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カルメン・ミランダ・バナナが商売



「ドキュメンタリードリームショー2010」
世界の音楽に心湧く、からの1作品

戦時中、虚実・幻想のラテンアメリカをショービズで描くハリウッド。そのただ中で象徴的存在としてエンターテイメントの場へ立つ。やがて不幸な結婚で精神的に苦しみ・・。カトリックで祖国愛の強い伝説的歌手、カルメン・ミランダの生涯。

山形に限らずドキュメンタリー映画祭は一度も行ったことがなくって、このユーロスペース企画も過去上映の抜粋で、夜9時の会には15人くらいしか居なくって単なるレイトショーだった。

まったく調べなくって単に行ける時間がこの映画だったのだが、「バナナが商売」って!。「カルメン」はまだラテン音楽思わせ期待もてそうな感じだったがバナナを頭にのせてイケイケな感じで歌う姿には驚きで!。

1930年代だからボサノヴァ誕生以前の頃でラテン音楽にも馴染めない感じでどこへ感情移入すればよいのか戸惑ったがなんだかカルメン・ミランダの人懐っこい表情を何度も見ている内に入り込む。

ハリウッドでの活躍後、ブラジルへ戻ってもアメリカかぶれと非難されたり、戦争期に入り過剰なラテン演出におどらされたり、結婚相手の暴力にもカトリック精神から離婚へ切りだせずにどんどん落ちて行く後半。46歳という若さでこの世を去る時も、その直前まで舞台で踊っていた!。

なんだろう、この駆け抜ける疾走感。生き急ぐ感じ。まるで単調な人生とは程遠い奇跡のような刹那。同じ人間がこうして走って行った軌跡を見せられることの不思議。秋の気配を感じた先週を裏切るように、映画館を出てもなお暑い渋谷の街を歩きながら、得体のしれない脱力感に襲われて。気がづくと家に帰っていた。2010-09-21/k.m

カテゴリー-映画