クワイエットルームにようこそ


  • 監督・脚本 : 松尾スズキ
  • 出演 : 内田有紀 、 宮藤官九郎 、 蒼井優 、 りょう 、 妻夫木聡 、 大竹しのぶ


ある意味「密室での群像劇」という設定から、三谷幸喜の『12人の優しい日本人』を思い出した。やはり演劇的な作り込みなのだろうか。映画的だと思ったのは、時間の飛躍というか、空間の飛び越えのような場面が多かったことで、それは主人公の乖離した精神状態を表していた。

自己再生していくドラマとして良かったのは、内田有紀の演技があったからだと思う。クスリに溺れるシーンと、終盤ダンスを踊り再生のきざしを見せる場面とは、妙に重なってスリリングでもあった。大竹しのぶがクセのある精神破壊役、蒼井優のリリィシュシュ以来かと思った痛々しさ、などのキャスティングもマル。 2008-03-31/k.m

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カテゴリー-映画
最終更新:2008年04月13日 18:38