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鬼畜大宴会

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  • 監督:熊切和嘉
  • 製作:財前智宏
  • 撮影:橋本清明
  • 出演 :三上純未子、澤田俊輔、木田茂、杉原敏行、小木曽健太郎、財前智宏、橋本祐二、平良勤


カテゴリー-映画

色んな意味で恐ろしい映画・・

森りの中へ連れられた男は木に縛られて、数人の男に蹴りを入れられる。そのウチの一人は男の腹部への蹴りを執拗に繰り返し、男が嘔吐し始めてもとまらない。繰り返し蹴る。そして嘔吐する。女は一度は止めにはいるが、やがて女も蹴る。縛られた男は昏睡のなかで女を蹴り返す。倒れた女はライフル銃で男の頭を吹き飛ばす。そして笑いながら男の脳みそを手でかき出し、再び死んだ男の腹部を蹴り続ける・・・。

狂気の振る舞いを自ら止められない残酷な行為の繰り返し。それを「大宴会」と表現したこの作品は衝撃的だ。ある時代の若者達が信じられない残酷さで突き動かされている「さま」は「鬼畜」そのものだ。宴会は新左翼のセクト崩壊とともに展開していく。首謀者の獄中死を合図に組織の殺し合いは始まる。

前半の「宴会」は主に肉体のぶつかり合いが、愛憎入り交じった男女(女一人、男大勢)の乱交ぶりと共に描かれる。70年代のスタイルと、狭いアパートへ大勢入り込んだ閉塞感は、息苦しさと若いエネルギーの吹き溜まりとして迫力のある空気をつくっている。

後半は森へ移動して殺人狂気となっていく男女(女一人、男数人:次々に殺されていく)を愛憎入り交じった乱交ぶりと共に描かれる。愛も憎しみも、空っぽな自己を突き抜けてひたすらに他者へ向けられているようだ。衝動と行為の間に存在する自己はない。空っぽさを埋めるものは乱交と惨殺だけで、そのどちらも、尽きるまで繰り返されるだけだ。「死」のみが唯一行為を止めるスイッチのごとく作用する。ただ全員の死を迎えるまで作用するのみだ。

2001.10.07k.m

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