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インテリア

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  • INTERIORS
  • 93 分/製作国 アメリカ /1979
  • 監督: ウディ・アレン
  • 製作: ロバート・グリーンハット、チャールズ・H・ジョフィ
  • 脚本: ウディ・アレン
  • 出演: ダイアン・キートン、ジェラルディン・ペイジ、E・G・マーシャル E.G.、 クリスティン・グリフィス、モーリン・ステイプルトン、サム・ウォーターストン、メアリー・ベス・ハート、リチャード・ジョーダン 

「自分の部屋をインテリア雑誌のように飾っているヤツは神経症だよ」みたいなことが金井美恵子の小説にでてきたことを思い出した。自分がそれを職業としていることでやや敏感に反応してしまうのだろう。以前はそんな風に了解した。そのとき調べた神経症の状態には以下のようなものがあった。

  • 心が一個所に止まって動かなくなる
  • 一日中妄想との対話を繰返す
  • 鬱に襲われる
  • 間違いが頻発する
  • 人間関係がおかしくなる
  • 物事を非常に難しく解釈する

この映画の主人公である母は、インテリアデザイナーであり、生活感の欠如した完璧主義者的「インテリア」を嗜好せざるを得ない、繊細過ぎる心の持ち主として描かれている。それは娘に言わせれば「病気」ということになり、実際別居を持ち出されて自殺未遂をはかったりするように衰弱しているのだ。

家族はみな母の演出によって完璧な団欒を強いられ、夫は妻によってつくられたとすら思われている。つまり母によってつくられたのは完璧なインテリアだけでなく、家族の内面(=インテリア)をも形成し統合させていたのだ。神経症による神経症一家の形成と言ったところか。

母により再生産された神経症(家族)たちは、まさにコピーを嫌悪するように、リビングでお互いをなじり合う。完璧な団欒とは緊迫した冷戦構造に支えられていたのだ。そして父の別居宣言とともに冷戦は崩壊し、アナーキーな紛争時代へと移っていったのだ。

無益な紛争は突然の悲劇によって終了するが、それは巨大な空虚として家族を襲い、象徴を欠いた迷走状態となっていまう。それがオープニング映像のようだ。

この映画で描かれているように、インテリアデザイナーという存在が空間に秩序を与えていくものだとすれば、その構築性が過ぎれば息苦しい独裁者にも見えるのだろうか。建築家は空間に緊張感を与えるべくすべてを統制し現場を監理していく。いかに自分で決定していくかというモチベーションの持続力を考えれば、それは独裁者の構造とにているのかもしれない。2005-02-03/k.m

コメントをぜひ

  • tiefblau>ガーン(古い…)。精神状態の悪いとき、全部あてはまりますね…。ウディ・アレン好きですが、これは観ていないので観ます。2005-02-05 (土) 17:53:43
  • k.m>私は基本的にこの状態を行き来しながら仕事していますよw。だから今さら神経症を意識してもしょうがないかと思っています(とか言いながら充分取り上げていますね)。面白い映画でした。2005-02-05 (土) 19:00:25
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