溝口健二の作品をはじめてみた。映画はある程度コンテクストを学んでおく必要もある。もちろんそんな人を選ぶことのないアメリカンエンターテイメントが成功しているのだが、それだけでは飽き足りないから世界中で映画が創られてもいるのではないか。
しかし残念ながらまだまだ日本映画のそれを準備できていない僕は、もう一つよく分からない映画だった。同じ50年代の「東京物語」に感じた共感と比べても差が大きい。オリエンタリズムとして消費されそうにも見える。けれどこの監督の他の作品も、もっと観ていきたいと思った。2002.03.03k.m
----
カテゴリー-映画