第二回Wikiばな -Wikiとコミュニティ-

Wikiばな→http://wikibana.socoda.net/

ポジションペーパー(参加出来なかったけど作ってみました)

今回私は「A.Wikiとopenなコミュニティ」を選びました。というのも、「Wikiばな」さんへの参加の動機が「公開されている個人のWikiについて」考えたかったからです。

専門的なことは正直ほとんど分からないのですが、Wikiは「いかに」ネット上でコミュニケーションを図っていくかを考え、実践することの出来る稀なツールだと思っています。私は個人サイトを始めて5年ほどになりますが、Wikiを使用してからの1年と数ヶ月で色々と興味深い状況を確認できました。

1)コメントについて

  • それまでのコメントが掲示板に書き込まれるだけだったことに対して、すべてのページにコメント欄を設けることが出来るようになった。
  • コメントが他の自分で書いたものと同様に、編集可能なテキストの一部となった。
  • これにより、いただいたコメントへ「ふくらませたい」テーマを見出し、新しいページを作成して掘り下げていくことが可能になった。
  • 以上の特徴はマルチスレッドの掲示板に近いですが、「ページをデザイン出来る」という構成上の自由度は、はるかに大きいと思います。

2)ブログとの比較について

  • 昨年からさらに勢いを増しているブログですが、それらもWiki同様にコメント欄を設けていることが画期的でした。ただ大きく違う点は、日記という「日付管理」をベースにしているという点です。
  • キーワードをベースにページを作成できるWikiは、長い時間をかけて「育てたい・掘り下げたい」テーマには大変適しています。
  • 実際ブロクでも興味深い議論を見かけますが、日々下がっていくコメント欄を追いかけることはシンドイし、いかにも次の話題へ向かうべく忙しさを感じてしまいます。もちろん「日記・コラム」の立ち上げという性格的には、よく出来ていると思います。
  • 私のサイトで興味深いのは、1年以上前に立ち上げたキーワードに対して突然コメントがつけられ、さらに意見が追加され、それを見てもう一度色々と考えさせられるという状況です。

さて、上の1)、2)においてWikiでいかに楽しめたかを書きましたが、同時に現状で感じている限界点を以下に上げます。

3)ページが大きくなって来たときの対応について

  • 1)で書いたように、コメントの続いたテーマを膨らませるべく新たにページを立てた状況で、さらに内容が膨らんできた場合の対応に困ります。
  • 1)や2)を可能にしている機能として、更新されたページがリアルタイムで分かるメニューリストの存在は大きいのですが、あの構成をさらにひとつのページの中へ「入れ子」に出来れば便利だと思います。
  • たとえば「六本木ヒルズ」というページの中へ「TVアサヒ」とか「ヴァージンシネマ」などの「子ページ」へのリンクを張ったリストをつくり、更新状況が同じように上下の位置関係ですぐに分かる、というような。
  • その際「子ページ」のどれかが更新されれば「六本木ヒルズ」というキーワードがメインのリストで動く、というような。

4)インターフェイスの複雑さについて

  • 一度見慣れてしまうととても明快な構成なのですが、なぜか初めて訪れる方にはたいてい「複雑で分かりづらい」と言われます。
  • CSSで出来るだけ明快さを目指しているのですが難しいです。そういった意味で、「分かりやすさ」についてを議論するテーマもほしいなと思いました。

コメントをぜひ

  • k.m>皆さんはどんなのを書かれているのだろうかー。2004-06-01 (火) 01:59:44
  • shino>WikiBana/VOL.2からもリンクしました。だいぶポジションペーパー、出てきましたョ。2004-06-06 (日) 20:37:07
  • k.m>有難うございます。すごい盛り上がりですね。規模も大きいし本格的ですよねー。shinoさんの今回のまとめ。大変勉強になります。参考にさせていただきますw。2004-06-08 (火) 00:35:36
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最終更新:2008年04月11日 08:15