雑誌インビテーションについて創刊時に考えたページ




4号

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  • 特集は「戦時下のニューヨーカーたち」。'''「イラク戦争の中、ニューヨークの知識人/クリエイターは、この戦争を、今のアメリカをどう考えているのか? 文学、音楽、映画、アート、ファッションを代表する34名が語る現在のアメリカとニューヨーク」'''
    • 仲俣さんのコメント●:http://d.hatena.ne.jp/solar/20030512#1052698305 「村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の書評を書いた最新号が届いた。なんと戦時下のニューヨーク特集。このフットワークの良さは、現存の雑誌でいちばんじゃないか。リアルトーキョー(http//:www.realtokyo.co,jp/)の小崎さん、柴田元幸さんなど、信頼できる知り合いが多く関わっており、質の高いルポになっている」


創刊3号

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  • 特集は「テレビ再生計画」。とは言え、今のところ興味をひかれたのは、ポイントオブビューの「建築ブームとケータイ少女の限りなく似た関係」(松葉一清)、「超難解像度のリアルな東京」(五十嵐太郎)、「エロティック・ディズニーランドとしての秋葉原」(森川嘉一郎)などの建築系。そして森竜也の「資本主義経済におけるテレビ報道の転換点」、いとうせいこうの「私は、本気で、これを見た という人の必要性」。これは上野千鶴子のような視点だった。

創刊2号


  • 特集は「Tokyo is happening ~ 東京カルチャーの発火点」。「2003年の東京をおもしろくする場所と人を大特集」とのこと。
    • 六本木ヒルズがらみの森ビル社長インタビュー by 武田徹 もあり。この記事については、武田さんの掲示板:http://162.teacup.com/sinopy/bbsに、 「そうそう、インビテーションで森社長インタビューしました。あれは結構、ゲラチェックを要請してき広報にやられた(笑)。ぼくは知っての通り、アンチコルビュジェなんだけど、社長はばりばりのコルビュジェアン(っていうのか?)で、町作りの手法については話が合わなかったです。結局、本人インタビューなので本人の望むかたちに落としました。」 という発言がありました。2003-0430/jun
  • 「ぴあ」から出た新しいカルチャー・ジャーナル誌。これはかなり盛りだくさん。日経エンターテイメントよりもビジュアル的な感じでしょうか。村上隆氏のヴィトンが表紙。永江朗、武田徹、五十嵐太郎青山真治、ハスミシゲヒコ、中原昌也など、執筆陣もスゴイ。2003-0322/k.m

  • k.m>武田徹さんの掲示板みました。ああやって雑誌での体裁(おもて)と内輪話(うら)が自由に見られる現状ってすごいなぁと改めて感激(?)しました。大物インタビューにつきまとう緊張感が妙に増幅されもして、それはそれで悪くないのかも。「文脈に敏感」、というのは世代的な問題なのではなく、いまのメディア構造そのものにも原因があるのだど痛感しました。SIZE(10){2003-04-30 (水) 22:14:59}


創刊0号

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  • 特集=「Japanese Films As Universal Language ~ 日本映画、輸出中!」
  • この雑誌の特徴として、掲載されるコラム/レビューが数の多さがあるだろう。また上の2号についての記述にあるように、その執筆者も豪華。まあ、既に様々なメディアで活躍中の書き手の寄せ集め、という感じがするところもあるが。 2003-0420/jun


総評的なもの。

  • これまでのところ、特集に関しては同じ編集長がやっているだけあって、『composite』で組まれたことのあるテーマとかぶるところがある。(『composite』でのTV特集:http://www.compositemag.com/composite/backnumbers/19.html東京特集:http://www.compositemag.com/composite/backnumbers/18.htmlなど)。『composite』との棲み分けはどのような感じに行われていくのだろか? 流通量も買う人もかなり違うのだろうが。2003-04-20/jun
  • k.m>確かに森川さんへ、秋葉原のコラム書かせるとか、「あざとい」なって思いました。SIZE(10){2003-04-20 (日) 23:19:28}
  • 321><「あざとい」 私もそれ思いました。SIZE(10){2003-04-21 (月) 01:50:10}
  • 321>寄せ集めも良いけど、少し人選が短絡的ではないかと。この人に書かせておけばオッケー的なにおいがする。あと、コラムを書く人ってどうやって育っていくのだろう。今の時代はやっぱりネットから紙媒体に引き上げられるのが多いんだろうか。SIZE(10){2003-04-21 (月) 01:55:23}
  • jun>まさに、この人に書かせておければオッケーという感じですね(個々のライターに関しては、自分の好きな人のは確かなのですが)。あざとい、ですし、選ばれた人だけへ送られる「インヴィテーション」というコンセプトも結構なもんですよね。六本木ヒルズのネタがぴったりという感じで。このキーワード:http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=212817の記述の最後の部分とも通じる話でもある。SIZE(10){2003-04-22 (火) 22:28:12}
  • k.m>毎回ハスミさんに見開きでたっぷり書かせるという力技はどこからくるのだろうかと思っていましたが、↑の関心空間を見て知的セレブ向け?なんですかねこの雑誌。そういえば新しいステイタスを求めている層が多いような気もして、個人的なマーケティング的にその層というのはこんな雑誌を読みそうだ、という気もしつつ(かと言って、自分のことではないのだけど)。SIZE(10){2003-04-22 (火) 22:44:56}
  • jun>映画評では、ハスミさんの東大での同僚だった作家の松浦寿輝さんも毎回執筆していますが、友人から噂として聞くところによると、松浦さんの奥さまがこの雑誌の編集に関わっておられる関係で、実現した人選とか。SIZE(10){2003-04-22 (火) 23:16:33}

デザインについて

jun (2003-06-09 (月) 01:01:32)
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k.mさんが、以前私のサイトの掲示板で、invitationについて、「デザイン的に受け付けるのはポイントオブビューくらいです」と書いて下さっていて、そのことがこのごろ、invitationのデザインについて研究室で話していて気になったのですけど、どういう感じに、「受け付けない」ところがあるんでしょう? /ぼくも、なんとなくしっくりきていないところがあるのです。例えば、AERAのようなデザイン、薄さでやればいいのにとか思ったり。やっぱり無駄に厚いと思うのです。でも、総合カルチャー誌としては、あの厚さがいるのかもしれません。そういえば、スタジオボイスなんかも同じく分厚い。機動力が低く感じる。SVも創刊された当時は、中綴じのぺらぺらのインタビュー誌だったそうです。

  • k.m>「ポイントオブビューくらい」と言うのも随分な話しなんですけど・笑。あそこで言いたかったのはやはりボリュームからくる不明解さです。僕は基本的に雑誌には値段もさることながら、そこに費やす時間もリーズナブルでないと魅力がないと思います。不必要に情報が多く、しかもそれらにヒエラルキーがあまり見えないという印象がありました。全体の情報量の多さではもっと上を行く雑誌も多いでしょうが、人目でポイントがつかめる明解さとあわせて評価すればどうでしょう。例えばマガジンハウス系の雑誌が人気なのは、やはり巻頭の情報ダイジェストではないでしょうか。よくお互いでかぶっていると見えますが、それだけ明解とも言えます。invitationという総体に魅力を感じたので、「ポイントオブビュー」をあえて上げたとも言えますが・・。そして雑誌でのデザインとはそのような明解さだと思います。SIZE(10){2003-06-11 (水) 00:49:40}
  • jun>自分たちはこのテキストをどのようなものとして提示するのか? というところがデザインには現れてきますよね。point of viewを雑多なコラム志向と捉えると、あまりに、余白が取られ過ぎている感じがして、もっときつきつに「図と地」でいう「地」の部分がないように思えるぐらいに文章を配置すればいいのにと思えます。しかし、それは今のinvitationの中では合わないだろうなあ。そこだけ、紙の感じを変えてそうするという方法はあるかもしれません。ヒエラルキーといえるかどうかはわかりませんが、テキストの種類が違うんだよということをデザインで分かるようにするということだと思うのだけど、インヴィテーションにはそういうページによるテクスチャーの違いというのがあまりない気がします。SIZE(10){2003-06-11 (水) 01:03:48}
  • jun>あと、ここ数日人と話したりしていて思ったのですけど、インヴィテーションは実は、日経エンターテインメント的なところがある気がしてきました。クリエイティブな現場の裏舞台を見せるというような。まあ、日経~の方は、よくわからん評論家が妄想的に語っている(ヒットのしくみについてとか)感じなのかもしれんけど。ある人達からは、「だからなにー?」と言われそうな内容というか。最新号のアニメ特集とかもそんな感じ。実際、巻頭のエディターズノートのようなところには、ビジネス論としても読める・・・というような話が。あんまし、インヴィテーションはビューティフルな(<-てきとーな表現ですが)雑誌ではないと思うのです。SIZE(10){2003-06-11 (水) 01:09:44}
  • k.m>ああ、言い忘れたと思っていたことを先に言われました・笑。僕が最初あの雑誌を購入した理由は「日経エンターテインメントのオシャレ盤」みたいなのが登場したという思いでした。ちょうど日経エンタメを購入して、なんとも手の込んだ雑誌だなぁと感心していたら、体裁にも気を配ったそれがあるじゃん、と思って。ぴあがつくっているのだから、ひょっとして、日経の若者盤、あるいは俗っぽい盤?かと思いまして・・。SIZE(10){2003-06-11 (水) 01:14:24}


コメント

  • k.m>インビテーションを本屋でパラパラしていて思う。こうしてライターの記事チェックしてるけど、別に買わないし、読んでいるわけでもない。立ち読み(それも活字だけ)って結構シンドイからめったにやらない。買ってよむほど魅力を感じない。けれどライターは相変わらず豪華なラインナップだ。近所にこうした気になる雑誌の置いてある気の効いたカフェがあればいいのに。それなら少々高いコーヒーでもいいけど。SIZE(10){2004-02-12 (木) 22:20:16}


カテゴリー-雑誌
最終更新:2009年03月13日 15:23