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俺達に明日はない

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  • 監督:アーサー・ペン
  • 出演:ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン

アメリカン・ニューシネマには「俺」とか「明日」とかが付いた邦題が多いように思う。この作品はまさに典型的だ。それが代表作の証だろうか。

主人公の二人はとても軽快に走り回る。カントリー調のリズムにのって次から次へと銀行強盗をしていく。

途中から参加した青年や、兄夫婦達も軽やかなテンポにはまっていく。まるでそこが最後の楽園とでもいうように、次の瞬間訪れる逃亡劇などまったく予測もしていないかのように楽しげに騒ぐのだった。

逃げ回るロードムービーには幾つもの作品があるが、不思議とどれもが踏んでいくあるパターンのように、破局の旅へと向かっているのを物語なかば気づいていながら、はかなさを一秒でもながく延命させようとする主人公の姿へなんどでも感情移入してしまうのだ。そしてやがて訪れる悲劇のクライマックスへ向けて、今かいまかと心の準備をしていくのだ。

主人公はフェイ・ダナウェイのように美しいほどよい。しかもヒロインはややヒステリックで、心の安定していない気分屋さんで、必ず「今この瞬間」を永遠のものとすべく空想を語るシーンがあるのがよい。特にこの場合の美しさとは表現の豊かさを深めさせ、不安定さを当然のように見せてしまうものだ。

そして男も負けないくらい感情の激しさを持ち、ときに正面からぶつかり、何度も決別しそうな喧嘩を見せ、それでもお互いひとりではどうにもならない状況へと追いつめてしまう無鉄砲なヤツほどよい。

しかしこのラストシーンはどうだろう。ここまで激しい終わり方は望んでいただろうか。既視感を伴うほど有名なシーンでもあるが、この流れを汲んで、今かと待ちわびた先に訪れる瞬間としては、あまりにも屈辱的すぎやしないだろうか。それもあのヒロインへ唾をとばした警官によって起こされた惨劇なのだ。

激しい不条理感でただ呆然とするまもなく、「THE END」の文字と共に一瞬で幕を閉じてしまった・・。2003-11-23/k.m

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カテゴリー-映画アメリカン・ニューシネマ


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