゃ…あぁ、いえけしてまずいとかそういう訳では」

問題は、候補が何故か3人も居ると言うことで…
あぁ…神よ!ぜいたくは言いません、せめて、3人目ではありませんように…!

542 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/17(土) 10:29:55 ID: LJg+I4wE0
馬車の中で、男達が会話している‥

勇者 「いやー、世界中を旅して改めて思うけど、ウチらの女の子はレベル高いよ」
トルネコ「まったくですね、ところでみなさん、戦闘中は何かといい事もあるかと‥」
クリフト「いい事‥ おたからとかですか?」
トルネコ「例えばマーニャさんがメラゾーマの時、両手を前に突き出すでしょう?」
勇者 「うんうん、腰をクイッといれてさ」
トルネコ「甘いですぞ勇者殿、その時横から見ると、水着がぱっくり開いて‥」
クリフト「な!!」
勇者 「おおーっ、それは知らなかった、よく見てるなあトルネコは」
トルネコ「アリーナ姫が着地する間際に見えるプリッとしたおしりもまた‥」
クリフト「むむっ!!」
勇者 「アリーナはタイツだからなあ、ちょっと無防備な感じだよな」
クリフト「みなさん!わが姫をそんな目で見てはいけませんよ!」
トルネコ「そうでした、クリフトさんがアリーナさんに熱い視線を送ってるのは‥」
勇者 「ああ、みんな知ってる事だしな、すまなかったよ」
トルネコ「まあでも、アリーナさんは魅力的な方ですからね、仕方ないですよ」
クリフト「わ、私はそんな目線では見てはいません!あくまで敬服と尊厳の‥」
勇者 「固い事言うなよ、クリフトもかわいいからアリーナが好きなんだろ?」
クリフト「えぇ、まあ、姫様のおしりは私も好きです」

アリーナ「聞こえてるんですケド‥」





558 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/19(月) 10:15:36 ID: IIBSVjFd0
アリーナが鏡の前でいろいろ動いている

アリーナ「マーニャさんにメイク教えてもらったんだ、どう?似合う?」
クリフト「最高です!」
ブライ 「見目麗しゅうございますぞ、姫様」
クリフト(うわー、かわいいなあ、ぐっと大人っぽくなって‥)
ブライ (姫様萌えww、どうにかなってしまいそうだわい)
クリフト(姫様がずっとお城に居たら、こんな感じだったのかなあ、いいなあ)
ブライ (むむっ!クリフトめ、鼻の下を伸ばしおって、破廉恥な)
クリフト(姫様はこの気取らない仕草がかわいいんだよなあ、いいなあ)
ブライ (大方わしの大事な姫様をよからぬ目線で見ておるのだろう、奴め)
クリフト(うわっ!目が合ってしまった!照れてる!かーいー!かーいー!)
ブライ (わしがもし若かったらもっと姫様をリードしてだな、ブツブツ‥)




563 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/19(月) 16:00:06 ID: IIBSVjFd0
クリフトが夜の茂みの中で立ち尽くしている‥

クリフト「そこの者!どこへ行かれる!」
トルネコ「やや!クリフトさんか、びっくりさせないで下さいよ」
クリフト「この先ではアリーナ姫が沐浴しておられます、どこへ行こうとして?」
トルネコ「いやだなあ、クリフトさん、絶好のチャンスじゃないですか」
クリフト「チャンス?一体何のです?」
トルネコ「クリフトさん憧れのアリーナさんの入浴シーンに決まってるじゃ‥」
クリフト「なりません!私は断じてその様な卑怯な事はいたしません!」
トルネコ「そんな、好きなんでしょう?固い事言わず‥」
クリフト「我が姫は、純潔たる姫君である事こそ私の誇りでもあるのです!」
トルネコ「‥ そうですね、私もほんのでき心だったんですよ‥すいません」
クリフト「男として、お気持ちは重々分かります、どうかご承知を‥」
トルネコ「私もクリフトさんに止められなかったら、罪を犯す所でした」
クリフト「とんでもない、姫様の魅力には抗い難いものがありますよ」
トルネコ「私にとっても大切な仲間ですからね、本当にありがとう、ありがとう」
クリフト「いえ、おやすみなさい」


アリーナ(聞こえてるんですケド♪)

ブライ (わしも帰るとしようかのう‥)




579 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/20(火) 09:41:18 ID: T2RgNE8h0
>>577
アリーナ「いたた‥蹴りの時トゲで切っちゃった、ホイミかけて?」
クリフト「この洞窟は奥が深そうです、もうしばらくしたらべホイミします」
アリーナ「クリフトのケチンボ!」
クリフト「勇者殿からもMP節約の命が出ているのです、お聞き分け下さい」
アリーナ「モモの内側だからスれて痛いの、ね?お願い」
クリフト(うおおっ!かけてあげたい!姫様が小悪魔に見える!)
    「なりません!さあ、周囲にも気を配らねば、魔物が潜んでいますよ
アリーナ「前に欲しいって言ってた王室職人のベルトあげたでしょう?」
クリフト「姫様!後ろにミニデーモンが!」(ズバッ!)
アリーナ「キャッ!あ、ありがとクリフト、ごめんね?」
クリフト(うっはぁ!姫様に触れてしまった!やらかいなあ~)
    「背後を取られるなど、武人としてあってはなりません!」
アリーナ「いいんだもーん、クリフトが守ってくれるから」
クリフト(やたっ!姫様が私を頼ってくれている!)
    「古来東方の武人は心眼で目に見えぬ敵を討ったと聞きます、姫様も‥」
アリーナ「はいはいはいはい、どいて下さいねー、魔物が来ますよー」(ヒップアタック!)
クリフト(どぅわあー!へ、平静だ!平静を保つんだ!クリフト!)
    「分かればよいのです」




585 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/21(水) 01:38:18  ID: IsnXWqteO
考えすぎクリフトとシンプルアリーナで小ネタ。

「クリフトは難しい本読んで勉強ばっかしてるから、かえって余計な事ごちゃごちゃ考え過ぎちゃうのよ」
「…やはりそうなのでしょうか?」
「そうよ!世の中なんて簡単だわ。《好き》か《嫌い》の2つしかないじゃない!」
「…例えばどのように?」
「えーと、走るのが好きよ、ドレスは嫌い、空は好き、紅茶も好きね、勉強は嫌い!ダンスも嫌い、ケーキは好きでしょ、あっ、クリフトはね…」
「は、はい」
「…ごめんなさい」
「…?!」


「…もう一つあったみたい。…クリフトはね、《大好き》よ」
「…!!!」

「あとね、ブライでしょ、マーニャでしょ、ミネアもトルネコもライアン、ソロ、それにお父様もみんなだーい大好き!!」

…むしろ皆さんより《大》が一つ少なかったのは…あぁ、また私は余計な事をごちゃごちゃとっ……!

586 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/21(水) 10:14:37  ID: z8ZbTdC90
>>585
「クリフトは難しい本読んで勉強ばっかしてるから、かえって余計な事ごちゃごちゃ
考え過ぎちゃうのよ」
(クリフトっておなんのこに興味無いのかしら?)
「…やはりそうなのでしょうか?」
(本読むフリでもしないと姫様を意識し過ぎちゃって間がもちませんよ)
「そうよ!世の中なんて簡単だわ。《好き》か《嫌い》の2つしかないじゃない!」
(わーっ!いきなりあたしは何言ってんるんだろう!)
「…例えばどのように?」
(姫様は本の虫なんて好きじゃなさそうだけどなあ)
「えーと、走るのが好きよ、ドレスは嫌い、空は好き、紅茶も好きね、勉強は嫌い!
ダンスも嫌い、ケーキは好きでしょ、あっ、クリフトはね…」
(あー!わけ分かんなくなってきちゃった!クリフトがキョトンとしてるじゃない!)
「は、はい」
(わ!私っすか!いきなり答えが!神よ!)
「…ごめんなさい」
(なに?この気持ち‥ クリフトはただのスキじゃないよ‥)
「…?!」
(ぐわー!終わったww!なにゆえ姫様は突然にこのような仕打ちを!)
「…もう一つあったみたい。…クリフトはね、《大好き》よ」
(あーもういいや!コクっちゃえ!)
「…!!!」
(やったwwwwwww!神wwwwwwwwwww!!!!!)
「あとね、ブライでしょ、マーニャでしょ、ミネアもトルネコもライアン、ソロ、
それにお父様もみんなだーい大好き!!」
(やっぱダメwww!私達には魔王から世界中のみんなを救う使命があるじゃない!)
(…むしろ皆さんより《大》が一つ少なかったのは…あぁ、また私は余計な事を
ごちゃごちゃとっ……!)
(クリフト‥ 嬉しそうな顔してた‥ この旅が終わったら‥)





591 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/22(木) 10:14:21  ID: F1bZu31F0
アリーナ達は、ほしふぶきのあった世界にたどり着き、元天使と行動していた‥

アリーナ「さすがに神様関係のボスね、うまく打撃があたらない‥」
クリフト「回復が追いつきません!このままじゃ‥ 姫様!」
ブライ 「魔法が全然効きませんぞ!わしはどうしたらいいんじゃww!」
アリーナ「ねらってきた‥ きゃっ!痛ったぁー!」
元天使 「あかん!ブレスがくるで!アリーナが死んでまう!」

その刹那、アリーナはひらりとブレスをかわし、カウンターでとどめを刺した!

クリフト「お見事です!大丈夫ですか?姫様!」
元天使 「やるやないかおねぃちゃん」
ブライ 「その呼び名はやめんか!」
アリーナ「ふふん、あのままじゃジリ貧だったからね、ねらい返してやったのよ」
クリフト「私と練習した成果が出ましたね!カウンター!」
元天使 「しびれるで、正直あんま期待しとらんかったからの」
ブライ 「なんじゃと!この無礼者!」
元天使 「ところでよく見たらおねぃちゃんかわいいのう、今度デートせぇへんか?」
ブライ 「控えよ!姫様は貴公の様な下賤の者とは不釣合いじゃ!」
アリーナ「‥‥」(チラッ)
クリフト「!!」(オロオロ)
アリーナ「いいわよ、ただし、ウワサのレベル99竜王を倒したらね」
元天使 「よっしゃ!決まりや」
ブライ 「wwww!仕舞いじゃ‥サントハイム王よ‥非力をお許し下され‥」

クリフト「あ、あの‥よろしかったのですか?あの様な約束をして‥」
アリーナ「さっきの、私をカバーしようとしたあいつの動きを見た?」
クリフト「ええ、あ奴は今まで本気を隠していたのかと‥」
アリーナ「さすがクリフトね!ああでも言わなきゃ、あいつ本気を出さないでしょ?」
クリフト「い、今ほど姫様にお仕えしてきて良かったと思う日はありません!」
アリーナ「私もよ、クリフト」
クリフト「!!!!」

592 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/23(金) 11:15:11  ID: AxPbukbR0
クリフト「これはすごい!呪文をはね返すドレスですよ、姫様」
アリーナ「え~?なんかすごく動きづらそう」
クリフト「このマテリアルは貴重ですよ!かなり丈夫そうですし‥」
アリーナ「そんなにいいならクリフトが着ればいいじゃない」
クリフト「そ、そんな、姫様のためでもあるのですよ?」
ブライ (最近ふたり共仲がいいのう‥)
アリーナ「みてみてクリフト、着てみたらちょっとかわいいかも」
クリフト「! お似合いですよ姫様」
アリーナ「でもこの裾が邪魔だわ、ねえ、切っちゃダメかしら?」
クリフト「姫様が着こなせば、エレガントかつ強い戦士という事で‥」
アリーナ「あ、それいい!じゃあ、がまんしようかな‥」
ブライ (クリフトめ、姫様と気安く話すようになったもんじゃのう‥)
アリーナ「ふふっ、忘れかけてたお姫様気分、ごきげんよう公爵様、な~んて」
クリフト「あわわ‥姫様、いたずらが過ぎますよ‥」
ブライ (むむっ!ベタベタとしおってからに、ヤッとるのか?ヤッてんのか?)
マーニャ「あらステキじゃないアリーナ、さっきの宝箱の?」
アリーナ「そうなの、呪文をはじくんだって」
マーニャ「それより‥お供のふたりが顔を真っ赤にしてるのはなんで?」
アリーナ「えっ?知らない、どうしたの?ふたり共」
ミネア 「鈍感‥」




597 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/25(日) 00:20:57  ID: UrrGwtL6O
>>596
天使のレオタードを…

マーニャが装備
クリフト「その方が目のやり場に困らないので助かります…」
ブライ(なんじゃ…つまらんのぅ)

ミネアが装備
クリフト「う~ん……少々過激な気もしますが、お似合いですね」
マーニャ(アリーナ相手じゃなかったらそういうことサラッと言うのね)

アリーナが装備
クリフト「ひ…姫様っ…なんて格好を……!他の服にお着替えください!!」
ライアン(む?クリフト殿の顔に血が……もしや怪我を!?)




599 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/25(日) 01:53:10  ID: j+Nb+iWiO
「はぁ?!またパデキアを取りに戻るって?」
「…だって、クリフト、また絶対我慢して無理してるんだもの!」
「…そんな様子無かったけどなぁ…」
「見てれば分かるわ、
ずっと熱があるみたいで息苦しそうだし、手に触ったら汗びっしょりで!
話してたらすごい真っ赤な顔で突然うずくまって震えだして。
…大丈夫だ、っていうけど嘘、服の袖に血も付いてたのよ!?
…ねぇ、お願い!クリフトが…また倒れたりしたら…私…私…」


……厄介過ぎるんだ、あいつの持病は。

明日は装備の買いなおしだからな、
と、天使のレオタード姿のアリーナの肩叩きつつ…俺は深く深く溜息をついた。

レオタードはお約束ネタっすな。

600 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 09:44:43  ID: hrntKefw0
クリフト「これはすごい!最強防具、天使のレオタードですよ、姫様」
アリーナ「え~?なんかすごく面積ちっちゃくて弱そう」
クリフト「このマテリアルは貴重ですよ!かなり丈夫そうですし‥」
アリーナ「そんなにいいならクリフトが着ればいいじゃない」
クリフト「そ、そんな、滅相も無い!姫様のためでもあるのですよ?」
アリーナ「ハイハイ、じゃ着替えてくるね」
クリフト(どきどき‥)
ブライ (わくわく‥)
アリーナ「お待たせ、思ったより着心地いいわね」
クリフト「あ‥ いつもの服の下に着たのですね‥」
ブライ 「コ、コレデ、マモリモバンゼンデスノウ‥」



602 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 11:59:27  ID: hrntKefw0
マーニャ「クリフトって女の子と付き合った事あるの?」
クリフト「私は神官として厳格な生活でしたからね、ないんですよ」
マーニャ「うそ?モテそうなのにね」
クリフト「そ、そうですか?全然そんなふうに感じた事ありませんよ」
マーニャ「うふふ‥ 女の子はひとりしか見てませんでしたって?」
クリフト「い、一体何を‥」
マーニャ「見てりゃ分かるわよ、アリーナが好きなんでしょう?」
クリフト「はあ‥ 身分が違いすぎて叶わぬ恋とは分かっているのですが‥」
マーニャ「妬けるわね、もしこの旅が終わったら、思いを打ち明けてみたら?」
クリフト「まあ、我がサントハイム城はあんな事になってしまいましたしね‥」
マーニャ「希望は持ってるわけだ、それまでは頑張りましょうね!」
クリフト「はい、ありがとうございます、マーニャさん」

マーニャ「アリーナはさ、国同士の縁談とかってあったの?」
アリーナ「何度かあったけど、ひ弱な王子様なんてイヤだもの、断ったわ」
マーニャ「ふうん、アリーナの好きな人って、例えばどんな人?」
アリーナ「そうねぇ‥ やっぱり、強くてたくましい人がいいかな」
マーニャ「ライアンみたいな?」
アリーナ「うーん‥ ちょっと違うような‥」
マーニャ「じゃ、腕っぷしが強ければいいってわけじゃないんだ?」
アリーナ「そうかもね!わかんない!」
マーニャ「この旅が終わったらゆっくり考えればいいじゃない、頑張ろ?」
アリーナ「うん!じゃ、あたし腕立て伏せするから、また明日ね!」
マーニャ「あはは、ムキムキはかわいくないわよ、ほどほどにね」
アリーナ「わかってますって、1、2、3‥」
マーニャ(クリフト‥ あんたが不憫でならないわ‥)





606 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 17:04:00  ID: hrntKefw0
アリーナ「お父様‥お母様‥アリーナはこれからどうすれば‥」
クリフト「ここにおいででしたか、姫様、盗み聞きするつもりは無かったのですが」
アリーナ「クリフト‥ お城のみんなはどうしちゃったんだろうね‥」
クリフト「腑に落ちない点はあります、殺されたのではなく、消滅したというか」
アリーナ「そうね、きっとどこかに連れ去られたんだって思いたいの、でも‥」
クリフト「気落ちなさらないで下さい、死体が無い以上、呪術の類でしょうから」
アリーナ「ジュジュツ?」
クリフト「そうです、呪いを解くか、術を使った者を倒せば、王様達は戻るかと」
アリーナ「そうよね!さすがクリフトね!だてに神官やってないわね!」
クリフト「お城で感じた禍々しさをたどって行けば、必ずやたどり着けるはず!」
アリーナ「うんうん!なんか希望が見えてきた!」
クリフト「そ、それまではこのクリフトめが、ひ、姫様のたm
マーニャ「おーい!ふたり共~!ゴハンできたよ~!」
クリフト「めに‥」
アリーナ「は~い! じゃ、がんばろうね!クリフト!ゴハンゴハン!」

クリフト「‥ ‥ま、時間はまだあるさ‥ いや、あってはいけないのか‥
     ああっ!神様!姫を想うあまり、不謹慎な私をお許し下さい!」

607 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 18:08:42  ID: 6Y1OQKDzO
クリフト「はぁ・・・」
マーニャ「あーら、誰かと思いきや真面目なカタブツ神官ちゃんじゃない。溜め息なんかついてどうしちゃったの?・・・あ!あれかなぁ?お姫様との倦怠期ってやつぅ?」
クリフト「マーニャさん・・・」
マーニャ「ま、アンタの場合それはないか。いっつもあつーい視線送ってるみたいだけどちっとも気付いて貰えないもんね。それで?な~に溜め息ついてんのよ。このマーニャちゃんにいっちょ話して御覧なさい」
クリフト「は、はい・・・。実は・・・」




マーニャ「ぶっ・・・!ははっ!アンタそんなことでいちいち悩んでる訳ぇ!?愛しのお姫様がソロにホイミかけてもらってやけに嬉しそうだったからぁ?」
クリフト「マーニャさん、そんなに笑わないで下さいよ・・・。私、これでも真剣に悩んでいるんですからね・・・」
マーニャ「んもぅ、そんなくだらないことでいじいじしてたらホントにアリーナはソロんトコ行っちゃうよ?」
クリフト「うぅ・・・」
マーニャ「まずアンタに足りないのはその自信のなさと女の子の事細やかなトコに目がいかないお堅いトコね。・・・いーわ、道具袋から変化の杖を取ってきて!」
クリフト「な、何をなさるつもりなのです

608 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 18:12:40  ID: 6Y1OQKDzO
マーニャ「決まってんじゃない!いっぺんアンタに為りきって女の子の扱いってのを色々伝授したげるわ!変わりにアンタはあたしの代わりしてて。みんなはともかく、アリーナにバレないようにね!」
クリフト「そ、そんな無茶な~!」
マーニャ「もう、アンタも懲りないヤツね!あたしがここまで助力してやってんだから素直に頷きなさいよね、ホントにお姫様を少しでも自分に近付けとかなくていいの!?」
クリフト「わ、分かりました!」









翌日――――
マーニャ(クリフトの姿をしている)「どぅお?いつものアンタのカッコと全然変わんないでしょ?」
クリフト(マーニャの姿をしている)「あの~マーニャさん、神官服をそうだらしなく着こなすのはお辞め下さいね。仮にも聖職者の服装なのですから。それと、普段のマーニャさんの口調はなるだけ控えてもらいますよう・・・」

609 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 18:17:10  ID: 6Y1OQKDzO
マーニャ(ク)「分かってるわよ!・・・これでもきちんとした敬語使えましてよ、私の姿したクリフトさん。それより、アンタの方こそなんなのよ。そんなあっついローブなんか羽織っちゃって。
折角のこのあたしのセクシーなボディラインがちっとも強調出来ないじゃないの!まさかアンタ、色気のない身体だとでも思ってんの!?ッント失礼なヤツね」
クリフト(マ)「とんでもありません!!・・・なんというか、私はこういう身分の者ですから肉体をさらけ出すというのはいささか抵抗がございまして!ましてや女性のお身体というのならば尚更のこと!」
マーニャ(ク)「ふーん、ならいいわ。アンタもその敬語オンリーのしゃべり方はパスよ」
クリフト(マ)「・・・努力します」







アリーナ「クリフトーいたいた!朝ご飯を食べに行こうよー!」
マーニャ(ク)「はい、姫様!只今参りまーす。・・・・なーんだ、二人っきりでお食事なんてけっこーやるとこやってんじゃないの」
クリフト(マ)「は、はぁ」
アリーナ「クリフト早くー!」
クリフト(マ)「(はぁ・・・いくらマーニャさんが私のためにだとは思っても姫様と二人きりで朝食とはなんと)」
ミネア「姉さん!」
クリフト(マ)「(ミ、ミネアさん!)」

610 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 18:22:27  ID: 6Y1OQKDzO
ミネア「また罰の悪そうな顔して。さてはまたクリフトさんに俗なことを色々吹き込んでは楽しんでいたのね!姉さんの悪いクセよ!・・・・それより姉さん、今日はソロさんやライアンさんと大事な作戦会議の予定があったでしょう!早く来てちょうだい!」
クリフト(マ)「あ、ま、待って・・・!(マーニャさ~ん、私そんなの聞いてませんよ~!)」





食堂――――
マーニャ(ク)「アリーナ様、こちらの席にしましょう。ご注文は何にいたします?」
アリーナ「うーん、じゃあね。これと、あれと・・・」
マーニャ(ク)「(うふふ・・・我ながらいいムードのお店選んだじゃない。朝っぱらからってのが妙に気が引けるけどね)」
アリーナ「クリフト、どうかした?」
マーニャ(ク)「姫様と、二人で食事が出来るとは嬉しくて・・・」
アリーナ「ん?」
マーニャ(ク)「・・・このまま時が止まってしまえばいいのに」
アリーナ「ぷっふふ!何言ってるのよクリフト!」
マーニャ(ク)「(むっ!せっかくクサイ台詞まで吐いてムードを盛り上げようとしてんのに!相変わらずアリーナったらニブチンね。それともクリフトの魅力ってのちっとも感じてないのかしら?だったら・・・んふ)」

611 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 18:25:33  ID: 6Y1OQKDzO
クリフト(マ)「(はぁ・・・マーニャさんがこんな予定を入れていただなんて・・・・。今後の重要な話だったりしたら私はどう説明すれば・・・)」
ミネア「姉さん!」
クリフト(マ)「はっ!」
ソロ「マーニャ、今の話聞いてなかっただろ・・・」
クリフト(マ)「あ、あは。あはははは・・・・」
ライアン「マーニャ殿。仲間同士での話し合いはきちんと聞くものですぞ」
ソロ「仕方ないな。」
ミネア「ソロさん、いいですよ。私が直接姉さんに言いますから」
ソロ「・・・そうか。なんか悪いなミネア」
ミネア「気になさらないで。姉さんに色々告げ口するのも私なりの役目だと思ってますから」
ライアン「そういえば皆の姿が見当たらぬな・・・」
ソロ「あぁ、ここのところみんなには長い道中を頑張って貰ったからな。少しはエンドールで羽を休めて貰おうかと思ってさ」
ライアン「なるほど。ソロ殿、流石は運命に選ばれし勇者殿。気が効いておられる」
ソロ「よせよ。照れんじゃん」
クリフト(マ)「・・・」
ミネア「?・・・姉さん」

612 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 18:31:58  ID: 6Y1OQKDzO
クリフト(マ)「な、何!」
ミネア「なんだか姉さんにしては不思議だと思って。普段なら休みが入ったと聞いたら飛んでカジノに出向く姉さんが黙り込んで考え事だなんておかしいと思って」
クリフト(マ)「べ、別に!」
ミネア「(さては姉さん、また私に対して悪知恵を働こうとでもしているのかしら・・・)」
クリフト(マ)「(マーニャさん・・・やはりミネアさん相手にこの手段は通じないですよ~。早く戻ってきてくださ~い!)」









アリーナ「ねぇねぇクリフト、これ見て!わたしに似合う?」
マーニャ(ク)「ええ。アリーナ様・・・とても、似合ってます・・・お綺麗ですよ(正直いうとアリーナにはもっと可愛いデザインのネックレスが似合うのよね~。
けどぉ。オンナを知り尽くしているってバレたら流石にマズイし、何よりアリーナが欲しいって言ったんだし・・・うーん♪間違いなく好感度アップね♪)」
アリーナ「・・・クリフト、ねぇ。今日のあなた、変じゃない?」
マーニャ(ク)「(い、今更気付いた!)・・・そんな私では、お嫌いでしょうか」
アリーナ「・・・変、というか・・・なんだろ?なんだか、クリフトじゃないみたい」

613 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/26(月) 18:35:06  ID: 6Y1OQKDzO
マーニャ(ク)「・・・姫様は残酷ですね。私はいつも、あなたのことばかり考えているというのに、私を遠ざけるのですか?それがどれだけ私を苦しめているか・・・」
アリーナ「うん・・・ごめんね。わたし、クリフトやじいには冷たくなりすぎてる気がする。本当はそんなつもりなんてないの。クリフトやじいのこと、だいすきだから」
マーニャ(ク)「アリーナ様・・・失礼ですが、お手をとってもよろしいでしょうか」
アリーナ「うん。いいよ。・・・クリフトの手ってあったかい。手のあったかい人って心の優しい人なんだって」
マーニャ(ク)「(これは一気に押し切った方がいいかと思われる!?)・・・アリーナ・・・さま」
――――と、その時!
ブライ「ばかもーん!」
がすっ!!
まどうしの杖装備のブライの会心の一撃!
マーニャ(ク)「いっ・・つー!何すん・・・!」
ブライ「戯け!何をしとるんじゃこのアホタレ神官め!さっさと姫様のお手を離さんかいっ!!」
アリーナ「じい、結局きたの?」
ブライ「姫様もお嫌なら嫌だと仰らなければ!」
アリーナ「?・・・何ピリピリしてるの?あ!そうだ、見てみて!これクリフトが買ってくれたの!」
ブライ「・・・」





622 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/27(火) 12:36:12  ID: ksWhLeuPP
だがリメイククリフトは、
「私たちの旅が終わるのは…… サントハイムの人々が 戻ったときです。
 それまでは たとえ 足が折れようとも 私は歩きつづけます!」
とまで言ってるんだぞ、見方によっては姫より優先してる

623 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/27(火) 17:38:24  ID: ao6ybWiV0
>>622
クリフト「折れたwwwwwwwwwww!!!」
アリーナ「きゃ――――!!」
ブライ 「ク、クリフト!無事か!」
クリフト「姫様、また旅の邪魔をしてしまう事になりそうです、面目ない‥」
アリーナ「ううん、クリフトが居なくても、私達がんばるから」
クリフト「キズは治せても、折れた骨を繋ぐ事ができないとは‥力足らずです」
アリーナ「心配しないで、今回は(?)スクルトよりフバーハの方が使えるし」
クリフト「は?」
アリーナ「中途半端な打撃より、あたしの会心の一撃がハンパないから‥」
クリフト「なんだかすごく心細いのは気のせいでしょうか?」
アリーナ「ベホマラーも使える人がいるからなんとかなるわよ、安心して休んで?」
クリフト「おちおち休めない空気なんですけど」





628 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/28(水) 10:57:37  ID: rWwOame20
勇者、クリフト、アリーナ、マーニャが馬車の外に出て、一行は進む‥

勇者  「ぶっちゃけクリフトはん、アリーナちゃんの事が好きやろ?」
クリフト「い、いきなり何を‥」
勇者  「みんな知っとるがな、男ならはよモノにせんかいな」
クリフト「それができたら、どれだけいいか‥」
勇者  「亡国の姫様、てか、せやかて、今のアンタらはただの旅の一団やで」
クリフト「お城はあのようになっても、姫も私も、誇りは捨てておりません!」
勇者  「さよか、気の毒やな、まあうちはうちでよろしゅうやっとるがな」
クリフト「よろしく?」
勇者  「マーニャや、えらいべっぴんやから、たまらのうてな」
クリフト「え!まさか‥ そ、そうなんですか?」
勇者  「焦る事あらへん、クリフトはんの納得の行く付き合い方でええねや」
クリフト「そ、そうですね、悶々としていても、仕方ないですよね‥」

マーニャ「それにしてもアリーナがお姫様って信じられないよね」
アリーナ「そうでしょう?強いけどエレガント、そこがミソなのよ!」
マーニャ「お姫様はやっぱりステキなナイトに守られるのとかが似合うと思うな」
アリーナ「あーダメダメ、そーゆうのはマーニャやミネアに任せるわ」
マーニャ「うふ、あたしのナイトはカッコイイからね!」
アリーナ「え?だれだれ?」
マーニャ「そこで剣を振り回しながら歩いてるヒト♪」
アリーナ「ええ?! ゆーしゃ!?」
マーニャ「ホント、アリーナってば鈍感ね、じゃあミネアの事も知らないでしょ」
アリーナ「ミ、ミネアも!? って、まさか‥」
マーニャ「そ、ライアンとね」
アリーナ「で、でもあたしそんな風に見た事なかったし、家系とか‥」
マーニャ「ははーん、ま、アリーナの国は残念だったけど、幸せ放棄しちゃダメよ」
アリーナ「あ、そ、そうね、そうだ、よねえ‥」




632 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/10/29(木) 12:31:23  ID: YGJnOtLxO
どっちでも萌えるけどアリーナからさっぱりした感じがしっくりはくるな

ア「クリフト好き~」
ク「(勘違いしちゃいけない、ミーちゃんふわふわで好きとかの類だ)ありがとうございます」
ア「クリフトは私のこと好き?」
ク「もちろんですよ」

ア「マーニャ!クリフトも私のこと好きだって!
やっぱりマーニャの言うとおり思い切って言ってよかった」
マ「言った通りでしょ!これからいっぱい大事にしてもらいなさい♪」
ア「いままでも大事にしてくれてるよ」
マ「あらあら、もうノロケ!?」
ア「もう、マーニャってば!」

ク「………えっ!?」

くらいな感じ

でもお互い両想いなのにそうとは知らずドキドキ悶々としてる時期の妄想が一番萌える




635 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/29(木) 23:48:12  ID: SN5saxZ3O
マーニャ(ク)「(あらやだせっかくイイムードに持ってきたのにおじいちゃんにこっぴどく言われそうな予感。ここはひとまず・・・)」
マーニャはルーラをとなえた!
ブライ「待たんか!」








クリフト「あぁマーニャさん。探しましたよ・・・もうとっくに変化の杖の効果が切れてしまったものですからどうしようかと考えていまして。ミネアさんにはいつ気がつかれるか不安でしたし。それで、それで姫様とは・・・ウマく、その!」
マーニャ「分かってるわよ、まずは上着を返すからあっちに行っててちょうだい!それからすぐにみんなのとこに戻っててよ。あたしはミネアに対しての弁明を考えとくから」








マーニャ「ふぅ。いつにも増して疲れた気分だわ」
ミネア「・・・姉さん探したわよ。集合忘れるわ、私からこそこそ逃げるわやけに落ち着きないじゃないの」
マーニャ「あーらミネア。いつものお約束じゃない。何か怪しくて?それで、何よ。今日の会議の内容は」
ミネア「今度のダンジョンは姉さんお休みです」
マーニャ「えぇぇ!?」
ミネア「だって仕方ないじゃないの。姉さんたら話し合いまともに聞いてなかったし」
マーニャ「なんでよぅ!それって、あたしが悪いんじゃ・・・!あ・・・!」

636 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/30(金) 00:01:16  ID: 1fOeFHpMO
ミネア「姉さん、何訳のわからないこと言ってるのよ」
マーニャ「や、や~ね♪1人事よ1人事♪(参ったわね・・・ダンジョンに同行出来ないとなると暫くはおこづかいナシか。クリフトの為とはいえカジノで少し遊べるくらいのお金はとっとくんだったわ)」
クリフト「マーニャさん!ミネアさん!」
ミネア「あ、クリフトさん!悪いですね。姉さんの代わりにダンジョンに行って貰うだなんて」
マーニャ「え!えぇぇ!?」
クリフト「え、ええ。ひ、姫様もご一緒だそうで・・・」
ミネア「あら。でもアリーナさんと一緒ですもの、嬉しそうで何よりです」
クリフト「そ!そんなミネアさんっ!私はそんな淫らな事などっ!」
アリーナ「クリフトぉ~。ソロが明日の準備しとけだって」
クリフト「ひ、ひ、姫様!あ、あの・・・あのっ!先程のミネアさんのお言葉はその」
アリーナ「?・・・クリフト、何真っ赤になってるの?そう言えばクリフト、お礼・・・してなかったね」
クリフト「?・・・お礼?」
アリーナ「んもぅ!馬鹿っ・・・」
クリフト「姫さ・・・んっ!」
マーニャ「わーぉ♪」
クリフト「・・・姫様っ!な、何故!?」
アリーナ「ほんとは二人だけの時にしたかったのにクリフトすぐマーニャたちのとこに行こうとするんだもん!・・・ありがとクリフト。大好き・・・」

637 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/30(金) 00:10:16  ID: 1fOeFHpMO
クリフト「ひ、ひ!ひめしゃまぁ~♪」
ミネア「まぁクリフトさんたらデレデレになっちゃって♪ほら姉さん、ぼけっと突っ立ってないでこっち来なさいな。こうゆう時は二人の邪魔しちゃいけないとか自分でいつも言ってるじゃないの」







マーニャ「・・・はぁ」
ミネア「姉さん、同行させて貰えなかったからってそんなため息つかないでちょうだい」
マーニャ「クリフトがアリーナとキス出来たのは収穫だったけどさ~。肝心のあたしはもうあらゆる面でサイッアクよ!スタメンは外されるしカジノで儲けもないしで・・・」
ミネア「・・・姉さん。懲りないわね。どうせまたスロットでお金スったんでしょ」
マーニャ「・・・ふん。ま、そうゆうことにしといてよ」
ブライ「楽しい話題で盛り上がっとるとこ申し訳ないが少し静かにしてもらえるかの?どうも苦労大き年寄りには昼寝がないとつらくての」
ミネア「すみませんねブライさん。さ、姉さん。話の続きは向こうでしましょう」
マーニャ「あーれ?おじいちゃん?ちょっと待って、おじいちゃんがここに残ってるってことは・・・」
トルネコ「あぁ、ソロさんはアリーナさんとクリフトさん、それからライアンさんを同行させたそうですよ」

638 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/30(金) 00:16:33  ID: 1fOeFHpMO
ブライ「わしとしては姫様を男性陣とご一緒させるのには些か異議があったんじゃが(特にクリフトのアホタレは)指揮官のソロ殿が決めたことじゃからのぉ」
マーニャ「その心配はないわよ♪ソロはちゃーんとアリーナを想ってる人の存在を知ってるし、クリフトはあの性格だからヘタに手を出せもしないだろうし、ライアンは・・・クリフト以上に堅物だからね。ライアンの恋愛感情って、アリーナくらいじゃない?」
ミネア「姉さんそれは言い過ぎです」
ブライ「そうかの・・・。わしとしては、姫様にこの旅で将来を共にする伴侶を見つけて頂ければ本望なんじゃがのぅ。特にソロ殿なら申し分ないわい」
マーニャ「ソロぉ?でもおじいちゃん、あの子は無理よぉ。なんせお姫様のことを海より深く、燃え盛る炎より熱く激しく恋してる男の子がいるもんね♪」
ブライ「なんじゃと!」
ミネア「姉さん、調子に乗ってそんなこと・・・」
ブライ「(まさかあのアホタレめが・・・)」
マーニャ「うーん。そうね・・・キスまでしちゃったし、あとは結婚するだけじゃない?ふふっ♪」
トルネコ「若さとはよいものですね、ブライさん」
ブライ「なんと!」




639 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/30(金) 00:21:02  ID: 1fOeFHpMO
――――その頃。
クリフト「くしゅん!」
ライアン「どうされたクリフト殿。もしや風邪でも?」
クリフト「はぁ、誰かが私のよからぬ噂話でもしているのでしょうか。神よ・・・」
ソロ「そろっと昼時だし、どうする?丁度ここらは風通しもいいし、飯にするか?」
アリーナ「さんせーい!クリフト、みんなの分のお弁当持ってきてくれたんだよね」
クリフト「はい。姫様、どちらにいたします?」
アリーナ「うーん、こっちかなぁ。クリフトのはお肉が少ないから分けてあげるね」
クリフト「そ、そのような!姫様から私などが分け前を頂くのは・・・」
ソロ「ふーん?なかなかうまいこといってんだな、クリフト」
クリフト「ソロさん、なんですかその目は!」
ソロ「いやぁ二人で楽しくしてんのに悪いと思ってな。ライアン」
ライアン「何か?」
ソロ「二人に悪いから俺達は向こうで食べようぜ」
クリフト「いや、ちょっ・・・!ソロさん!」
ライアン「ふむぅ。よくは分かりませんが、よいでしょう」
アリーナ「クリフト、どうしたの?わたしと一緒じゃいや?」
クリフト「い、いえ!(姫様と二人でお食事・・・あぁ私はなんと・・・)」
アリーナ「はいクリフト。唐揚げあげるから・・・あーんして」

640 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/30(金) 00:30:44  ID: 1fOeFHpMO
クリフト「あ、あー・・・って!ぶふっ!!」
アリーナ「ちょっとクリフト!鼻血噴き出したりして大丈夫なの?」
クリフト「あ、す、すみません!しかししかしひ、姫様・・・!こういったものはこここ、恋人関係になった男女が・・・!」
アリーナ「わたし、よく分かんないけどマーニャが言ってたよ?こうしたらクリフト喜ぶだろうって」
クリフト「ま、マーニャさんときたらなんと破廉恥なことを姫様に・・・!」










後日談―――
マーニャ「クリフト、この間のツケよ!カジノコイン2000枚をあたしに譲ってちょうだい。お姫様とキス出来た収穫に比べたら御安いモンでしょ」
クリフト「そんな無茶な!大体コイン2000枚とは現金換算したら一体何万ゴールドに・・・」
ミネア「姉さん!馬鹿なことを言わないの!」
アリーナ「ねえクリフト~。ソロは値が張るからって聞いてくれないけどクリフトは優しいから買ってくれるよね?お礼にまたキスしてあげてもいいから」
クリフト「え!(どきどき。姫様とまたキ、キスを!?)何を、ですか・・・」
アリーナ「ピンクのレオタード・・・」
クリフト「ブーッッ!!」

641 名前: 悩める神官  Mail: sage 投稿日: 2009/10/30(金) 00:34:58  ID: 1fOeFHpMO
ソロ「おーぉ。勢いよく鼻血なんか噴き出して。幸せそうだなぁクリフト」
マーニャ「やーん、お姫様がレオタードを直々にオーダーするなんて」
ブライ「ピンクのレオタードじゃと!駄目ですぞ姫様!姫がそのような格好ですと、男性陣の士気に影響するのです!クリフト、さてはお主よからぬことを考えとるんじゃないじゃろなぁぁ!」
クリフト「わ、私は何もっ!」
ブライ「お主は姫様のお手を許しなく取ったりキメラの翼でわしから逃げ出したりこそこそ怪しいんじゃい!このアホタレめが!」
クリフト「姫様のお手を私が!?ぶふーーっ!」
トルネコ「ブライさん、あんなに興奮されて・・・大丈夫でしょうか」
ミネア「大丈夫ですよ。いざというときには私とクリフトさんのザオラルがありますから」
ソロ「いや、復活させりゃあ済む問題?」
ライアン「クリフト殿、あの出血量は酷いですな。熱もあるようですしやはり一度医者に見て貰った方が」
ソロ「ライアン、お前まだ分からんのか・・・」
ライアン「?」



アリーナ「ねぇクリフト~、買ってくれるのくれないの!?」
マーニャ「アンタ、困った時はお互い様。じゃなかったの!?人様から散々世話になってその扱いは許さないわよ!」
クリフト「おぉ神よ!私はどうすれば・・・」

------
以上。お粗末様でした。マーニャはクリアリに絡めると面白いですね^^




660 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/07(土) 12:01:05  ID: 5LIgUK1H0
トルネコ「クリフトさん、クリフトさん、お気づきですか?」
クリフト「な、何をです?」
トルネコ「私は気づいてしまいましたよ、アリーナさんが前を歩いているでしょう?」
クリフト「ええ、今日も足取りが軽やかで何よりです」
トルネコ「ベルトの上あたりをご覧下さい、何か見えませんか?」
クリフト「??」
トルネコ「アリーナさんのタイツですよ、透けて見えているでしょう?」
クリフト「!! まったくしょうもない方ですね‥」
トルネコ「あそこまで上に来ているという事は、今日は前がスゴい事に‥」
クリフト「はっ!ご、ごくり‥」
アリーナ「なに話てるの?ふたりとも!真剣な顔しちゃって!」
トルネコ「おはようです、アリーナさん、今日もかわいいですね!」
アリーナ「あらお上手ね ん?どうしたの?クリフト、顔赤いよ?」
トルネコ「岩陰からモンスターがっ! アリーナさん!はさみうちに!」
アリーナ「わかったわ!」
クリフト「わ、私もはさみうちに!」
アリーナ「こっちに2匹来たわ、クリフトはこっち!」
クリフト「いえ、は、ハイ!」
アリーナ「たーっ! 蹴りー!」
クリフト(くっそー!あのオヤジ!戦闘中に顔が緩んでいるっ!許せん!)




666 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/07(土) 16:52:37  ID: 5LIgUK1H0
>>654
アリーナ達は荘厳な教会の立つ地にたどり着いた

アリーナ「そういえばクリフトってさ、聖地巡礼に行くんだったよね?」
クリフト「ええ、ここも巡礼地のひとつでした、図らずも参拝できるとは‥」
アリーナ「思えば遠くへ来たものね、もう世界をひと巡りしたかしら?」
クリフト「いえ、サントハイムに近い聖地へは、幼少からたびたび訪れてましたが」
アリーナ「ふうん、まだまだ行ってない所もあるんだ?」
クリフト「はい、そういえば姫様は、なかなかお城から出れませんでしたよね」
アリーナ「そうよー、遊び相手に出かけられると退屈で仕方なかったんだから!」
クリフト「ははっ!城に戻った次の日の姫様はキゲンが悪かったですね」
アリーナ「ストレス発散に壁や柱を叩いてたから武術に目覚めたのよ、私」
クリフト「へえ~、姫様の強さには、そんな秘密があったんですね!」
アリーナ「だってさ、ブライやばあやと遊んでもつまんないんだもん!」
クリフト「すいません、私も姫様と毎日遊ぶのが楽しかったんですけどね」
アリーナ「そうよ‥ あなたのせいで‥ 強くなったのよ‥」
クリフト「姫‥様‥?」
アリーナ「クリフト‥ あなたの巡礼‥ いつになったら終わるのかな‥」
クリフト「姫様、魔王を倒した時、私達が帰るべき聖地はひとつです‥」
アリーナ「そ、そうだよね!魔王をやっつけたら、お父様達の呪いも解けるよね?」
クリフト「私もそう信じています、さあ、勇者様が待っていますよ!」
アリーナ「うん!行こ?クリフト!」





682 名前: 空組 星 ふぶき  Mail: sage 投稿日: 2009/11/09(月) 10:11:52  ID: YIFg4pIz0
>>666のつづき
アリーナは駆け出し際にクリフトの手を握っていた

クリフト(おうっ!姫様のお手はやらかい!すべすべだ!)
アリーナ(あっは!なんか勢いで手をつないじゃった!まいっか!)
クリフト(姫様と手をつなぐのは何年ぶりだろう、子供の時は平気だったのに)
アリーナ(クリフトと手をつなぐのは何年ぶりだろ、子供の時は平気だったのに)
クリフト(高貴な身でありながらこのキサクさ‥ 最高だ!)
アリーナ(クリフトの手って意外とゴツいのね‥ ま、こんだけ戦ってればね)
クリフト(ああっ! みんなのいる宿屋がもうすぐそこにっ! 近すぎるww)
アリーナ(なんかどきどきする‥ クリフトって幻術は下手だったよね‥)
クリフト(着いたww! 離れたww! 入ったww! 姫様またよろしくw!)

窓際のブライ(ワシのかわいい姫様‥ じいは嬉しくもあり、哀しくもありますぞ‥)




684 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/10(火) 00:44:40  ID: wMv1wb9FO
「幼稚で子供っぽいって笑われちゃったわ…。早く大人になるにはどうすればいいの?」
「一度大人になってしまったら二度と戻る事はできませんから…今の大人ではない時間もまた大切だと私は思うんです。
そんなに急がれる必要はありませんよ、ゆっくり姫様は姫様のペースで大人になられては?
…あ、未熟者と叱られてばかりの私はもう少し急がないといけませんが」

「そっかぁ…でもマーニャが言ってたのよ?
クリフトがそのうちオトナの女にしてくれるかもよ、って。
ね、どうやってしてくれるの?
……って、ちょっとクリフト、鼻血鼻血ー!!!?






686 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/10(火) 09:42:42  ID: icoG53TV0
>>684
アリーナ「ねぇブライ、クリフトって大人かな?」
ブライ 「とんでもない!まだまだひよっこですわい!」
アリーナ「マーニャさんが、クリフトが大人にしてくれるって言ってたの」
ブライ 「マーニャ殿が? 確かにマーニャ殿はオトナの女ですのう‥」
アリーナ「私とマーニャさんと、何が違うのかな?」
ブライ 「ふむう‥ マーニャ殿はお色気ムンムンですが、姫様は‥」
アリーナ「クリフトがお色気を教えてくれるの? そんなふうには見えないけど」
ブライ 「お色気であればマーニャさんに教えを請うた方がよろしいでしょう」
アリーナ「あたしやだな、マーニャさんにみたいにくねくね動くの」
ブライ 「姫様はそのままで十分魅力的ですじゃ」
アリーナ「ありがとブライ、でも大人の女ってなんだろうね?」
ブライ 「! 姫様、じいはちょっとマーニャ殿と話がある故、失礼しますじゃ」
アリーナ「うん、おやすみね、ブライ」
ブライ (わしの姫様をたぶらかしおって‥)




689 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/12(木) 17:24:31  ID: 6tgovv1j0
ブライ 「ちょっとよろしいですかな、マーニャ殿」
マーニャ「なに? ブライ? どーぞぉ」
ブライ 「アリーナ姫がそなたの言葉に困惑しておるのだが、何と言われたかのう?」
マーニャ「困惑? ああ! アリーナは子供っぽい所があるねっ、って言ったのよ」
ブライ 「単刀直入に言いますじゃ、ふたり共まだまだ子供なゆえ‥」
マーニャ「ごめんなさいね、見ていて歯がゆかったのよ」
ブライ 「2人に幸せになってもらいたいという願いは一致していると思うが?」
マーニャ「うふふ‥ 不幸になれとは言わないけど、面白い2人だとは思うわ」
ブライ 「わしはクリフトに男を上げてもらい、もっと自然に近付いて欲しいのじゃ」
マーニャ「アリーナじゃなくて、クリフトをけしかけるわけね? 面白そう!」
ブライ 「むむ‥ 少し違う気もするが、大体そうですじゃ」
マーニャ「私にいい案があるの、恋愛百戦錬磨のマーニャ様にどーんと任せなさい!」
ブライ 「頼もしい事ですな、では、くれぐれもお願いしますじゃ」
マーニャ「はーい、おやすみブライ!」
ミネア (ぶるるっ! 嫌な予感が‥)





699 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/13(金) 17:29:08  ID: 5Zy/31Wn0
勇者一行のその日の宿が決まり、アリーナが町はずれでトレーニングしている

マーニャ「クリフト!アリーナが教会裏の木の所に来てって言ってたわよ?」
クリフト「アリーナ姫がですか? なんでしょう? 分かりました」
マーニャ「これ持って行きなさいな」
クリフト「タオル‥ですか、トレーニングの邪魔はするなと言われていますが‥」
マーニャ「いいから行ってらっしゃい?」
クリフト「は、はい」

クリフト「あ、あの、姫様」
アリーナ(フッ!フッ!シッ!シッ!)「なに?クリフト」
クリフト「こ、これを‥」
アリーナ(ブン!ブン!シッ!シッ!)「あ!ありがと!そこ置いといて?」
クリフト「はい‥」
アリーナ(シュバッ!ブン!ブン! シッ!シッ!‥)

しばらく立ち尽くすクリフト、覗き見する2人
マーニャ(あ~っ!じれったいわね! 男ならそこでガバッと‥)
ブライ (クリフトがふがいない男でよかったわい‥)


701 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/14(土) 09:19:30  ID: tmIuHoHm0
>>699
マーニャは見飽きてさっさと宿に帰ってしまった‥

クリフト(ああっ!夕陽をバックにほとばしる汗!絹の様に白いお肌に紅潮した
     可愛らしい頬!よどみなく流れる華麗な体捌き!
     神よ!我がアリーナ姫はあなたの造りたもうた最高傑作でしょう!
     ご覧下さい!着地後すぐの跳躍でもあんなに姿勢が安定するように!
     生まれながらの気品とセンス、たゆまぬ努力により、今の姫様は我が
     眼前に降臨なされた! おや?おかしいですね、羽根こそ見えませんが、
     彼女は天使です!この方のおそばにお仕えできる事こそ至上の喜び!)

アリーナ(やっぱり右の突きの時は右足を踏み込んだ方が力が入るわね‥
     次に肘を入れる事に欲張るよりも、左手でさばいてからの右も安定
     するから、足の動きはこうかしら?膝をもっと内に絞って‥
     ああっ!もう!クリフトはいつまであそこに居るつもりかしら?
     なんか険しい顔してまた見てるし、居るとなんかもやもやしちゃうし、
     トーレーニングの後は汗くさいかも知れないから恥ずかしくてイヤなのよ!
     あっ!タオル持って来てくれたんだっけ!相変わらず気が利くわね~
     クリフトなら分かるかしら?私のこの成長ぶり!うふふ、見て驚き
     なさい?もうお城でチマチマやってた頃とは違うのよ?見ていて
     わたし、どんどん強くなるんだから!ほらみて!この突きの速さ!)

ブライ (ふたり共、これはこれでいいのかもしれん‥)





711 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/17(火) 01:27:38  ID: s9ccDipjO
「………姫様。読書中に突然のバックドロップは…さすがにあんまりだと思うのですが…」
「…でも…だって本を読んでるクリフトの背中を見てたら何だか急に抱きつ……」「?」
「…っ、な、何でもないっ!あんまり隙だらけだったから、それだけなの!戦士はいついかなる時も、油断大敵なんだからね、分かった?」
「……は、はぃ…」


懲りずに小ネタ投函してみる
712 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/17(火) 09:56:10  ID: 08NhObGj0
>>711
勇者はシンシアとの平穏な日々を送っていた‥

シンシア「ねえ、小包が届いたわよ?」
勇者  「なんだろう? アリーナからだ」
シンシア「そういえば、この前結婚祝いを贈ったから、そのお返しかしら?」
勇者  「そっかあ! あれ、水晶玉?何に使うんだ、これ?」
シンシア「手紙も添えられるわね、どれどれ‥」

拝啓 ゆーしゃ様
この前は結婚祝いありがとう
クリフトと相談して 私達は ごくごく親しい人だけに
物よりも この水晶を送る事にしました
モシャスの要領で この水晶に念を込めてみて下さい

勇者  「だってさ」
シンシア「モシャスの要領って、こうかな?」

そこには、くっつきそうでベタベタでもない、とてもとても幸せそうな2人の笑顔が
浮かび上がった!




727 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/17(火) 16:36:14  ID: 08NhObGj0
>>725
アリーナ「ピサロってすごいわね」
クリフト「はぁ‥」
アリーナ「ザオリク使えるし、ベホマラーもできるのに、腕っぷしも強いのよね」
クリフト「で、でも、彼は魔族ですよ?」
アリーナ「人間とはちょっと違うけど、背も高いし、イケメンだし」
クリフト「確かに凄い力ですが、我々はチームワークあってのものです!」
アリーナ「そうね‥ピサロって、けっこう浮いてるってゆーか‥」
クリフト「それぞれの個性を連携させてこそ!強力な魔物も打ち倒せるんです!」
アリーナ「う、うん」
クリフト「み、見ていて下さい!私にも、選ばれし者達としての誇りがあります!」
アリーナ(なんだろ‥クリフトが頼もしく感じる‥)





731 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/19(木) 10:30:30  ID: yvb4AOvh0
>>730
長い長い旅が終わり、数日が経った‥

アリーナ「わたし、最近すごい求愛されてるんだ」
クリフト「そ、そうなんですか」
アリーナ「人生のモテ期ってやつね、バトランドの公爵さんなんかステキだったなー」
クリフト「そ、それは良かったですね」
アリーナ「ホントは上品ぶって堅くるしい貴族の世界なんてイヤなんだけどさ」チラッ
クリフト「そ、その方はそんなに気取ってないとかですか?」
アリーナ「‥‥そうねー‥なんか男らしいってゆうか、引っ張ってくれるってゆうか」
クリフト「そ、そうなんですか、良い縁談になるといいですね‥」
アリーナ「あ、あのね、バトランドって言ってもそんなに強い人じゃないの」チラッ
クリフト「ははっ、姫様より強い男性など、そうはいませんよ‥」
アリーナ「そうよー、私の世界最強の座は揺るがないけど、弱すぎてもねー」チラッ
神官長 「おーいクリフト!そろそろ講義の時間だ、頼む」
クリフト「分かりましたー! では姫様、良かったですね、失礼致します‥」
アリーナ「クリフト‥」

数年後、アリーナは公爵と結ばれ、嫡男の誕生からしばらくが経ち‥

アリーナ「こうして話すのは久しぶりね、クリフト」
クリフト「ええ、お後継ぎもお生まれになり、なによりです」
アリーナ「あーあ、クリフトと結婚してたら、こんなに堅苦しくなくて済んだのかな」
クリフト「えっ!?」
アリーナ「あの時、クリフトが引き止めてくれたら、全然違ってたのになって」
クリフト「ええっ!そ、そんな!」
アリーナ「ま、今さらどうしようもないけどね、クリフトも早くいい人見つけてね!」
クリフト(そ、そんな事ってあるのですか!神よ!愚かな私に慈悲を‥ ああ‥)




766 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/21(土) 09:54:22  ID: /afhEnbV0
勇者一行は、険しいダンジョンを脱し、それぞれに休息を取っていた‥

クリフト(みんな疲れているな‥ さっきの痛恨の一撃でライアンさんは酷い傷だ、
     ミネアさんが付きっきりだから大丈夫か‥ あのマーニャさんも、
     ずいぶんと口数が少ない、大技の連発だったからなあ‥ それにしても、
     最近の姫様の成長ぶりは目を見張るものがある、さっきも会心の一撃を
     連発していたし‥ あっ!姫様だ!あんな所に膝を抱えて座って何を‥)
アリーナ(ふーっ!ふーっ!)
クリフト(落ちてくる葉っぱを吹いてるな‥)
アリーナ(シュバッ!バッ!)
クリフト(今度は突きか‥)
アリーナ(ぶわわっ!)
クリフト(おおっ!オーバーヘッド!)
アリーナ(ズデッ!)
クリフト(着地失敗!疲れてるんだな‥)
アリーナ「はーっ‥」
クリフト(ため息なんて似合いませんよ‥)
アリーナ(ゴロゴロゴロ!)
クリフト(なっ!回転!)
アリーナ(ぱっぱっ‥)
クリフト(草が付いたな‥)
アリーナ「あっ!」
クリフト(こっちに気付いた!)
アリーナ(ちょいちょい)
クリフト「はーい!今伺いまーす!」タタッ
アリーナ「お腹すいた~」
クリフト「はいはい、みなさんお疲れですから、もう少し待ちましょうね?」
アリーナ「は~い」
クリフト(姫様、私は元気が出ましたよ‥)




773 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/24(火) 09:32:03  ID: 4Jx7oB1l0
アリーナ「クリフトが倒れた時はね、もの凄い青い顔して、いきなり震えだした
     のよ!大丈夫だって言うのをみね打ちして、大急ぎで宿屋まで運んだ
     んだから!」
マーニャ「あんたねぇ‥」
アリーナ「なに?何かおかしいかな?」
ミネア 「ねえアリーナ、みね打ちする必要は無かったんじゃない?」
アリーナ「えっ?みんなみね打ちしないの?わたし、ブライの説教がしつこい時とか
     よく使うよ?」
マーニャ「たいがいにしないと、いつか死人がでるわよ‥」
アリーナ「大丈夫よ、クリフトはうるさくないから、優しくやったもん」
ミネア 「そういう問題?」
マーニャ「アリーナ、クリフトを気絶させるんなら、次はみね打ちじゃなくて、
     ハグするだけで大丈夫よ」
アリーナ「はぐ?あぁ!さば折りね!」
ミネア 「末期だわ‥」

ブライ (時々気を失うのは、歳のせいかと思っておったが‥)

775 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/25(水) 17:43:59  ID: Y9g0h9Im0
>>773
アリーナ「クリフト、こんな夜ふけに、何をしているの?」
クリフト「あっ!姫さま!いえ、消えたサントハイムの王様や、城の者達の事を
     考えていたら、寝付けなくて‥」
アリーナ「そうなんだ、わたしも、気晴らしにトレーニングを始めたら、ついつい
     こんな時間になっちゃったわ」
クリフト「大魔王を倒すために、休む事も務めとはいえ、今夜は寝れる気がしません」
アリーナ「‥‥そうだ! クリフト、わたしが寝かしつけてあげるわ!」
クリフト「え、えっ!姫さまがですか?」
アリーナ「いいからベッドへ行って!」
クリフト「あわわ‥」(そ、そんな!姫さまの方から、こんな!)
アリーナ「いいから‥ あたしにまかせて‥」ハグッ
クリフト(ふわぁ~ 夢にまで見た姫さまの‥)「ギャアアアアアアアッ!!」

翌朝
アリーナ「ねえマーニャ! マーニャの言ってた通り、ハグしたらクリフト寝たよ!」
マーニャ「やっぱりアリーナの仕業ね!」
ミネア 「クリフトさん、腰が痛くてしばらく起きられないそうよ」
アリーナ「やばっ!もうこれは、クリフトがヤワと言うより、わたしが強すぎるのね!
     クリフトには、悪い事しちゃったかな、お詫びしなきゃ」





779 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/27(金) 11:22:46  ID: lBdYXcXw0
アリーナ「わたし、おんなのこの友達って初めて!よろしくね?マーニャ!ミネア!」
ミネア 「ほんとにお姫様だったのね、こちらこそよろしくね、アリーナ」
アリーナ「姉妹っていいわね。わたし、ひとりっ子だから、同じくらいの年の人って、
     クリフトぐらいしか知らないの」
マーニャ「へえー、そうなんだ、それにしても、アリーナのはかわいいわね」
アリーナ「いいじゃない。別に、胸なんか、小さくたって。あんまり大きいと、
     戦う時、ジャマになるもの」
ミネア 「うらやましいわ、大きいと、身に付けるものが地味じゃないと、
     ハデに見えてしまうんですもの。姉さんは別だけど」
マーニャ「それどういう意味?これは使ってナンボのものじゃない。これを見せつけ
     たり、押し付けたりすれば、男なんて、どうにでもできるものよ!」
アリーナ「そうなんだ!技に使えたりするのかな?」
マーニャ「そうよ!クリフトに使ってあげれば、イチコロよ?」
アリーナ「うん!いつか、クリフトと戦う日が来たら、使ってみるわ!」
ミネア 「意味わかってるのかしら?」

ブライ (姫さまのご成長、じいは心から喜ばしいですぞ‥)



798 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/11/29(日) 12:25:11  ID: c3dWgYCOO
わたくし、クリフトは、大魔王デスピサロを打ち倒した後も、国を救った英雄として
留まる事よりも、王位を継ぐ前にしばらく旅がしたいというアリーナ姫のお供として
いろいろな世界を回る事にしました。ふたりきりの旅ができれば最高だったのですが、
まだまだ姫さまは未熟との事で、ブライ様も着いてきてしまいました。とはいえ、
サントハイムに平和が戻った際も、我が秘めたる想いは姫さまには通じずじまいで、
わたくしの心の弱さを痛感した次第です。この旅で、より多くの時を姫さまと過ごせる
のはこの上無い喜びではありますが、行く行くは姫さまにお力添えをするのはもちろん、
想いを伝えられる強さを身に付けられればと思っております。
そうして私達は星ふぶきがあったというこの世界にたどり着いたわけですが、
ここしばらくエラフィタという村のそばをウロウロするばかりで、各地に潜むと言われる
デスピサロ並みの魔王の事もそっちのけです。我がアリーナ姫には何やらお考えが
おありの様ですが‥

ブライ 「姫さま、もうこの毛玉の様なモンスターを倒してもレベルは上がりませんぞ」
アリーナ「いいから」
ブライ 「剥ぎ取った皮の腰巻きの数が2千をゆうに超えましたぞ?どうされるので?」
アリーナ「いいのよ」
ブライ 「まったく姫さまは何を考えておいでか、じいはいつも行動の目的をブツブツ‥」
アリーナ「クリフトにはこないだ迷惑をかけちゃったからね、そのお詫びでもあるのよ」
クリフト「腰の事ならもういいんです、すっかり治りましたし‥」
アリーナ「あなたなら分かるわよね‥ この袋いっぱいのモノの価値が‥」ワサワサ
クリフト「も、もしや、わたしの分まで‥」ゴクリ!
アリーナ「あと少し、あと少しなのよ‥」ジユルリ!
クリフト「あれだけの力の種があれば、想像を絶する破壊力が‥」ウヘヘ
ブライ 「ワシも金ぴか雲を狩りたいのう‥」シクシク




813 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/12/02(水) 12:02:53  ID: pXshHns60
アリーナ「船乗りに憧れるなんて、ちょっと変わった子ね。男の子だったら、まず、
     素手でカッコよく戦う武闘家に憧れるものでしょ?少なくとも、
     わたしはそうだったわよ」
クリフト「そうでしょうね、こう見えてもわたしは、小さい頃、ケンカは強かったん
     ですよ?武闘家や戦士にも憧れてました。でも、ケンカ相手の友達に、
     ひどいケガをさせてしまった事があって、それからというもの、
     力で解決するのがイヤになってしまったんです」
アリーナ「そうだったんだ‥クリフトって、昔から大人しかったわけじゃないのね」
クリフト「神様の前では、正しい心のあり方がすべてです。わたしの父も、
     おじいさんも、そのまたお父さんも、ずーっとお城の神官でしたから、
     厳しく教えられましたし、今はその事に誇りを感じています」
アリーナ「ふうん‥ きっと、そうゆう強さもあるのね!ステキよ!」
クリフト「ひ、姫さま!」
アリーナ「か、勘違いしないでよねっ!意外と芯がすわってる所があるねって
     事だからねっ!?そんなふうには、見えないけど」



849 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/12/09(水) 11:58:34  ID: 2rBKmiEd0
「王妃さま、おめでとうございます、女の子ですじゃ!」
まるで自分の孫が産まれたかの様な喜び様で、最近めっきり好々爺となったブライが、
シワの増えた顔をいっそうしわくちゃにして言った。
めでたく結婚したふたりは、子宝に恵まれたが、3人とも女の子であり、嫡男は
まだだった。
「頑張ったね、アリーナ、またかわいい女の子だよ、君と同じオレンジの髪だ」
クリフトは宰相という立場を取り、教会を中心とした街づくりと、きめ細かい
執政で、国中の信頼を得る存在となり、アリーナも頼れる夫ともなっていた。
「ほんとだ!じゃあ、男の子ができるまで、またいっぱいえっちしようね!」
アリーナは相変わらず元気一杯だ。サントハイムには笑顔が溢れ、エンドールを
凌ぐ程の豊かな国になろうとしていたある日のでき事‥


851 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/12/11(金) 16:57:31  ID: ZpUM0sEH0
ブライは火おこし、アリーナは川へ洗濯へ、クリフトは山へ薪を拾いに行った。
先日の嵐のせいか、クリフトは枝が散乱しているのを見つけ、早々に山を下りた。
ブライの所へ行く前に、アリーナの居る川の方へ寄り道すると、街のテーマで
「世界っで 一番強いの アリーナ姫~ 唸るっ拳 華麗な回~し蹴り~
 街のごろつきーも 名~うての戦士も あたしっの前では こ てん ぱん~♪」
「あのぅ、姫さま?」
「なな!な!!聞いてたの?!クリフト今の聞いちゃった!?」
いつも豪胆快活な彼女が、いつになく取り乱している。
「お願い、恥ずかしいから誰にも言わないで‥」
続いて、聞いた事の無い様なか細い声でアリーナが言った。畏れ多くも、
自分の主が眼下でしょげ返り、頼み事をしている。この状況にクリフトは酔った。
「もちろんです、この事は私と姫さまだけの秘密です、なにより、洗濯物ビリビリですよ」



897 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ  Mail: sage 投稿日: 2009/12/21(月) 16:40:48  ID: CQo6u13gO
>>894
クリアリ結婚後の想像図。
クリフト「姫様、ブライ様がお呼びです!」
アリーナ「いつまでその『姫様』なのよ!これからはあたしのことはアリーナって呼んでって何度も言ってるのに!」
クリフト「はっ!申し訳御座いません!・・・あ、あの・・・アリーナ・・・様」
アリーナ「だからそのかたっくるしい敬語も『様』って付けるのも辞めてって言ってるでしょ!もう、クリフトなんか嫌い!」
クリフト「(ガーン。)私が悪かったよ!だから、嫌いなんて言わないで・・・アリー・・・ナ」
アリーナ「うふふ♪」
クリフト「?」
アリーナ「やっとアリーナって言ってくれたぁ!ありがとクリフト」
クリフト「ふぅ・・・おいたが過ぎますよ、姫様」
アリーナ「あ、また姫様って言ったー!」
(以下繰り返し)


ブライ「・・・いつになったら姫様は来るのじゃろうか・・・」
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