personal note内検索 / 「モーターサイクル・ダイアリーズ」で検索した結果

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  • ダイアログ・イン・ザ・ダーク
    ダイアログ・イン・ザ・ダーク imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 開催期間 2004年07月31日(土)〜2004年09月04日(土) 1日27ユニット(1ユニット定員10名) 体験時間は約1時間 会場 梅窓院 祖師堂ホール  東京都港区南青山2丁目26-38 関連ホームページ http //www.dialoginthedark.com/contents/index.html 不意に知ったこのイベント。いや、ワークショップのようだ。つまり研究的な集会ということか?。暗闇を歩くイベント?。体験した方は大体喜んでいるものの、前情報からは不安な要素も多かった。実際は。笑顔で終わった。とてもオススメなイベントだ。 暗...
  • ヴァージン・スーサイズ
    コミュニケーションの断絶と監禁された女の子 監督・脚本:ソフィア・コッポラ 製作:フランシス・フォード・コッポラ、ジュリー・コスタンゾ、ダン・ハルステッド、クリス・ハンレイ 出演:キルステン・ダンスト、ハンナ・ハル、チェルシュ・スウェイン、A・J・クック、レスリー・ヘイマン、ジョシュ・ハートネット、ジェームズ・ウッズ、キャサリン・ターナー、ダニー・デビート、スコット・グレン、マイケル・パレ 99年アメリカ作品1時間38分 昨日見た「ロスト・イン・トランスレーション」が気になった。なのでソフィア・コッポラのデビュー作を見ることにした。5人姉妹が皆自殺してしまうという凄まじい話。結構話題になっていたような。「ロスト・・」と同様に女の子が(半ば監禁された)部屋の中から外を眺めているシーンが多い。 ソフィア・コッポラは2作において...
  • 家族を容れるハコ家族を超えるハコ
    家族を容れるハコ家族を超えるハコ 上野千鶴子著 \2,200 平凡社 東雲キャナルコート あまり関係ないけど模型による住宅のスタディーなども。 この本を読んでいると、住宅を考えるときの問題点が、もはや弱者(育児・介護など)を取り入れたときのそれに集約されているのだということに気がつく。それ以外の家族形態については、どのような家にだって生活は可能であり、それについて深く思考することを必要としていないようだ。建築家の作る住宅と言うのは、後者のケースがほとんどで、言い換えれば、どの様な家にだって住める人達のための建築ということになる。 確かにそのような前提があってこそ、純粋に建築としてのたち現れ方、行為という細分化された空間単位に連続性をもってデザインすることの条件が整っているかのようにも見える。社会学的な視点を...
  • 映画
    今までに取り上げた映画リスト EUREKA HERO LOFTロフト Laundry M-I-2 ONEPIECE秋コレクション TOKYOEYES Vフォー・ヴェンデッタ WALKABOUT美しき冒険旅行 「π」 「空の穴」 「鏡」アンドレイ・タルコフスキー映画祭 あの子を探して ある子供 ある朝スウプは いたいふたり うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー きょうのできごと(映画) こわれゆく女 たみおのしあわせ どんてん生活 の・ようなもの ひかりのまち ぼくを葬る まぼろし めぐりあう時間たち ゆれる アイズ・ワイド・シャット アカルイミライ アダプテーション アフタースクール アメリカ、家族のいる風景 アメリカの影 アモーレスペロス アレックス イノセンス インサイドマン インテリア イヴォンヌの香り イーオン・フラックス イージー★ライダー ウルトラヴァイオレ...
  • インテリア
    インテリア INTERIORS 93 分/製作国 アメリカ /1979 監督: ウディ・アレン 製作: ロバート・グリーンハット、チャールズ・H・ジョフィ 脚本: ウディ・アレン 出演: ダイアン・キートン、ジェラルディン・ペイジ、E・G・マーシャル E.G.、 クリスティン・グリフィス、モーリン・ステイプルトン、サム・ウォーターストン、メアリー・ベス・ハート、リチャード・ジョーダン  「自分の部屋をインテリア雑誌のように飾っているヤツは神経症だよ」みたいなことが金井美恵子の小説にでてきたことを思い出した。自分がそれを職業としていることでやや敏感に反応してしまうのだろう。以前はそんな風に了解した。そのとき調べた神経症の状態には以下のようなものがあった。 心が一個所に止まって動かなくなる ...
  • ファイト・クラブ
    ファイト・クラブ 監督:デビッド・フィンチャー 原作:チャック・ポーラニック 脚本:ジム・ウールス 出演:エドワード・ノートン、ブラッド・ピット、ヘレナ・ボナム・カーター なかなか面白い。デビットフィンチャーの作品で、ブラピといえば、セブンなんですけど、こちらはだいぶ系統のちがった作品ですね。映像の見せ方などは、独特のセンスというか、MTVばりの軽やかさというか、その時代性にのった表現が、脚本へとはまっていてよかったです。 アメリカは、日本の先を行く高度「消費」資本主義社会なのだから、この映画に現れている状況がフィクションとは思えないくらい近いものに感ます。そこでは確かに、不眠症が人生最大の問題になろうかと思われるし、それを解消するカタルシスが「何々ガンの励ます会」だというのも、またそれをカルチャースクールなんかと...
  • インランド・エンパイア
    インランド・エンパイア 監督: デヴィッド・リンチ 製作: デヴィッド・リンチ、メアリー・スウィーニー 脚本: デヴィッド・リンチ 出演: ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ、ハリー・ディーン・スタントン とにかく、こんなに無謀で実験的な映像が3時間もあって見事に成立していることに驚き。人間の頭の中は統一的な見方をいつでも追いかけてしまうけれど、それを何度も何度も裏切られて、けれど微妙に配置された前後の辻褄にまどわされてやはり統一させようともがく。その繰り返しで後半は見続けるのもシンドかった。 けれどラストの抜けるようなダンスシーンで、救われはしないけれどヤラレタ感はつよく、なんともカッコよい映画だと悔しさがつのった。デジタルビデオカメラのチープな映像で、しかも徹底的に常識的なアングルを回避したカットは、一方で素人の自分をウソでも励ましてくれたw。 ...
  • 写真展と写真集メモ
    写真展と写真集メモ 恵比寿にて、G/P galleryの小山泰介展 「SANDWICH Textures」。ここ数年目の離せない写真家。しかも名和晃平さんとのコラボレーション作品。名和さんと小山さんへ感じるのは強烈なまでの同時代性で、今でないと生まれなかった作品に思えます。 森山大道さんも街をスキャンするように撮影していますが、小山さんの写真には物質が光に反応する様を取り出すスキャナーとしての視点と、それを形づける「写真家=編集者」としての見せ方が鋭いのだと思います。 G/P galleryには本屋があって、、というか書店・ナディッフへ3つのギャラリーと喫茶&スナックが複合したアートスペースがNADiff A/P/A/R/Tで、2か月に1回くらいは通っているお気に入りな場所なのですが、写真集を主にチェックしたり。 今回気になったのは、朝海陽子『sihg...
  • ダンサー・イン・ザ・ダーク
    ダンサー・イン・ザ・ダーク 2000年・デンマーク・松竹=アスミック・エス 監督; ラース・フォン・トリアー 出演; ビョーク,カトリーヌ・ドヌーヴ,デヴィッド・モース,ピーター・ストーメア,ジャン=マルク・バール,ジョエル・グレイ 2時間20分 今年の初映画には、ダンサー・イン・ザ・ダークを見に行ってきました。 2000年カンヌ国際映画祭でパルムドール賞と主演女優賞を獲得した話題作です。 ラース・フォン・トリアー監督の「奇跡の海」も静かで感動的な作品でした。 デジタルビデオカメラで撮影されたという映像は、手ぶれが多く、ちょっと見るのに疲れることもありました。けれども、やがて映画へ入り込んでいくうちに、気にならなくなっていきましたが。 チェコからの移民で、ある資産家夫婦の庭に建つコンテナハウスを借り...
  • 展示
    今までに取り上げた展示リスト 「サウンディング・スペース─9つの音響空間」 「ワラッテイイトモ、」 「冒険王・横尾忠則」展 「屋上庭園」展 おたく:人格=空間=都市 アンダー・コンストラクション−アジア美術の新世代 アンリ・カルティエ=ブレッソン アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち アート・リテラシー入門 ガール!ガール!ガール! ゲルハルト・リヒター展 サイト・グラフィックス展 サイレント・ボイス シルバーウィークにアレコレ・感想4つ シンガポールビエンナーレ2011 ジャン・ヌーベル展 スーパーフラット ダイアログ・イン・ザ・ダーク ダニエル・リベスキンド展 テクノ・ランドスケープ テレビ朝日を見学 トレース・エレメンツ ノマディック美術館 パワー・オブ・シティ展 ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー マリオ・ジャコメッリ展 ルノワール+ルノワール ヴェル...
  • ゲルハルト・リヒター展
    ゲルハルト・リヒター展 開催期間 2005年11月03日(木)〜2006年01月22日(日) 会場 川村記念美術館  http //www.dic.co.jp/museum/exhibition/richter/ 新年早々、佐倉の川村美術館まで ゲルハルト・リヒター展を見に行った。3日なのにすごく混んでいて、こんな遠くでも好きな人はたくさん見に来るのだと感心。日本で初めて総合的に紹介する個展のようだ。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ゲルハルト・リヒターの展示を見に行って素直に驚いたことは、フォトペインティングはやっぱり油絵だったことだ。 図版で見ていた限りでは、ブレやボケは写真のそれとさほど変わらないのではと思って...
  • アカルイミライ
    アカルイミライ 2002日本/アップリンク 監督・脚本:黒沢清 出演:オダギリジョー/浅野忠信/藤竜也/笹野高史/白石マル美/りょう/小山田サユリ 「ニンゲン合格」を見て以来、黒沢映画にすっかり魅了され、どんな作品であろうと「とりあえず」見ておきたい衝動に駆られている(とは言え過去の作品すべては見きれていないけれど・・)。そんな準備が出来ているために公平な判断などできるはずも無いが、やはり今回も素晴らしかった。 どこが良いのか例によってあまり表現できない。それは中原昌也の言い難さにも通じる。ただ依然として監督の作品には断然が描かれている。不可解なまでにその存在自体をあっけらかんと描く。オダギリジョーの演技は十分にはまっていた。浅野忠信も分からない人間だった。もちろん殺されたオヤジにも不可解さはある。世代の断絶があるとすれば...
  • キル・ビル
    キル・ビル 製作・監督・脚本:クエンティン・タランティーノ 製作:ローレンス・ベンダー アクション・コーディネーター:ユエン・ウーピン「マトリックス」 美術:種田陽平「スワロウテイル」 アニメーション:プロダクションIG「攻殻機動隊」 撮影監督:ロバート・リチャードソン 出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、ダリル・ハンナ、デビッド・キャラダイン、千葉真一、栗山千明 制作データ:2003米/ギャガ=ヒューマックス 上映時間:113分・R-15 「刀は疲れ知らず。あんたも少し力が残っているといいけどね」(ルーシー・リュー) いやー。またすごい映画を。タランティーノ監督はやってくれた。正直あまり期待せずにいたのだけど(その割には公開日初日に見ることは決めていた)、かえってそれが...
  • パニックルーム
    パニックルーム 2002年 アメリカ 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 監督:デビッド・フィンチャー 出演者:ジョディ・フォスター、フォレスト・ウィテカー 夫の浮気が原因で離婚したメグ(ジョディ・フォスター)はマンハッタンで娘と暮らすための新居を探していた。4階建てでエレベーター付き、そして頑丈に出来た緊急用の避難ルームがある一軒家を見つけたメグは、早速引っ越しの手続きをする。しかし、引っ越しした晩、何者かが家に侵入。メグは娘と共にパニック・ルームへ逃げ込むが…。 パニックルーム、それは災難から自己を守る為の避難所である。扉を閉めてしまうと外部から内部(パニックルーム)へ入ることは不可能。 ストーリーは、パニックルームの中(内部)にいる者と外(外部)にいる者の駆け引きで成り立っている。 ...
  • オースティン・パワーズ
    オースティン・パワーズ/ゴールドメンバー 2002米/ギャガ=ヒューマックス 監督:ジェイ・ローチ 製作・脚本・出演:マイク・マイヤーズ 製作:ジョン・スタッフォード・リオンズ/エリック・マクロード 脚本:マイケル・マッカラーズ 出演:ビヨンセ・ノウルズ/マイケル・ヨーク/マイケル・ケイン/ヘザー・グラハム/セス・グリーン/エディ・アダムス 「おバカ・スパイ」と言うよりも、政治力すら彷彿させる「バカ殿さま」という感じ? 初めてこの映画を真剣に観ました。それも劇場で。チケットが安く手に入ったという事情もありますが、興味もありました。歌舞伎町は「バイオハザード」や「インソムニア」が封切りされたばかりで、賑わっていました。オースティンはもう1ヶ月ほど立つので、大きな劇場を持て余している感じでした。今時真ん...
  • ロンドン・パリ旅行記/2000年1月30日-ロンドン→パリ移動日
    2000年1月30日-ロンドン→パリ移動日 今日は移動日、そしてそれはロンドンで最後の目玉である、ウォータールー国際駅の見学でもある。空港に匹敵する程の規模を持ちながら、都心に位置する駅。ヨーロッパ随一の利用客をカバーする、ヴィクトリア時代の旧駅への増築であるこの建物。見所はまさに、ダイナミックな新旧の接点ではないだろうか。ユーロスター改札口に面したその空間は、保存すべき偉大な建築と、それに負けないアイデンティティを持って、過去から現代へと繋ぐ空間のコラボレーションを見るかのようで、とても感動的だった。 すばらしいガラスの上屋を持つ旧駅。雑誌でみた上空からのウォータールー国際駅は、その旧駅に追いやられているかのような、狭い敷地に見えた。しかし、アーチ状でながく敷地なりにうねったガラス屋根は、昨夜バスから見た夜景の迫力と共に今だに頭へ鮮明に残っている。30メートル以上...
  • バトル・ロワイアル
    バトル・ロワイアル 監督:深作欣ニ 原作:高見広春 製作:「バトル・ロワイアル」制作委員会 出演:藤原竜也、前田亜季、山本太郎、安藤政信、ビートたけし ほか 新世紀のはじめ、アジアにあるひとつの大国が壊れた。不登校児童・生徒数 80万人、校内暴力による教職員の殉教1200件。自信を失った大人たちは子供を恐れ、やがて、ひとつの法案が国会で可決された。新世紀教育改革法(通称  BR法)施行。とかいった出だし。 TUTAYAで借りました。 なんだろう。残虐な映画は嫌いじゃない。どちらかと言えば好きな方だ。 けれどスプラッターが好きなのではない。緊張感にはまるのだ。 人間が追いつめられ、後戻り出来ない状態になる。その時映画の持つ空間へ惹かれる。 でもこの映画には緊張感をあまり感じなかった。いきなり殺してしま...
  • :近況-2006-4-2006-7
    2006-07-22 下北沢で久しぶりに飲んだ。いつ来ても和める街だ。渋谷のようにオジサンがいないからだろうか。自分はオジサンにはならないという変な自信があるのだけど、そういう私を若い人はオジサンだと思うかもしれない。下北沢は、そんな気分だけの自称を問わない若者ばかりが集まっている街だと思う。2件目のバーは狭くてものがぎっしり詰まった「らしい」場所。80年代のミュージック・ビデオをノンストップで流していた。 2006-07-21 某・デザイン業務コンペの2時審査。正直こんな規模のがきたらどの様に動かしていくのか不安。もはや広告代理店のような役目であって、建築家のする仕事なのだろうかとも疑問。けれどモノをコツコツ作っていくことだけが建築的な思考でなくなっていることは、自分の仕事暦を見てもあきらか。そこを立脚点とすることが生き残っていく術でもあるのだろう。その話になると建築家という存...
  • マクベス
    マクベス マクベス 新潮文庫 シェイクスピア 福田恒存訳 新潮社 362円 シェイクスピアの四大悲劇のうちのひとつ。武将マクベスは三人の魔女の予言を聞き、王ダンカンを殺し、自らが王となる。しかし、マクベスを叱咤したマクベス夫人は気が狂い死ぬ。そして、マクベスもマクダフらの軍隊によって殺される。 悲劇、悲劇、、、。シェイクスピアのこの戯曲には、はたしてどんな「悲劇」が描かれていたのだろうか。マクベスは魔女の予言を聞いたばかりに後戻りできない悲劇の「サイクル」に足を踏み入れた。このことは彼の野心の性質に問題が合ったのではないだろうか。下克上の世の中において、キッカケすら得ればそのような策略すら不思議ではないのか。劇として見るとどうなのか分からないが、この惨劇には夫人が大きく加担している。マクベスの野心は...
  • ブロークン・フラワーズ
    ブロークン・フラワーズ 監督・脚本 : ジム・ジャームッシュ 出演 : ビル・マーレイ/ジェフリー・ライト/シャロン・ストーン/ ジェシカ・ラング/ティルダ・ウィンストン 映画は時間を通じた作者の世界観を伝えることの出来るメディアだと思うけれど、この作品はまさにジム・ジャームッシュの時間だと思った。映画のために作られた物語で、描写やプロットに無駄な部分を感じさせない。 それはビル・マーレイの映画だと言っても同じ事で、役者のキャラクターのために作られた作品で、セリフや「間」の取り方に無駄な部分を感じさせない。いきなり憂鬱な表情とフレッドペリーのジャージ姿でTVを観ている彼が、ずっと前からそうしているのだと感じさせるオープニング。 突然送られてきた手紙に暗示させたピンクや、旅先で遭遇する思わせぶりなピンクも、視覚的な効...
  • カルチュラル・スタディーズ
    カルチュラル・スタディーズ カルチュラル・スタディーズ入門 ちくま新書 261 上野俊哉・毛利嘉孝著 740円 2000.9 実践カルチュラル・スタディーズ ちくま新書 345 上野俊哉・毛利嘉孝著 740円 2002.5 ナショナリズムを考えるとき、それが遠い世界の話として身近に感じられないもどかしさがある。以前読んだ「アメリカ政治の現場から」(渡辺将人)では、移民社会での政治状況がいかにアクチュアルにそれらの問題と対峙させられているかを物語っていた。黙っていれば特にマジョリティーの立場を脅かされない日本人である自分が、積極的に介入させられる時代が何れ訪れるのかの脅威すらない。 そんな中この著者は・・「何か楽しいことや面白いことをだらだらやっていくなかで、苦し...
  • ベアトリス・ダル
    ベアトリス・ダル 人名BEATRICE DALLE ベアトリス・ダル 誕生日・性別1964/12/19 WOMAN 出身仏ルマン 1986年 ベティ・ブルー 愛と激情の日々(仏). 1988年 サバス(伊) 1989年 ボワ・ノワール 魅惑の館(仏) 1989年 シメ−ル(仏) 1990年 女の復讐(仏) 1991年 ナイト・オン・ザ・プラネット(米) 1992年 ベティ・ブルー インテグラ(仏) 1992年 ブリジット 女が男を奪うとき(仏) 1994年 彼女たちの関係(仏) 1994年 パリ、18区、夜。(仏) 1996年 L.S.D. LOVE、SEX&DRUG(仏・ポルトガル・蘭) 1997年 ブラックアウト(米・仏) 2001年 ガーゴイル(...
  • ある子供
    ある子供 監督: ジャン=ピエール・ダルデンヌ 出演: ジェレミー・レニエ, デボラ・ブランソワ 働くことや、命の重さ、そして本当の愛とか、なにかを知っていることとは、想像力を持つということなのだろうか。主人公は劇中で多くを過ち、代償として多くを学んだ。そして多くの犠牲をまわりに生んだ。 主人公は自分が無知であることを知らなかったが、見ているこちら側としては、全てを知ってしまった自分をまるで画面の先へ認めるような空しさを覚えた。 あまりにもストレートな描写で、その先に何があるのだろうかと無駄に探ってしまった。結局見つけるのは社会とか大人だとかの現実感ばかりだ。画面にはどこか懐かしさがあった。『大人は判ってくれない』とか『ポンヌフの恋人』などを思い出した。 それにしても。フランスの暴動とか、移民の問題とか、EUの問題...
  • シャンドライの恋
    シャンドライの恋 監督: ベルナルド・ベルトルッチ 原作: ジェームズ・ラスダン 脚本: クレア・ペプロー/ベルナルド・ベルトルッチ 出演:デビッド・シューリス/サンディ・ニュートン/クラウディオ・サンタマリ アフリカから亡命したメイド、シャンドライと、彼女の夫を救うためにすべての財産を投げ打つ音楽家、キンスキーの「無償の愛」を描いたもの。 無償の愛というのも、難しいテーマだ。描かれる人物が、あまりに出来過ぎていても入り込めないし、かといって宗教的すぎる慈悲愛にもリアリティーを感じない。ヨーロッパの人なので、キリスト教的慈悲の愛かと思うが、アジアへのこだわりを見せるベルトルッチなので、やはりブッダの唱える仏教的な慈悲なのだろうか。 個人的に、「リトル・ブッタ」は、西洋からのオリエンタリズムにしか見えず、まだジャン・ジャック・アノー監督の「...
  • イージー★ライダー
    イージー★ライダー 1969年 アメリカ 脚本:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー 、 テリー サザーン 監督:デニス・ホッパー 出演者:ピーター・フォンダ 、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン 60年代アメリカ。マリファナを密輸して、大金を得たキャプテン・アメリカとビリー。大型改造バイクを買ってロスから南へ旅に出る。目指すは自由の国、真のアメリカ。2人の若者を通して、人種問題、反体制運動の激化など、当時のアメリカの不安定な側面をロックナンバーにのせて投影。 この作品から「ロードムービー」は始まったといわれている。 個人的には、「パリ、テキサス」こそ、「ロードムービー」の最高峰と思っていたが、修正が必要となった。そのヴェンダースに影響を与えたのがこの作品という事だけでなく、この作品が莫大な資金のもとで...
  • :近況-2003-9
    近況-2003-9 2003-09-25 雑誌ファウストの掲載小説で3つめ(西尾維新)のを思い出したように読んでみると意外と面白かった。探偵とかゲーム、青春、無意味、残酷など、キーワードを色々とあげたくなるような感じ。そういえば石原慎太郎の「完全なる遊戯」が文庫新刊で出ていたけど、それを思い出す作品(どんなだ)。ここでも10歳の少年がとても理路整然と語る姿がある。このような低年齢化はもう行き過ぎとかいう印象を通り越して一つのお約束のようでもある。それにしてもこの3者はコアなファンがたくさんいそうだ。どれか1冊でも(舞城はとりあえず読んだから、佐藤、西尾作品のどれか)読んでみなくては・・。 昨日、24時間連続で6人の女性タレントとデートするという企画の「堂本剛の正直しんどい」を見ていて、堂本のシンドイ姿はわざとらしいけど、けっこう癒されるなぁとか思っていたら、こちらをみかけた ● 。彼は...
  • ガーゴイル
    ガーゴイル 2001仏=日本/キネティック 監督・脚本:クレール・ドゥニ 製作:ジョルジュ・ベナユーン/ジャン=ミッシェル・レ/フィリップ・リエジョワ 脚本:ジャン=ポール・ファルジョー 撮影:アニエス・ゴダール 音楽:ティンダースティックス 出演:ヴィンセント・ギャロ/トリシア・ヴェッセイ/ベアトリス・ダル/アレックス・デスカス/フローランス・ロワル=カイユ/ニコラ・デュヴォシェル ヴィンセント・ギャロ(性的な欲望が高まると殺人を犯してしまう奇病に苦しんでいる人。)と「ベティー・ブルー」のベアトリス・ダル(同様な奇病でさらに深刻な状態。)が共演。しかも「パリ18区、夜」のクレール・ドゥニ監督。これだけでもう、ミニ・シアターファン必見の映画と言える作品。 このデータベース的な...
  • クリエイターズ
    クリエイターズ 長大作/細谷巖/矢吹申彦 まだ見ぬ日常への案内者たち 会場:世田谷美術館 会期:2006年7月15日(土) - 9月24日(日) 長大作 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 長大作の椅子は坂倉事務所作品として写真では見ていたものの、こうしてまとめて見て座るのは初めて。とても上品な家具だと思った。ファブリックの素材感や色あいにはどおしても時代感覚がはいっているけど、座ると自分の身体にしっくりくる感じがとても心地よいし、リ・デザインとして更新していく手法もサスティナブルだと思った。畳の部屋で和服を着てテレビを見るための椅子としてデザインされた「低座椅子」。畳の上に置くことの出来る椅子デザインとしては貴重だし、座と椅子の...
  • アモーレスペロス
    アモーレスペロス 監督・製作:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 出演:エミリオ・エチェバリア/ガエル・ガルシア・ベルナル/ゴヤ・トレド/アルバロ・ゲレロ 脚本:ギジェルモ・アリアガ・ホルダン 音楽:グスターボ・サンタオラヤ 3つの話が巧みに交錯し循環していた。マケドニアとロンドンを移動しながら3つの物語が連続した「ビフォア・ザ・レイン」を思い出した。あの映画も素晴らしい!。 メキシコシティーの映像にはなぜか哀愁が満ちていた。音楽と映像との絶妙な融合といい、テンポといい、これがデビュー作だなんて、なんともすごい監督だと思った。 めぐっていく話はどれも切ない。そして人間の野蛮さ残酷さ、どん欲なまでの生きる力とが合わさった、壮大な映画だった。壮大というのは「長い」ということでもある。物語のボ...
  • バーバー
    バーバー 2001米/アスミック・エース 監督・脚本:ジョエル・コーエン 製作:ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー 製作・脚本:イーサン・コーエン 撮影:ロジャー・ディーキンズ 音楽:カーター・バーウェル 出演:ビリー・ボブ・ソーントン/フランシス・マクドーマンド/ジェームズ・ガンドルフィーニ/アダム・アレクシ=モール/マイケル・バダルコ/キャサリン・ボロウイッツ/リチャード・ジェンキンス 全体にとても抑えられたリズムと主人公の淡々とした人生とがとてもシンクロしている。なぜ床屋なのかと思うようなストーリーだが、なぜ床屋ではだめなのかを無効にしてしまう内容でもある。 義兄の経営する理髪店で働く床屋。彼が感じている空虚さはとても深いようで、その無口で思考停止された生活は虚しさをひた隠しにするための...
  • ラスト・サムライ
    ラスト・サムライ [監][プ][脚]エドワード・ズウィック [製][出]トム・クルーズ [プ]ポーラ・ワグナーほか [脚]ジョン・ローガンほか [出]渡辺謙 真田広之 小雪 ティモシー・スポール 原田眞人 [制作データ] 2003米/ワーナー [上映時間] 154分 明治維新についてどうのと気になるところは今後補足(*1)するとして、映画としてはなかなか面白かった。トム・クルーズの話す日本語にはどうしても「にんまり」してしまい、「キル・ビル」のユマ・サーマンをも思い出すし、ハリウッド・スターへ日本語をたどたどしくしゃべらせるのは笑える。 先日ビデオで見たペキンパーの「戦争のはらわた」で感じたドイツ兵がみな英語を話している違和感と同じように、アメリカ映画ではいつもみんな英語を話す。今回も天皇陛...
  • :近況-2004-1-2004-3
    近況-2004-1-2004-3 2004-03-30 10+1。隈研吾さんと森川嘉一郎さんの対談はなんだかかみあっていない、というか森川さんの指摘に隈さんが、ただそうですねと言っているだけのようにも。そもそもなぜ隈さんなのか。渋谷駅の改装したから?。藤森さんの赤派とか白派ってなつかしいな。五十嵐太郎さんのデータベース的事例はすごいけれど、その先にいく言葉もほしい気がする。とくにセキュリティー社会に対する危惧のような、東さんとかぶっているところは違った切り口も見せてほしい。建築側からそれらへの態度をとるとすればどんなことがあるだろう。セキュリティーフェアとか言って徹底的にキャンペーンしてみるのも面白い。ある意味滑稽なくらい切実に振る舞いたい気もする。今気づいたけれどカルスタの上野さんと毛利さんも執筆しているのか。毛利さんはセキュリティーについてなど。 2004-03-28 10+...
  • パーフェクト・サークル
    パーフェクト・サークル 監督・脚本:アデミル・ケノヴィッチ 出演:ムスタファ・ナダレヴィッチ/アルメディン・レレタ/アルミル・ポドゴリッツア 1997年/ボスニア・・フランス合作/ボスニア語/カラー108分 戦時下のサラエボ。 国外へと避難して行く家族と離れ、一人残る詩人の父。 そこえ家族を失った二人の子供が紛れ込む。 最初は迷惑がっていたが、次第に失った家族の様に2人への愛情がわいてゆく。 戦火に残り、生きることの意味を求めてゆく詩人だが、戦争はすべてを奪って行く。 やがてすべてが無意味であることへ毒されて行き、自殺の衝動が、頭から離れなくなる。 死へ、逃げ込んで行く思いを救ったのは、2人の子供を無事安全な、伯母のいるドイツへと送ることだった。 友人の力を借り、敵の最前線を抜けて、2人を安全なルートへ連れていくべ...
  • 虐殺器官
    虐殺器官 伊藤 計劃 (著) ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション タイトルのおぞましさや、買ったとき最初のページだけ読んで半年ほど積読だったせいもあり、恐ろしい小説(それくらい出だしは強烈)だろうと勝手に予測していた。けれど読み終わってみれば、なんとも繊細でそれはナイーブなほどだ。ナイーブとは現代小説批判でもよく聞く言葉で、イマ・ココにある日常で起こるささやかな出来事に翻弄されるコミュニケーションベタな若者像を論うキーワードではないか。 いったい惹かれるSFには夢も希望も救いもないものが多い。バラードにしても伊藤計劃にしてもウエルベックも冷たい語りと終末的な世界ばかりだ。近未来を思考する人間の本能的態度か。けれどそれゆえに心を動かされ、実は救われている。あるいは、志向性がマイノリティーだという幻想に癒されている。それは坂口安吾が言う「文学のふるさと」のようなもの...
  • ベニーズ ビデオ
    ベニーズ ビデオ 監督:ミヒャエル・ハネケ 1992年/オーストリア/35ミリ/105分/カラー 監督のミヒャエル・ハネケは、1942年ドイツ、ミュンヘン生まれ。オーストリアのウィーン大学在学中には哲学、心理学、演劇を学ぶ。卒業後はドイツのテレビ局で脚本家として活躍。1970年にテレビドラマを初監督、同時に舞台監督としても多くの作品を演出。最新作『ピアニスト』は今年のカンヌ国際映画祭で、グランプリはじめ3賞を受賞。ウィーン在住の巨匠。 東京フォーラムでの上映。ここで映画を観るのは初めて。ストーリーだけ言うと、とても衝撃的である。惨殺映像に惹かれる少年が実際に知り合った少女を殺してしまう。これだけでも十分に怖い。ありそうだというリアリティーが余計に恐怖をさそう。この作品は10年くらいまえのものだ。当時のオーストリアの状況は分からないが...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 「Wiki」創設者のPC 競売に - auone.jp ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキン...
  • サイレント・ボイス
    アートの課題 -サイレント・ボイス- 2010年10月 2日〜12月12日 トーキョーワンダーサイト渋谷 アーティスト:アラヤー・ラートチャムルンスック(タイ)、ギョンウォン・ムン(韓国)、マルワ・アルサニオス(レバノン)、ネスリン・ホドル(レバノン) 今年で4年目となる「アートの課題」は、「文化多様性」をテーマに、異なった文化的背景を持ちながらも現代世界が共通に抱える課題について世界各地のアートセンターと連携しながら、対話と制作、展覧会を通して取り組んできました。本年の企画 "Silent Voice"(サイレント・ボイス)は、日常には見えにくい歴史的、政治的な問題に鋭く切り込みながらも、それを声高に、あるいはプロパガンダのように語るのではなく、一見穏やかにもみえるしっかりとした個人の語り口で語るアジアの女性アーティストにフォーカスし、アジアが作り...
  • インサイドマン
    インサイドマン 監督:スパイク・リー 出演:デンゼル・ワシントン、クライブ・オーウェン インサイドマンってのは劇中劇の語部のような存在だろうか。そんなワンシチュエーション群像劇のようにもなっていて、アメリカの都市でのそれはエスニシティによって表現されるのが常套手段で、そこへ差別意識を持ち込み緊張感を出している。2006-11-05/k.m コメントをぜひ 名前 コメント ...
  • ハウルの動く城
    ハウルの動く城 [監督][脚本]宮崎駿 [原作]ダイアナ・ウィン・ジョーンズ [音楽]久石譲 [声の出演]倍賞千恵子/木村拓哉/美輪明宏 オープニングから城は動いていた。いきなりクライマックスな演出かと思ったが、もっとすごい場面はそこではなかったのだ。ソフィーという垢抜けない主人公が愛と冒険を繰り広げていくなかで成長していくドラマだった。ハウルという城の家主は「はかなげ」だった。そしてこれは擬似家族が形成されていくドラマでもあった。 舞台はほぼワンシチュエーションだ。まるで三谷幸喜が演出したかのようにシンプルな場面構成の中で人物のキャラクターを立たせた群像劇のようだ。戦争が描かれていた。ハウルは常に戦いのなかで消耗しきっていた。けれどその戦いは何故起こっているのか、また終わりはあるのか。それらは全く明らかにされなの...
  • ライフ・イズ・ミラクル
    ライフ・イズ・ミラクル 監督: エミール・クストリッツァ 出演: スラブコ・スティマチ, ナターシャ・ソラック, その他 ひさしぶりにエミール・クストリッツァの作品をみて、そのパワフルさに圧倒された。無音の状態がないくらいに音楽が流れていて、まるで人生もそのようなメロディのなかへ収斂されているかのようだった。 ブラスバンドはやかましいほどで、ボスニア紛争の現実感をも滑稽にしてしまうくらいだ。結局映画はフィクションであって、どれほどシビアに戦争を描いても訴えるものが戦争そのものである限りどこかでそれを正当化しているように思う。 けれどこの作品のように、デカダンスと共に生きる人々へ焦点を合わせると、戦争はまるで社会システムに組み込まれた行事のようでもある。そしてその慣習に命をうばわれ、家族をうばわれ、夢をうばわれる。死ぬことの...
  • リセット・ボタン
    リセット・ボタン 伊藤たかみ 幻冬舎文庫 457円 著者は1971年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で文藝賞受賞。「ミカ!」で第49回小学館児童出版文化賞受賞・・・。 この物語に登場するような無力感が、はたして今の自分にとってリアルかと言えば、けっしてそうだとは言えない。それでもこの小説を面白いと感じる自分がある。それはどこにあるのかと言えば、あるいはごくありふれた恋愛モノであることに共感しているのかも知れない。 自殺願望者達の集まるホームページでの出会いが、「実際にもありそうだ」と言うレベルの話ではなく、「匿名でのコミュニケーション」という新たな特権を得たネットユーザー達の直面した「現実感」が、はたしてどのように存在しているのかという所へ、同時代的なリアルを感じ...
  • チキン・ハート
    チキン・ハート 2002日本/オフィス北野 監督・脚本:清水浩 製作:森昌行/吉田多喜男 撮影:高瀬比呂志 音楽:鈴木慶一 出演:池内博之/忌野清志郎/松尾スズキ/荒木経惟/岸部一徳/馬渕英里何/春木みさよ 下北沢へ「チキン・ハート」を見に行く。 自転車の空気が少なかったのでまずは「空気入れ」から。外へ出るとあまりの暑さに目がくらんだ。それでもエアコンで冷えた身体には、制限時間内で不快感は抑えられている。急いで駐輪場へ行き、汚れきったマイチャリを引き出す。定期的に抜けていく空気、このタイヤは煩わしく世話のやける存在だ。特にその思いは実際の作業に取りかかる寸前まで付きまとう。もっとも入れてしまえば快適なツーリングで近所を走れるのだし、いつもこんな小さな煩わしさに付き合って生きているわけ...
  • ロンドン・パリ旅行記/2000年1月29日-ロンドン
    2000年1月29日-ロンドン 朝からカムデン・タウンへ。若い人に人気のストリート・マーケット。観光客も多く混雑する名所にもなっているようす。デビット・チッパーフィールドをはじめ、建築家やデザイナーのスタジオも多い。早い時間のせいか余り人はいなかったが、屋台ではおいしそうなソーセージを焼き、露天の店が多く昔の原宿駅前の雰囲気に近い。 ロンドンと言えば、ハイテック建築をイメージする。ロジャースやフォスター、ピアノだけでなく、最近ではウォータールー駅をデザインしたニコラス・グリムショーの印象が強い。ここでも88年の作品、セインズベリー・スーパーマーケットと住宅の複合施設が見られる。ハイテックスタイルというと、古い建物の多いヨーロッパではいささか唐突な存在感が気になる。雑誌では既存の町並みとの折り合いの付け方まで分からないので、この建物もそのあたりが気になっていた...
  • レイクサイドマーダーケース
    レイクサイドマーダーケース 監督 青山真治 原作 東野圭吾 脚本 深沢正樹 青山真治 出演 役所広司 薬師丸ひろ子 柄本明 鶴見辰吾 杉田かおる 黒田福美  眞野裕子 豊川悦司 「お受験」を通じて理想の親子を演じるという自我。本物の親とはそんな演技の中にだけ存在しているという確信犯的・家族。 子供はそんな親を見て演技に参加し、誰よりもフィクションに溺れていく。そんな中で事件は起きたというストーリー。 原作がどうあれ、これは青山真治の描く恐怖だ。カメラワークや会話の間、どれをとっても恐怖への意識があって、とても面白く出来ていると思った。 相変わらず興行的にはコケていたけど・・。2006-02-12/k.m コメントをぜひ ...
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    カテゴリー一覧 ネット 作家 写真 小説 展示 建築 旅行 映画 監督 リンク元一覧 申し訳ありませんが、recent_ref プラグインは提供を終了し、ご利用いただけません。 人気一覧 最近のノート 近況 写真 テレビ朝日を見学 近況-2005-2-2006-1 ロンドン・パリ旅行記/2000年1月28日-ロンドン MenuBar 決壊 欲望 k.m 六本木ヒルズ 近況-2003-7 ツィゴイネルワイゼン 近況-2006-8-2008-1 近況-2003-6 「せんだい」 回路 ロンドン・パリ旅行記/2000年1月29日-ロンドン アンダー・コンストラクション−アジア美術の新世代 近況-2004-7-2004-12 近況-2003-8 eanak クリエイターズ 近況-2003-9 WALKABOUT美しき冒険旅行 Invit...
  • コミュニケーション
    コミュニケーション 新建築の連載対談。大江さんとマイクロソフト社の社長が対談。話題はもちろんコンピューター関係。 マイクロソフト社の社長いわく、コンピューターの急激な普及により、都市や建築の印象が稀薄になってきている。(メールや、テレ会議を頻繁に使用することにより、今どこにいるのかが、あまり意識にあがらないといった感じ。) 一方、大江さんの大学での講義で発見した事に興味を感じた。デジタル時代の中学校を 検討して行く中で、教室を必要としない教科はほとんど考えられるが、休み時間だけは、みな学校に集まりたい、という意見だったそうだ。 確かに、コンピューターの普及に伴い最近よく聞かれる、「わざわざ出向かなくてもよくなる時代」という言葉には疑問を感じていた。 実際設計においても、協力事務所との打ち合わせは以前より減ってきている。初回に顔合わせをして...
  • ロンドン・パリ旅行記/2000年2月2日-パリ最終日
    2000年2月2日-パリ最終日 本日17時でパリは最後。朝から、パリの外れ、ラ・デファンス地区を目指す。ここは、地下へ自動車交通を流し、地上の人工地盤には散策の場をもたらすなどの、かつてコルビュジェが提案した「300万人の現代都市」への強い模倣が見られる。もっとも、コルビュジェの生前から始められたにも関わらず、この開発へ声が掛からないほど、当時のフランス官僚へ嫌われていたようだ。 コルビュジェ自身も、パリ博覧会で「現代都市」を発表した頃とは、考えも、目指す建築にも変化が出ていたので、あまり興味は無かったのかも知れないが。ヨハン・オットーらによって設計されたグラン・アルシュ。ここから始まり、エトワール凱旋門を抜け、シャンゼリゼを通ってルーブル美術館へ至る軸線は、パリの都市軸として、強烈な印象を与えられる。 バスへ乗り、アラブ世界研究所へ。アラブ的な模様のダ...
  • リチャード三世
    リチャード三世 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 「パルコ・プロデュース公演 いのうえmeetsシェイクスピア リチャード三世」 赤坂ACTシアター 2009年1月19日(月)~2009年2月1日(日) 出演:古田新太、安田成美、榎木孝明、大森博史 三田和代、銀粉蝶、久世星佳、山本 亨 直前に慌ててシェイクスピアの原作を半分くらい読んだ。相変わらず長いセリフだけど、それが面白さを出している。現代演劇でこの演出をおこなうのだから、結構アレンジするのだろうと思いきや、ほとんど脚本はいじられていない。役者のセリフばかりが気になってしまう。早口に吐き出す呪文のように過剰さを感じた。 俳優にサイケ風の服を着せ、独白部分は小型マイクでつぶやかせ、舞台各所のテレビ画面に...
  • ピアニスト
    ピアニスト 仏=オーストリア/ヘラルド 監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ 製作:ミヒャエル・カッツ/イヴォン・クレン 原作:エルフリーデ・イェリネク 撮影:クリスティアン・ベアガー 出演:イザベル・ユペール/ブノワ・マジメル/アニー・ジラルド/アンナ・ジーガレヴィッチ/スザンネ・ローター/ウド・ザーメル 昨年のカンヌでグランプリと主演女優・男優賞を獲得した注目作。中年に差し掛かった今も母親に束縛されるピアノ教授のエリカが主人公。ピアノ演奏が流れる中、屈折した主人公の変質的な愛を痛切に描いています。 前回「ぴあ」のPFFで観た「ベニーズ ビデオ 」はインパクトがあった。ただ、物語の内容というよりも、主人公の行動から見えてくる監督の「人間」に対する冷徹な眼差しに衝撃的なものを感じた。黒沢清の作品に出...
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