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「第11回 文化庁メディア芸術祭」受賞作品展開催



メディア芸術祭はここ数年とても盛り上がっていて、平日はともかく休日に言った限りではまともに見られないくらいで、アキバ系のマンガ喫茶と小学生のゲームセンターと、親子で体感アートするテーマパークと、地味なビデオアートに見入るメディアアートファンと、雑多なジャンルを多様な人達が群がる異様な空気に包まれている。

今年から国立新美術館に会場が移っていて、危うく見逃す所だった。確かにスペースは大きく(特に天井高さ)なったが、集客力のある場所なので、混雑はさらに激しさを増していた。しかしメディアアートファン(比較的)としては、映像ブースへ入ってしまえば喧騒も遠ざかり作品に集中できるのだった。

次々と生み出される新しい技術と人間の関係性や可能性を、アートの力を通して噛み砕き、共感できるものとして私たちの前に示すことを「メディア・アート」の役割だと考えるなら、今年の作品は技術面での提示よりも、使い慣れた映像を通じて得られる感覚の新しさ、が多かったように思う。

大賞の「nijuman no borei」・作者: Jean-Gabriel PERIOT(フランス)と、
優秀賞の「ISSEY MIYAKE A-POC INSIDE.」・作者: 佐藤 雅彦+ユーフラテス(日本)が、よかった。前者はモノローグ的な映像のトーンと、社会派的な作品を大賞に選ぶといった時代状況なんかへの興味も含めて。後者は認知科学の知見をユーモアたっぷりに描くいつもの手さばきに驚き。2008-02-11/k.m