personal note内検索 / 「青春の殺人者」で検索した結果

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  • スクラップ・ヘブン
    ...のようだ。もちろん『青春の殺人者』には迫力も作りこみもかなわないと思うけど、それ以上に時代が感じ取ったものに差があるのだろう。国家や組織、家族からの、もろもろのしがらみから解放され、別な新しい何者かになる。そんな本質的な人間像を追い求める1976年の作品とは明らかに違う。 けれど「クソどもに想像力を植えつけてやろう」とテツ(オダギリジョー)が提案した復讐の代行業へと向かう二人の像は、どこか水谷豊の苛立ちと重なっていくようだ。現代の殺伐とした空気に意味もなく苛立つ像は、それがどんな理由を与えられても解決するような単純なものではなくって、幾重にもからんだ矛盾からか、一体なにが狂ってそうなったのか説明の放棄、思考の停止を呼ぶものである。 苛立ちのなかに生きる二人は、元々が思考の停止からはじまった莫大な矛盾であるこの世界から、なんの解決も見出せるわけもなく、ただ危険な遊戯へ無...
  • ベニーズ ビデオ
    ベニーズ ビデオ 監督:ミヒャエル・ハネケ 1992年/オーストリア/35ミリ/105分/カラー 監督のミヒャエル・ハネケは、1942年ドイツ、ミュンヘン生まれ。オーストリアのウィーン大学在学中には哲学、心理学、演劇を学ぶ。卒業後はドイツのテレビ局で脚本家として活躍。1970年にテレビドラマを初監督、同時に舞台監督としても多くの作品を演出。最新作『ピアニスト』は今年のカンヌ国際映画祭で、グランプリはじめ3賞を受賞。ウィーン在住の巨匠。 東京フォーラムでの上映。ここで映画を観るのは初めて。ストーリーだけ言うと、とても衝撃的である。惨殺映像に惹かれる少年が実際に知り合った少女を殺してしまう。これだけでも十分に怖い。ありそうだというリアリティーが余計に恐怖をさそう。この作品は10年くらいまえのものだ。当時のオーストリアの状況は分からないが...
  • マラノーチェ
    マラノーチェ 監督:ガス・ヴァン・サント 製作:ガス・ヴァン・サント 脚本:ガス・ヴァン・サント、ウォルト・カーティス 食料品店で働く白人青年ウォルトが、メキシコ系の不法移民ジョニーに恋をする。同性愛を描いていて、ガス・ヴァン・サントもそうなのだろうかと思ったけれど、原作があるようなのでどうか。 ピントが霞むような近景と遠景のカットが短くつながっていくモノクロの画像がとても印象深い。刹那的ではかない青春の風景といった感じで強烈だ。 原作者のウォルト・カーティスは、舞台であるポートランドの生ける伝説としてガス・ヴァン・サントも慕う詩人。ポートランド3部作と言われる監督のこの地への思い。アメリカのスラム街、ジャンキーを描いた映画はたくさんあるけれど、濃厚な空気はこの映画ならではの魅力では。2008-07-21/k.m
  • ハンニバル
    ハンニバル 監督; リドリー・スコット 出演; アンソニー・ホプキンス,ジュリアン・ムーア,ジャンカルロ・ジャンニーニ,レイ・リオッタ 著作を読んでいないので、前作の余韻で見に行っています。先行オールナイトでは初めてのほぼ満席でした。 レクターと言う奇怪な食人を犯すサイコスリラー、FBIで苦労しているクラリス、二人が繰りなす物語。ハンニバルって古代屈指の戦略化ってなにかに載っていましたが、この映画でのレクター博士はなぜかスーパーマンのようでした。 FBIというエリート集団のなかで、ひたむきに任務へ打ち込んでいるのだが、卑小な感情がし向ける、ささいな判断のずれから大量に死者を出させてしまう、つまらないがそれも社会の構造とも言えるものへ、言われようもないやるせなさを感じていたクラリス。そこへ10年前の悲劇であり名誉でもあるレク...
  • カル
    カル 監督:チャン・ユニョン 製作:ク・ボンハン、チャン・ユニョン 原案:ク・ボンハン 脚本:コン・スチャン、イン・ウナ、シム・ヘオンキム・ウンジョン、チャン・ユニョン 出演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ、ヨム・ジョンア、チャン・ハンソン、ユ・ジュンサン、アン・ソクァン 猟奇殺人もの。こう言ってしまうと、近頃そんな映画ばかり見ているような気もします。かなりきわどいシーンがあって、ホラー映画は最近全く見ていなかったので、ちょっと躊躇することもありました。 動機の見えない所が猟奇殺人ものの主流で。・・もっとも、納得の出来る動機が存在すれば、それ自体危険な話しですけど。犯人像が2転3転するところは、その都度だまされると言うか、おどらされ、ハラハラします。けれど、どの犯人に対しても、決定的な動機は見当たりません(と言...
  • 不良少女モニカ
    不良少女モニカ 1952年 監督 イングマール・ベルイマン 出演 ラーシュ・エクボルイ 、ハリエット・アンデルセン 、オーケ・グリュンベルイ 、ベント・エクルンド 気持ちのよい元気さで、青春映画の鮮やかさがあふれている前半、どのように破滅していくのかすでに予想している自分がいた。いつだって青春映画には破滅がつき物だ。そこへ人間社会の縮図を見て何かを学んだ気分にもさせてしまう。 けれど予想以上に痛く切ない展開で、モニカの叫び声が悲痛に響いていた。ここには格差社会や都市の殺伐感が描かれていて、今の日本と変わらない切迫した部分も見えるようだった。2007-08-16/k.m カテゴリー-映画
  • ファウスト
    ファウスト 講談社 2003.9 933円 太田克史編集長インタビュー 人気レーベル「講談社ノベルス」と文芸誌『メフィスト』でおなじみの講談社から新書サイズの新雑誌『ファウスト』が創刊 ノベルス系はまったく読んでいなかったと思う。この雑誌が入門編となればと思って買ってみた。今日現在、編集後記しか読んでいない。けれど意気込みが伝わってきて面白そうな雑誌だ。舞城や京極など、どおしてノベルス系の作家は次々に新作をだすのだろう。何年かぶりの保坂さんとはずいぶんと違う。そういったスピード感がこれらの基本なのだろか。そんなところも興味があった。とにかく遠慮がちな所へ踏み込むにはもってこいの創刊かもしれない。今年はなんだか文芸誌が熱いなぁ。2003-09-05/k.m ドリル・ホール・イン・マイ・ブレイン/舞城王...
  • カミュなんて知らない
    カミュなんて知らない 監督 柳町光男 脚本 柳町光男 音楽 清水靖晃 出演 柏原収史、吉川ひなの、前田愛、中泉英雄 劇中劇というスタイルを使って、見る側へ映画というものを考えさせるという点で、高橋伴明監督の作品である『光の雨』を思い出した。 あちらが、立松和平の同名長編小説を映画化しようとする「今の時代」を生きる人々の物語であるのに対して、こちらは愛知県豊川市で実際に起きた老婆刺殺事件と、その犯人である男子高校生の証言を手がかりに、大学生たちが事件の映画化に取り組むというドラマ。 連合赤軍事件と、不条理殺人。どちらも若者の起こした事件が、大きな社会問題となったもの。それを若者が映画化し、その過程で苦悩したり、ぶつかったりする様をドキュメンタリーのように映し出す。どちらも似たような構成ではないか。 「...
  • 鬼畜大宴会
    鬼畜大宴会 ASINが有効ではありません。 監督:熊切和嘉 製作:財前智宏 撮影:橋本清明 出演 :三上純未子、澤田俊輔、木田茂、杉原敏行、小木曽健太郎、財前智宏、橋本祐二、平良勤 カテゴリー-映画 色んな意味で恐ろしい映画・・ 森りの中へ連れられた男は木に縛られて、数人の男に蹴りを入れられる。そのウチの一人は男の腹部への蹴りを執拗に繰り返し、男が嘔吐し始めてもとまらない。繰り返し蹴る。そして嘔吐する。女は一度は止めにはいるが、やがて女も蹴る。縛られた男は昏睡のなかで女を蹴り返す。倒れた女はライフル銃で男の頭を吹き飛ばす。そして笑いながら男の脳みそを手でかき出し、再び死んだ男の腹部を蹴り続ける・・・。 狂気の振る舞いを自ら止められない残酷な行為の繰り返し。それを「大宴会」と表現したこの作品は衝撃的だ。ある時代の若者達が信じられない残酷さで突き動かされている...
  • キル・ビル
    キル・ビル 製作・監督・脚本:クエンティン・タランティーノ 製作:ローレンス・ベンダー アクション・コーディネーター:ユエン・ウーピン「マトリックス」 美術:種田陽平「スワロウテイル」 アニメーション:プロダクションIG「攻殻機動隊」 撮影監督:ロバート・リチャードソン 出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、ダリル・ハンナ、デビッド・キャラダイン、千葉真一、栗山千明 制作データ:2003米/ギャガ=ヒューマックス 上映時間:113分・R-15 「刀は疲れ知らず。あんたも少し力が残っているといいけどね」(ルーシー・リュー) いやー。またすごい映画を。タランティーノ監督はやってくれた。正直あまり期待せずにいたのだけど(その割には公開日初日に見ることは決めていた)、かえってそれが...
  • ヒポクラテスたち
    ヒポクラテスたち 監督・脚本:大森一樹 製作: 佐々木史朗 企画:多賀祥介 プロデューサー:佐々木啓 出演:古尾谷雅人、伊藤蘭、光田昌弘、狩場勉、柄本明、西塚肇、真喜志きさ子、小倉一郎、阿藤海、内藤剛志、金子吉延、斉藤洋介、加納省吾、宮崎雄吾 医学部生達の青春偶像劇。この映画を見ていると、学生時代の思い出にひたってしまう。それが全く違うものであっても、そこに流れている進撃さ、残酷さ、愛おしさのようなものが青春そのものであって、その言葉にしっくりとはまるのがやはり学生時代に存在していたと思えるからだろう。 綴られた幾つもの挿話にはけっして繋がりはなく、学生達の日常をただ傍目に見ているだけのようにも感じる。世間の軋轢にすり減らされていない無垢な情熱と、未成熟な人間性によって、とても「熱い」ドラマが生み出されてい...
  • バタフライ・キス
    バタフライ・キス 監督 マイケル・ウィンターボトム 主演:アマンダ・プラマー サスキア・リーヴス 1995年/イギリス/カラー/85分 ヴェンダースを思わせる、荒涼とした、ロード・ムービー。 不条理さ。 ユーニスという女性の日常から逸脱した振る舞いは、むしろ日常への空虚感、社会の虚構性への訴えなのか。 (空虚な)日常の中に生活しているミリアムが、ユーニスの非日常性に惹かれて行く。 殺人を行為の一つとして取り上げている事は、とても不条理におもえるが、それは映画空間としての可能性(日常では、絶対に受け入れられない、行為とそれをおこなった人物にすら、入り込ませてしまう可能性。)を使ったものなのだろう。 ともかく、その(殺人の)ラストシーン。二人の女性ユーニスとミリアム。天と地ほどの違いの二人が水平線において、ゆるぎない愛...
  • ベルリンを舞台にした映画
    ベルリンを舞台にした映画 ベルリン、僕らの革命 監督: ハンス・ワインガルトナー 出演: ダニエル・ブリュール, ジュリア・ジェンチ レボリューション 6 監督: グレゴー・シュニッツラー 出演: ティル・シュヴァイガー, セバスチャン・ブロムベルグ ベルリンを舞台にした映画をさがして2本見た。どちらも以前借りようと思いつつ見送っていたものだった。偶然なのか2本とも同じような内容で、ここから現代のドイツが抱えている問題なんかも見てしまってよいのだろうか。 「贅沢は敵だ」と、資本主義やグローバリゼーションを批判する若者達の青春ドラマ。そのテイストでどちらもまとめられている。青春映画だから清々しさとほろ苦さが中心にあるのだけど、消費社会批判も真面目に構築されている。...
  • 乾いた花
    乾いた花 1964年/松竹 監督: 篠田正浩 原作:石原慎太郎 脚本:馬場当/篠田正浩 出演: 池部良/加賀まりこ/三上真一郎 松竹ヌーベルバーグ という括りに属している篠田正浩監督の作品。大島渚、吉田喜重、彼らの作品はどれもがみな緊張感に満ち、それでいてテンポの良い「軽さ」を持っていて、カッコ良い。 刑期を終えて出所したやくざ・池部良は偶然入った賭場で、正体不明の若い娘・加賀まり子に出会う。加賀まり子のなんとも言えない茶目っ気のある演じっぷりへ惚れた。 それは「賭場」と「彼女」のアンバランスが、単にかわいい娘が入り込んだヤクザな場所、という「思わぬ出会い」以上に運命的な「巡り合わせ」があるのだと言う見え方へ繋がっていく。そして「美しさ=はかなさ」は既にこの時点で表れていて、水をすくい上...
  • 花とアリス
    花とアリス 監督: 岩井俊二 出演:鈴木杏 、蒼井優 、郭智博 、相田翔子 、阿部寛 ショートフィルムとしてウェブで配信されていた作品の劇場公開版という性格か、サザエさんみたいに断片的なつながりがあって面白いしそれが監督のウリか。 岩井作品は「リリィ・シュシュのすべて」でひとつの極限に達したと思ったけれどあの映画を好きか嫌いか、興味あるかないかで、結構分かれるものがあって、それはなにか僕らが抱えるものをシンクロさせていると思わせたかどうかということだったような。 かつて助監督をしていた行定監督がどんなに大きな仕事をしても、こんな映画は撮れないと思う。あるいはめざすところが違うのだろうけど、どちらと言えば「春の雪」よりは面白かったと思う。2006-02-26/k.m コメントをぜひ ...
  • 『グミ・チョコレート・パイン』と『切腹』
    『グミ・チョコレート・パイン』と『切腹』 ■『グミ・チョコレート・パイン』 脚本・監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 原作:大槻ケンヂ 出演:石田卓也/黒川芽以/柄本佑/金井勇太 ■『切腹』 『無間道』に掲載 星野智幸・著 集英社刊 ケラリーノ・サンドロヴィッチの映画と星野智幸の小説。どちらも青春を描いている。そして痛々しい。日常をやり過ごすマジョリティーの顔と、自分らしさを追及したいマイノリティーの内面との間で葛藤している姿がある。 80年代初頭と現在という時代に開きがある。けれど「オレはアイツらとは違う」と思いながら、結局のところ「何をやればいいかは全然わからない」。そんな毎日を過ごしているという点では、まったく同じではないか。 一方、物語の向かうエンディングには明暗の差がある。希望の持てる映画と、絶望的な小説。この開きの中へ描...
  • 見えない嘘
    見えない嘘 本年度カンヌ映画祭コンペ部門出品作 2002年/125分(フランス公開:02年8月21日) 監督:ニコール・ガルシア 出演:ダニエル・オートゥイユ、ジェラルディン・ペリャス、エマニュエル・ドゥヴォス ニコール・ガルシアという女性監督の作品。実話を題材にした原作を映画化。18年に渡り、自分は医師であると友人や家族を欺き、嘘を積み重ね、その発覚を怖れて両親、妻、子供二人までの殺した男。そんなちょっと信じられない話。 映画は18年間嘘をついて来た男の殺害に至る最後の数年を描いている。なぜ18年も騙せたのだろうか、いくら何でも無理がある。劇中その男は朝子供を送って、WHOという偽った仕事場へとりあえず足を運び、ただホールで新聞を読んだり、公開会議を傍聴したり時間を潰す。そして夕方自宅へ帰り、疲れたふりをしつつも家族をいたわる。そこには優しくて芯の強い一人の...
  • 仮想と現実
    仮想と現実 仮想と現実というと、最近の青少年犯罪における「現実と仮想との混同」を原因とする議論を思い浮かべる。 コンピューターの爆発的普及に伴う、ヴァーチャル空間云々に乗って、それまで存在していたテレビや映画、小説の影響といったものを超えるTVゲームによる悪影響説だ。 確かに、リアルな表現でしかもインタラクティブに格闘技や殺人などが描かれていくTVゲームをやり玉に上げることは思わず納得させられるかもしれない。 しかし、そこにはやはり大人的解釈が存在し、「本当はよく分からないのだけど、そう考えれば納得出来る」と言ってひとまず議論を終了させようとする棚上感がつきまとう。 実際、大人達でもTVゲームに夢中になっている人は、「現実と仮想との混同」によって簡単に殺人を犯す、といった解釈について疑問を抱くのではないか。 そんな中、TVゲームの影響について色々...
  • リアルな恐怖
    リアルな恐怖 1999年7の月、ノストラダムスの予言は、当たりませんでした。集団自殺、カルト宗教によるテロなど、天変地異よりもなによりも現代においてリアルな恐怖は、人間の精神ではないだろうか。 世界中あふれる民族争い。ユーゴやアフリカでの殺し合いをみると、冷戦後の原理主義的横暴は、人類の本質的野蛮性が、露呈してきているのではないかとも思える。 それにしても、民族争い、宗教争いは後を絶たないです。 国連の介入も順番待ちの感じです。 けれど、どうも国連、アメリカ的モラルは、マイノリティを守ることを正義とし、政治的に絶対正しい道として、突っ走り過ぎている様に思える。原理主義にしても、そんなアメリカ的発想にたいして抵抗しているのではないか。デリケートな問題も、正義感を理由に、ないがしろな扱いをされがちでは。 どんなにグローバル化が進もうと、多様化、複雑化は守...
  • レイアウトの法則-アートとアフォーダンス
    レイアウトの法則-アートとアフォーダンス レイアウトの法則―アートとアフォーダンス 佐々木正人著 2,300円 春秋社 2003.7 著者略歴-1952年、北海道生まれ。筑波大学大学院心身障害学専攻終了。現在、東京大学大学院情報学環・教育学研究科教授。アフォーダンス理論(生態心理学)研究の第一人者。著書に、『知覚はおわらない』(青土社)、『知性はどこに生まれるか』(講談社現代新書)、『アフォーダンス』(岩波書店)、他。 私たちは身のまわりの環境をどうやって理解しているのか? いままで普通に見えていた「モノゴト」が、これを読むとがらっと変わってしまうようだ。もちろん変わったのはこちら側の認識で、物自体はなにも変わらないのだから、それはもう仏教の言語系にもちかかったりするのだろうか。しかし長年親しんできた認...
  • 僕と未来とブエノスアイレス
    僕と未来とブエノスアイレス 監督:ダニエル・ブルマン 出演:ダニエル・エンドレール、アドリアーナ・アイゼンベルグ 2003年/アルゼンチン、フランス、イタリア、スペイン合作映画 移民の国アルゼンチン。日系人は2万人くらいいるようだ。首都ブエノスアイレスは、1914年で中心部の60%以上が外国人で占められたほどとか。南米のパリってのもよく聞く。いつか行ってみたい。そんな街が舞台。けれどこの映画ではヌーベルバーグのパリように、かなり断片的な映像でしか街は捉えられていなかった。 ガレリアという小さな商店街で繰り広げられる群像劇。ハンディカメラの手ぶれがとても気になる映像だけど、だんだん慣れる。ポール・ハギスの『クラッシュ』が多民族アメリカ社会の殺伐とした冷戦を描くヒステリー映画だったのに対して、こちらはとてもアットホームだ。 様々なエスニシティ間を素朴な付き合いが...
  • 最後の息子
    最後の息子 吉田修一 文芸春秋 \505 「パーク・ライフ」の軽快な文体に好感色だった僕は、続いて文藝会「新人賞」作品「最後の息子」を手にした。こちらは3つの中編が入っている。「パーク・ライフ」も中編くらいのボリュームだった。いつかこの作家の長編を読むことを想像しつつ、軽やかに足を踏み入れるのだった。 表題「最後の息子」とは?、ああ、そう言うことか、とちょっと感激のタイトルでもあった。そんなシャレタ感覚が似合うのも、文体の醸し出す雰囲気がそう思わせるのだ。オカマの「閻魔ちゃん」と同棲する主人公の撮ったビデオ映像。ある日まとめて「見直していた」という設定が、物語らせるリズムをうまく作っている。小説の描写が映像的であるという、僕らの癖を逆手にとったような批判性をも感じさせる構成だ。映画にまつわるエピソードもそれなりにある。そん...
  • ハプニング
    ハプニング 監・製・脚:M・ナイト・シャマラン  出:マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル 、 ジョン・レグイザモ、スペンサー・ブレスリン、ベティ・バックリー  M・ナイト・シャマランの作品だという認識で、ただじゃすまないという期待感があって、ある意味でそれは裏切られるのだけれど、ほとんど状況説明がないまま冒頭から異変がはりまり、90分という時間を突っ走る映画としては、やはりスゴ味がある。 説明のなさは、かえって見ている側を混乱へと引き込む力を際立たせていた。多発的・静寂的に用意された死の場面は、主要人物という投影軸を失うギリギリの演出だと思う。実際に、主人公という重みのある設定はほとんどなく、感情移入した先からどんどん死んでしまう。 スティーヴン・スピルバーグの『宇宙戦争』も、背景がほとんど描かれないまま殺戮シーンが続いたけれど、主人公の...
  • パラノイドパーク
    パラノイドパーク 監督:ガス・ヴァン・サント 出演:ゲイブ・ネヴィンス、ダン・リウ ジェイク・ミラー、 テイラー・マムセン、ローレン・マッキニー、スコット・グリーン パラノイドパークとは違法につくられたスケードボーダー達の公園で、ほとんどの床が滑るために作られた曲面を持っていて、そこを流れる姿がスローで写され、常に画面を見切ってしまうその動きは断片でしかないのだけれど、繰り返し違う人が列をなして滑っているせいで断片はループとなり、一続きの像として感じられる。 主人公は中性的な容姿で、異性に対してよりもスケードボーダー達の動きへ惹かれている。その視線を通して画面から感じられるのは、ループとなって切れ目ない動きへ中毒的に縛り付けられるような誘惑、ボーダー達へ没入していく彼の感覚だ。 流動性の高い現代社会において他者との関係を築く機会はどんどん減少し、「見...
  • この人の閾
    この人の閾 新潮文庫 保坂和志 四つの物語がおさめられている。その一つ東京画。 ここに描かれている情景が、近所の代田橋あたりだということは、読んでいてすぐに感じた。 あそこは駅前のミスタードーナッツくらいしか利用したものがないが、やけに昭和の面影を残した商店街、それも甲州街道までの短いそれと、線路向かいの浄水場の殺伐とした感じは、印象に残りやすい。けれども作中の主な界隈は、もっと奥まった辺りなので、想像はつかない。 玉川上水沿いは、笹塚あたりをよく自転車で通るが、確かに甲州街道の雑踏を忘れるくらい、しんみりとした空間だ。なぜかノスタルジックな思いに駆られる保坂氏の小説に、思わぬ近所が出てきたおかげでこの辺り一帯を、そういえばそんな思いで歩いていたようにも思えてしまう。けれど平日はもっぱら甲州街道沿いを歩くばかりなので、あの...
  • スパイダー
    スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする 監督:デイヴィッド・クローネンバ−グ 出演:レイフ・ファインズ/ミランダ・リチャードソン/ガブリエル・バーン 原作・脚本:パトリック・マグラア(ハヤカワepi文庫) 提供:メディア・スーツ/ビッグショット 2002年/フランス+カナダ+イギリス映画/98分 クローネンバーグと言えば、グロテスクな世界観とカリスマ的な人気を思い浮かべる。その程度にしか分かっていなくて、「クラッシュ」は痛々しさと緊張感のある映像美だとか、「裸のランチ」はあのタイプライターと大きな昆虫みたいなのがとにかくグロかったとか、「スキャナーズ」は破裂する頭とやはり重々しい空気など。結構「飛んだ」話なのに重量感もあるという2面性だろうか。 この映画は見終わって、しばらくよく分からなかった。ただ、出だしの色...
  • ゴーストワールド
    ゴーストワールド 監督:テリー・ツワイゴフ 脚色:ダニエル・クロウズ、テリー・ツワイゴフ 原作コミック:ダニエル・クロウズ(presspop gallery刊) 製作:ジョン・マルコヴィッチ、ラッセル・スミス、リアン・ハルフォン 出演:ソーラ・バーチ、スカーレット・ヨハンスン、スティーヴ・ブシェミ、ブラッド・レンフロ、イリーナ・ダグラス他 2001年/アメリカ/1時間51分/配給:アスミック・エース このタイトルの意味がよく分からなかった。見終わって思うのは、「幽霊→存在しない世界」という、主人公の世の中を見る眼差しを表しているのかも知れないということ。 ビンセント・ギャロ監督の「バッファロー’66」という映画を思い出した。笑えるけど悲しい話だった。二つの映画に共通したものは「郊外」というイメージだ。この場...
  • カリスマ
    カリスマ 監督; 黒沢清 出演; 役所広司,池内博之,大 杉漣,洞口依子,風吹ジュン 1時間43分 普段至近距離で、人混みの中を歩いている。そのストレスは以外と大きなものかもしれない。反面、なにか大きな自然に接したときの清々しさ。そこには開放感と同時にどこか恐怖感を伴わないだろうか。自分の世界観を支える社会的な基盤のなにも存在しない大地。 移動の時間的短縮によって、気持ちの移動が追いつかないことがある。それは山登りですら、自然をどこかフィクションとして受け止めさせてしまう。本当の自然とはどんなものなのか。森の奥深くにはいったいなにがあるのか。 都市と都市とを結ぶ線の途中へ、省略されるかのような山並みは、踏み鋳ることのない別世界だ。安部公房「砂の女」は、砂に埋もれた集落に閉じ込められた男の孤独なたたかいを描いていた。...
  • ガーゴイル
    ガーゴイル 2001仏=日本/キネティック 監督・脚本:クレール・ドゥニ 製作:ジョルジュ・ベナユーン/ジャン=ミッシェル・レ/フィリップ・リエジョワ 脚本:ジャン=ポール・ファルジョー 撮影:アニエス・ゴダール 音楽:ティンダースティックス 出演:ヴィンセント・ギャロ/トリシア・ヴェッセイ/ベアトリス・ダル/アレックス・デスカス/フローランス・ロワル=カイユ/ニコラ・デュヴォシェル ヴィンセント・ギャロ(性的な欲望が高まると殺人を犯してしまう奇病に苦しんでいる人。)と「ベティー・ブルー」のベアトリス・ダル(同様な奇病でさらに深刻な状態。)が共演。しかも「パリ18区、夜」のクレール・ドゥニ監督。これだけでもう、ミニ・シアターファン必見の映画と言える作品。 このデータベース的な...
  • ホァン・ミンチェン
    ホァン・ミンチェン監督作品 東京国際映画祭2日目。台湾の新鋭ホァン・ミンチェン監督の中編2作です。2日目といっても僕らの今回の映画祭は今日まで。後はコンペティショングランプリ作品の上映を残すまで。さすがに平日まで参加することは今は出来ませんね。 今回は渋東シネタワーと、先日と打て変わって広い会場なので、安心して30分前に行きましたが、案の定ガラガラでした。「陰陽師」や「千と千尋・・」が恐ろしいほど長い列を作っていたのとは対照的でした。 城市飛行 2000/台湾 上映時間:56分 監督:ホァン・ミンチェン 出演:モウ・ツウイー リョウ・ユゥイー チョウ・ヘンイン 都市生活の哀愁 台湾の乾いた都市生活を描くエドワード・ヤンの作品を思い出す作風。幾つかの小さな話しが綴りながら微妙に絡み合っている。マグ...
  • レクイエム・フォードリーム
    レクイエム・フォードリーム 監督:ダーレン・アロノフスキー 出演:エレン・バースティン/ジャレッド・レト/ジェニファー・コネリー/マーロン・ウェイアンズ/クリストファー・マクドナルド /ルイーズ・レッサー/ショーン・ギュレット-脚本:ヒューバート・セルビーJr./ダーレン・アロノフスキー 配給:ザナドゥー 2000年/アメリカ/1時間42分/カラー やっぱりドラッグなのか。人間の堕落と破滅を描くのに適しているテーマとは。現代人の隙間を象徴しているもとして、映画におけるドラッグ中毒を見かける作品は多い。精神をいかに都合よくコントロールして、孤独を癒していくかが、現代人の関心の中心なんだと思った。 アロノフスキー監督は前作「π」のヒットからなにを感じたのだろうか。そして今後大きな資本とのなかでどんな映画を出して来るのだ...
  • 「愛国」問答
    「愛国」問答 「愛国」問答 これは「ぷちナショナリズム」なのか 香山リカ著 福田和也著 \720 中央公論新社 2003.5 ナショナリズムという問題はじわじわと浸透している。言葉の定義からすれば本来のそれとすれ違っているのかもしれないが、とにかく話題に上っているし、日常生活で口にする言葉の中へも定着していく感もある。関連した本もたくさん出ている。大きな本から、比較的読みやすい新書まで様々だ。この状況はとにかくも日本で比較的タブー視されてきた領域への議論を色んなカタチで生産させる契機になっているのだろう。 この領域においてはかなり引き出しの差がある二人の対談だと思うが、一方でこういった状況こそがナショナリズムという言葉を取り巻く「今」をとても反映しているのだろう。香山氏の切り出しに対して福田...
  • グランドフィナーレ
    グランドフィナーレ 阿部和重(著) 講談社:群像12月号 群像12月号に掲載されている新作を読んだ。シンセミア以降の作品をこんなにも早く読めるとは思っていなかったのでそれだけで感激なのだが、今回の作品によって何か新たな方向性のようなものを見られたこともまたよかった。 この小説では一見するとロリコンの主人公が自らまねいた困難へ苦悩している姿が延々と描かれているようでもあった。けれど同時に吐き出されているものが、紛れもない現代時評であることも確かだろう。 それは米同時多発テロやチェチェン独立派とみられるイスラム武装勢力がモスクワ中心部の劇場を占拠した事件や、バリ島の繁華街で連続して爆発が起こり外国人観光客を含む百数十人もの被害者を出したテロなどといった実際の事件を持ち出していることや、幼児ポルノ規制や自殺サイトや地方都市周辺の郊外化と...
  • イタリア旅行記/2000年12月24日
    イタリア旅行記/2000年12月24日 12月24日ミラノ二日目。朝一番で湖水地方「コモ」へと向かう。コモは世界的な保養地として有名だが、もっぱら夏の避暑地であり、この時期に好きこのんで行くのはテラーニを見に行く建築ファンくらいかもしれない。地下鉄でコルドナ駅まで。昨日上着をかえなかったので、駅周辺で出発前になんとか手に入れたく朝の街を歩く。 ほどなくブティックが1件あった。そこであたたかそうなダウンのベストを購入。さっそく着込んで北部線へ乗り込み、30分ほどでコモへ到着。やはり寒い。しかしミラノの殺風景な雰囲気とは違って、冬でもこちらの方が賑わっている感じがした。観光地的な「おもむき」と小さな街のたたずまいに好感がもてる。 車中からすでにカサ・デル・ファッショを確認できた。ドゥオーモと向かい合わせに立つそれは、テラーニによる合理主義の意匠に包まれ、端正なプロポーションを持つ...
  • チキン・ハート
    チキン・ハート 2002日本/オフィス北野 監督・脚本:清水浩 製作:森昌行/吉田多喜男 撮影:高瀬比呂志 音楽:鈴木慶一 出演:池内博之/忌野清志郎/松尾スズキ/荒木経惟/岸部一徳/馬渕英里何/春木みさよ 下北沢へ「チキン・ハート」を見に行く。 自転車の空気が少なかったのでまずは「空気入れ」から。外へ出るとあまりの暑さに目がくらんだ。それでもエアコンで冷えた身体には、制限時間内で不快感は抑えられている。急いで駐輪場へ行き、汚れきったマイチャリを引き出す。定期的に抜けていく空気、このタイヤは煩わしく世話のやける存在だ。特にその思いは実際の作業に取りかかる寸前まで付きまとう。もっとも入れてしまえば快適なツーリングで近所を走れるのだし、いつもこんな小さな煩わしさに付き合って生きているわけ...
  • 蛇にピアス
    蛇にピアス 金原ひとみ(著) 集英社 本体1200円(税別) 2004年1月5日 大きな物語が終焉したというのは、それが存在しないとか、信じられないとかではなくって、「あなたの物語」と「私の物語」とが共有できないという状態のことだ、そんなことを東浩紀は書いていたと思う。 自分の物語が常に相対化させられるという状態、それは政治的なものから個人的なものまであった欲求の形態を、すべて恋愛とか個人とかのミクロなレベルまで細分化させてしまう状態なのだろう。すべての承認とか共有の欲求は恋愛的なもので満たすしかない状態なのだ。 主人公は、スプリットタンとか刺青などの身体を改造していくことへの欲求の根源を、不可解なものと自覚していた。そして何かを所有する過程の興奮と、その果ての寂しさとを味わっていた。どこかアウトロー的な感覚を自分の欲求に見出し、むしろ満足していく感もあっ...
  • :近況-2003-8
    近況-2003-8 2003-08-31 森のビアガーデンにて。ここは20年も続いているそうだが、ハッキリ言って知らなかった。外からはほとんど気配すら感じられない静かな森の中だが、一端はいると900人収容という広さがほとんどうまっていた。まさに大盛況だ。見上げれば空、目線には木々、ややちらりと周辺のビルが見える程度で、ここが都心とは思えないことがシチュエーションの贅沢さを出している。今回はお二人が初参加。こうして新たな広がりがでるのはとても楽しい。周囲が騒々しくナカナカ皆さんとのお話が深まらなかったが、まあこれもビアガーデンならでは。その後2件のカフェをハシゴし、解散。僕らは小腹が空き明大前でつけめんを食べて帰宅。 今日は所用で少し出かけただけなのに、妙に疲れた。ウダウダとマラソンを見るが、なかなかスタートしないTBS。ああパリ行きたい・・。 2003-08-29 やさしさで人を傷つけ...
  • 映画
    今までに取り上げた映画リスト EUREKA HERO LOFTロフト Laundry M-I-2 ONEPIECE秋コレクション TOKYOEYES Vフォー・ヴェンデッタ WALKABOUT美しき冒険旅行 「π」 「空の穴」 「鏡」アンドレイ・タルコフスキー映画祭 あの子を探して ある子供 ある朝スウプは いたいふたり うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー きょうのできごと(映画) こわれゆく女 たみおのしあわせ どんてん生活 の・ようなもの ひかりのまち ぼくを葬る まぼろし めぐりあう時間たち ゆれる アイズ・ワイド・シャット アカルイミライ アダプテーション アフタースクール アメリカ、家族のいる風景 アメリカの影 アモーレスペロス アレックス イノセンス インサイドマン インテリア イヴォンヌの香り イーオン・フラックス イージー★ライダー ウルトラヴァイオレ...
  • :近況-2003-11
    近況-2003-11 2003-11-28 12月6日夜放映のNHK BS「デジタルスタジアム」にて、宮島達男がゲスト出演します。番組内の「クリエーターズ・カフェ」というコーナーで、「1000 Deathclock in Paris」をスタジオ内に再現。 ● http //www.art-labo.com/jp/news/031206.html 2003-11-25 昨日は祝日に朝早く起きて、有楽町の朝日ホールへフィルメックスを見に行ったが、残念ながら今年選んだ2作はかなりイマイチだった。いや、1つ目はけっこうよかったし、映画的な魅力も多かった。けれど2つ目のは、もう見終えるのがちょっと苦痛なくらいだった。通常、映画を見ていて「何が言いたいのか分からない」と思うのはすでにかなりまずいレベルで、その前に感覚的に絵が醸し出す雰囲気が好きかどうか、というのが僕の中の評価の殆どを決め...
  • :近況-2003-9
    近況-2003-9 2003-09-25 雑誌ファウストの掲載小説で3つめ(西尾維新)のを思い出したように読んでみると意外と面白かった。探偵とかゲーム、青春、無意味、残酷など、キーワードを色々とあげたくなるような感じ。そういえば石原慎太郎の「完全なる遊戯」が文庫新刊で出ていたけど、それを思い出す作品(どんなだ)。ここでも10歳の少年がとても理路整然と語る姿がある。このような低年齢化はもう行き過ぎとかいう印象を通り越して一つのお約束のようでもある。それにしてもこの3者はコアなファンがたくさんいそうだ。どれか1冊でも(舞城はとりあえず読んだから、佐藤、西尾作品のどれか)読んでみなくては・・。 昨日、24時間連続で6人の女性タレントとデートするという企画の「堂本剛の正直しんどい」を見ていて、堂本のシンドイ姿はわざとらしいけど、けっこう癒されるなぁとか思っていたら、こちらをみかけた ● 。彼は...
  • :近況-2004-1-2004-3
    近況-2004-1-2004-3 2004-03-30 10+1。隈研吾さんと森川嘉一郎さんの対談はなんだかかみあっていない、というか森川さんの指摘に隈さんが、ただそうですねと言っているだけのようにも。そもそもなぜ隈さんなのか。渋谷駅の改装したから?。藤森さんの赤派とか白派ってなつかしいな。五十嵐太郎さんのデータベース的事例はすごいけれど、その先にいく言葉もほしい気がする。とくにセキュリティー社会に対する危惧のような、東さんとかぶっているところは違った切り口も見せてほしい。建築側からそれらへの態度をとるとすればどんなことがあるだろう。セキュリティーフェアとか言って徹底的にキャンペーンしてみるのも面白い。ある意味滑稽なくらい切実に振る舞いたい気もする。今気づいたけれどカルスタの上野さんと毛利さんも執筆しているのか。毛利さんはセキュリティーについてなど。 2004-03-28 10+...
  • 近況
    過去の近況 2003/6月 2003/7月 2003/8月 2003/9月 2003/10月 2003/12月 2003/11月 2004/1-3月 2004/4-6月 2004/7-12月 2005/2-1月 2006/4-7月 2006/8-1月 2008/3-12月 2016-01-05 久しぶりにログインした。実に3年近くも、、。 2013-07-23 平和憲法や慰安婦などのベーシックな問題点解説とか、政治家と政策の模式図を選挙期間だけでなく常に取り扱う、ちゃんと視聴率の取れる情報番組が欲しいなと。それにはネットとTVのさらなる戦略的な連携も必要で、政治を良くわからないブラックホールとしない...
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