「お受験」を通じて理想の親子を演じるという自我。本物の親とはそんな演技の中にだけ存在しているという確信犯的・家族。
子供はそんな親を見て演技に参加し、誰よりもフィクションに溺れていく。そんな中で事件は起きたというストーリー。
原作がどうあれ、これは青山真治の描く恐怖だ。カメラワークや会話の間、どれをとっても恐怖への意識があって、とても面白く出来ていると思った。
相変わらず興行的にはコケていたけど・・。2006-02-12/k.m
カテゴリー-映画
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写真は撮るよりも見るのが好きでしたが、FlickrへUPするようになって、カメラ熱上がってきました。
『写真術のためにおどんなお題目が並べられようと、それの主な効果は世界をデパートか壁のない美術館に変えてしまうことで、そこではあらゆる主題が消費物と堕すか、美的鑑賞の対象物に高められる』(スーザン・ソンタグ)。
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