沖縄文化論―忘れられた日本




  • 岡本太郎著


毎回、旅行前に読みあさる関連本の中で、1冊くらいは目的を忘れるくらい本自体が素晴らしいものがあるのだけれど、きっと今回はコレだと思う。

返還前の沖縄へ行った岡本太郎。造り手の語る明快な文体と美意識に根ざした辛らつな見識は、読んでいてとても清々しくそれ自体が優れた文学のようだった。

書かれた時代や視点が違っても、何だか共通な部分が結構ある。だんだん沖縄がどんなものか見えてきたような・・。それは沖縄が「どのように見られてきたか」が、見えてきたのだろうけど。 2008-06-20/k.m
最終更新:2008年10月22日 01:49