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ハプニング



  • 監・製・脚:M・ナイト・シャマラン 
  • 出:マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル 、
  • ジョン・レグイザモ、スペンサー・ブレスリン、ベティ・バックリー 


M・ナイト・シャマランの作品だという認識で、ただじゃすまないという期待感があって、ある意味でそれは裏切られるのだけれど、ほとんど状況説明がないまま冒頭から異変がはりまり、90分という時間を突っ走る映画としては、やはりスゴ味がある。

説明のなさは、かえって見ている側を混乱へと引き込む力を際立たせていた。多発的・静寂的に用意された死の場面は、主要人物という投影軸を失うギリギリの演出だと思う。実際に、主人公という重みのある設定はほとんどなく、感情移入した先からどんどん死んでしまう。

スティーヴン・スピルバーグの『宇宙戦争』も、背景がほとんど描かれないまま殺戮シーンが続いたけれど、主人公の視点から描写する一人称的技法と殺人マシーンの対決という明快な図式があるせいでもっと分かりやすい。

『ハプニング』は説明が少なくとも「状況」に対峙する切迫感(とにかくどうなるの!?)が開かれていたのに対し、『宇宙戦争』は対決図式が明快な反面、その一方的な殺戮を受け入れるしかないという絶望感(閉塞感)で重たく、ある意味で対照的。2009-01-13/k.m

カテゴリー-映画