「おバカ・スパイ」と言うよりも、政治力すら彷彿させる「バカ殿さま」という感じ?
初めてこの映画を真剣に観ました。それも劇場で。チケットが安く手に入ったという事情もありますが、興味もありました。歌舞伎町は「バイオハザード」や「インソムニア」が封切りされたばかりで、賑わっていました。オースティンはもう1ヶ月ほど立つので、大きな劇場を持て余している感じでした。今時真ん中へドーンと占めている「予約席」が巨大なボイドとなって、不思議な緊張感すら感じさせていました。それでも観客の笑いは既に期待されていたものという勢いで、途中拍手まで出る騒ぎでした。
ギャグもさることながら、役者に「本物の」トムクルーズとかトラボルタなどが出ていて、ハリウッド大作なんだと、そのスケールに驚きました。実際オープニングの力の入り様は、すでにナンセンスギャグ映画という枠を完全に超えている貫禄です。イギリスのサイケデリックなギャク映画という漠然とした印象はかなり払拭されました(良い意味でもそうでない意味でも・・)。マイク・マイヤーズってかなり力ワザ?。
2002.09.16k.m
カテゴリー-映画
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