近況-2004-1-2004-3


2004-03-30

10+1。隈研吾さんと森川嘉一郎さんの対談はなんだかかみあっていない、というか森川さんの指摘に隈さんが、ただそうですねと言っているだけのようにも。そもそもなぜ隈さんなのか。渋谷駅の改装したから?。藤森さんの赤派とか白派ってなつかしいな。五十嵐太郎さんのデータベース的事例はすごいけれど、その先にいく言葉もほしい気がする。とくにセキュリティー社会に対する危惧のような、東さんとかぶっているところは違った切り口も見せてほしい。建築側からそれらへの態度をとるとすればどんなことがあるだろう。セキュリティーフェアとか言って徹底的にキャンペーンしてみるのも面白い。ある意味滑稽なくらい切実に振る舞いたい気もする。今気づいたけれどカルスタの上野さんと毛利さんも執筆しているのか。毛利さんはセキュリティーについてなど。

2004-03-28

10+1の「街路」が出ていたので購入した。吉村靖孝さんの法規からデ・コードする建築/都市とか、隈研吾さん森川嘉一郎さんの対談など。あと五十嵐太郎さんの過防備都市も最近の楽しみだ。コールハースのもちょっとずつ読んでいるが、やっと周辺の方のインタビューにきた。本人もすごいが、取り巻く人の迫力がまたすごい。世界を動かしていくプロジェクトに関わるエネルギーの大きさをかいま見られるこの本もエネルギーに満ちている。

2004-03-26

大阪がいよいよ本格的に始動するのだが、果たしてどんなことになっていくのか先行き不明だ。こんなにおおきなプロジェクトがねぇ。決めるプロセスにかなり左右されそうだし、そのあたりの方法論とか考えていたらなのか・・デカルトの「方法序説」を買っていた自分。なぜ?。コールハースのドキュメント本に引き込まれていくし。

2004-03-23

行動主義レム・コールハースドキュメン


をボチボチ読み始めた。滝口範子さんて、あのピーターライス自伝書いた人だ。あれも読んでいなかったけど、これ面白いし話題だったし。何れ読もうか。それにしても忙しい人だ。そしてすごい個性だ・・。

2004-03-17

久々に大阪へ出張。7時台の「のぞみ」。あー眠い。そして地下鉄御堂筋線で、カルチャーショック。なんとドアの前にも座席シートが・・。ピーク時にイスが上がるのは東京でもあるが、ドアの前にきているのには驚いた。新大阪の地下街でランチ食べたときの定食屋のおばちゃんもいかにもだった。レジ使わないで、巨大なガマグチで全ての会計を処理していた。「ごちそうさまー」「おおきにぃーーー!」「!・・」。みたいな。

2004-03-15



中居正広の演技は嫌いじゃない。というか結構すごいと思う。彼の冷徹ぶりは「模倣犯」でも恐れ入ったが、今回の「砂の器」においては「宿命」というウエットな部分をカラカラに演技しきっている。それは松雪泰子、渡辺謙らの力んだ演技がちょっとクサイだけのように思えてしまうくらい、ある意味でスマートだ。犯罪の影をいっさい見せない仮面のような表情は、腹黒いという内面をまったく感じさせない。現在我が家で議論されているのは、映画や原作において描かれていた「ハンセン病」というキーワードが「殺人犯」へ置き換わったとき、社会的に抹殺してきた主人公の父像をどう構築していくのかという所だ。そこに不条理な残酷さが見えなければ、中居の冷徹ぶりもとたんにパロディーと化すだろう。

2004-03-14

歌舞伎町で「イノセンス」を見た。並んでいる人はちょっとコアな感じのひとが多かった。「新撰組!」と「砂の器」をほぼ欠かさずに見ているのだが、どちらも目が離せない状況になってきた。ワンクールとは早いものだ。

2004-03-13

ちゃーりーさんのお宅へおじゃましてホームシアターを拝見した。まずは美味しいお蕎麦屋さんを案内いただき盛りを食べる。そして訪問。ワンルームのミニマムな空間へ本当にうまく配置されていて関心してしまった。ベストポジションへリクライニングシートがあって僕はそこをお借りした。「千と千尋」のDVDを見たのだが、画質がいいと外国盤を所有されていて、すでにこだわりを感じ、質の良いスピーカーと絶妙にはまったスクリーンで堪能したのだった。上映後、近所のこじんまりしたフレンチ風のレストランでカキをさかなにビールを飲み、花見構想などを話して解散。有難うございました。

2004-03-11

AERAでセブンイレブンの「ミルクたっぷりとろりんシュー」の記事をみてさっそく食べた。うまかった。かなり「とろりん」だ。途中でこぼしてしまうほどに。それはある意味食べにくいが美味しい。ビッグマックのような感覚?。いや・・。それにしてもいきなり暑いぞ。ちょっとやりすぎの気温だ。

2004-03-10

今日も水槽について色々考える。うまくいけよこの家具。さんざん言われて失敗も出来ないし。やっと暖かくなってきな。2月一度暖かくなったときにマフラーやめてから、どうもガマンしている。かといって暑かったらやだなーと思いつつ結局しなかった。そして正直寒かった。いやずっと寒かったな。でももう終わりか?。

2004-03-05

結局、亜熱帯LD路線から水槽中心なライフスタイル提案をごり押ししてなんとか決まった。結構面白いシチュエーションが出来そうだ。しかし水槽はお金掛かるなー。今日水槽ディスプレー屋さんと打合せして、床が抜けないかとか、照明のこととか、メンテのこととか・・。金額面で見通しつかない状態。けれど待ったなしの状況。お金かけて、失敗も許されないし時間も全くない。あー心配だね。・・・演奏最終日。スタッフの方、大変お疲れ様でした。いいイベントでした。

2004-03-03

600人以上収容する大空間でありながら、昨日まで自分の部屋のように飽きるほど何度もチェックしていたあの空間で。いやー。何百人も入ってそれだけで緊張し、スタンウェイのピアノがドカーンと響いたときの。感無量。弦楽も素晴らしい音の厚み。心身共にハードだった現場監理の疲れもふっとび、建築しててよかったと心底感動なのだった。

2004-03-02

いよいよ明日。音楽ホールのこけら落とし。自分のデザインした空間でどんな音が鳴り響くのか。あー緊張。

2004-03-01

ひとまず引き渡しを終え、一息か・・。企画系が迫っているが、まあそれなりに・・。映画なんかもすっかりペースダウンで、あれとあれは見ておきたいし、メディア芸術祭もなんとか行っておきたいし、買ってしまった本はだいぶ山積みだし、のんびり食事なんかもしたいし、なにより髪切りたいし。事務所のサイトもそろそろ更新させたいし。4月までにはまわり片付けないといかんし。

2004-02-28

  • ファインサイト化すすむなー。
  • ついに体調を崩す。昨日は1日寝込む。今日は午後から事務所へ行くが、どうも集中出来ず早々に引き上げる。明日は引き渡し。しかも朝はやい。平日より早いし・・。

2004-02-24

朝9時に検査済証をもらうために○○消防と○○市役所へ。そのまま検査スケジュール。もう1週間ぶっ続けという感じ。いい加減あきた。っとは言ってられない大問題もおきつつ結局9時過ぎまで掛かる。12時間以上現場っすよ。こけら落としも近い!。大丈夫かよー。

2004-02-22

まったりした飲み会。ほろ酔いの中、ポストモダンとポストモダニズムとそしてモダニズムについていろいろ。確かに建築の側からばかりそれらの言葉に触れるのだけれど、美術の側からということへも改めて向き合うきっかけになりそうだ。メディアアートの現在についても、もっとお話聞きたい所だったが、少し勉強してみないと分からないことも多い。五十嵐さんのことが以外と話題になって、いくつか面白いエピソードが聞けた。酔った調子で「ジョゼ・・」をやたらと押していたが(それでいて、くるりとスピッツを間違えていたし)、「猟奇的・・」も僕は好きなのだ(それも言っていたか)。

2004-02-18

消防検査でホール内を歩き回り、建物の大きさを思い知らされる。明日は建築。夜現場を去るとき、事務所ではにわか宴会っぽかった。確かに現場にとってみれば検査は大きな区切りだろう。っと自分はその後事務所へ戻り、終電までの数時間猛烈に明日の打ち合わせ資料を作成。しかも打ち合わせには出られず別の打ち合わせをこなし、再び現場へ駆け込む。なんでこんなにバタバタなん?。

2004-02-17

  • 「経済学という教養」は面白いけどちょっと難しいな。時々読みながら寝てしまう・・。
  • 久しぶりに家具のスケッチを何枚もかいた。今回は水槽をかっこよく見せるという、いままでやったことないものなので楽しい。ホームシアターもいいけれど、亜熱帯LDもありか?。グリーンをどう見せるのかもやってみないと分からないなー。何れにしろこうしたスタディーがターゲットにどう反応されるのか大変興味ある。

2004-02-16

  • AERAの表紙が綿矢りさだった。 「興奮するのは見苦しいけど、熱いのって嫌いじゃない。ええと思う」 関西弁か・・。
  • 今日は寒かった。土日暖かかったのに。薄いコートで行ったけど、まだまだ気が抜けないかな。

2004-02-15

macが復活したので、書きためたノートをアップ。昨日見た「恋する幼虫」の舞台挨拶はほのぼのしていた。監督も感無量といった感じ。期待していたよりも面白かったので、他の作品も見てみたい。文藝春秋を買った。芥川賞読めるので。蹴りたい背中はよんだけどピアスの方とインタビューとかも載っていたし。

2004-02-13

さいきん読んだ本でいろいろ考えるのだけれど、忙しさにかまけてすっかりノートしていない。あっという間に忘れてしまう。いかんいかん。WEBノートが機能してない。今週も終わりかよー。

2004-02-12

  • いまだに自宅からネットにつなげない状況。どうやらプロバイダーが原因のよう(初期化しちゃったぞーおい)。クルーグマンで経済づいて、稲葉振一郎『経済学という教養』を読んでいる。評判の通りなかなか面白い。何れにしろこうした本を読んでいると、不景気がどこか自分の手の及ばない遠い力で動いているような気分になる。
  • 流動性の罠
  • '''利子率がある水準まで下がると,人々はこれ以上は下がらないだろうと予想して現金を持とうとするため,いくら貨幣供給を増やしても利子率はそれよりも下がらなくなること。 '''
  • どちらの本にも出てきている。重要なキーワードなのだろうか。たしかそんな気分が金融政策を無効にしているとかいってたなクルーグマンさん。
  • そういえばTVブロスをなにげに見ていたら、「りさたん萌え」の話題がのっていた。川勝さんのコラムで。あそこに紹介されていたはてなのサイト。またすごいことになるのだろーか。このサイトでもいまだにアンケートのところでは「萌え」が圧倒的の様子・・・怖。

2004-02-11

プロポ→コンペ→プロポ。ここ2週間くらいで、3つめだ。その他に現場、実施。おーい、からだもたないぞー。今日なんかいま聞いて、きょう提案。みたいなー・泣。

2004-02-07

  • はてなダイアリー。なんとなく、cssをここと合わせてみた。
  • 本屋へ行ったら、磯崎 新+福田 和也の「空間の行間」という本が出ていた。興味あったが、今日はいいと思った。
  • 文芸誌は柄谷行人を特集したものが2つくらいあった。いままた旬なの?。
  • 小川洋子も気になる。「博士の愛した数式」以外にも文庫が並んでた。

2004-02-06



うーんmacが深刻だー。ノートンすらしっかり動いてくんない。まだ買って2年たってないよなー。もう次はwinと決めていたが、まだ早すぎるし。家にいる時間もないのでじっくりなおすこともできないし。あーあ、まいった。クルーグマンは意外とおもしろくって、というかみんなこんなふうに最初だけ読みにくいとか言って、結局楽しむんだろうな。くやしいけど山形の勝ちだ。まあモトがいいだけさ。日本版も最近出ていたから今度読みたい(すっかりはまる)。日本文学盛衰史もやっとこさ読み終った。引き続き君が代を読んでいる。これがすごい。いきなりスカトロオンパレードだし。食後には読めないな。

2004-02-03

自宅macが故障かも・・。メールも見られない状態。ってか最近異常に多くの添付メールが来るようになった。これもあれが原因かも。あーあ。

2004-02-01

いつまで続くのだろうか。さっき見たらオンライン中の数が195いってた・・・。

2004-01-29



山形浩生さん訳の「クルーグマン教授の経済入門」を読んでいるのだけど・・ 読みやすいくだけた訳文でも話題となったベストセラー らしいのだけれど・・この口語訳っていうかどうなのかなー。はっきりいってかなり読みづらいぞ。分かり易い文体をってことなんだろーけど、真剣に本読んでいるそばで思いっきり話しかけられているようなイライラがする。これは配慮とかいうより美意識の問題でもあるのではないか?。ちょっと山形さんはそのあたりの感覚がずれているのか、単に好き嫌いの問題なのか・・・。って思いアマゾンを見れば、やはりそんな議論もあって、 山形浩生氏の口語訳に対する嫌悪・違和感を強調される方が多いですが、この本は一般の方々を対象とした”正統マクロ経済学”の本としては、間違いなく”ピカイチ”です。 とも紹介されている。確かにこれで諦めるのも悔しい。けれどさっきまでは、このイライラを我慢してまでも経済を楽しむ気にはなれんと、捨てる気でいたんだけれど・・。

2004-01-27

去年から買ったまま読んでいなかった本で、たまたま「不自由論」と「自由を考える」をほぼ同時に。先日読んだ「10+1」も合わせてセキュリティー社会総決算みたくなっている。そこにワラッテイイトモの不気味さが入り込んで・・・。

2004-01-26

うわ。綿矢りさのページを伊勢谷友介が追い抜いている!。だんだんこのサイトの方向性が思わぬところへ向かっているのではないか?。

2004-01-24

今日も終電駆け込み。明日もあさ早!。来週も忙しい。うー体力がぁ。イイトモとおのくぅ・・・。

2004-01-21

ああそうだ、もうあの展示はじまっているのだ。事務所から1分の所なのに、なかなか行けない。締め切りたくさんあるし。でも絶対に見ておきたい。これって結局出不精なだけだな。まったく問題なく行く時間は作れるのに、ウダウダ言っている時点で行く気度低いと見た。どうもこの性格はいかんな。でもいまさらだしな。つーか何言ってるのか分かんないし。

2004-01-19

なんか楽しそうなテーマ●:http://d.hatena.ne.jp/gyodaikt/20040119
  • 「出口毎に異なる姿を見せる重層的な空間としての上野論」
  • 「下北の「誕生」」
  • 「お年寄りの街・巣鴨は、せいぜい十年ぐらいの歴史しか持たない共同幻想である」
  • 「後楽園はなぜ物語的舞台性を求め/られないのか」

すげー。ブログサイトが鬼のように増えてるー。ネットの中は激しいなホント。今年も話題多そうな予感。

慎太郎、芥川賞少女に「野垂れ死に覚悟でやれ」●:http://www.zakzak.co.jp/geino/n-2004_01/g2004011706.html・・・ふふ。

2004-01-17

ジョゼと虎と魚たち」を見た。これはいい。感動した。雪が降っている。寒い。こんなに寒いのに女子高校生達は超ミニで素足だ。あんなに露出しているのに、ますます太くなっていくようだ。普通、露出していると美しさを増していくのだろうが、彼女達の場合、見られているということへ余りにも慣れてしまって無自覚なのだろうか。しかし若さだけが、あの姿を支えているコトを思うと、自分は随分とトシをとったものだと悲しくもなる。

2004-01-16

昨日に引き続き綿矢フィーバー。ちょっとコワイ状況。いったい全ページアクセスの合計はどうなっているのだろう。なぜか「綿谷」ページを2度も勝手に作成されるのだった(確かにいつもの事ながら間違ってたさ)。何にも内容の無いページだから怒りをぶつけられたのだろうか。今更情報増やすってもなぁ。それにしても寒い。外を歩くのがつらい。

2004-01-15

うわっ・・綿矢りさのページが異常にアクセスされている・・。

2004-01-11

BSE問題で活気づいてるのではないか(大変だろうけどね)。
  • 吉野家「カレー丼」、「いくら鮭丼」、「焼鶏丼」
  • すき家「とりそぼろ丼」
  • ロッテリア「北海道のじゃがバタバーガー」

2004-01-09

  • まあやっぱり。休み明けの1週間は長い。という話し。ジョゼが見たい。アンテナも見たい。
  • 伊勢谷さんページ。みなさんの熱い思いが・・。
  • 芥川賞候補作品(みんな若いなぁ)
  • 直木賞候補作品
    • 江國香織、京極夏彦、朱川湊人、馳星周、姫野カオルコ

2004-01-08

2004-01-06

あー寒い。現場で2時間外壁のライティングシュミレーション。凍えた。

2004-01-05

おっ。ついにチャンスが来たかも。忘れないようにしないと。「ワラッテイイトモ、」展●:http://www.uplink.co.jp/gallery/index.html#iitomo

「キリン~」の審査員でもある美術評論家、椹木野衣が講評や『群像』9月号に書いているように、ジャン=リュック・ゴダールやデヴィッド・クローネンバーグの影響は明らかだ。そこに寺山修司の影を認めてもよいだろう。会場にいた、作者K.K.氏によく似た若者は「メタフィクションといえば寺山っていうのは定番ですからねえ」とかわしたが、ラストシーンは明らかに寺山の映画『田園に死す』へのオマージュだろう。『田園に死す』の衝撃的ラストシーンが、まさに新宿アルタ前で撮られたものだし、何よりもタモリは寺山修司その人の物まねを得意としていて、『ワラッテイイトモ、』にもそれが出て来る。(引用元:http://www.realtokyo.co.jp/japanese/column/ozaki75.htm

2004-01-03

  • あっという間に年を越し、休みも終わりだ。例年になく紅白を真剣に見てしまったくらいで、のんびりとした正月だった。
  • そのせいか訳もなく色々と考えてもしまい、毎夜夢にうなされていた(思い出せないが)。寝付く頃の不安感と起きたときの開き直りが、同一人物とは思えないくらい「ひらき」があって、そうでないと生きていけないのカモと納得した。
  • 年末年始と新宿伊勢丹に行ったが、あの混雑ぶりを見ていると消費は確実に上向きではないかと思った。景気は良くなっているのだろうか。
最終更新:2009年06月05日 11:24