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アブストラクトなゆーわく


  • 阿部和重
  • マガジンハウス

ananへ掲載されていたエッセイ集。最近はまっている作家です。しばらく続きそうだ。

抽象的な誘惑。そう、僕らは何時だって誘惑に駆られている。目に見えない抽象さで。都市にばらまかれた様々な記号。仕事中のj-wave。本屋での散策。自宅でのTV。そしてインターネット。しかしもはやそれらから免れることは出来ない。いや、誰もそんなことは考えてすらいないのでしょう。

ではより積極的に誘惑されてみましょう。誘惑のなかには、きっと色んな発見があるでしょう。誘惑は交通かもしれない。消費のただ中へどっぷりと浸かって生活しているのだから。

このエッセイを読むに至る道のりも、様々な誘惑だけが頼りでもあった。時には誘惑のなかから、いろんな事へ無自覚だった自分を発見できる。あるいは小さな誘惑から人生を棒に振ってしまうかもしれない。その時はその時だ。

著者が同時代に生きる一人の作家として、僕らに示してくれる誘惑のバリエーションはとても興味深く、そしてとてもありふれている。その汎用さがたまらなく日常的で面白い。日常的だということが、これほどに誘惑的でもある。僕らは今様々な、ありふれた日常を消費しているのだ。そしてそれはインターネットを通して、第三者へ消費の機会を与えている。実はありふれたモノこそが、何度でも消費に耐えられるのだ。もはや世の中にある最大で、最強の現実なのだから。2001.03.25k.m

コメントをぜひ

  • 奈由他>k.mさん、読書の守備範囲が広いですね。阿部和重さん、新作はエッセイですか。抽象的な誘惑……阿部和重の作品も誘惑に満ちている? っつーか、k.mさんのコメントが誘惑的だったり。最近、若者言葉を研究中です。2003-05-08 (木) 09:34:12
  • k.m>>新作はエッセイですか。>日付にありますが、約2年前に書いたノートです。初々しいエッセイという感じでした。僕もつられて軽い感じの文になっています。影響受けやすいので。そういえばニッポニア以来特に新作は読んでいませんが、出てるかなぁ。>若者言葉を研究中です>それは新しい小説のためですか??。2003-05-08 (木) 20:54:05
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カテゴリー-エッセイ


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