2006-07-22

下北沢で久しぶりに飲んだ。いつ来ても和める街だ。渋谷のようにオジサンがいないからだろうか。自分はオジサンにはならないという変な自信があるのだけど、そういう私を若い人はオジサンだと思うかもしれない。下北沢は、そんな気分だけの自称を問わない若者ばかりが集まっている街だと思う。2件目のバーは狭くてものがぎっしり詰まった「らしい」場所。80年代のミュージック・ビデオをノンストップで流していた。

2006-07-21

某・デザイン業務コンペの2時審査。正直こんな規模のがきたらどの様に動かしていくのか不安。もはや広告代理店のような役目であって、建築家のする仕事なのだろうかとも疑問。けれどモノをコツコツ作っていくことだけが建築的な思考でなくなっていることは、自分の仕事暦を見てもあきらか。そこを立脚点とすることが生き残っていく術でもあるのだろう。その話になると建築家という存在とはなれていく自分を思う。

そんな中、「私たちが住みたい都市」という工学院大学連続シンポジウムの記録を読んだ。制度や体制に響かせようとする学生運動世代の建築家(と勝手に思っている)山本理顕 に対して、そんな態度は今やなんの意味もなく虚しいだけだ(的なニュアンス)と言う宮台真司の討論は緊張感があって面白い。磯崎さんは微妙に話をずらしているようでもあった。

この本は2つの点で興味深いしとてもタイムリーだ。一つは建築という行為で社会を批評出来ると思っている建築家はもう要らないし、そんなのは幻想だという視点。もう一つはイデオロギーなき時代と言われるが最近政治の話ばかりじゃないか、という実感。

2006-07-17

旅行で撮った動画をネット上にUPしてみた。といっても、たくさんある(1300カットくらい)ので幾つかだましだまし。無料動画UPサービスのサイトとして「フォト蔵」を試している。エンコードの問題があったけど、結局どちらも同じような画質だ。問題はこちらでテキストなど入れて編集したデータはUPした際に字が読めないくらい荒れてしまう。動画データの知識に乏しいけど、どこか工夫すればコンパクトで損失なくUPできると思う(希望的予測)。

2006-07-13

午前中はサッシ図をチェック。クランク部のアイソメを幾つかスケッチして渡す。昼抜きで青山の某ショールームへタイルを見に行く。スペインでヒットしている商品らしくインパクトがある。事前にサンプルで見ていたよりはいい感じ。いまだロビーを決定できていなく打合せしながら焦る。その前に決定すべき優先事項があるのだけど、こういう打合せもしておかないと後で大変。それにしても暑いグッタリした。帰りにモスで今年の初ナンタコスを食べた夏のお気に入り。

2006-07-12

旅行は全て動画モードで撮影していた。画像は他のメンバーにもらえばよいと思った。1カット数秒なんだけど広角にならないレンズでは案外有効だと思うけれどある程度編集しないと見づらい。けれどやたら時間が掛かる。Windows Media Playerという付属ソフトで1分の動画をいじくるのに30分は掛かる。自宅PCのスペックも影響しているのだろうけど。あーあ。もうやんなってきた。面白いのつくろうと意気込んでも時間には限界があるよな。

2006-07-07

Uさんと久しぶりに飲んだ。Eさんを誘ったけど急だったので無理だった。Mさんを誘ったのだけど体調を崩されていた直前過ぎていた。それでもUさんは来てくれた。MRさんが店長をしている店にいこうと言っていたけどもう終わったようだ。サークルは停滞していると聞いた。渋谷の居酒屋は場末な雰囲気満載ながらも混雑していた。隣の若い女性とオヤジコンビの関係が腑に落ちない私へUさんはよくある社内飲み会だと言っていた。勝手にあらぬことを思っていた。再来週はKさんを誘って新宿で飲もうかと話した。

2006-07-06

久しぶりの個人住宅で楽しみにしていた見積UP。予定金額から大幅にはみだしている。正直、想定をはるかに超えていた。全体的に単価は高い。工事金額からいって妥当なのか疑問。もっと住宅を得意とする工務店を探している。どなたかご推薦下さい・・。45坪・平屋です。

2006-07-02

そういえば帰りの機内で『明日の記憶』を観ていた。というのも行きに見た人たちがみな絶賛して何度も泣いたという人もいたものだから疲れていた帰りに頑張って観たのだった。確かに感動モノなんだけどあれを妻の視線でみるとけっこうシンドイかもしれない。夫の生活ペースに散々つき合わされあげくに病気とはいえ最後までフォローするそれも尽くすこと以外を望まないとばかりに。一方、夫を囲む仕事仲間は企業戦士を見送る軍人のように激励=感動スタイルをお約束のように演じる。妻も夫の同僚もまるで絵に描いたような紋きり方だ。その安心感が感動となって補強されたかのようなつくりだ。TVドラマを多く手がけた堤幸彦と渡辺謙という組み合わせならではないか。

2006-06-28

旅行のことを落ち着いて整理する間もなく出国前のバタバタ状態へ戻った。身体のほうは正直に疲れていて時差ぼけなのか眠気も強く要するに「休みたい」。けれど予断を許さない現場ばかりなのだ。一体あの旅行自体スケジュール的には過酷な労働そのものであり、それでも参加者は誰も「減らす」ことなど考えず、(自分を含め)日本人の勤労さを実感するには充分であった。

建築にたいする姿勢にもそれ(日本人との差)は色濃い。雑誌でみていた有名な建物はディテールの大味なものが多かった。けれど空間の与えるインパクトや陰影が造る視覚的な効果に対してデザインの果たす役割を(日本のそれらよりもはるかに)忠実に実践している強かさを感じた。

歴史的な景観である「環境」に対してぶつかっていく体力を要するのはヨーロッパのほうだ。けれど色やボリュームを抑えることで「対応」している日本の状況よりも、はるかにエキサイティングなぶつかりを演じている。歴史的な「環境」ですらコレボレーションしてしまう彼らのほうがデザインの意味を了解しているのだと思った。

2006-06-26

スペイン・ポルトガルより帰国。向こうは30度越えていても涼しくかんじた。けれどバルセロナだけは蒸し暑かった。とにかく刺激の多い1週間!。朝から晩までひたすら建築行脚。以下は見学したリスト。日本人で初めて、というもがいくつもある。

  • 01:シャルル・ド・ゴール空港ターミナル(ポール・アンドリュー)1998年
  • 02:アレイショ通りの事務所(アルヴァロ・シザ)1997年
  • 03:カサ・ダ・ムジカ(レム・コールハース)2005年
  • 04:セラルヴェス財団現代美術館(アルヴァロ・シザ)1999年
  • 05:ポルト大学建築学部(アルヴァロ・シザ)1994年
  • 06:ボア・ノバ・ティーハウス / レストラン(アルヴァロ・シザ)1963年
  • 07:レサのスイミング・プール(アルヴァロ・シザ)1965年
  • 08:マルコ・ドゥ・カナヴェーゼス・サンタマリア教会(アルヴァロ・シザ)
  • 09:リスボン・シアド地区の再建計画(アルヴァロ・シザ)
  • 10:リスボンの地下鉄構内(アルヴァロ・シザ)
  • 11:リスボン博ポルトガル・パビリオン (アルヴァロ・シザ)
  • 12:オリエント駅(サンティアゴ・カラトラヴァ)1998年
  • 13:レイナ・ソフィア・アートセンター(ジャン・ヌーベル)
  • 14:マドリッドのウセラ公共図書館(アバロス&ヘレロス)2002年
  • 15:バラハス空港(リチャード・ロジャース)
  • 16:ミラドール集合住宅 (MVRDV)
  • 17:ヨーロッパの門 (ジョンソン&バーギー)1993年
  • 18:プエルタ・デ・トレド図書館(ファン・ナヴァロ・バルデヴェク)1992年
  • 19:ホテル・プエルタ・アメリカ(ヌーヴェル、ザハ・ハディド、磯崎新、フォスターなど)
  • 20:マルキス・デ・リスカル・ワイナリー(フランク・ゲーリー)
  • 21:イシオス・ワイナリー (サンティヤゴ・カラトラヴァ)
  • 22:グッケンハイム美術館 (フランク・ゲーリー)
  • 23:スビズリ橋(サンティヤゴ・カラトラヴァ)
  • 24:ユースカルドナ・ハウレジア・コンヴェンション・ミュージックセンター(フェデリコ・ソリアーノ&ドロレス・パラシオス)1999年
  • 25:ビルバオ空港(サンティヤゴ・カラトラヴァ)
  • 26:バルセロナのオリンピック村・オブジェ(フランク・ゲーリー)
  • 27:アグバール・タワー (ジャン・ヌーベル)
  • 28:バルセロナ・フォーラム (ヘルツォーグ&ド・ムーロン)
  • 29:バルセロナ・パビリオン(ミース・ファン・デル・ローエ)
  • 30:サンタ・カテリーナ・メルカド(エンリック・ミラーレス)
  • 31:バルセロナ美術館(リチャード・マイヤー)
  • 32:パルケ・デ・ロス・コロレス公園(エンリック・ミラーレス)
  • 33:グエル公園(アントニオ・ガウディ)
  • 34:バルセロナの図書館(ホセ・リイナス)
  • 35:サグラダ・ファミリア教会(アントニオ・ガウディ)
  • 36:カサ・ミラ(アントニオ・ガウディ)
  • 37:カサ・バトリョ(アントニオ・ガウディ)




2006-06-15

やはり徹夜はさけられないかw。あとは機内で爆睡を期待するのみ。

2006-06-14

次から次へと増えていく打ち合わせ。このままだと冗談抜きで旅行中にばったりいきそうだよほんとに。準備とかのまえに仕事片付かないし大汗あーがんばれ。

2006-06-12

スペイン・ポルトガルが他のヨーロッパ諸国と違う要因としては、3つあげられる。
  • 1)イスラム支配を長く経験している。
  • 2)大航海・大植民地時代の栄光を持つ。
  • 3)数十年前まで、独裁政権を経験している。

今日は旅行説明会。コーディネーターのFさんは気さくなオジサンだ。「バスの中は飲み会ですからー」みたいな。所員の各都市見学説明は資料豊富でツアコンの用意したものよりはるかに良く出来ていた。肝心の解説はちょっと寂しかったけど。もうじきなんだけど、その前にクリアしなければいけない仕事が多い。「旅行まで体調にはくれぐれ注意してください」そんなツアコンさんの言葉も皆にはむなしく響くのだった。そういえば日本の試合も寂しかった。

2006-06-10

旅行に先駆けて勉強会がある。それぞれが担当して各地の発表を行う。ツアコン、コーディネーター、同行者。それなりの知識をもった方たちへ、簡単な説明や雑誌の棒読みは許されないん「じゃん」、と皆をせき立てる。かくして土日準備に追われるのだった。スペイン-ポルトガルのページは随時更新中。

2006-06-01

いよいよ6月●週の真ん中に完全徹夜してそのまま打合せ→次の日の準備と結局終電近くまで、まる2日間寝ずに仕事したおかげでまだフラフラしている。ところでもう6月だ。今月は大きなイベントがある。ワールドカップだ。そして私は同じ時期に関係なくスペイン・ポルトガルへ向かう。期限切れだったパスポートがまだ出来ない。

2006-05-28

久々に土日も終電。それでも落ち着いて作業できないくらい仕事が多い。こういうのは精神衛生的によくないと思いますっ。・・誰に向けるでもなく叫ぶ。気晴らしにじゃかりこでも食べてみた。お腹ふくれた。そんなのって地味だ・・。

2006-05-25

もう木曜日●なんか書きたいなーって息抜きに開いても、何にも面白そうなこと浮かばないテインション。頭の中リフレッシュしたいぞ。・・かなりテンパッテいます。んーせめて一つ。昨日よなよな見終わって衝撃を受けた映画。ヴァンダの部屋・監督:ペドロ・コスタ。感想はまた。いろんな意味ですごかった・・。 http://www.cinematrix.jp/vanda/

2006-05-24

あー全てが中途半端で気分が悪いし寝付けない
  • 最後のほうで読みかけの本
  • 半分も埋まっていない届出書
  • 途中まで見たレンタルDVD
  • 先週チェックしかけたままの図面
  • 走り書きで渡した外観パースのスケッチ
  • たまったままのTELメモ
  • 半分も埋まっていない申請書
  • メモったままの展示会は既に数ヶ月前
  • ハードディスクを食い尽くす録画番組
  • 積みあがった読みたかった本あちこち
  • 半分も埋まっていない申込書
  • 夢に出てくる納まらない施工図
  • 何度書き直しても無理の多いスケジュール
  • バイトさんへ指示したまま放置された模型
  • 並べたままあちこち移動させられた建築材料・サンプル
  • 声を掛けたのに一向に手伝ってくれないS君

2006-05-21

江戸の三大祭りの一つにも数えられる三社祭。当時から一番の荒祭りとして浅草っ子の血をたぎらせ、その賑わいと言えば大変なものだったよう。そんなお祭りへはまったく縁の無い私が何故か見学をすることに。

地元の方々に色々と話を聞きながら見ることが出来たので、とても楽しかった。タダ酒、料理にまであやかってしまい、満喫した。担ぎ手たち息遣いの感じられる危険度ギリギリの場所でみるとすごい迫力。神輿に集まるエネルギーを目の当たりにして、ショックを受けた。

2006-05-20

谷内田章夫/ワークショップさんの新作、「早稲田鶴巻町の集合住宅」がオープンハウスだった。これは事務所からあるいて30秒ほどの近所で、最近足場が取れてから社内でも話題になっていた。大勢の人たちが所狭しと見ていた。

1400mm以下は階に入らないという「ロフト」を多様した賃貸マンションの手法は、ここまでくると特許とれそうなくらい充実している。30平米と書いてある賃貸面積なのに、倍くらいの広がりと「床」がある。通常の「小屋裏」ではなく、スキップしているためにアイレベルで広がるロフト。そのために視覚的な効果が非常に高い。これは日本の住宅事情と法規のつくりだした、ひとつのプロトタイプだと思う。

2006-05-16

午前中:Sホテルオーナーと打ち合わせ。増減についてや住宅について。数年前、MVRDVがビックマックのような建物つくっていたけど、まさにこのプロジェクトは私にとってそれだ。昼前にもどり、バイト君へロビーの模型作成について指示をして、Nマンション現場へ。

こちら、再びキンリンさんともめだす。依然として困難な状況。私は施工図の遅れのほうがはるかに深刻だとうったえているが、目先にかまける困難が多いのが最大の理由だとだれも気付かないフリをする。

長丁場で結局10時ごろ戻る。明日の打ち合わせ準備や、T邸の実施図について、模型の出来、カラースキームの段取り、施工図の山なんかと戯れているうちに終電。今日もお疲れ様。

茂木さんの『脳内現象』を読んでいて、なかなか面白いのだけど、面白いくらいすぐ寝てしまう。風呂上りにまたチャレンジするが、よく眠れそうだw。

2006-05-14

EさんKさん共同PJのオープンハウスへ行った。この現場は地縄張っている時に偶然前を通りかかっていたので、時間経過の早さを思った。敷地は狭いながらも幹線通り沿いなので高度に利用されていた。1,2階はカフェ。3,4階は賃貸。4,5階はオーナー邸という、盛りだくさんな計画。

各フロアーは最大限に広がりを感じられるように工夫されていた。カフェは天井を仕上ず、ダクトも露出して空間を大きく。トイレもランマを設けたり。賃貸はいきなりシースルーのネコ脚浴槽が見える大胆なプラン。こちらも平面図いっぱいに視線が通る。賃貸はフロアでがらっと設えが変わっていて面白い。

オーナー邸は真ん中へラセン階段が貫通したプラン。どの段階で鉄骨階段を落とし込んだのか聞いてみた。プライベート階に玄関があるが、扉とカーテンでうまく仕切られている。横連窓なのでウォークインにまで伸びた窓。ふとんの入る深い収納上部には間接照明。小さな空間を自然に連続させていく造り込み。

外観はオフィス街という中へ住空間でもテンポでもないニュートラルな構えを作っていた。打放し、スパンドレル、黒いサッシ・壁面が明解に構成されていた。

2006-05-13

p-note(個人サイト)、はてなダイアリーへ同じ内容を載せているのもつまらないので、もっと違った使い道はないかと思っていた。p-noteはアーカイブ的な存在なので、今まで通りの使い勝手に。はてなダイアリーはもっとブログっぽく、その日気づいた情報をどんどん貼り付けていくことでどうか。タイトルもかえてみようか。

昨日は恩師を囲う会があり、懐かしいメンバーさん達に会えた。20人近くいるとまともに話せるのは数人。もちろんみんな席を移動して話していたけど。このような会は定期的にあったほうがネットワークになったりするのだろうけど、誰も仕切らないという原因から数年に一度思い出したようにある。気づいたら終電がなく、数人でファミレスに行きよなよなパフェを食べてしまった。

ドメインを変えた(といっても2年以上前?)ことで昔作ったページに貼られている画像は、みんなリンク切れになっている。時々思い出したように修正すると左のリストへUPされてしまう。こっそり直したいのに。おかげで更新してもないページばかりが並ぶ。

2006-05-11

●午前:サッシメーカーを呼んでT邸の打合せ。H=3mの開きは無理に作っても網戸がない。無目をいれなきゃならないけど、出来れば避けたい。コストもあまり掛けられない。●午後:T邸のキッチンを建築家Kさんとコラボレーション。さすが!の提案。どうも自分は全体のことばかり考えていて、キッチンをそこまで面白くするなんて思っていなかったので目からうろこだった。●しかし。肝心の奥様が打合せにこられなくて旦那様へ説明。コンセプトは通じると思うが。ところで建築家Kさんはとても明るくてチャーミングな女性だと思う。こんな所で印象を書いてるのもなんだけど。●Sホテルの増減打合せ。絶句する。後だしだよそれは。そう所長にいいたいところを今回はうなって預かる。●K会館のプランが思うように納まらない。こうしてパズルゲームのようなプランニングを経た後に空間を再定義する。まさにインフィル的発想。確認申請とおってからウチの事務所になんとかしてって・・。●夜:Sホテル・ロビーのスタディモケイをはじめる。どうも迷うのだけど、今は最後までつくってみよう。そうだそうだ。●今日もかまけて歯医者に行けず。もう半年・・。

2006-05-10

午前、Sホテル総合定例。高層ビルにおいて携帯が繋がらない件は過渡期の問題なのだろうか。現状では莫大な対応費が掛かる。電波障害があと数年の問題のように、解決するのだろうか。午後、引き続きSホテル分科会。検討事項が山積みすぎて気持ち悪い。道路とメトロとの交渉なんかもココへ来て焦る。K会館打合せ。プランどうですかと思ったら面積配分かえますって。揺さぶるんだなぁもう。しかも今週中って・・。もどってT邸の実施は。新人さんとのコンビで思うように進まず。ガンバレ。K会館のプランを考える。今日中に別案は無理っぽいな・・。

2006-05-07

GWはいつものように「のんべんだらりん」と過ごしつつ、明日からの「GW明け」が恐くって今日は仕事に来てしまいつつ、まずは近況とかw。昨日まで天気良かったのに仕事行こうとしたら雨降ったりするし。ところで「日曜・行きたいスポット30」とか、「まだ間に合うGW・満喫」みたいなTV番組やっていたけど、最終日くらい家でのんびりしたら?。見ているだけで疲れるし。

2006-04-29

J-WAVEでSNSについて取り上げられていた。何度か特集を組まれているのを聞いたけれど、今回のは、そろそろまたやってみようかなーなんて思った。韓国の事例はすごい。ネットでのつながりか。ちょうど今まちづくりの本を読んでいても、持続的なコミュニケーションがテーマになっていた。まぁそのうちに。今日は事務所の今後についてIさんにご馳走になりながら色々と話した。何れにしろ今年は大きな転換期なんですよね。それが私の言いたいことだった。結局私は対話を求めているのだった。こうして一人語りを繰り返しているのもまたよいのだけれど。

2006-04-28

GWは待ってくれないw●やばいな、もう5月だ。朝から保健所で打ち合わせ。旅館業法の申請。ホテル担当者申請料忘れていて、上の人が財布からだしてました・・。

戻ってすぐに午後の打ち合わせ。増減査定について。ゼネコンも相手先もネゴシエーターのように言葉をかぶせながら話すからじれったいのなんの。

またまたもどって現場へ。外壁タイルの決定を行うため候補を現地確認。施主が遅れてどんどん日は陰り、結局現場事務所で待って室内で説明。

こちらもイマイチふんぎりつかない部分があったし、蛍光灯の下ではリアルな議論も出来ない。結局GW明け再度。見本焼きもうワンチャンスとか無謀な提案とか、今更間に合いませんよと現場。どうなることか。

戻って明日の戸建現地確認準備。明日からGWで混むしどうしようかと打ち合わせ。その後キッチン施工図のチェックと、またまた別件の増減表について。終電近くまでグリグリ。

2006-04-26

眠い。
  • 最近無性に眠い。
  • 電車のると直ぐ寝る。
  • 自宅のソファで本読むと直ぐ寝る。

  • 昼食後も眠い。
  • 深夜のお笑い芸人の安い番組も眠い。
  • 朝のワイドショーネタもよけい眠い。

  • 打ち合わせ中も眠い。
  • 仕事がたまってもう眠い。
  • GWと聞いただけで5月病を
  • イメージしてやっぱり眠い。

2006-04-21

勉強会●事務所主催の勉強会2回目が開催されました。今回はコジマさん(C+Aパートナー,東京理科大学教授)に話を伺いました。

パワーポイントにより映し出された画像や言葉は、こちらが事前に考えていた質問が吹き飛ぶくらい圧倒させるものでした。「黒」と「白」、「アクティビティ」、「スペースブロック」などのキーワードについては、それなりに押さえていたつもりでしたが、話はまだ聞きなれない「フイルド・デイレクション」にはじまり、終始コジマさんの話題はそこを通るのでした。

これはハノイのスペースブロックで行った、空気齢の解析が発端のようです。ハノイの経緯についても驚きでした。億単位の某研究費がスペースブロックに投資され、その中で数百万をかけてモデルを作るという話があり、ベトナムなら300万で実作になる。建築家であるコジマさんは実作ならやる、ということではじまったようです。

そもそもなぜハノイで空気齢かと言えば、ベトナムには中庭を中心とした伝統的な生活様式があり、それは70mくらいの奥行きをもった超長屋。昔はそこを家族で開放的に暮らしていたが、社会主義時代に集合住宅化させられた。プライバシー確保のために閉鎖性が増し、空気の淀んだ空間となっていった。

スペースブロックはそこへもう一度空気の流れを戻し、かつプライバシーも確保することを目指しました。外部比率を50%としたボイドによって最適な空気の流れをシュミレーションし、みごとに風を流したようです。面白いのは、ボイドもインテリアのように発想されていることです。

シンガポールでは冷暖房をしっかりするという発想なのが、ベトナムの人達は蒸し暑いながら外で生活することをとても好むそうです。マンション廊下のような場所でも、外部であって雨のあたらない空間は、スペースブロックのちょっとした操作ですぐに賑わいを生んでしました。まさに「白」の発想が具現化しています。

そのような経緯で空気や音などの「流れ」を、高度なシュミレーションで視覚化・最適化し、建築を柔軟に適合させながらカタチを決めていくプロジェクトへと近作はシフトしているようです。最新作の打瀬小学校でも音から解析された空間になっています。

一見すると数多くの海外プロジェクトを横断的にコンセプトが貫いているようでした。けれど話を伺うにつれて、現場での様々な発見が発想となって、さらに独自の抽象的なテーマへと昇華されていくのだと思いました。明快な「言葉」を設計のツールとして操るように私達を導いてくれるために、コジマさんの建築でないと辿り着けない場所へあたかも参加しているかのような身近さを感じられました。

2006-04-19

なんか追われている・・●今週は日替わりで違う仕事の打ち合わせ。5物件で8打合くらい集中しちゃった・汗。当然エラくないので、打ち合わせをハシゴすればいいってものじゃなく、検討・準備・社内打合・仕上・プレゼを毎日繰り返すから作業が複雑にラップしすぎて混乱を避けられ無いw。

某再開発のデザイン・プロデュースを受ける話が来ていて、コンペなのだが、デザイナーを数名つけなければいけない。所長が声をかけた(有名な)方々がここ数日来ている。なかなかのメンバーだ。

こういったコラボレーションも面白そうだ。普段の設計ではここまで横断的に出来ないので、今回のは是非やりたい。建築はコミュニケーションだ。金曜日がプレゼ。なのに今日も、明日も夜まで打ち合わせか・・。ちょい心配。

2006-04-17

やっと暖かくなってきた。中原昌也の新刊、『名もなき孤児たちの墓』を読んでいる。とても久しぶりに中原の本を読んで嬉しいのだけど不思議とすぐ寝てしまう。電車での読書が一向にすすまない。どうしたことか。疲れているだけなのか。それとも彼の文体を身体が拒否しているのか。この爽やかな書きっぷりは大好きなんだけど。おかしい。

ここ数ヶ月、週の前半があわただしい。その疲れで後半はぐずる。火、水と現場定例なのと、隔週木曜に設計中の施主打ち合わせ。その3つを中心に廻っているのだけど、水曜の現場がこれまでにない規模・複雑さなので悩ましい。今日はついにプラスで新規物件だ。こちらはデザイン監修。いや、監修ってのはべつに楽な仕事じゃあなくって、むしろデザインを中心に話を進めていくってのは意外と偏屈なところがある。しかも監理の権限が曖昧なままに、お金を握っているのが施工者に多いので、現場での詰めが困難な状況になりやすい。数回やってみてこのタイプの仕事の難しさが身にしみる。それと企画物件一つ。長期で監理している大阪が一つ。ますます現実逃避、というか掴みにくい日々の泡。帰りの電車でコジマさんの予習。これはこれで癒される感じだ。

2006-04-16

オープンハウス●近所でKさん設計のオープンハウスに行った。同年代で独立している方の住宅をこうして見に行く機会って意外と少ない。

高台に建っているため、2階なのに5階くらいの眺めが得られている。同じ住居専用地域だから高低差がある分、隣地より得をしたような立地だ。ビジネス・スクエアのタワーが目前に迫っていた。

路地上に奥まった所へ、白いガルバリウム・サイディングの外壁で爽やかに佇む3階建ての住宅。内部も白で統一され、パインの床材が心地よいコントラストを作っていた。

住宅を作り込むKさんの細かい配慮がいくつもあった。スイッチの位置や階段の納まり、枠の無い建具、下地のみのブラインド、チリの少ない見切り、額縁の無いサッシ廻り、クロスを巻き込む天井の廻り縁。

それらのディテールは空間を抽象化させ、陰影を明快なものとし、吹き抜けやテラスが断面的な回遊性を持ってつながっている構成を引き立たせていた。若い施主家族が楽しそうに見守っている見学会だった。

ビデオに録っておいた週間ブックレビュー●700回記念で司会者による書評が面白かった。藤沢周は古井由吉の『辻』を取り上げていて、ちょうど自分も先日読んでスゴイ本だと思っていたので、彼が「これは日本、いや世界的にもスゴイレベルに来ている本です」というコメントに深く同意した。

もちろん彼のように深い読みは出来ないので何がそんなにスゴイのか良く言い得ないのだけど。その他にも読んだことのないものばかりながら、力の入った書評でちょっと興味を持った。興味の対象は様々なれど、仕事やお題として普段自分の手にしない本を読み、そこから何か感じ取った、得られたという喜びだけは出演者共通のもののようだ。

分刻みの生活を強いられる情報社会のなかで、本を読むといった一定のスパンを要するインプット作業はますます貴重なものへ思える。けれどそれは幻想のようなもので、ロハスだの何だのといって思索する時間を正当化しているように、没頭出来ないものへ体裁をつくろっているようにも見える。

2006-04-14

ジャンヌーベルとコジマさんの作品集が出たので、T君に頼んで買ってきてもらう。彼はついでに伊東豊雄・観察記も購入したようだ。伊東・ジャンは国際的に張り合うスケールを感じるが、コジマさんはちょっと違う。SANNAとの対談があって、まだパラパラ見た程度だけど、彼らほどストイックに抽象化した建築は見られないし、その点についても両者の違いとして触れられていた。やはり学校建築がそうさせるのだろうか。クロとシロという言葉がそうさせるのだろうか。

2006-04-11

もうすぐ事務所主催の勉強会2回目だ。コジマさんが来る。学生時代から通して、大物建築家に触れ合う機会というのはほとんどなかった。今から想像するだけでちょっと緊張する。●しかし。どうも所員達のテンションが分からない。もうすこし盛り上げないと主催側としてどうかとも思う。そもそも前回のエンドウさんだってちゃんと「まとめ」ていない。●一応担当としては最近のコジマ作品をおさらいして、どの様な点が興味深いか、また今どの様な点に造り手の思考は向かっているのか。そこらあたりだけでも予習しないと。もちろん中途半端な抽象論なんかぶつけたって気にも留めないだろうし。素直に大先輩の胸をお借りする気持ちで直感的に触れ合えばよいのだろうか。●そもそもこの勉強会ってなんだ。こんなに大物が来て、今後もすごい人の名前ばかりあがっているのに。所員達の落ち着きようは一体。学生にいたっては大喜びで来てもよいのになんかテンション低いし。●どうも「対話」でつくっていく建築というものから遠のいていないだろうか。伊東さんの本を読んでいてそんな風に思った。●社外では色んな対話はあるのだけど、内部で言葉を交わすことは極端に少ない。自分の思考を手でも言葉でもぶつけ合うことが少ない。だから打合せに出ない若手ほど内向的というか、話せない状態から抜け出せない。普通の会話すらおぼつかないと思うときもある。●自分を棚に上げているのだろうか。でもなんとか状況を変えたい。

2006-04-10

この時期は突然雨が降る。なんの前触れもなく。きっと天気予報では告知していたのかもしれないけど、そんなに気にしていないから突然だ。折りたたみ傘を入れたカバンはパンパンで、その余裕のなさがいやなんだけど、極力持ち物は少なくしているつもりなんだけど、少しでも小さなカバンにしたいのだけど。なかなかフィットするものがないような気がして、それは何かを象徴しているのだろうか・・。●にほんの建築家伊東豊雄・観察記/瀧口範子・著を読んでいる。前作のコールハース編も面白かったけど、今回のほうがより身近なレポートばかりで良い。まるで学生時代にもどったように興奮して読んでしまう。建築はいかに楽しめるかが勝負だとおもうのだけど、まさにその頂点で楽しんでいるのが伊東豊雄ではないだろうか。

2006-04-09

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大島成己展-Reflections-2006.4.8-5.2●うわー。これ見たいなー。けど大阪かぁ残念。写真集でてるのだろうーか。写りこみって陰影とは違う次元で建物の大きな魅力でもあるよなー。
最終更新:2011年04月20日 11:09