エンジェル




  • 監督:フランソワ・オゾン
  • 出演: ロモーラ・ガライ、シャーロット・ランプリング


オゾン作品の常連、シャーロット・ランプリングは今回もシブイ演技でよかったけど、物足りなかった。一方で主演のロモーラ・ガライは幻想への埋没、現実への翻弄感、どちらも迫真で演出がよかった。アデルの恋の物語、シェルタリング・スカイ、ベティ・ブルーなど、愛と激情に溺れていくヒロインのはかない生涯。そんな映画を思い出す作品。たいがい男の描き方が中途半端だったりする。コスチュームものだけれど、50年代の手法をポップに使用している所が面白い。2008-07-06/k.m
最終更新:2008年10月22日 01:49