personal note内検索 / 「エドワード・ノートン」で検索した結果

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  • レッド・ドラゴン
    ...ソニー・ホプキンス/エドワード・ノートン/レイフ・ファインズ/ハーヴェイ・カイテル/エミリー・ワトソン 「パート2、や3モノ」がつまらないかと言えばそうでもない。スターウォーズは2のほうが好きだし、MI−2のほうがよく出来ていると思う。けれどやっぱり、アクションやSFの作品に多いように思う。いや違う、ゴットファーザー2とか死霊のはらわた2 (何故かホラー・・)などもある。 「羊たちの沈黙」は素晴らしかった、けれど「ハンニバル」はイマイチだった。そして今回の作品は今までの2作品とは比較できない。いや、しては行けないと思う。強いて言えば、無理矢理レクターを出演させることによって続編(いやエピソード1?)に見せかけただけの、全く別の文脈から出て来た映画だ。 しかもハリウッド映画ならではの猟奇。必ず幼年期のトラウマに支配された犯人の姿。このあまりにもステロタ...
  • ファイト・クラブ
    ...ルス 出演:エドワード・ノートン、ブラッド・ピット、ヘレナ・ボナム・カーター なかなか面白い。デビットフィンチャーの作品で、ブラピといえば、セブンなんですけど、こちらはだいぶ系統のちがった作品ですね。映像の見せ方などは、独特のセンスというか、MTVばりの軽やかさというか、その時代性にのった表現が、脚本へとはまっていてよかったです。 アメリカは、日本の先を行く高度「消費」資本主義社会なのだから、この映画に現れている状況がフィクションとは思えないくらい近いものに感ます。そこでは確かに、不眠症が人生最大の問題になろうかと思われるし、それを解消するカタルシスが「何々ガンの励ます会」だというのも、またそれをカルチャースクールなんかと同等に利用したりして、ひょっとすると会のメンバーのうち半分くらいはそんな連中ばかりではないかと思わせるのも、実はもう現実なのかな、...
  • ヤンヤン/夏の想い出
    ヤンヤン/夏の想い出 監督:エドワード・ヤン 出演: ジョナサン・チャン、ケリー・リー、イッセー尾形、ウー・ニエンジェン、エイレン・チン 7年間も病と闘い続け59歳の若さで他界したエドワード・ヤンの遺作となってしまったこの作品。「ヤンヤン/夏の想い出」という邦題の「ゆるさ」のせいばかりではないけれど、今まで見ていなかった。 3時間近い映像を見ながら、もうこの独特な感覚は味わえないのかと思えばなんだか急に寂しい気分になった。その美しい映像と慎重に流れる時間の表現は、見ている間次第にとらわれて行き、どうにも抜け出したくない思いに駆られる。 心を鋭く突くセリフが多く、日常のなかでやり過ごしている時間の中へこそ、こんなふうに忘れがたい風景がしまい込まれているのだと思えた。「映画は人生を映す鏡だ」、そんな若い男のセリフもあった。 ...
  • ヤンヤン 夏の想い出
    ヤンヤン 夏の想い出 監督:エドワード・ヤン 脚本:エドワード・ヤン 撮影:ヤン・ウェイハン 出演:ウー・ニェンツェン、エレン・ジンノ、イッセー尾形、ジョナサン・チャン、ケリー・リー、ジョナサン・チャン、ケリー・リー、ウー・ニェンツェン、エイレン・チン、ウー・ニエンジェン、エレン・ジン 早稲田松竹、水曜日の最終会。客席は3割くらいか、学生や20代前半くらいの方が多い。エドワード・ヤン監督の遺作を5年ぶりに観た。59歳はあまりにも早かった、、。 映画と写真へ惹かれるのは、どちらにも「画」への果てしない美学があるからで、ビジュアルを優先的に見ることが多いけれど、実際に良い映画は美しいのだと思う。演劇には共時する時間があり、写真にはかつてあった時間がある。そして映画には両者がある。 「ヤンヤン 夏の想い出」には様々に対象が映り込むシーンが多い。この演出は元々固定ア...
  • プライベート・ライアン
    プライベート・ライアン 製作/監督 : スティーブン・スピルバーグ 脚本 : ロバート・ロダット 撮影 : ヤヌス・カミンスキー 音楽 : ジョン・ウイリアムス 出演 : トム・ハンクス、トム・サイズモア 、エドワード・バーンズ 、バリー・ペッパー 、アダム・ゴールドバーグ 、マット・デイモン 年末に注文していたスピーカーが届き、ついにサラウンドシステムが組めた。さっそく音と映像の迫力を確認すべく映画を借りた。「プライベート・ライアン」を選んだ。この作品は戦争映画の歴史を大きく変えた、そんなレビューを見かけていたのだった。 冒頭まもなく戦闘シーンが始まり、銃弾が飛び交う音が360度ヒュン、ヒュン回るのだった。予想以上の迫力に思わず笑う。これまで自宅のビデオ鑑賞が殺してきた作品のポテンシャルを恨めしく思う気持...
  • ランド・オブ・プレンティ
    ランド・オブ・プレンティ 監督:ヴィム・ヴェンダース 出演:ミシェル・ウィリアムズ、ジョン・ディー 2004年アメリカ・ドイツ ヴェンダースのロードムーヴィというだけで見る前から満足なんだけど、やはり良かった。『パリ・テキサス』での美しく哀しい荒野をまた見ることが出来た。音楽も素晴らしい。両者の組み合わせが、ヴェンダース映画特有のカタルシスを与えてくれる。けれど浄化できない苦悩の大きさを思い知る映画でもあった。 亡き母親の伯父への手紙を預かって10年ぶりにアメリカに帰ってきたラナ(姪)。伯父ポールは911事件から、ベトナム戦争のトラウマに悩まされながらテロを未然に防ごうと実生活全てを犠牲にして個人パトロールを行なっている。という設定。 ちょっと極端なくらい伯父の人間像はヒステリー化されていたが、きっとアメリカはそれ...
  • ペンと剣
    ペンと剣 エドワード・W.サイード/著  D.バーサミアン/インタヴュアー  中野真紀子/訳 ちくま学芸文庫 先日読んだ『まんがパレスチナ問題』によって、ある程度自分の中で中東問題が明快になったと思ったのが嘘のように、サイードの苦悩に満ちた発言からつたわって来る実状は複雑で痛ましい。 これはインタビュー集なので、『オリエンタリズム』のように難解ではない。けれど語られる問題はあまりにも複雑に絡み合っている。それは何十年もの間、一方的な観念で縛られてしまったそ世界認識の一つ一つを解して行くような難解さだ。 サイードの発言はとてもソフトで力強く、理知的でこちら側へ入り込んでくる。だからとても読んでいて痛ましくもなる。息が詰まりそうな感じ。これこそは、書くことで抗うことなんだろう。西欧社会で育んだ彼には、ある意味で...
  • WALKABOUT美しき冒険旅行
    WALKABOUT 美しき冒険旅行 製作年度 1971年 製作国・地域 イギリス 監督 ニコラス・ローグ 製作総指揮 マックス・L・ラーブ 原作 ジェームズ・ヴァンス・マーシャル 脚本 エドワード・ボンド 音楽 ジョン・バリー 出演 ジェニー・アガター 、リュシアン・ジョン 、デヴィッド・ガルピリル 、ジョン・メイロン 、ロバート・マクダーラ http //www.cablehogue.co.jp/walkabout/ 冒頭から可笑しな空気。断片的な映像。奇妙な女子高校生たち。神経質な父親。セクシャリティーを誘うカット割。ルイス・ブニュエル作品のようなシュールさ。まもなく父親が焼身自殺(?)をはかり、それすら単なる不条理喜劇的演出の一部でしかないように放浪の旅が始まる。 イギリ...
  • ラスト・サムライ
    ラスト・サムライ [監][プ][脚]エドワード・ズウィック [製][出]トム・クルーズ [プ]ポーラ・ワグナーほか [脚]ジョン・ローガンほか [出]渡辺謙 真田広之 小雪 ティモシー・スポール 原田眞人 [制作データ] 2003米/ワーナー [上映時間] 154分 明治維新についてどうのと気になるところは今後補足(*1)するとして、映画としてはなかなか面白かった。トム・クルーズの話す日本語にはどうしても「にんまり」してしまい、「キル・ビル」のユマ・サーマンをも思い出すし、ハリウッド・スターへ日本語をたどたどしくしゃべらせるのは笑える。 先日ビデオで見たペキンパーの「戦争のはらわた」で感じたドイツ兵がみな英語を話している違和感と同じように、アメリカ映画ではいつもみんな英語を話す。今回も天皇陛...
  • ホァン・ミンチェン
    ホァン・ミンチェン監督作品 東京国際映画祭2日目。台湾の新鋭ホァン・ミンチェン監督の中編2作です。2日目といっても僕らの今回の映画祭は今日まで。後はコンペティショングランプリ作品の上映を残すまで。さすがに平日まで参加することは今は出来ませんね。 今回は渋東シネタワーと、先日と打て変わって広い会場なので、安心して30分前に行きましたが、案の定ガラガラでした。「陰陽師」や「千と千尋・・」が恐ろしいほど長い列を作っていたのとは対照的でした。 城市飛行 2000/台湾 上映時間:56分 監督:ホァン・ミンチェン 出演:モウ・ツウイー リョウ・ユゥイー チョウ・ヘンイン 都市生活の哀愁 台湾の乾いた都市生活を描くエドワード・ヤンの作品を思い出す作風。幾つかの小さな話しが綴りながら微妙に絡み合っている。マグ...
  • 現金に体を張れ
    現金に体を張れ クレジット1956/米/1時間25分 監督・脚本:スタンリー・キューブリック 原作:ライオネル・ホワイト 出演:スターリング・ヘイドン、コリーン・グレイ、ビンセント・エドワーズ キューブリックのハリウッド・デビュー作。 出かけた後で疲れている+家で見る+食後+白黒という(悪?)条件が重なり、9割近く寝てしまった前回とほぼ同じ状況で懲りずにチャレンジ。昔のハリウッド映画は明快な内容で、見やすいのだが、どうもビデオ映像の白黒画面は、眠気をさそう。映画館より鮮明度が低いのがカラーのそれよりも目立つからだろうか。だから白黒映画を借りるときはちょっとためらいを感じる。 56年のキューブリック初期作品は、とても明快で、あっさりしている。けれど小気味よい、という心地よさがあって、やはりそれはこの白黒と強いコントラストの映像からもくるのだと思う。 服...
  • 最近のノート
    random_imgエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 今までに取り上げた建築リスト 3.11以降 BIMについて・その1 BIMについて・その2 NYC旅行+写真 U-35のポテンシャル 「せんだい」 「プログレス」 「伊東 豊雄」メモ書き 「小さな家」の気づき この先の建築 つくることの楽しさ、またその思考 にほんの建築家伊東豊雄・観察記 イタリア旅行記 イタリア旅行記/2000年12月23日 イタリア旅行記/2000年12月24日 イタリア旅行記/2000年12月25日 イタリア旅行記/2000年12月26日 イタリア旅行記/2000年12月27日 イタリア旅行記/2000年12月28日 オランダ建築 カオスな東京 クリエイターズ グルーヴィジョンズ特集 ケ・ブランリー美術館 コミュニケーション...
  • 2003年ベスト
    2003雑感 今年はwikiを使ってサイトを構築し、それまでのやり方と大きく変わった。更新が楽だということが、「サイトする」ことの意識をも変えていった。 ひとつは「近況」として日記的な書き込みを継続していけたこと。これはウェブログという形式が主流を占めつつある状況の中で、むしろ旧来のウェブ日記をしているという感覚だった。そして個人日記というメディアに対して考えさせられる出来事でもあった。「はてな」を中心に広がっているブログは、2度目の個人サイトブームを引き起こし、ある決まったメンバーによる思考の流れがとても視覚化された状況をつくっている。もはやそれらとの距離感によってしか、自分のサイトを位置づけるこが出来ないかのようでもあり、やや息苦しさを感じている方も多いのではないか。 もうひとつは、すべてのページにコメント欄をもうけられたことにより、3年前に書いたノートが再び話...
  • :近況-2003-12
    近況-2003-12 2003-12-30 さて、そろそろ年賀状を。すっかりやっぱり休みモード。まったく気力なし。でもヒマだし(←自分でヒマに追い込むのがとても好き)、なんかしよ。 2003-12-29 今年は我が家の大掃除にエキサイティング・・・。 2003-12-28 社会派の監督、山本薩夫の作品「金環蝕」(1975年・大映)を見た。実際に起こったダム建設入札をめぐる汚職事件を元に描いた政治ドラマ。登場人物の多さと、誰もが自己中心的な策略に案じているところなど、シンセミアの楽しさともちょっと通じるかもしれない。 2003-12-23 ホウ・シャオシェン監督の『ミレニアム・マンボ』。こちらはぐっとムードのある現代劇。終始ネオンの色合いの中で、映される台湾。音楽はまるでスーパーカーのよう。日本にも来る。その時はフィルターのない生な色合い。夕張のキネマ通りが良い。話しは...
  • オースティン・パワーズ
    オースティン・パワーズ/ゴールドメンバー 2002米/ギャガ=ヒューマックス 監督:ジェイ・ローチ 製作・脚本・出演:マイク・マイヤーズ 製作:ジョン・スタッフォード・リオンズ/エリック・マクロード 脚本:マイケル・マッカラーズ 出演:ビヨンセ・ノウルズ/マイケル・ヨーク/マイケル・ケイン/ヘザー・グラハム/セス・グリーン/エディ・アダムス 「おバカ・スパイ」と言うよりも、政治力すら彷彿させる「バカ殿さま」という感じ? 初めてこの映画を真剣に観ました。それも劇場で。チケットが安く手に入ったという事情もありますが、興味もありました。歌舞伎町は「バイオハザード」や「インソムニア」が封切りされたばかりで、賑わっていました。オースティンはもう1ヶ月ほど立つので、大きな劇場を持て余している感じでした。今時真ん...
  • チャーリーとチョコレート工場
    チャーリーとチョコレート工場 監督: ティム・バートン 出演: ジョニー・デップ, フレディー・ハイモア, その他 思っていたより面白い。さすがティム・バートン。子供向けのゆるい映画じゃないんだ。結構ブラックだし、グロテスクな演出も多い。 招待された子供達の素晴らしいキャラ。工場で働く小さな「ウンパ・ルンパ」の濃さ。クルミを割るリスたちの生真面目さ。 どれも完成度の高い出来。充実した映画。2006-02-19/k.m コメントをぜひ gecko 先日、たまたま視た『オースティンパワーズ』になんと「ウンパ・ルンパ」が出ていてビックリ!2006-03-06 (月) 16 06 52 k.m えっ!ホント2006-03-10 (金) 00 59 01 ...
  • インテリア
    インテリア INTERIORS 93 分/製作国 アメリカ /1979 監督: ウディ・アレン 製作: ロバート・グリーンハット、チャールズ・H・ジョフィ 脚本: ウディ・アレン 出演: ダイアン・キートン、ジェラルディン・ペイジ、E・G・マーシャル E.G.、 クリスティン・グリフィス、モーリン・ステイプルトン、サム・ウォーターストン、メアリー・ベス・ハート、リチャード・ジョーダン  「自分の部屋をインテリア雑誌のように飾っているヤツは神経症だよ」みたいなことが金井美恵子の小説にでてきたことを思い出した。自分がそれを職業としていることでやや敏感に反応してしまうのだろう。以前はそんな風に了解した。そのとき調べた神経症の状態には以下のようなものがあった。 心が一個所に止まって動かなくなる ...
  • バーバー
    バーバー 2001米/アスミック・エース 監督・脚本:ジョエル・コーエン 製作:ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー 製作・脚本:イーサン・コーエン 撮影:ロジャー・ディーキンズ 音楽:カーター・バーウェル 出演:ビリー・ボブ・ソーントン/フランシス・マクドーマンド/ジェームズ・ガンドルフィーニ/アダム・アレクシ=モール/マイケル・バダルコ/キャサリン・ボロウイッツ/リチャード・ジェンキンス 全体にとても抑えられたリズムと主人公の淡々とした人生とがとてもシンクロしている。なぜ床屋なのかと思うようなストーリーだが、なぜ床屋ではだめなのかを無効にしてしまう内容でもある。 義兄の経営する理髪店で働く床屋。彼が感じている空虚さはとても深いようで、その無口で思考停止された生活は虚しさをひた隠しにするための...
  • ベアトリス・ダル
    ベアトリス・ダル 人名BEATRICE DALLE ベアトリス・ダル 誕生日・性別1964/12/19 WOMAN 出身仏ルマン 1986年 ベティ・ブルー 愛と激情の日々(仏). 1988年 サバス(伊) 1989年 ボワ・ノワール 魅惑の館(仏) 1989年 シメ−ル(仏) 1990年 女の復讐(仏) 1991年 ナイト・オン・ザ・プラネット(米) 1992年 ベティ・ブルー インテグラ(仏) 1992年 ブリジット 女が男を奪うとき(仏) 1994年 彼女たちの関係(仏) 1994年 パリ、18区、夜。(仏) 1996年 L.S.D. LOVE、SEX&DRUG(仏・ポルトガル・蘭) 1997年 ブラックアウト(米・仏) 2001年 ガーゴイル(...
  • メメント
    メメント サンダンス映画祭 最優秀脚本賞受賞 監督:クリストファー・ノーラン 出演:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス 配給:アミューズピクチャーズ http //www.otnemem.jp/ 結構話題になっているようで、単館上映としては大ヒットと言われている作品です。パルコだと、「バッファロー66」のヒットが思い浮かばれますが、それ以上との噂も聞きます。それでも1週間前から席を予約していたので(とっても便利!)、上演15分前くらいに行くと、やはり「立ち見になります」、という勢いだった。「リザーブ客はこちらです」と優先され、そんな人達はわずか5,6人程度。 いきなりクライマックスから始まるこの映画は、常に時間軸が逆に進んでいく。そのことだけは、前もって聞いていたため、違和感なく入れたが、かなり込み入って...
  • ロンドン・パリ旅行記/2000年1月29日-ロンドン
    2000年1月29日-ロンドン 朝からカムデン・タウンへ。若い人に人気のストリート・マーケット。観光客も多く混雑する名所にもなっているようす。デビット・チッパーフィールドをはじめ、建築家やデザイナーのスタジオも多い。早い時間のせいか余り人はいなかったが、屋台ではおいしそうなソーセージを焼き、露天の店が多く昔の原宿駅前の雰囲気に近い。 ロンドンと言えば、ハイテック建築をイメージする。ロジャースやフォスター、ピアノだけでなく、最近ではウォータールー駅をデザインしたニコラス・グリムショーの印象が強い。ここでも88年の作品、セインズベリー・スーパーマーケットと住宅の複合施設が見られる。ハイテックスタイルというと、古い建物の多いヨーロッパではいささか唐突な存在感が気になる。雑誌では既存の町並みとの折り合いの付け方まで分からないので、この建物もそのあたりが気になっていた...
  • フランス映画史の誘惑
    フランス映画史の誘惑 中条省平著 集英社新書 0179 \760 映画を見るのには体力がいる。2時間近い間(最近では3時間超えも多い)じっとして集中力を高めなくてはいけない。緊張感をたもち流れをつかみ、時に監督の意図を読み、時にシチュエーション独自の空気を読み。そのようにしてある「ふんぎり」のようなものを必要とすからだ。それでも映画には魅了される。いや、それだからとも言える。 字幕はさらに体力を要する。絵と文字を同時に追い、両者の伝える像を一瞬にして読みとる能力。では日本映画は楽かといえばそうでもない。字幕の要らないぶん、また描かれる環境、人物が身近な存在だけに、感情の細部に至るまで徹底して読んでしまうから、かえって疲れるのだ。そしてまた魅了される。 フランス映画は特にやっかいだ。絵と字幕のコンビネーションへさらに...
  • シャンドライの恋
    シャンドライの恋 監督: ベルナルド・ベルトルッチ 原作: ジェームズ・ラスダン 脚本: クレア・ペプロー/ベルナルド・ベルトルッチ 出演:デビッド・シューリス/サンディ・ニュートン/クラウディオ・サンタマリ アフリカから亡命したメイド、シャンドライと、彼女の夫を救うためにすべての財産を投げ打つ音楽家、キンスキーの「無償の愛」を描いたもの。 無償の愛というのも、難しいテーマだ。描かれる人物が、あまりに出来過ぎていても入り込めないし、かといって宗教的すぎる慈悲愛にもリアリティーを感じない。ヨーロッパの人なので、キリスト教的慈悲の愛かと思うが、アジアへのこだわりを見せるベルトルッチなので、やはりブッダの唱える仏教的な慈悲なのだろうか。 個人的に、「リトル・ブッタ」は、西洋からのオリエンタリズムにしか見えず、まだジャン・ジャック・アノー監督の「...
  • ヴェルナー・パントン展
    ヴェルナー・パントン展 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 東京オペラシティ アートギャラリー  2009年10月17日(土)~2009年12月27日(日) ヴェルナー・パントン(1926-98)は、デンマークに生まれ、ポール・ヘニングセンやアルネ・ヤコブセンなど、同国を代表するデザイナーと交流し、多くの名作デザインを世に送り出しました。 靴を脱いでの展示は、すっかりとこの美術館のウリになっているように思う。話題の展示だけれど思ったほどボリュームはなく、こじんまりしていた。もちろん、ファンタジー・ランドスケープだけで十分行く価値はありますけど。キューブリック「時計じかけのオレンジ」を思わせるカラフルな空間。「2001年宇宙の旅」もそうだけど、キューブリック映画は本当にスタイリ...
  • カテゴリー
    カテゴリー一覧 ネット 作家 写真 小説 展示 建築 旅行 映画 監督 リンク元一覧 申し訳ありませんが、recent_ref プラグインは提供を終了し、ご利用いただけません。 人気一覧 最近のノート 近況 写真 テレビ朝日を見学 近況-2005-2-2006-1 ロンドン・パリ旅行記/2000年1月28日-ロンドン MenuBar 決壊 欲望 k.m 六本木ヒルズ 近況-2003-7 ツィゴイネルワイゼン 近況-2006-8-2008-1 近況-2003-6 「せんだい」 回路 ロンドン・パリ旅行記/2000年1月29日-ロンドン アンダー・コンストラクション−アジア美術の新世代 近況-2004-7-2004-12 近況-2003-8 eanak クリエイターズ 近況-2003-9 WALKABOUT美しき冒険旅行 Invit...
  • 金井美恵子
    金井美恵子(かないみえこ) 1966年『愛の生活』で第3回太宰治賞次席。 1968年第8回現代詩手帖賞受賞。 1979年『プラトン的恋愛』で第7回泉鏡花文学賞。 1988年『タマや』で第27回女流文学賞を受賞。 金井美恵子シネマ・セレクション ● http //www.athenee.net/culturalcenter/schedule/2002_11/tokyoculturecafe.html カテゴリー 作家 関連リンク #related ノート内容 コメントをぜひ 名前 コメント
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    アイズ・ワイド・シャット 監督:スタンリー・キューブリック 出演:トムクルーズ/ニコール・キッドマン 1999年イギリス作品 キューブリックの遺作。 気合いを入れて、先行オールナイトで見に行く。しかし池袋の映画館は、30人足らずと、がら空きだった。やっぱし「エピソードワン」が異常なんだ、と納得。 夫が妻に抱く性の妄想により追いつめられて行くストーリー。 最後は性により追いつめられるのか、と期待感をもちながら、この監督がいてきた様々な人間の極限を思い浮かべて見に行った。 きっと数年後、何も知らずにビデオで見ていたりしたら、もっとすごい衝撃を受けていたかもしれない。遺作と言うことで、メディアで取り上げられすぎていてしまったため、期待感ばかり大きくなってしまい案外こんなものかと思ってしまった。 しかし、サドの美文...
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  • 使い方のスタディー
    保存版-使い方のスタディー-2003 ここは PukiWikiを使い始めて生まれてきた疑問や、今後の可能性をさぐるための記録です。みなさんとお話して見えてくることがとても多いので、是非単純な疑問や興味などでもありましたら、コメントして見て下さい。なお、サイトの構成についてはコチラへ。(k.m) 目次 保存版-使い方のスタディー-2003目次 k.m@管理人からの初期テーマ pw利用サイト例・1 pwのデザインをいじるには? pw以外のwiki clone について pwにはプラグインがあります pw利用サイト例・2 キーワードの生成について pwの編集に参加する・させるには? pwによるコンテンツ作成とは? pwによるアーカイブはどこまで有効か? pwの利点は収集・更新? pwのリンク構造の可能性 pw利用サイト例・3(考察例) 日本語WikiNameのURL k.m@管...
  • スクール・オブ・ロック
    スクール・オブ・ロック 監督:リチャード・リンクレイター 製作:スティーヴ・ニコライデス/スコット・アヴァーサノ 製作:スコット・ルーディン 出演:ジャック・ブラック/ジョーン・キューザック/サラ・シルヴァーマン/ジョーイ・ゲイドス・ジュニア/ケヴィン・クラーク/ロバート・ツァイ 2003米/UIP SPA!の映画評で中原昌也がいつになく自虐ネタも入れずに褒めちぎっていた作品だったので、ずっと気になっていた。なんとか新宿武蔵野館にて見ることが出来た。予想以上に素晴らしい作品だった。はじめから終わりまで笑いっぱなしで、最後には泣けてしまう。まさにこれぞエンターテイメントだ。素晴らしい。 リチャード・リンクレイターの作品はまだ3つしか見ていないがどれも面白かった。その緻密な演出力は初のメジャー作品においても確実...
  • マラノーチェ
    マラノーチェ 監督:ガス・ヴァン・サント 製作:ガス・ヴァン・サント 脚本:ガス・ヴァン・サント、ウォルト・カーティス 食料品店で働く白人青年ウォルトが、メキシコ系の不法移民ジョニーに恋をする。同性愛を描いていて、ガス・ヴァン・サントもそうなのだろうかと思ったけれど、原作があるようなのでどうか。 ピントが霞むような近景と遠景のカットが短くつながっていくモノクロの画像がとても印象深い。刹那的ではかない青春の風景といった感じで強烈だ。 原作者のウォルト・カーティスは、舞台であるポートランドの生ける伝説としてガス・ヴァン・サントも慕う詩人。ポートランド3部作と言われる監督のこの地への思い。アメリカのスラム街、ジャンキーを描いた映画はたくさんあるけれど、濃厚な空気はこの映画ならではの魅力では。2008-07-21/k.m
  • ランドスケープ 柴田敏雄展
    ランドスケープ 柴田敏雄展 会場:東京都写真美術館 会期:2008年12月13日(土)→2009年2月8日(日) 美術館にはよくある「友の会」というシステムがあって、今回1400人程度の会員から事前希望により100人に向けてイベントが開かれた。学芸員と柴田敏雄自らによる展示案内。公園で超望遠レンズを装備して野鳥を撮影してそうな老人から、友人たちをスナップしていそうな美術系の学生まで幅広い層が集まっていた。 人数制限のため、とても落ち着いて話が聞けてよい。 安保闘争の頃、東京芸術大学の油絵学生だった柴田さんは、やがてベルギーの王立アカデミーで写真を始める。1992年・木村伊兵衛賞受賞、モノクロにこだわっていたが、5年前ほどからカラーを始めたという。大型8×10カメラを使い、精密なまでに細部を表現された写真は、ダムやコンクリートに覆われた造成地など人工的に変容され...
  • ロンドン・パリ旅行記/2000年2月2日-パリ最終日
    2000年2月2日-パリ最終日 本日17時でパリは最後。朝から、パリの外れ、ラ・デファンス地区を目指す。ここは、地下へ自動車交通を流し、地上の人工地盤には散策の場をもたらすなどの、かつてコルビュジェが提案した「300万人の現代都市」への強い模倣が見られる。もっとも、コルビュジェの生前から始められたにも関わらず、この開発へ声が掛からないほど、当時のフランス官僚へ嫌われていたようだ。 コルビュジェ自身も、パリ博覧会で「現代都市」を発表した頃とは、考えも、目指す建築にも変化が出ていたので、あまり興味は無かったのかも知れないが。ヨハン・オットーらによって設計されたグラン・アルシュ。ここから始まり、エトワール凱旋門を抜け、シャンゼリゼを通ってルーブル美術館へ至る軸線は、パリの都市軸として、強烈な印象を与えられる。 バスへ乗り、アラブ世界研究所へ。アラブ的な模様のダ...
  • イーオン・フラックス
    イーオン・フラックス 監督:カリン・クサマ 出演:シャーリーズ・セロン 、マートン・ソーカス 、ジョニー・リー・ミラー シャーリーズ・セロンは爬虫類のような動きがコミカルで、それはいかにもキマったヘアスタイルや、ステイリッシュ過ぎるインテリアにも覚えてしまう既視感へつながる気がした。『ガタカ』の頃はむしろ好きだった洗練さ加減は、まるでレストラン業界を支配している「和ダイニング」インテリアのように食傷気味だ。 近未来SFアクションへどこまで期待するかはともかく、近未来も、SFも、アクションも、洗練さだけでは引っ張れないと思う。アメリカのヒステリー、トラウマといった心理学的なもの同様、アニメーション原作主義もちょっと飽きた。いっそタルコフスキーでも見直したほうが良いのか。面白いSF映画、ありますでしょうか。(そうは言っても、それなりに面白いケド)2006-10-04/...
  • めぐりあう時間たち
    めぐりあう時間たち 監督:スティーヴン・ダルドリー 製作:ロバート・フォックス,スコット・ルーディン 脚本:デヴィッド・ヘア 音楽:フィリップ・グラス 出演:ニコール・キッドマン,ジュリアン・ムーア,メリル・ストリープ 3人の女性がそれぞれに「ダロウェイ夫人」をキーワードにしてつながっている。その他にもレズビアン、自殺願望なども共通している。ヴァージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」が読みたくなった。 音楽や映像が良い。特に深い色合いの絵はしっかりとした印象で、3つの時代それぞれに美しさを引き出せている。このあたりはさすがにハリウッドだなぁと勝手に納得。 こまかな人間描写と関係性を描いている所はとても見どころある映画だと思うが、重たい部分を引き立たせるもの、希望を感じさせるものがもっと欲しいと思った(...
  • ニューワールド
    ニューワールド 監督・脚本:テレンス・マリック  出演:コリン・ファレル、クリスチャン・ベール そういえば『シン・レッド・ライン』をまだ見ていなかった。テレンス・マリックの鬼才なイメージばかりが宣伝されていたように思うけど、この作品をみてとても映画的な正しさを貫いている作風に感じた。 ヴェルナー・ヘルツォーク『アギーレ・神の怒り』とか、コッポラ『地獄の黙示録』などを思い出すオープニング。「未開」の地へ入っていくその静けさ、先住民たちの気配、先の見えない閉塞感と突き抜ける広大さの狭間で存在する時間を思う。 2007-04-06/k.m コメントをぜひ 名前 ...
  • ルノワール+ルノワール
    ルノワール+ルノワール imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 Bunkamura ザ・ミュージアムにて 2008年02月02日 ~ 2008年05月06日 印象派の絵画と映像が並列されている展示なんて始めて見た。正直、画家ピエール=オーギュスト・ルノワールにはそれほど興味はないし、ジャン・ルノワールの映画も「ゲームの規則」くらいしか見たこと無かった。 展示を見終わった後もそれほど大きな感動はなかったけれど、全体の印象はとても良かった。映画をダイジェストでしかもブースに入らず、絵画を眺めるように体験した、その点に限って感動した。 画家の父に作品や生き方においてインスピレーションを得たという狙いで二つは並べられていた。そのような関連付けもほとんど興味はもてなかった...
  • ブロークン・フラワーズ
    ブロークン・フラワーズ 監督・脚本 : ジム・ジャームッシュ 出演 : ビル・マーレイ/ジェフリー・ライト/シャロン・ストーン/ ジェシカ・ラング/ティルダ・ウィンストン 映画は時間を通じた作者の世界観を伝えることの出来るメディアだと思うけれど、この作品はまさにジム・ジャームッシュの時間だと思った。映画のために作られた物語で、描写やプロットに無駄な部分を感じさせない。 それはビル・マーレイの映画だと言っても同じ事で、役者のキャラクターのために作られた作品で、セリフや「間」の取り方に無駄な部分を感じさせない。いきなり憂鬱な表情とフレッドペリーのジャージ姿でTVを観ている彼が、ずっと前からそうしているのだと感じさせるオープニング。 突然送られてきた手紙に暗示させたピンクや、旅先で遭遇する思わせぶりなピンクも、視覚的な効...
  • キッドナップ・ツアー
    キッドナップ・ツアー 新潮文庫 角田光代 (著) 400円 夏休みの第一日目に私は誘拐された。ママと別れたパパに・・との設定で始まる、父と娘のロード・ムービー。いやストーリー。  この小説は誘拐された小学5年生の女の子の視点で書かれている。それにしては大人っぽい。けれどこのちょっと「わざとらしい」くらいな気分が面白い。風景の描写などは、通常の角田さん表現のままだから、とても小学生離れしている。ただ活字では不思議とそんなわざとらしさなんて気にならないものだ。 恐らく離婚してわが子との生活を断念することになったパパが、なんとかママに交渉して会う機会をえようと踏み出た結果が「誘拐」というカタチになったのだろう。きっかけはどうあれ、一度も親子の対話を果たしていない二人がひと夏をともに旅するロード・ムービーだ。いやストーリー...
  • 小津安二郎
    カテゴリー 監督 関連リンク 近況-2003-10 東京物語 <私>という演算 ノート内容 コメントをぜひ。 k.m 祝・100。2003-12-12 (金) 08 59 39 名前 コメント
  • :近況-2006-8-2008-1
    2008-01-26 週末日記●昨日は近所の現場事務所で長い打ち合わせをおこなっていて、6時くらいからなんだか「いいにおい」がただよっていて、近くの夕飯にしては臨場感あるなぁとか思っていた。8時頃、そろそろ終わりそうな感じになってきて事務所へ戻ってあれとこれを、なんて考えていたら、ニコニコしたおじさんがやってきて、どうぞおねがいします、コミュニケーションが大事ですからと。職長会の飲み会で、工務担当者〈現場監督)と、職長〈職人さんたち)が20人くらい集まり5時半からはじまっていて、焼肉パーティーだった。みなさんかなり出来上がっていて、テンションの開きに戸惑いながら気づけば10時のお開き。やれやれと直帰して、土曜日起きれば、なんだか風邪もよう。花粉症かとおもっていたら、体もだるくなってきた。結局今日1日ゴロゴロしていた。まだぼーっとしています。来週も忙しいのになー・汗。 2008-0...
  • プラグイン試験
    最近のノート 近況 写真 テレビ朝日を見学 近況-2005-2-2006-1 ロンドン・パリ旅行記/2000年1月28日-ロンドン MenuBar 決壊 欲望 k.m referer ?plugin=referer ?plugin=referer[ page=小津安二郎][ sort= 0d]
  • ドイツ零年
    ドイツ零年 監督・原作・脚本:ロベルト・ロッセリーニ 出演:エドムント・メシュケ、エルンスト・ピットシャウ、インゲトラウト・ヒンツ、フランツ・グリューゲル ネオレアリスモの父、ロベルト・ロッセリーニの作品。 ドキュメンタリ−作品を思わせる無味乾燥なスタイル。俳優はすべて素人を採用。 第二次世界停戦後、べルリンの廃墟。 生き延びたある家族の話。小さなアパートへ居候する4人の家族は、皆生きていくことが精一杯で、不満をぶつけ合う毎日。病気に伏した父が、家族を結びつけている絆でもあり、反面つらい時代の中、足手まといとなっていた。末っ子のエドムントは、幼いにも関わらず、家族のために闇で働く。 病気で嘆く父を楽にしたい思いと、家族の行く末を不安に思う気持ちのなか、もとナチ党員の教師へ、「弱い者は死ぬべし」という勢いじみた言葉を聞かされ...
  • 現代アート入門の入門
    現代アート入門の入門 山口裕美 (著) 光文社新書 ¥750 インテリアに関心があって、部屋をセンス良くまとめたいという人は多いと思う。関連雑誌の多さからもうかがえる。通信販売から無印良品、そして大塚家具から目黒通りまで。どんどんセンスアップされ、ライフスタイルも変わっていく。 アートはどうか。インテリアの仕上げとして現代アート作品を考えている人も多い。印象派の人気が根強い日本だが、雑誌の提案する工業製品で囲われたシンプルなインテリアには合いにくい。やはり現代アートではないか。そこで雑誌はアートのある部屋を提案するが、ウォーホールなどの型にはまったものばかり。日本にもアーティストはたくさんいる。 この著作はそんな状況の中で日本のアーティストを紹介し、アートのある生活を伝道すべく書かれている。村上隆や宮島達男、川俣正や森村泰昌程度にしか現代アート状況を知らず、...
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