経済学という教養
先日読んだ
クルーグマン教授の経済入門とこの本は、どちらも構造改革にたいして批判的で、景気対策に重点を置いた議論のようだ。しかしそれが小泉内閣に対する反対派のような関係ではないところが、政治の明快さと現実の複雑さの関係をあらわしているようで興味深い。
そしていま起きているくらいの不況下では、構造改革主義者の提唱するような、「不完全市場のできるだけの完全化」ではどうにも(というか景気回復には)ならないようだ。むしろいまは振り上げたこぶしが行き場を失うほどに、それだけが目的化されたモラリズムになって・・云々。
貨幣的ケインジアンとか、流動性選好説など、鍵を握る部分の言葉遣いがどうもなじまず、すんなり入ってこない。このあたりをもう少し追求してみなくては・・。2004-02-14/k.m
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最終更新:2008年04月15日 01:48