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写真展ハシゴ-2008



ヴォルフガング・ティルマンス 展

  • ワコウ・ワークス・オブ・アート
久々に見たティルマンス。オペラシティでの展示はとても印象深かった。ここはとってもこじんまりしていて、すぐ見終わってしまった。印象に残ったのは中庭から空を見上げた写真。ポルトガルへ行ったときもこんな光景があった。

むしろギャラリーまでのアプローチが興味深かった。バス倉庫の大きなアスファルト空地からシーザー・ペリがデザインしたNTTビルを眺める風景に、カメラを忘れたことを悔やんだ。


第33回木村伊兵衛写真賞受賞作品展

  • コニカミノルタプラザ
  • 岡田敦氏の「I am」
リストカットした腕の全裸写真があったせいで、全てそのような自傷行為を行っている女性たちに見える。深刻な症状であるにもかかわらず、公式の疾患名としては認められていない自傷。もはや現代の闇とか言われてしまうような文化的側面しか残っていない。むしろ懐かしさを覚えるのはそんな情報消費社会のせいだろうか。

  • 志賀理江子氏の「CANARY」「Lilly」
中学生の頃見たオカルト映画のようで、懐かしさと不気味さを感じた。エクトプラズムとか心霊写真とかエクソシストなど、あの頃のキーワードが頭の中をよぎりつつ、そのどれとも違うもっと不気味な何かを感じてしょうがなかった。今年の木村伊兵衛賞は2つとも「とっても」痛い・・。


  • 谷井隆太「えきとすら」
  • コニカミノルタプラザ
アノニマスな風景。都市の中に埋まってしまう大勢の人たち。けれど写真のクオリティーは個別の表情を完璧に記録し、むしろ群像劇となって過剰に迫ってくる。この暑苦しさはなんだろう。いつも歩いている街ばかりなのに、コレだけの情報量であったのかと驚く。



  • 綿貫淳弥「豪雪の村 -秋山郷」
  • コニカミノルタプラザ
豪雪でモノクロ。もはや寺山修二の世界くらいしか引き合いに出せないくらい、自分のなかで記号化されてしまう。その大粒の物体は事物を明確に見せない障害となって、まさに量感を持っている。写真のテクスチャーに圧倒される作品。


ジョール・マイロヴィッツ展

  • Gallery White Room Tokyo
1.5m角くらいの大きなプリント全面にプールの揺らいだ画面があって、その中をただよう水着の男性を見ているだけでうわついた気分になっていった。その浮遊感に溺れようとじっくり眺めているが、どうやらそれほどまでは入り混めず、それでも爽快感はあって部屋にほしい1枚。300万円くらいだった!。


新村卓之 「オプチミズム」

  • 東京日仏学院
何よりココに来たのが初めてで、フランス人がそこかしこでくつろいでいる中をいそいそと入り、あれっと思うほどこじんまりした展示で、よっぽど「ジャック・リヴェット・レトロスペクティヴ」のほうが見たくなったけれど次の上映まで3時間ほどあって断念。すごい坂に面している。展示はポートレイトを加工して、なにか懐かしい感じに仕立ててあった。見上げる表情がどこか宗教的な空気を感じて会場の雰囲気にもあっていた。2008-04-27/k.m