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Knoppixリマスタリング

    
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Knoppixのリマスタリングについて
産総研のKnoppix5.1.1日本語版をベースに説明します。

1.準備
knoppix_v5.1.1CD_20070104-20070122+IPAFont_AC20070123.iso
5GB以上の空きパーティション(ext2かext3)
knoppixが起動しているPC

2.swapと編集領域の準備
KnoppixのCDの中のKNOPPIXディレクトリにある巨大なKNOPPIXという700MB近いファイルがあります。
これがKNOPPIXの本体で、cloopという圧縮形式で約2GBのデータが詰め込まれています。
この巨大なファイルがメモリ上に作成されますが、それだけのためにメモリを増設する必要はありません。
Linuxにはswapという領域をハードディスクに作り、メモリの空きが無い場合にそこにデータを逃がすことができます。そのswapを作成します。
KNOPPIXメニューにRoot Shellという項目があります。クリックしてこの中で作業を進めます。
#cd /mnt/sda1
#dd if=/dev/zero of=swapfile bs=1M count=750
#mkswap swapfile
#swapon swapfile
ddコマンドで750MBの空のファイルを作成し、swapとして使います。続いて、KNOPPIXを編集するための場所を作ります。
#cd /mnt/sda1
#dd if=/dev/zero of=remastering bs=1M count=4000
#mke2fs remastering
#mkdir /mnt/rem
#mount -t ext2 -o loop remastering /mnt/rem

3.必要なファイルのコピー
続いてKNOPPIXの本体を先ほど作成した領域に展開します。
#mkdir -p /mnt/rem/master/KNOPPIX
#mkdir -p /mnt/rem/source/KNOPPIX
#cp -ar /cdrom/boot /mnt/rem/master/boot
#cp -ar /cdrom/KNOPPIX/modules /mnt/rem/master/KNOPPIX/
#cp /cdrom/KNOPPIX/background.jpg /mnt/rem/master/KNOPPIX/
#cp Rpv /KNOPPIX/* /mnt/rem/source/KNOPPIX

4.Linux本体の変更
コピーした環境を編集して自分の必要にかなった環境を作ります。
chroot Linuxシステムの/ディレクトリを一時的に変更するコマンドと思ってください。
このコマンドで先ほどコピーしたKnoppixの中に入って作業します。
#cd /mnt/rem/source/KNOPPIX
#chroot ./

/procのマウント
カーネルプロセスによってシステム資源の情報が記録される仮想ファイルシステムです。
詳細はここでは説明しません。こんなのがあると知っているだけで十分です。
#mount -t proc /proc proc

環境変数などの設定
#source /etc/bashrc
#source /etc/profile
余談ですが、IFSを悪用するととんでもないことになりますね。
良い子のみなさんは真似をしないようにしましょう。

5.ソフトウェアのインストールと削除
Knoppixは、Debian GNU/Linuxをベースにしています。
Debian GNU/Linuxは凄まじい安定性を誇りますが、非常にパッケージ数が多いのもその特徴です。
例として最新版の3.1(sarge)のパッケージ数は全部で15000を越えます。
そのパッケージを全てダウンロードしてくるのは大変なのでやめましょう。
効率よく管理するためにapt-getというツールが用意されています。インストールから削除まで自動的にやってくれるので楽ちんです。

ネットワークを設定する
パッケージの取得にはインターネットを使います。
あらかじめ設定をしておいてください。

apt-getの使い方
#apt-get サブコマンド

主なサブコマンド
install パッケージ(半角スペースで複数指定可) ー パッケージをインストールする
remove パッケージ(半角スペースで複数指定可) ー パッケージを削除する
clean ー キャッシュを削除。

6.パッケージの操作が全て終了したら、/ディレクトリを元の状態に戻します。
#umount /proc
#exit

7.圧縮
これからKNOPPIXファイルを作ります。
圧縮後のサイズは元のサイズの3割から4割が目安です。
#cd /mnt/rem/master
#mkisofs -R -l -V "MyKnoppix" -hide-rr-moved -v /mnt/rem/source/KNOPPIX \
| create_compressed_fs - 65536 > /mnt/rem/master/KNOPPIX/KNOPPIX
2GB近いファイルが圧縮されるので時間がかかります。気長に待ちましょう。
swapの状態を時折freeコマンドで確認することも重要です。足りなくなったらddコマンドでまたスワップ用のファイルを作成して増やしましょう。

root@Knoppix:~# free
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:        376964     369496       7468          0       6104     139760
-/+ buffers/cache:     223632     153332
Swap:      1052216     116344     935872

8.isoイメージの作成
ブータブルCDのisoイメージを作ります。
#mkisofs -pad -l -r -J -V "MyKnoppix" -b boot/isolinux/isolinux.bin \
-c boot/isolinux/boot.cat -hide-rr-moved -no-emul-boot -boot-load-size 4\
-boot-info-table -o /mnt/sda1/knoppix.iso /mnt/rem/master

お疲れ様でした。これでオリジナルKnoppixの完成です。
テストにはqemuを使いましょう。問題なく起動してソフトウェアが使えることを確認してからCDに焼きます。

$cd /mnt/sda1
$qemu -cdrom knoppix.iso

私は/master/KNOPPIXディレクトリをハードディスクに直接置いて使っています。
CDでブートして、最初の画面で
knoppix fromhd=/dev/sda2
とKNOPPIXディレクトリのある場所を指定するとそこから起動するんです。
これなら容量を気にせずにソフトウェアをインストールできますね。